明日は大晦日。
朝一で買い物に行ってから、オンラインでのミーティングを一本こなし、それから酒の買い出しに。
昨日のゼミOBとの飲み会で、2期のトットリ君が、熊本の産土をぜひ入手したいというので、彼のために。
面倒くせぇなぁと思うけど、いつも彼の神楽坂の店で無理を聞いてもらっているからね。
でも、肝心なことは明日まで残っているかということ。
厳しいだろうなぁ。
ま、とにかく行ってみるか。
今日、大学で4年生の卒論指導を1時間40分ほど行った。
本日のスケジュールがすべて飛んだ結果であったが。
そうでなければできていなかった。
熱い気持ちを持った男だ。
不器用だ。
頭も…まぁあまり良くない。
時として空回りもして、それがゆえに時に人に迷惑すらかける。
…とここまで考えて思う。
ふ、俺と同じじゃん。
分かった。
あともう少し臨時をしよう。
ところで、彼とのマンツーマンのゼミで気づいたことがある。
彼の研究に彼の個人的な価値観が強く反映されていることに。
時々、不思議だった。
なぜ、思考が飛ぶのか(のように聞こえるのか)。
今日、ようやっと分かった。
ロジックを考える際に、自己の価値観が強く反映され、「具体⇔抽象」の往還がうまくできていないことに。
彼は成長のために自己努力を最大限(いや限界を超えた努力すら)受け容れ、そしてそれを実践する。
彼の成長とは、すなわち自己を追い込むこと。
分かっていたつもりだが、どうしてもそのことと研究を独立させて考えてしまっていた。
研究者(学部生といえども研究をしているのなら研究者)は、そのような偏見(思考形式を一方に寄せてしまう価値観を我々はこう呼ぶ)を排除することが基本的なスタンスだ。
その基本的スタンスが意識下に深く浸透し、たとえて言うなら家に入る際に靴を脱ぐがごとく当たり前であるがゆえに、私は気づきにくくなっていた。
当然、学生たちもそうであるはずと勝手に思い込んでいた。
教えるとは学ぶことだ。
改めてこの歳になって。
今日,娘が帰ってきた。
ということは…そう,私がいると邪魔。
インフルをうつしてしまう危険性あり,ということで,大学はお休みで職員さんはいないし,研究室に入ってしまえば誰とも話さないので他人にうつす危険性ゼロだし,しかも,今日予定されていた町内会役員による町内見回りも,晩の予定も全ても中止になったので,午後から大学へ。
正門から車で入校すると,なにやら見慣れた後ろ姿が…
3年のゼミ生のフウタ,ソウタ,ヒロトが正門の坂を歩いていた。
車の窓を開けて声をかけると,これからCスクで勉強だと。
この年末に。
うちのゼミをやり切った連中が,良いところに就職していくのは,当たり前だよなぁ。
アシックス,バンダイナムコ,三井住友銀行,日本ハムとか,とんでもない倍率のところを通過していくのは,こういうところなんだろうなぁ。
自分の息子の友達になってほしいくらいだわ。
今日はテニス日和だったが…
インフルのせいでもちろんできず…
滅多にない機会ととらえて、普段読まない本を読むことにした。
最近は時間的に余裕がないから、読む必要がある本ばかりを読んでいたので。
読む必要がなくても読みたくなる本がないか、就職してから家を出ていった娘の部屋の本棚を探索した。
朝井リョウという作家名に目が留まる。
確か最年少で直木賞を受賞した作家だったのではと手に取る。
また、本のタイトルが気に入った。
「何者」「何様」
本日、この二作品を9時間ぐらいかけて読んだ。
私のゼミでは、最近コロナで実施できていないが、ちょい前までは、私の自宅で行うBBQにおいて、ひとしきり飲んだ後に、誰にも言ってこなかった、言えなかった、自分の弱い部分、隠しておきたい部分を、互いに告白しあうような機会を設けていた。
今でもその時の内容を思いだすと、胸が苦しくなるような告白もいくつかあった。
普段は明るく、馬鹿話に興ずる、大学生っぽい大学生も、それぞれ辛い過去や人に語れない醜悪な過去の一つや二つ持っているもの。
現場に立つ人間からすると、その辺のことがリアルに、解像度高く、描かれていると思う。
ただ…うちのゼミの読書会の本としては選ばれんなぁ。
私が読書会の本として選択する基準は、未知との遭遇。
上記の本を選んじゃったら、現実との遭遇になってしまう。
それはそれで面白いのかもしれないけれどもね。
まだしばらくは未知との遭遇でいく。
3年のゼミ活動も山場を越えた。
まだすることはあるけれども,まぁほぼ。
学内プレゼン大会を終えて,コミュニティトークンの発行・運営のグループから,色紙をもらった。
卒業の時には,まぁ通常卒業生から貰うけれども,3年生の終わりの段階で,こういった色紙を貰ったのは初めてかも。
3年生のゼミ活動を通じて,成長してくれれば,それで良い。
ここで気を緩めないで,4年生も引き続き研究に邁進してほしい。
今日は年内最後のゼミの日。
3年生の対外的なイベントも明後日の横浜国立大・青山学院大とのインターゼミで終了。
20期生のパフォーマンスは…
感謝感情の効果に関する研究を行ったグループが、スポーツ政策会議で特別賞を受賞。
スポーツスポンサーシップの効果に関する研究を行ったグループが、学内プレゼン大会の一つの部門における最優秀賞。
コミュニティトークンの大学スポーツ関連組織における発行・運営、そしてその課題の分析を行ったグループが、同じく学内プレゼン大会のもう一つの部門において最優秀賞。
まぁよく臨時ゼミを行ってあげたけれども…
そんなに気を遣わなくていいのに…
でも、嬉しいけれど…
ブックカバーと大吟醸酒をプレゼントしてもらいました。
ブックカバーは電車でよく本を読むので嬉しいし、大吟醸も酒好きの私には嬉しい。
どうもありがとう!!
ちなみに組織心理班からは1か月ちょっと前、スポーツ政策会議で受賞した後に、焼酎の魔王をプレゼントしてもらいました!
本日のプロデュース論の講師はテレビ埼玉取締役,テレビ埼玉クリエイティブ代表取締役社長の遠藤圭介氏。
マスメディア:一般大衆を対象に情報を伝える媒体
マスメディアの進化の歴史:コミュニケーション範囲拡大の歴史
コスト:情報の入手のしやすさ,スピード:情報伝達の速さ,ボリューム:一つの媒体で伝えられる情報量と媒体量
民間放送局
キィ局:日本テレビ,TBS,フジテレビ,テレビ朝日,テレビ東京
準キィ局:大阪,名古屋の放送局
系列に属する放送局(99局):北海道テレビ,山形放送,高知さんさんテレビ
系列に属さない放送局(13局):MXTV,チバテレ,サンテレビ,テレビ埼玉
放送業界のビジネススキーム:基本これまでBtoB,今後は視聴者からいかにお金をもらえるかBtoCのモデルを模索している。
ワールドカップの放映権料:1970年メキシコ大会,東京12チャンネル8000万円,1974年西ドイツ大会,東京12チャンネル 2億円,1978~1998年度のフランス大会まで,NHK,6億円,2002年日韓大会,NHK+民放,スカパー,60億円+120億円,2006年ドイツ大会,140億円,2014年ブラジル大会,NHK+民放,240億円←ここあたりから赤字,…2022年カタール大会,ABEMA+NHK+CX+テレ朝,200億円+150億円
放映権料が高くなると,高いお金を出した側のパワーが強くなり,競技時間の不確実性を減らすために,競技のルールが変わるなど,競技性にも影響を及ぼすようになる。
キィ局との違いは「製作能力」よりも「広報力」「告知力」なのでは。テレ玉らしさの追求。
今後テレ玉の認知度と存在感をさらに高める。
・地域密着と非地域密着
・新たなビジネスモデルの開拓へ
放送局はなぜ利益を上げなければならないのか?
