2017年10月17日火曜日

3年生のグループワーク

来年度のゼミ生の募集も佳境に入っており,明後日には面接が予定されている。
…が,3年生は正直,それどころじゃないってところかな。
グループワークも佳境で,そろそろモデルを完成させ,データ収集を始めなければならない。
どのグループもモデルらしきものはほぼ完成しているのだが,まだしっかりとしたロジックに裏づけられていない仮説もいくつかあるって状況。
インターの予選の資料提出が11/10だから…
モデルを統計的に検証した結果を考察し,パワポのファイルに反省させるのに1週間。
モデルの統計的検証に1週間。
データ収集期間が最短でも1週間。
とすると…10/20にはモデルとクエスチョンネアが完成していないとならない。
ってことは…残されているゼミの日は10/19だけ。
そこでモデルと同時にクエスチョンネアについてOKサインが出なければならない。
しかし…10/19はゼミの面接日。
5限と6限は完全にそれで潰れる。
…かなり切羽詰まった状況といって良い。
ましてやこれから協力企業を見つけるって場合は…
スケジュールについての確認は,ずっと前のゼミでもしていたのに,月曜日の臨時ゼミの際に,いまだに「グループ内で意見が対立していてまとまらない」なんてことを言っているグループがあった。
春合宿の概念学習のワークの際に確認したように,同じ現象を見ていても,同じ経験を同時にしていても,導出される「解」は人によって多様でありうるのである。
各々が自己の解に拘泥して,一切他の解に理解を示さなければ,そこに残るのは対立だけだ。
解が複数ありうることを念頭に置き,他者の意見を尊重し,全員がその複数の解にたどり着ければ良し。
たどり着けない場合でも,時には限られた時間のなかで,前に進まなければならないこともある。
誰かが折れなければならないこともある。
多くのプロジェクトは,そういったプロセスを経て,はじめて完遂される。
残されている時間は多くはない。
しかし,3年生には,しっかりとグループワークの本質に想いを致し,確実に前に前に進んでもらいたいものだ。

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