2025年12月31日水曜日

卒論のチェック

今日は午前中だけ大学に来て,卒業論文のチェック。

AIが多少添削してくれるのか,かつてより「箸にも棒にも掛からぬ」文章が送られてくることは減ったかな。

それでもストレスがかかるわ。

これから帰宅して,大掃除の続きをしましょう。

2025年の総括は,また別途するとして,今年のブログはおそらくこれでおしまい。

皆様,良いお年を!!

2025年12月30日火曜日

良寛和尚

江戸時代の歌人の良寛の歌。


散る桜

残る桜も

散る桜


この歌が身に染みる。

悲しみを乗り越えなければ。

2025年12月29日月曜日

偶然は…

今日は私が委員長を務めている学会の委員会があったので,大学に来て仕事をしている。

少し余裕ができたので,『「偶然」はどのようにあなたをつくるのか』という書物を読み始めた。

冒頭,原爆のケースが語られ,ひき込まれる。

本来,原爆は京都に落とされる予定だったのだが,当時のアメリカの陸軍長官がかつて京都旅行をして,その素晴らしさに感銘を受けたことから,必死に工作を行い,京都を投下対象から外すことに成功した,とある。

その陸軍長官夫妻が,もし京都を旅行先に選んでいなかったら…

その本の表紙の脇にこうある。

考えさせられる。

続きは年末年始の休みに読もう。


あなたの人生は偶然が支配し,この世界は成り行きの産物である。

成功や失敗も,進化も歴史も,小さな偶然の積み重ねに左右されている。

なのに,なぜ私たちはそこに理由や目的,秩序があると信じてしまうのか?

このような世界を生きることに,どんな意味があるのだろうか?

あなたのすべての行動は,常に世界に影響を与え続けている。

世界はカオス的であり,人生は偶然によってつくられるからこそ,豊かで価値があるのだ。

2025年12月28日日曜日

プレゼン大会の結果

今の大学生は,教育を受ける過程で,とことん絶対評価に馴染んできた。

到達度評価と言い換えることもできる。

一定の水準に到達したら,他人の成績は関係なく,良い評価が得られる。

傾注した努力が報われる評価方法ではある。

これに対して相対評価とは,良い評価をとれる人の割合が決まっており,いくら自分が頑張っても,他者がそれ以上に頑張れば,必ずしも良い評価は得られない。

学ぶ子供の内発的動機づけを重視する,教育心理学のメインストリームでは,到達度評価が選好されてきた。

相対評価では,自分以外の第三者に勝つことが目的となりがちであり,外発的動機づけが促進されてしまうと考えるからである。

文科省のいわゆる「ゆとり教育」は,そのメインストリームに則ったものであり,必ずしもその方向性は誤りではなかった。

しかし,大学生になり,様々プレゼン大会や,さらには就職活動となってくると,とたんに相対評価が主流を占めるようになる(授業は相対評価の要素も若干入るが,到達度評価がメインではあるが)。

もちろん,高校時代でも,ガチで部活をしたりしていた子は,そこでも相対評価を経験してきたであろうが,大学に入るとさらにその経験の度合いがさらにあがる。

高校までは,自分の努力がおそらく成果を決める最大の要因であったろうが,大学のプレゼン大会,それもガチの大会では,自己の努力のみならず,当日の自分(と自分の仲間)の体調・緊張の度合,審査員の審査方針・専門分野・実務経験の有無等,ライバルの努力・研究内容・それと審査員との相性,プレゼン会場の環境,等々,実に様々な要因の影響を受ける。