公共の電波を扱う,免許業者である我々は,利益を地域に還元しなければならない社会的な責任を負っている。
利益の還元とは,魅力的なコンテンツを製作し,供給し続けること。
埼玉というエリアにこだわりながら,埼玉をキーワードとする人たちへ生活に潤いを与える。
プレゼン大会が終了し、大会を経て得た感想や経験について、何名かから連絡をもらった。
その中で、昔の私と同じような心持ちで生きている学生がいることを知った。
『私は、「できない自分」に向き合うこと以上に、成長なく停滞し続ける自分に恐怖を感じます。』
私は、昔、努力しても何も成し遂げることができず、日々鬱屈して過ごし、努力することからすら逃げていた時もあった。
大学4年生の時、バブル全盛の時代で、誰もが良い企業に就職していった。
サラリーマンをするのが嫌で大学院に進学することにしたと言っているが、正直、ゼミの周りの連中が良い企業に就職していっている中、自分が取り残されることが怖かったからだ。
そして、それなりに頑張って大学院の試験を受けたのに、1点差で不合格になった時、父親にベースラインにすら立てないことを怒鳴られ、なぜ自分はこんななんだと不甲斐なさから消えたくなった。
大学院の博士課程の時に、結婚し子供もいたのに、北関東の大学に内定一歩手前までいったのに結局ダメで、もう研究者になるのは不可能ではないのかって絶望しかけた。
岡山大学に就職できた後も、神戸大学の研究会で、圧倒的な研究力の差に絶望しかけたこともある。
ハルカと同じで、常に成長なく停滞を続ける自分に、何度絶望しかけたことか…
でもね、そのおかげで自分を驕ることは決してなかった。
驕るなんてとんでもなくて、自分のどん臭さに嫌気がさしてばっかりだったから。
自分にできることはとにかく地道に努力することだけだと信じて続けてきた。
その積み重ねが、いや重なってることが分からないくらい、本人にはほとんど実感がないくらい、本当に少しずつ少しずつだが、私を押し上げてくれた。
ハルカを見ていると、昔の自分を見ているようだ。
いや、それは失礼かもしれない。
私なんかより、ずっと実直で、努力家だ。
私もそうだったかが、ある時点で、大きく伸びる時がある。
人間の成長は線形ではない。
プラトーのような時期を経て、垂直に近いような成長を短期間で実現することがある。
今の取り組みは間違いではない。
続けることだ。
諦めずに。
私も大学を終え、1か月ちょっとアフリカを旅したが、人生観が大きく変わった。
シンガポールに行ってきなさい。
そして、自分を守ろうとする殻を破り、メタ認知をしっかりとできるようになりなさい。
君はきっと社会で有為な人材になる。
仕事終わりに…ふと大好きな畑正憲の小説を本棚から取る。
取ったのかな…
取らされたのか…
それが取ってくれと言わんばかりに、背表紙から主張していたような気もする。
手に取り、一枚目をめくる。
>季節は覚えていない。
赤いセーターが目に焼き付いているので、たぶん4月の終わりか5月の初めのことだったろう。
私は内ポケットに一通の手紙を忍ばせていた。
むろん、忍ばせていたという位だから、尋常な手紙ではない。
初めて書いた恋文、つまり現在の妻、純子にあてたラブレターだった。
畑正憲の文章は野性的だ。
そして、野生の中にポエムがある。
いや野生はそもそもポエムなのかもしれない。
私はその一見アンバランスで、そしてなぜかハーモニーを感じる、そんなセンテンスが耐え難く好きで、ただひたすら活字を追ってしまう。
「ムツゴロウの青春記」
現代の若者の感想を聞いてみたいな。
そうそう感想といえば。
先日、14期のサド君から連絡をもらった。
折角就職した商社をやめ、いきなり、愛する彼女を置き去りにして!?、カナダに語学留学に行ってしまった、そのサド君。
今、カナダで犬ぞりとか、観光関係の仕事をしていて、今度帰国して、外資系の人材関係の会社に就職するという。
その彼に、その彼が送ってきた犬ぞりに乗っている羨ましい写真を見て、思わず私が大好きな植村直己のことを思いだしたと返信した。
植村直己…最高の冒険家…
そしたら、翌日、植村さんの本を早速読んだと連絡してくれた。
「極北に駆ける」
大好きだったなぁ。
サドに読んでもらえて、嬉しかったなぁ。
誰かが植村さんの本をこれからも読み続ければ、植村さんは死なない。
私も死ぬまでに、焦がれるほど好きだった植村さんのように、犬ぞりで旅をしたい。
今日はわざわざテキサス工科大学に在学している学生さんが訪ねてきてくれた。
日本人だが,大学スポーツに関心があり,メディアにのった私の記事を見て,連絡をくれたとのこと。
話し出すといくら時間があっても足りないくらいだが,ポイントを絞ってお話しした。
メジャーリーグの球団にいったん就職するかもしれないと言っていたけれども,こういう有能な人材が日本の大学スポーツのために働いてくれるのならば,未来は明るい。
そう思った。
昨日も法学部の学生とオンラインで話ししたのだが,他学部であろうと,他大学であろうと,海外の大学であろうと関係ない。
大学スポーツを築構するために,同志を増やしたい。
ただ,それだけ。
本日のプロデュース論の講師の先生は,読売テレビのコンテンツ戦略センターの宣伝プロデューサーである折原加奈氏。
「⼈を動かす ―何も持っていない在阪テレビ局宣伝プロデューサー(宣伝P)の⼈と⾃分の動かし⽅」というテーマでご講演いただいた。
まず,在阪テレビ局のビジネスモデルとテレビ局を取り巻く環境の変化についてご説明いただく。
テレビ局の役割は…テレビ番組の製作・放送(つまり「作って届ける」)からテレビ番組の製作・供給(つまり「作って納める」)に変化。
テレビ局は次の二つをしなければならなくなった。
①電波を使って「公平な報道と健全な娯楽を届ける」社会的インフラ的ビジネス
②インターネットと使って「視聴者の『⾒たい』に応えるコンテンツを作って納める」⼩売業ビジネス
テレビ局は激ムズの時代を生きている,と中の人達は感じている。
そんな中で,宣伝Pのお仕事とは?
「この番組が,いかに⾒る価値がある番組か」「あなた向けの番組であるか」を伝えるために,ありとあらゆるチャネルを使って情報発信をすること!!
宣伝Pの人の動かし方とは?
