2024年2月27日火曜日

サッカー界におけるイノベーション

Fortuna for all(FFA)とは?

昨年4月にそのニュースは世界を駆け巡った。

フォルトナ・デュッセルドルフが,ホームの試合を完全無料化すると発表したのだ。

衝撃と共に世界に伝わった。

日本も同様。

NHKが報道した。

アメリカの例外ではない。

ニューヨークタイムズが取り上げた。

昨日の研修では,なぜ世界の中で,ドイツのデュッセルドルフという土地で,そしてフォルトナというサッカークラブで,それが実現できたのか,その背景を深く掘り下げて知ることができた。

これって結構凄いことだと思う。

もちろん,フォルトナとしても,一挙にホームの17試合を無料にするわけではない。

今シーズンは3試合をパイロット的に無料化した。

そこで得られた経験・知見をもとに,今後5年間をかけて完全無料化を目指している。

FFAの導入に伴い生ずる,実に複雑かつ細かいステークホルダーとの関係性変化を認識し,その変化に先取りして打つ手を打っていく。

現在のフォルトナのヨブスト会長,そしてプロジェクトリーダーのダニエル氏だからこそ,できたことなのかもしれない。

しかし,実に面白い。

FFAの本質を究明し,日本のJリーグでの適用可能性を検討し,その可能性が高いと判断されるのなら,パイロット的に導入するクラブがないか探索する,そんなことを渡辺ゼミ3年生のグループ研究で行っても良い。

困難に満ちた道のりになるだろうが,その3・4年生のゼミのすべてをこれに賭けても良いぐらいの価値があるテーマだと思う。

私も,今,とてもワクワクしている。

こんなこと,フォルトナに来て,実地にお話しを聞かなければ,得られなかった知的興奮だろう。

そこにGSBCの意義の一つが間違いなくある。

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