教員になってから本年度で17年が経とうとしている。
この間,本務校の講義は,一度たりとて休講したことがない。
多少,風邪をひいていても,脱臼のため病院送りになったその日ですら,講義は休まなかった。
しかし・・・
明日は1限と2限に講義があるのだが,10:00開始の会議が入ってしまった。
それも「すこぶる」つきの重要な会議。
これには悩んだ。
絶対に休講はしたくない。
でも,絶対に休めない会議。
そこでちょっと秘策を思いついた。
休講はしないけれど,会議も休まない。
ちょっと早く,授業を終わらせなければならないけど,講義は進捗するし,休講にはならない。
明日,またブログで顛末をお知らせします!
ところで,なぜ休講をしないか,である。
教員だったら当たり前のことだと思うので,改まって言うほどでもないが・・・。
なお,私は休講もしないが,遅刻も決してしない。
終了時間は,きりの良いところで終わらせるために,早く終了することもあるが,それも数分である。
さて,その理由だが・・・
学生には,私語厳禁や飲食厳禁などのルールの徹底を求めるが,そのためにはまずは教員側が身を厳しく律する必要があると考えるからである。
学生は良く教員を見ている。
明らかに脱力しているとか,いい加減さを,すぐに見抜く。
そして,失望する。
大学の講義なんてこんなものさと,悪い意味で諦観する。
教員一人ひとりが当たり前のことを当たり前のようにするだけで,学生がどれだけ真剣に講義に向かってくれるようになるだろう。
これから大学は,大きな変革期に入る。
今日も4時間会議があったが,学長のスタッフ会議などに出ていると,それをひしひしと感じる。
当たり前のことを当たり前のようにこなすことは「当たり前」で,さらに大きなイノベーションを実現していかなければならない。
その渦中にあることに,若干の興奮を感じつつ,常に初心を忘れずに,厳しく自己の身を律し続けよう,そう強く思う今日この頃である。
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