①⽬指す世界を明確にする
②相⼿の⽬線で世界を⾒る(相⼿を憑依させる)
相手の「嬉しいこと」を盛り込み,可能な限り「嫌なこと」を避けたメッセージを届け,依頼する。
これって当たり前だけど,実はそれが一番ムズカシイ!!
最近、他大学のスポーツ関係者とお会いすることが多い。
夏以降、いくつかのメディアに中大バスケ部やサッカー部のことを取り上げていただいたので、詳しく話を聞きたいとのこと。
これまで関東の大手私大2校、中堅私大1校の方々とお会いしてきたが、今日はわざわざ関西の雄の私大の方にわざわざお越しいただいた。
折角の機会なので、2時間ほどじっくりとお話しして、部を取り巻く諸環境に関する問題意識は共通する部分が多く、私の知っている範囲でできるだけのアドバイスをして差し上げた。
そして、今後もコンタクトを取り合い、情報交換を続けていくことを約した。
目指すところは、ある部会単体の財政の充実にはとどまらない。
大学全体、そして大学スポーツ全体のために、今できることにできるだけ取り組んでいこうということ。
同志の存在は力をくれる。
若いころ中原中也が好きだった。
詩人は偉大だ
詩には無限のひらめきがあるし、無限の解釈がある。
吉野弘という詩人がいる。
生命は
生命は
自分自身では完結できないように
つくられているらしい
花も
めしべとおしべが揃っているだけでは
不十分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする
生命は
その中に欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ
世界は多分
他者の総和
しかし
互いに
欠如を満たすなどとは
知りもせず
知らされもせず
ばらまかれている者同士
無関心でいられる間柄
ときに
うとましく思うことさえも許されている間柄
そのように
世界がゆるやかに構成されているのは
なぜ?
花が咲いている
すぐ近くまで
虻の姿をした他者が
光をまとって飛んできている
私も あるとき
誰かのための虻だったろう
あなたも あるとき
私のための風だったかもしれない
3限の時間帯、いや昼休みの時間から、大学院生の授業を奪う形で、3年生の臨時ゼミ。
4限に1年生のスポーツビジネス・プロジェクト、5限に2年生のスポーツビジネス・チャレンジを終えた後、懇願されて21時近くまで、また3年生の臨時ゼミ。
疑問点を指摘するだけで答えらしきものは一切伝えないので、3年生は徹底的に試行錯誤を繰り返し、時間をかけて論理的な構成で、分かりやすいファイルにたどり着こうとしている。
昨日の段階ではどうなるか大変心配だったが、今日の段階で…だいぶ良くなった。
まだまだではあるが…勝負できるレベルには到達しつつある。
やればできるじゃないか。
その調子!!
あともうひと踏ん張りだ!!
今年は久しぶりに3年生のゼミ生が、学内のプレゼン大会に出場する。
コロナ禍で中止になったり、あまり出場する意義を感じない大会内容だったことが続いていたため。
そのファイル提出期限が明日ということで、本日はその直前のゼミだったわけだが…
スポーツ組織の感謝に関して研究しているグループはすでに10月末に、一回プレゼン大会に出場しているので、まぁ良いとしても、他の二つのグループは…
かなり大幅に修正しないといけない水準。
自分たちの研究メモのような段階であって、相手に丁寧に分かりやすく、それこそ「おもてなし」の心で、研究内容を伝えるレベルには、まったく至っていない。
オーディエンスにどうしても理解してもらいたい!という想いが伝わってこない。
ということで、明日、大学院の授業をお休みにしてもらい、代わりに3年生の臨時ゼミをしてあえることに。
今日のフィードバックを受けて、さぁどこまで明日リファインしてこれるか…
相当時間をかけて、じっくりとよく考えて、曖昧さは残さず、なんとなくこれで良いという、その「なんとなく」を徹底的に排除してきてほしい。
短い文章で文意を伝えることの方が、長い文章を書いてそうすることより、簡単だと誤解している向きがある。
しかし、それは逆で、短い文章で明確にこちらの意図を伝えることは、実はかなり難しい。
かつて太宰治だったと思うが、小説家は詩人になれなかったものなれの果てだ、と中原中也を羨ましがり、かつ嘆いたという文章をどこかで見た記憶がある。
かほど左様に短い文章は難しい。
私を含めて凡人は、一定の文章を駆使して、読み手に的確に文意を伝えるしかない。
3年生のグループの一つは、スポーツ産業学会の学会誌に掲載する論文を執筆中。
4年生は卒論を執筆中。
論旨明快な文章を書くためには、良い文章をたくさん読むことが大事。
今からでも遅くない、良質な文章をたくさん読んでほしい。
私見によれば、良い文章が書くには一定の論理的思考能力が必要だが、良い文章が書けるようになると、その論理的思考能力がさらに高まり、さらに良い文章が書けるようになる。
かつて、18期のフウトは実に良い文章を書いた。
1年生の時から。
結局、彼は超高倍率のスポーツメーカーに就職し、かつ新入社員代表として社長の前で挨拶をするところまでいった。
読書をしっかり時間を取ってすること、これを励行してほしい、ゼミ生には。
本日のプロデュース論の講師の先生は,長くビクターエンタテインメントで音楽プロデュースを行い,その後ライブイベントのプロデュースなども手掛け,エンターテイメントのプロ中のプロの栗原洋氏。
現在は株式会社CRAVEの取締役でファウンダー。
音楽業界バブル期1990年代後半の音楽プロモーションについて,まずはご説明いただいた。
Kiroroと19のケース。
2000年代に入り,SNS黎明期のプロモーションについて。
アナロ熊とソフトバンクのお父さん犬で有名な白い犬カイ君のDVD,たらこたらこたらこのケース。
コロナ渦が転機になって業界の動向は大きく変化。
本当の意味のプロデュースとは?
作品プロデュースからプロジェクトのプロデュースへ
会社の事情,メディアの事情,組織の中での利害とはもはや別物。
移り行く世界の中で,アーティストをどう見つけて育てるか。
現在のバスケ部のキャプテンは内尾聡理という。
キャプテンシーに優れ、プレーの質もすこぶる高い。
もっと言うと、人間性も素晴らしい。
その彼にA-MAPという組織を紹介した。
アスリートのマインドセットを磨くプログラムを提供してくれる組織。
元Jリーガーやラグビーの元日本代表が運営しており、ここ数年、私もいろんなところで関わってきた。
その彼が本日レベルの高い実務家の前で、部活動の地域以降に関するビジネス・モデルをプレゼンしている。
https://a-map.bbt.ac/
なかなか良いビジネス・モデル。
内尾はプロを目指しているが、セカンドキャリアも相当期待できる。
こういうレベルの部員が毎年出てくると、中大バスケ部はとんでもない高みに至ることができるのになぁ。
今日は大学人として最重要な業務が早朝から昼にかけてあった。
だから…14時キックオフの中大サッカー部の一部残留をかけた闘いを,浦安のスタジアムで観戦することができなかった。
4時間かかった業務を終え,研究室に戻り,試合放送のリンクをクリックする。
試合開始から最後まで一瞬も眼を放すことができなかった。
無事勝利…
ホッとする。
ここで陥落したら4年生がどんな思いになるか…
勝利後の皆の喜びを画面越しに見て,瞼が潤む。
本当に良かったよ。
試合終了後,まだ余韻に浸りたいところだったが,私を待っている3年生が2号館の12階に待っている。
2つのグループの研究のチェックを2時間ちょっとかけて行う。
だいぶ仕上がってきた。
一歩一歩少しずつだけど。
トモヤがシュークリームの差し入れをしてくれた。
この3年生のゼミ,本当にいい感じになってきた。
幸せな心持ちで帰宅できる。
今日は祝杯だぁ!!
