ここのところ10期の話題ばかりだが…
私が一昨日のカツの結婚式で語ったエピソード。
コロナ禍前まで、渡辺ゼミでは6月に3年生を、7月には4年生と卒業して間もないOBOGを、私の自宅に招待してBBQをしていた。
3年生は20名近く、4年と卒一のOBOGは30名近く…
それだけの人数だと、大量の肉の仕込み、サラダやちょっとした料理の準備等、私と家内は大変な作業だったが…学生の喜ぶ顔を思い浮かべると、ね。
さて、10期のこと。
卒業したばかりの彼らも、上記の通りやはり自宅に招いた。
ほぼ全員揃ったと思う。
一人を除いて。
宴が始まり、肉をひたすら焼きながらも、時々席に座りのどを潤していると、ふとあることに気づいた。
10期の男性のうち2人が酒を一切飲まないのだ。
「どうした?」と聞いても、言葉を濁すばかり。
また、10期がでっかいスイカを2つ土産に持ってきてくれたのだが、一つについてはスイカ割りをして美味しくいただいたのだが、もう一つは食べないでひたすら冷やしている…
これについても「どうするの?」と聞いても、はっきりしない。
…で宴も終わりに近づき、そろそろ後片付けをしようかっていう時に、「先生!」と。
何かと思ったら、食べずに残っていたスイカにびっしりと言葉が書き連ねられており、それに私にも一言書いてほしいとのこと。
聞くと、一人BBQに参加できなかったヒカルのために、彼を勇気づける言葉を書いてくれとのこと。
ヒカルはサービス業の企業に勤めており、土日が仕事でBBQに参加できなかったのだが、寂しく思っているだろうから、これから(もう日が沈みかける頃合いだったが)静岡の沼津に、そのスイカを届けてあげるのだという。
それも車で。
あ、だから飲まなかったわけね、と気づく。
なかなかできないよ、こんなこと。
10期は現役時代は、本当にいろいろなことがあった。
執行部の交代もあったし…
でも、最終的には互いが互いを深く思いやることができる、本当に心理的安全性の高い、素晴らしい期になった。
スイカの一件は、私の胸を強く打った。
決して忘れないだろう。
以下の写真はその時の写真。
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