2013年10月10日木曜日

一次募集

今日がゼミの一次募集の応募締切日ですね。
今日の午前中にも4名の研究室訪問を受けました。
たくさんの2年生と,この2週間お話ししましたが,ゼミ選択の参考になったでしょうか?
なかなか一人ひとりとはじっくりとお話しできませんでしたが,何とか「渡辺」あるいは「渡辺ゼミ」のことを分ってもらえたでしょうかね。

例年そうなんですが,エントリーしてしまってからでも,面接日までの間ならば,研究室訪問を受けつけます。
基本的に,時間がある程度確保できるのは,月曜日だけなんですが,希望者はぜひアポイントをとってください。

ところで,昨日,富士重工業の吉永社長の講演会があった。
私の場合,吉永社長,学長,総長代理,副学長,学部長なんかと昼食もご一緒し,吉永社長と学生との交流会にも参加し,講演後のコーヒーブレイクでも吉永社長とご一緒した。
気疲れしたけれども・・・いやー楽しかった!
良いお話も聞けたし。
とくに興味深かったのは,次のこと。

吉永さんが社長になってから,とにかく事業の選択と集中を行ったそうだ。
継続する事業を選択し,そこに経営資源を集中する。
集中した事業については,とにかく差別化を目指す。
風力発電事業などを売却するとともに,自動車事業でも軽自動車からは撤退する意志決定を下したそうだ。
でも,ここで言いたいのは,そのことではない。
現在,アイサイト(衝突を防ぐ自動停止システム)を積載したスバル車が大好評らしい。
しかし,その開発には実に20年近くかかっているとのこと。
技術者も良く頑張り続けることができたと思う。
結果がでないことに対して頑張り続けるのは,意外と大変なことだ。
それも20年間も。
ひたすら事故を少なくしたいという夢を目指してのことだったそうだ。
また,経営陣もすごい。
陽の目を見ない技術に対して20年も経営資源を注ぎつづける意思決定は,なかなか下せまい。
さらに,眼をうるっとさせたのは,次の吉永社長の言葉。
吉永さんは,アイサイトのCMに,頑張り続けた技術陣を俳優さんたちに交えて出演させたという。
CMで車を運転している方がそうだそうだ。
そして,その技術陣全員の名前をそらで言えるそうである。

ドラッカーはいう。
良い会社かどうかは,次の言葉を社員に聞けばよい。
「あなたが会社に貢献していることを会社は知っているか」






お世辞抜きに,次はスバル車を買おうと思った。

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