今日のスポーツビジネス・プロジェクトの授業には、オンラインで株式会社Beer the First(https://beerthefirst.com/)の社長にご参加いただいた。
この授業では、Jリーグのサッカークラブである水戸ホーリーホックと提携して、SDGsの実現のための企画を考案することに、学生たちは取り組んでいる。
学生たちは、防災用の備蓄品が、自治体や個人のご家庭で、賞味期限切れになって廃棄されている量が意外と多いことを、ヒアリング調査やアンケート調査で明らかにして、それをアップサイクルするために、クラフトビールに着目した。
上記の会社は、災害用の備蓄品、アルファ米や乾パンを利用して、クラフトビールを製造・販売している会社であり、この会社に連絡し、本日のミーティングを経て、全面的に協力していただけるところまできた。
いやー、本当によく頑張っているよ、学生たちは!!
しかし、災害用の備蓄品のアップサイクルは、これからますます必要になると思う。
うちの大学にも災害用備蓄品はたくさんある。
以前、賞味期限切れが近いということで、乾パンをもらったことがある。
無駄になっているものもないとはいえないだろう。
有効活用するために、クラフトビールにして、それをお土産品として生協で販売したら、OBOGや御父母はお土産にたくさん購入してくれると思うなぁ。
昨日、3年生の研究グループの一つ、コミュニティトークンを研究しているグループの研究が大きく進捗し、このブログでも褒めたが、2号館の12階でも直接褒めた。
皆一様に喜び、涙がでるくらい嬉しいと言っていた。
そのくらい皆で力を合わせ、何度も何度も吟味して、苦労に苦労を重ねてきたのだろう。
手書きで創られた樹形図に、その苦悩が滲み出ていた。
もうこのグループは心配ない、と思う。
3年生のグループのうち、スポーツ組織の感謝の効果を研究しているグループは、すでに10月末にすでにプレゼン大会に出場し、結果を出しているので、こちらは問題ない。
心配なのは残る一つのグループ、スポーツスポンサーシップを研究しているグループ。
今日は午後に2つの会議があり、トータル4時間以上議論した後に、そのグループと臨時ゼミをしたのだが…
他者依存的だし、研究の大事な部分を見誤っているし、これだけ切羽詰まっているのにプライオリティをつけられていないし…
大丈夫かなぁ。
今日の夕方、3年生のクラブトークン担当グループの臨時ゼミをした。
これまで苦労してきたが、ようやく一山越えた。
大学スポーツで事実上初めてのクラブトークンの発行プロジェクトを実施したが…
残念ながら目標金額には遠く及ばず…
トークングループは、その原因分析を行ってきたが、なかなか前に進まなかった。
目標金額未達という結果はいかなる原因によって生じたのか?
またその原因は結果でもあり、その結果を生じさせた原因は何なのか?
結果→原因(結果)→原因(結果)→原因…
という樹形図の完成を目指していたのだが、なかなか完成せず、ことごとく私にダメ出しを食らってきたのだが…
今日のは本当に良かった。
よく頑張った!!
何か所が指摘はしたが、ほとんどOK。
自分たちだけの力で、一山越えることができた。
これまでの君らの苦悩と努力を私は支持するよ。
とはいえ、プレゼン大会のファイル提出まであまり時間は残されていない。
これからの創りこみに期待したい。
明後日のゼミが楽しみだ。
先週の土曜日の恩師の傘寿のパーティで、木島ゼミの23期生に声をかけられた。
この期は、私が中大に赴任して渡辺ゼミ2期生と同学年で、一緒に学部内のスポーツ大会のための練習をしたり、飲み会をしたりして、2期生のゼミ長のことをよく覚えていて、元気にしていますかと。
そして、また会いたいです!なんて話になった。
そんな話をして2期生のことを思いだした。
でも…実は2期生のことは思いだすことが多い。
卒業記念として2期生からもらったのが、ブルガリのキーケース。
もう20年間、大事に利用している。
端っこが痛んではいるけれども、まだまだ使える。
これを見ると時々2期生のことを思いだすだよね。
もう20年経つのかぁ。
退職まで使えるかなぁ。
本日の講師はLINE株式会社のLIVE事業部の事業部長である浅野裕介氏。
現在は,LINEのVoom事業の責任者をされている。
最初に自己紹介が行われたが,プロデューサーには特別なスキルやアイデアがなくても,学生時代に特別なことをしていなくても,なれる!とお話しいただいた。
プロデュースとは,たいてい3つをかけ算すれば「アイデア」は産まれる。
例えば,「時流」×「やりたいこと」×「初めての●●」
本日のご講演の内容(「時流」を中心に)
①コンテンツプロデュースに必要な流行・拝啓を知る
②ネット上のトレンドの変遷を体系的に学ぶ
③エンタメ×動画のケーススタディに沿って紹介するケーススタディに沿って紹介する。
個人の力がビジネスに:クリエイターエコノミー市場の急成長
個人の影響力が拡大し,個人が経済圏を形成
メディア化した個人がファンに対してGiftingやECなど直接ビジネスを展開
3年前の市場規模,日本:500億円,中国:1.9兆円
現在の市場規模,日本:約1.4兆円,世界:15.1腸炎
この時代の象徴:韓国ドラマ「梨泰院クラス」画期的なヒロイン像:ネット世代のインフルエンサーから転じた天才的経営者
個のコミュニケーションアプリ:LINE
LINE LIVEサービス:個人の配信者が稼いでいる
動画接触状況:個人のコミュニケーション接触にシフト
国内動画SNS市場:投稿ハードル高低,盛れない・盛れる
投稿ハードルが低くて,盛れるものが受ける。
時流として没入感,承認欲求と模倣性,日常・リアル,これらの3つの要素があればヒットする。
没入感
LINE LIVE縦型配信の事例
縦型の視聴環境:2016年,縦向き視聴が横向き視聴を上回る
縦型配信の効果:エンゲージメント数が数倍に
スマホ専用のMVが作成され,革命と言われた(MV/Run and Run_Lyrical school)
没入感と日常・リアルがすごい(MV/never young beach,金曜日の新垣さん,ネトフリのプレヴュー機能)
まとめ:没入感
1.スマートフォンだから縦型フォーマット
2.ビデオ通話のような一人称視点での映像
3.画面占有率に比例する熱量と共感性
承認欲求
インターネットメディアの歴史
5ちゃんねる→mixi,facebook→TikTok,インスタ,ツイッター→YouTube
承認欲求あるいは自己実現欲求を刺激する方向で発展してきた。
ソーシャルライブサービスの基本設計・考え方
コミュニケーション:見たい,話したい,感謝されたい,会いたい,独占したい
コンテンツ:プライベートを覗きたい,雑談したい,ありがとうと言われたい,オフラインで接触したい,1to1で接触したい
プラットフォーム:最初の二つは「場の設定」,最後の三つは「ステージの提供」
LINE LIVE事例:ただ名前を呼ぶだけの動画が最も視聴数が多く,投げ銭も多かった
若年層女子のSNSサービスの利用状況
投稿する動画の種類:日常生活の動画,ダンス動画,手書イラスト動画,リップシンク(音楽に合わせ口パク)の順