その結果,努力量に見合う成果が得られるとは限らないという非線形的な因果関係が現れる。

渡辺ゼミは,伝統的に多大な努力を,研究に対して傾注する。

そのため,成果に対する期待は大きくなる。

期待が大きいだけに,努力に見合う成果が得られないときに,大きな挫折を感じることになる。


また,渡辺ゼミでは,膨大な努力を自分たちの研究に傾注はするが,同時に,他のゼミ生(あるいは他のグループ)に対する支援を重視する。

自分たちの研究に時間を全フリするのではなく,他のグループへの支援をできることに価値を置いている。

そのために,時として,自分のグループが見合う成果が得られていないのに,自分が支援したグループの方が高い成果を得てしまうこともある。


一番望ましいのは,自分たちが自分たちの努力量に見合う成果を得つつ,自分が支援したグループも一定の成果を得ることができること。

一番キツイのは,自分たちが自分たちの努力量に見合う成果を得ることができず,自分が支援したグループだけが一定の成果を得てしまい,その成果を得たグループが支援してくれた人やグループに対する配慮が足りないとき。

それはかなりキツイ状態。

人によっては耐えがたいぐらいの苦悩に苛まれることになる。

私が最も評価するゼミ生は,高い成果を得たものではない。

そのキツイ状態に耐え,そこから這い上がり,前を向くことができるゼミ生である。

2025年12月27日土曜日

22期忘年会

本日は22期生(現3年生)の忘年会を,私の自宅側のコミュニティハウスで実施した。

3つのグループそれぞれが,鍋をデザインした鍋パーティ。

これまでの10か月間にわたるグループ研究のことを振り返った。

その振り返りの内容は,またここでも言及することはあろうが,とりあえず今日は…

この間,君らは実によく研究にまい進し,渡辺ゼミの標準的な研究レベルに到達することができた。

そのことを私は誇りに思う。

引き続き22期生誰ひとり欠けることなく,卒業研究にまい進してほしい。










2025年12月26日金曜日

どしどし広報

スポーツ情報学部(仮称)の中央大学の公式サイトがアップされた。

開設準備室長として挨拶をさせていただいている。

https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/sdb/

メルカリ会長で、鹿島アントラーズ社長の小泉氏との対談もアップされた。

https://www.asahi.com/thinkcampus/pr_cu_3/

年明けには、川崎ブレイブサンダースの社長のほか、アシックス、デロイトトーマツ、ミクシーの方々からのお言葉を頂戴したり、チョーカッコいいクリエイティブ満載の特設サイトも公開されるので、ぜひお楽しみにしていただきたい!!

2025年12月24日水曜日

とても嬉しかったこと

拙著『アメーバ経営システム論』が発売されてから,10日ほど経過したが,まぁまぁの売行きとのこと。
ちょっと嬉しい。
12月27日(土)の日本経済新聞朝刊1面でも,広告を出していただけるとのこと。
多くの人の目に触れることになる。

ところで,拙著の書評を,アメーバ経営研究の第一人者でずっと背中を追いかけてきた研究者と,管理会計研究にポジティブ心理学上の概念を初めて導入し,ずっと尊敬してきた研究者の方に依頼したところ…
速攻でご快諾いただいた。
自分なりに,ぶれることなく,真摯にアメーバ経営研究に取り組んできたつもりだが,それをちゃんと見ていてくれて,ご評価いただいてきたからこそだと思うと,自分の生き方は間違っていなかったんだなぁと,涙が出そうになる。
売行きがまぁまぁだってのより,こっちの方がはるかに嬉しい。

また,たくさん献本をさせていただいたのだが,そのお礼状がたくさん届いている。
そのうちの一つに,実に感銘を受け,見習わなければならないと思った。
昨年私は,僭越ながら常日頃素晴らしい研究者と評価させていただいていた関西大学の浅田拓史先生の『自律創造型コントロールの理論と実践』という研究書の書評を書かせていただいた。
 新学部設立で忙しい時期だったが,楽しく一字一句逃さず読了し,渾身の力をこめて書いた。
その浅田先生から,拙著の献本に対して手書きお礼状をいただいた。
心がこもったお言葉を頂戴して,感激した。
そして,このブログに書きたくなった。
感激すると同時に,まだまだ自分は未熟だと痛感。
見習わなければ。
想いには想いで応える。