Mix channel(カップル動画→友情動画→ダンス)からTikTok(個人の面白動画→友達同士で面白動画→有名人へ拡大/コピー)へ
動画配信者のライフスタイルはいかに「リア充」なものに仕上げるか
自分一人でも「リア充」になれる時代
まとめ:承認欲求・模倣性
1.自分を認められたい,名前を呼ばれたい
2.手が届く範囲の身近な憧れを求める
3.簡単にコピーできるものを取り入れる
Z世代:日常・リアルが大事
エンタメとコミュニケーション:ポケモンGO,MCラップバトル(再現性がない,その場ならではのリアルな体験価値),シン・ゴジラ(声を出して映画を観る),デス・ストランディング(見知らぬ誰かとの希薄な連帯感,そして仲間意識を味わえる画期的なシステム)
「1:n」から「n:n」のサイマル・ウォッチング
前者,配信者が主,視聴者が従,視聴者が配信者へネタを提供し番組が成立
後者,配信者と視聴者の主従が入り乱れている状態,誰もが主役,配信者が視聴者へネタを提供し独立したコミュニケーションが成立
まとめ:日常・リアル
1.スマホ=ビデオ通話=日常とリアルを求める
2.演出の必要なし,ありのままを求めている
3.縦と横のコミュニケーション設計
ケーススタディ:長渕剛オンラインライブ
不安を抱える人たちにエールを送るために実施,視聴者数は延べ10万人,スタジオに視聴者300人の画面が映る,終了後反応がなく声が聞こえないのが不安だった
個人の名前を呼んでもらう演出,画面占有率のために目だけが映るぐらいまでアップ,終了後楽屋まで追いかけて映像を撮る
長渕さんにプレゼンした企画書:コンセプト,史上初の試み(何かを背負っている,再起を図りたいと思っている500人を仮想会場の場に招待,日本全国の困っている人,再起を図る人との生コミュニケーション,その方個人からのリクエスト演奏など),メモリアルな日に実施,10代の芸能人のゲストプラン
「時流」×「やりたいこと」×「初めての●●」
オンライブ×大物アーティスト×個人に向けて歌う
先週の土曜日に学部時代のゼミの恩師の傘寿の会に出席してきた。
私の人生を変えてくださった大恩ある先生。
足腰が弱くなられて,杖が必須になられていたし,車いすで最後はご帰宅されていた。
奥様にも学生時代に色々と温情を頂戴した。
先生ご夫妻と旅行に行ったこともあり,悩みを暖かく包み込んでくださった。
何の取り柄もなかった私のごく少ない長所を見出していただき,大学院生としてお受入れいただいた。
その後も厳しくも温かいご指導を頂戴して,何とか一人前になれた。
先生がご経験されなかった学部長もなんとか務めることができたし,先生が第9代所長として9年間お務めになられた経理研究所の所長としても,これから第13代として務めることになる。
ご報恩のためにも大学人として,これからも一所懸命力を尽くしていく。
このことに強く想いをいたした週末であった。
これからも絶壁のような困難や心をくじくような出来事が,おそらく立ちはだかることだろう。
しかし,先生に受けた教えを胸に,きっと乗り越えて見せよう。
先週の木曜日(23日)に、ひさしぶりに通常通りお店で新歓コンパを実施することができた。
とてもとても楽しい会であると同時に、特に新ゼミ生には多くの学びがあったことと思う。
会の翌日以降、会に参加した新ゼミ生から新歓コンパに関する感想がほぼ全員から寄せられているが、なぜ渡辺ゼミでは、高い目標をかかげて仲間と手を携えて敢えて困難に挑むのかについて、多くの学びがあったようだ。
また、そのようなゼミで自分はやっていけるのか不安に思っていただ新ゼミ生が多かったようだが、先輩たちの経験を聞き、少し安心してもらえたようだ。
年明けから早速、卒論発表会、春合宿、春ゼミと、行事が続くがぜひ楽しみにしていてほしいと思う。
また、一年間の活動を終えようとしている3年生は、初々しい2年生と接して、改めて渡辺ゼミにはいることにした初心を想いだしたようだ。
まだ学内のプレゼン大会が待っているし、青学、横国との合同ゼミも残っている。
学内のプレゼン大会は2年生も参観しに来てくれるだろう。
21期生の前でビシッとしたプレゼンを期待したい!!
明日は祭日ですが、普通に大学は授業がある。
こういう世間に背を向けた在り様が当たり前になっている。
ところで、木曜日はゼミの日。
明日もゼミをします。
4年生は、卒論研究の進捗度合いが例年より良好であり、明日はクエスチョンネアの発表もありそうで、11月中にデータ収集が始められるかも。
3年生は、学内プレゼン大会に久しぶりに出場するので、すでにプレゼン大会に出場しほぼほぼ仕上がっているグループ以外の2つのグループは、そのファイル提出期限をにらみ、やるべきことがたくさんある。
そのような状況ではあるが、明日は久しぶりに、コロナ前のように新歓コンパを実施予定。
フレッシュな2年生を、心から歓迎するとともに、これから2年間あまりの山登りに向けての「will」をしっかりと持ってもらう機会にしたいね。
本日の講師は,日テレのカリスマプロデューサーで,今年独立してGontentsという代表社員をされている土屋敏男氏。
あの伝説の電波少年のプロデューサーで登場する際のダースベイダーの音楽で超有名。
T部長です!
テレビを見る人はどのくらい減っているか?
1997年がピークで,プライムタイムに70%ぐらいの人がテレビを見ていた。
2022年になると,同じ条件で50%ぐらいしかテレビを見ていない。
特に若い男女の下落率が大きい。
若い人の三分の一くらいしかテレビを見ていない。
今年,テレビ局がパニックになるくらい,ここ数年の下落はひどい状況。
それに伴って営業収入も減少。
テレビ局の方々の予測を上回るペースで減少。
歴史を振り返ると…
1953年にテレビ放送が始まるが,当時,謳歌していた映画界はテレビ業界の発展の邪魔をしつつ(映画業界は5社協定といって映画俳優をテレビに出さないようにした),1958年には映画観客数史上最高の11億2700万人を記録。
しかし,その後10年ごとに三分一に減少し,1968年には3億1300万人,1978年には1億6000万人へ。
その後,現在まで1億人程度で推移。
テレビは社会の「窓」として機能。
人間は「周りで何が起きているのか?」という情報が必要(人間は一人では生きられない弱い生き物)。
社会の情報の提供媒体として噂話,瓦版,ラジオ・映画,そしてテレビへと変遷してきた(家に帰ると「テレビを点ける」ということが習慣化)。
そこにネット・スマホが登場。
それにより,社会の「窓(映像)」と自分の距離が変化した。
スマホは手の中にある(映画は映画館に行かないと見れない)。
映画観客数が20年かけて観客数が七分の一になったように,テレビを見る人はまだまだ減ると予測(小学生,中学生の子供たちにとって「YouTubeはなんでもある」し,そして自分の時間で見れる。赤ちゃんの子守りがYouTubeになっているという現実)。
TV is Kingの時代は完全に終わった。
TVの落ち込み方は映画を上回る可能性がある。
では,テレビ局はどうすれば?
各テレビ局は新しいビジネスモデルを模索している。
そもそもテレビ局とは…
①電波を使って番組を送り出すプラットフォーム
②番組というコンテンツを作る製作工場
コンテンツをクリエイトするとは?
歴史上最初のコンテンツは,グーテンベルクの活版印刷術によるグーテンベルク聖書(1455年,紙または羊皮紙で180部印刷)。
コンテンツを作るとは,コンテンツでビジネスをする,ということ。
ビジネスを前提としたクリエイティブをコンテンツと呼ぶ。
コンテンツを作るにはそのコストが発生するので,それを回収するビジネスモデルが必要となる。
また,その流通(大量生産,大量流布)にもコストがかかる。
果たしてコンテンツを作るのに必要なコストとは?
一般的な製作費(技術費,出演費,美術費など)のほかに,クリエイトしたもののコストは?そしてその価格はどう決められている?
それはプラットフォーム側が決める(需要と供給の関係で決まる,最近の実例はYouTube!YouTuberの1再生当たりいくらというフィーが激減!残ってほしい人には単価を高く,いなくなっても良いと思う人には単価を低くして,人によって格差をつけた!)。
ところで,日本のテレビ局は何を間違ったのか?
DX
2005年アメリカのNBCのトップはこう言った。「そこ(ネット上)にビジネスがあるからやるのは当たり前だ」
アメリカと日本の違い。
アメリカ:ビジネス至上主義・権利は勝ち取るもの:変化に対応しやすい
日本:忖度主義・集団主義・権利はお上からもらうもの:変化に対応しにくい
2007から2008年にかけての全米脚本家組合ストライキ
テレビ包囲網のもう一つはNETFLIX的なもの
NETFLIXの年間製作費は2.4兆円。
他方で日本テレビの年間製作費は約850億円…
Amazon Primeが1.8兆円。
ヒットコンテンツ1本で世界をひっくり返せる時代(例:イカゲーム)。
次のイカゲーム2の製作費は100億円以上と言われている。
個人のクリエイティビティが大切な時代。
クリエイティビティとは,企画力,演出力,プロデュース力。
では,企画力はどうつけるか?
欲望を持て!
不満を持て!
疑問を持て!
好奇心を持て!
遠回りせよ!
地上波テレビで労咳になることを避けて土屋さんがやっていること。
ケーブルテレビのやっている「地元密着型番組」ではなく「地元吸着番組」を創る。
地元吸着番組を創っていると,キー局でもローカル局でもない,ケーブル局だからできることがあることに気づく。
今秋からの新企画①
豊田市出身芸人M-1への道(一回戦から放映,二回戦,三回戦,準々決勝,準決勝,決勝)
今秋からの新企画②
いいひと,いいこと,嬉しかったことニュース
キー局で出た一般人は1億分の1
豊田市のケーブル局で出たひっぱん人 40万人分の1
波及力が何十倍!
見せるのではなく,伝える,そして動かす!
街の人を巻き込んで街を変える!
地上波テレビからケーブルテレビへ!
どこであろうと,どの大きさであろうと,「今ないものを作り」そして「それを喜んでくれる人がいること」が土屋さんの人生の価値。
これから社会に出る学生に伝えたいこと!
学生:与えられるもの>与えるもの
社会人:与えられるもの<与えるもの
この差が社会を進める力になる!
仕事を「させられる」と考えるか,「する」と考えるか。
仕事を「する」スタンスで仕事をしよう!
また,仕事と労働は違う!
ブラック企業とか働き方改革とかは,労働の話であり,仕事の話ではない!
労働は数値で測られるもの
仕事はやりがいで測られるもの
仕事は数値で選ぶのではなく,自分に向いているもので選ぶべき。
自分で向いているものを見つける方法は…
任天堂の岩田聡元社長の言葉
労力の割に周りが認めてくれることが,きっとあなたに向いていること。
それが自分の強みを見つける分かりやすい方法だ。
卒業後,映像制作者になるなら…
Youtuberはレッドオーシャンであることを覚悟せよ!
NETFLIXなどグローバルなSVODで世界向け映像コンテンツを作る!
今できることは英語力と製作能力をつけ,テレビ局か製作プロダクションに入る!
https://gendai.media/articles/-/119371?imp=0
上述の記事の中で、イチローが再三再四子供たちの前で話してきた言葉が、しっかりと解説されている。
概ねその内容は支持できる。
私も常日頃学生たちに言ってきた。
つい先週のゼミでも全ゼミ生に達に言ったばかり。
優しさは厳しさの中にこそ、ある。
表面的に仲良くしたいから、飲み会で馬鹿話をしたいから、たとえ気づいていても見て見ぬふりをして、指摘すべきことを指摘しない。
それを優しさだと考えている向きのなんと多いことか。
それを否定している訳ではない。
飲みサーだったら何の問題もないのでは。
しかし…ともに高い目標を掲げ、互いに切磋琢磨しながら、それぞれ自己成長しつつ、課題を一つひとつクリアして進んでいかなければならない組織にとってすれば、どうだろう?
中大サッカー部は魂のこもったプレイを見せ,途中で一点返され,その後同点にされそうな危ないシーンもあったが,何とか2対1で勝利!!
今,できることはすべて出し切った!!
拓殖大は東京国際に0対1で敗戦…
しかし…国士舘は東海に3対0で勝利したため,国士舘が9位,中大は10位という結果に。
これで中大は入替戦に回ることになる。
理想の結果ではないが,最悪の自動降格という結果は免れた…とりあえず良かった…
3つの試合を同時に視聴するという経験を初めてしたわ…
今日は関東大学サッカー一部のリーグ戦の最終戦。
この最終戦に中大サッカー部はすべてをかける。
現在,勝点16で12チーム中11位。
最下位12位の法政大学は勝点13で得失点差もあり,最終戦で勝とうがよっぽどの大量得点をしなければ,ほぼほぼ二部に自動降格。
11位も自動降格。
なので,中央大学は何としても最低でも10位に順位を上げなければならない。
10位ならば自動降格を免れ,二部の上位チームとの入替戦を闘うことになるので,まだ一部残留の可能性が十分にある。
ただし,10位の拓殖大学および9位の国士舘大学の勝点が17なので,中央大学は最終戦勝利し,拓大と国士舘が敗退あるいは引き分ければ,9位にジャンプアップし,その時点で一部残留が確定する可能性もある。
これを祈念している。
仮に中央大学引き分けたとしても,拓大が敗退してくれれば,勝点で並び得失点差で,中大が10位にアップする可能性もある。
いずれにしろ中大は勝利したとしても,他大の結果次第では,最悪自動降格もありうるのである。
ということで,14時からの全試合同時のキックオフのため,大学に来て以下の写真のように,3台のPCを駆使して,中大対流通経済,拓大対東京国際,国士舘対東海大を,同時に視聴する!
今日は,午前中に町内会のミーティングがあり,どうしても平塚で行われている中大の試合を現地で応援することができなかった。
研究室から精一杯応援したい。
中大,頼む,勝ってくれ!!
金曜日の4限の授業は、水戸ホーリーホックと提携して、同クラブから提示していただいたミッションに学生は取り組んでいる。
スポーツビジネス・プロジェクトという講座。
今年提示されたミッションは、水戸ホーリーホックの資源を活用してSDGsの実現に資する企画を考案してほしい、というもの。
すでに数か月取り組んできたが、だいぶ煮詰まってきた!
大きな可能性を感じるのは、災害用の備蓄品が結構無駄になっている点に着目して、それらを廃棄せずにクラフトビールとしてアップサイクルする案。
すでにビール会社の方にも接触してかなり興味を持っていただいているよう。
鋭意リサーチを継続するとともに、企画の詳細設計に尽力してほしいなぁ。
さらに、金曜日の5限には、単に企画を考案するだけではなく、それを実現するためのプロセスを創りこむところまでやる、スポーツビジネス・チャレンジという講座。
春と夏にかけて、読売ジャイアンツのファームの試合でのイベントプロデュースと、Bリーグの立川ダイスの試合でのイベントプロデュースを行ったが、秋と冬にかけて、今度は厚木はやぶさFCの試合の集客と地域課題の解決に資するイベント・プロデュースを目指している。
今日、ご家庭で眠っている「レゴ」を集めて、巨大な何かをスタジアムでプロや素人(特に子供たち)に創り上げてもらい、利活用後は、経済的に苦しいご家庭にお配りするという案が披露され、講座の注目を集めた。
私も実に面白いと思う。
アイデアがさらなるアイデアを呼び、面白い議論の展開が見られた。
是非、実現してほしい!!
現役のゼミ生が在学中に成長してくれることは、それは嬉しい。
2年間で、想定できなかったほどの水準まで伸びてくれるゼミ生もいる。
それも嬉しい。
涙が出るほど嬉しい。
だが…実は卒業してから、社会に出て活躍している様、成長した姿を垣間見ることができた時、これほど嬉しいことはない。
前者を凌駕する…と思う。
今日、17期の拓輝がゼミ生を前にプレゼンしてくれた。
パワポのファイルもかなり創りこまれており、時間をかなりかけたであろうことが想定されたし、学生時代からデザインセンスはあったがさらに磨かれており、さらには論理的な説明に終始し、かつてのように「ロジックどうなってんの?」なんて突っ込む余地はまったくなかった。
拓輝、成長したなぁ。
きらぼし銀行様のご厚意で、その特待生として、ぴあ・ビジネススクールのプログラムに拓輝を推薦し、7か月間の講義を終え無事卒業し、見事成長した様を見せてくれた。
きらぼし銀行様には感謝しかない。
本当にありがたいことだ。
今度、17期で飲みに行けることを楽しみにしています!
教育に絶対はない。
だから教育者は悩み続ける…
その果てに正解があるのかも確信を持てず、苦悩し続ける。
子供たちは誰一人同じではない。
しかし…と思う。
隠し事はせずに、できる限り皆と情報を共有しあい、一緒に考え悩み、ともに解決策を見つける努力をする、という方法論に悩みはない。
隠し事をして、一部の人間の価値観で、自己満足的なソリューションでお茶を濁すような、そんなものには、私は与しえないし、教育ではないとすら思う。
それは教育者という仮面をかぶった人間がする、自己の保身の行為以外の何物でもない。
波風を立てずに、受け流すことはできるし、それのなんと楽なことか!
しかし…私は最後まで学生とともに悩み、そして解のない問に向かい合いたい。
週末が忙しすぎて、月曜日に疲れが残る。
ほどほどにせんとな…
土曜日は、午前中に散髪とテニスをして、ランチをしたら速攻で明治大学の八幡山キャンパスに移動してサッカー部の試合の観戦。
それから近くの父親の墓参りをしてから、立川に移動してお偉いさんたちと飲み会で、帰宅は終電…
日曜日は、等々力陸上競技場でフロンターレの試合を観戦した後、大急ぎで横浜に移動して、寒空の中、中大アメフト部の試合を観戦して、一緒に観戦した職員さんと韓国からの留学生と晩御飯を食べて、またもや帰宅は日付が変わる寸前。
今日は朝一でバスケ部が学友会に提出する書類に目を通してサイン。
午後は、立飛ホールディングスの社長さんにお会いして、バスケ部のホームゲームへのご協力に感謝の意をお伝えした。
で、晩はバスケ部の幹部とトークンの顛末について報告。
今日、立飛の村山社長とお話して、来年以降も、立川立飛アリーナをどうぞご利用くださいと、ありがたいお言葉を頂戴したのは、とても嬉しかった。
村山社長ほど、地域の活性化におけるスポーツの力を理解されている方は見たことがない。
少々課題はあるが、今後正式にパートナーとして道を歩んでいけるよう、継続的にインタラクションしていきたい。
今年のゼミの選抜には、当初43名の応募があり、その後、志望ゼミの変更期間を経て、最終的に39名となった。
昨年の一次募集の応募者が21名だから、一挙に増えたように見えるが、応募者の内訳を見てみると、意外とそうでもないことが分かる。
まず昨年私は本当に久しぶりに、1年生のゼミであるベーシック演習を担当したが、その時の受講生が5名応募してくれた。
また、スポーツビジネスチャレンジ演習を現在受講してくれている学生が、なんと10名も応募してくれた。
以上の2つを合わせて、15名。
既に私のことをよーく知っている学生達で、それらを除くと24名。
あまり私に接触したことがない学生の人数は、例年とそれほど大きく変わりないようだ。
ところで、その15名がどういう学生であるかは、それまで観察した行動や発言でよく分かっていた。
当然それらも審査に影響する。
言葉では何とでも言い繕えるが、過去の行動などは変えられないからね。
私は言葉ではなく、行動で示す人間を信用する。
本日の17時から、来年から渡辺ゼミに仲間入りする21期生の初顔合わせを行った。
最初は皆固い顔で…笑
緊張しまくっている感じだったけど…
自己紹介をして、研究したいグループに分かれて、今後のことを話しているうち、未来に対する希望でキラキラ顔が輝いてきて…
強烈な責任感が湧いてきた。
この子たちを絶対に成長させたい。
そのために自分にできることは何でもやってあげよう。
これである。
でもね、本音を言うとね。
最近、自分の論文がなかなか出せない…
研究者として、まだまだ現役を自負している研究者として、この事実には忸怩たる想いを持っている。
ゼミのせいにも、大学の諸々の仕事のせいにもしない。
日頃、二兎も三兎も追えと学生に言っている身としては、その事実を恥じる。
もともと私は頭の回転が速い方でも、要領が良い方でもない、いやむしろ不器用。
それをグズな努力と膨大な時間で克服してきた…つもり…だが…まだまだ俺も未熟者。
偉そうなこと言ってんじゃねぇよ、お前ごときが。
その声を原動力として、明日からまた、俺は動く、走る、決して諦めない。
私が最も好きなサッカープレイヤーは三浦カズ選手。
56歳になるキングカズ。
もともと読売ジャイアンツが好きで、気づいたらYGマークの帽子をかぶっていた世代だから、その読売がつくったサッカーチームを自然に応援したくなった。
というのもあるが、なにしろ1983年のJリーグ発足の年に、キングカズは輝いていた。
私と歳がほぼ同じというのもある。
が、しかし…私がカズ選手を心から応援したくなったのは、全盛期のプレー以外のところにある。
日本が初めてワールドカップに出場した1998年のフランスWC。
予選、練習試合を含めて、チーム内で最も得点を決めていながら、本選メンバーにはカズは選ばれなかった。
おそらく世界のWC出場チームで、最多得点の選手を外した事例はカズ以外ないのでは?
それでも帰国会見で、カズは自らの髪を金髪に染めて反骨精神を示しながら、それでもこう言った。
自分の力不足、努力不足、それ以上でもそれ以下でもない。
落選の理由を、自分を選ばなかった、当時の岡田代表監督のせいにしたらどうであろう?
岡田監督の意思決定は、決して自分では変えられない。
ゆえに虚しさと、無気力感と、無能力感しか残らない。
未来がない。
…他責の人間に成長はない。
しかし、カズは自分の努力に、その痛烈な事実の原因を、帰属させた。
カズはその後も代表選出を、そしてWC出場を目標に努力し続けたし、ゆえに今でもプロサッカー選手であり続けている。
これを心理学の専門用語で、内的な可変的原因への帰属という。
カズの現在を笑う奴もいるだろう。
しかし、私はカズに最大限の賛辞と、強烈な尊敬の念を贈りたい。
私がもう一人尊敬している人物である坂本龍馬が言ったとされる言葉。
たとえ、ドブの中に倒れようとも、前つんのめりで死にたい。
これ、である。
カズもそうであろう。
そして、私も死ぬのなら、教育の現場で、前つんのめりで死にたい。
現在、スポーツビジネスチャレンジ演習に韓国からの短期留学生がシットインしている。
日本語もしっかりしているし、積極的だし、それでいて謙虚でもあるし、ふた昔ぐらい前の韓国からの留学生を想いだす。
能動的・主体的に行動し、その結果がどうであれ他責にせず自責で捉える。
謙譲の精神も持っていて、思いやりがある。
…かつて渡辺ゼミに所属していて、現在ロッテ建設に勤めるパク君もそうだったなぁ。
というか、渡辺ゼミをまっとうした人間は、たいがいそういう人間だなぁ。
今日、その留学生とランチを一緒にして、人間性が良く分かった。
とにかくサッカー大好きで、将来Jリーグのクラブで働きたいというので、今週の日曜日にJリーグの試合に連れて行ってあげることした。
現在もインスタでJリーグの試合を韓国の方々に発信しているようだが、Jリーグのファンづくりに関する企画書を創れば、Jのクラブの方に紹介してあげることに。
積極的に行動し、想いを行動に表す人間には、できるだけのことをしてあげたくなるんだよなぁ。
渡辺ゼミ以外の学生でも。
口ばかりの人間は相手にせん。
本日の講師は,テレ東のディレクターを長く務められ「家,ついて行ってイイですか?」等ヒット作を多く手掛けてきた高橋弘樹氏。Webでも「世界の果てに,ひろゆき置いてきた」や「日経テレ東大学」などヒット作をプロデュース。今は独立されて㈱tonariのCEOやReHacQのプロデューサー。
■企画の立て方
1.きっかけ
①自分の欲求・興味・関心
②心が動いた瞬間を切り取る(日常・読書・映像ワンシーン)
③未知の世界→興味ない人へ
④徹底的にバカ
⑤自分の不満
Point1:大体これらの掛け算
Point2:うまくいった企画の主語は…自分であったことが多いかも
2.プロのエンタメ化
プロとしてエンタメに昇華させることが大事。
A自分のやりたいこと(コンテンツ創りはマーケットインではなく,プロダクトアウトの方がうまくいく!そうでないと大変な作業なので辛くなる…),B自分・会社の強み,Cそしてニーズ(メディアごとのオーディエンスを想定してそのニーズを拾う),これらが重なっているものがエンタメ!
自分のやりたいことだけだと芸術であり,エンタメではない。
ニーズを満たしているだけだと,つまらない。
自分・会社の強みだけを活かすと,寒い企画になってしまう。
A+C,B+Cは必要な企画。
A+B+Cが最高の企画!!
3.ヒットの要件
①根本価値の否定
世間が100%アグリーしていることを否定
②狙う脳内物質の特定
セロトニン(ハッピー!や癒しが得られている時に分泌)orアドレナリン(興奮時に分泌し快感が得られる)orオキシトシン(母性本能がくすぐられると分泌)?
③痛烈なアンチテーゼ
今日のバタフライエフェクトのテーマは、「地球破壊:人類百年の罪と罰」。
今からは想像できないくらい、凄まじいまでの環境破壊を先進国はしてきた。
日本も私が生まれたころは、光化学スモッグが凄まじかった。
そこからすると、現代においては、はるかにましな状況といえるかもしれない。
しかし、地球は確実に破壊されつつある。
明日の八王子の最高気温は28度だという。
身近なところから、肌感で分かるくらいから、何かおかしい。
人類は多くの英知を結集して、この破壊を止めなければならないのだろう。
しかし、世界では戦争が絶えない。
我々が真摯に向き合うべきは、過去の人類の犯した罪と罰だ。
シリーズ第5弾!
先生、SPJまでの間、たくさんご指導してくださり、本当にありがとうございました。先生のご指導がなければ、特別賞は頂けなかったと思います。大変お忙しいにも関わらず、私たちの研究の為にたくさんの時間を割いてくださったこと、本当に感謝しています。正直、決勝に進出出来なかったことに関しては、悔しい気持ちもありますが、私は組織心理班の6人で研究できたことに大きな価値を感じています。
私は自分以外の5人のメンバーを尊敬しています。何事も先頭に立ってくれる人、とにかく積極的に意見を出してくれる人、冷静な判断で的確な発言をしてくれる人、他のメンバーの意見を正確に汲み取ってくれる人、他とは違った角度から新たな意見を言ってくれる人がいて、皆それぞれ違った良さがあり、自分にはないものを持っていて、一緒にいるととても刺激になります。
しかし、それと同時に、意見を言うのが得意でない私は、班の活動に何も貢献できていないように感じることも多く、研究に対して自分がどのようなポジションで取り組んでいけばいいのか、と悩んでしまうことや、自分がいなくても良いのではないか、とネガティブになってしまうこともありました。
それでも、ここまでやってこれたのは、共に研究を頑張ってきた班の皆に迷惑をかけたくない、一緒に良い結果を残したい、という気持ちと、熱心に指導してくださった先生からの期待に応えたい、という気持ちがあったからというのと、なんだかんだ班の皆で活動することが楽しかったからだと思います。
(フォレゲに泊まるんじゃないかってくらい居座ったり、徹夜して寝不足でゼミを迎えたり、1日に何回もコンビニに買いに行ったり、、)
私は、SPJまでのゼミ活動のなかで、素敵な仲間や先輩、熱心に面倒を見てくださる先生がいる渡辺ゼミに所属していることが、いかに恵まれているのか、気付かされる場面が多々ありました。こんな恵まれた環境の中で、研究に取り組めたのは自分にとって大きな財産です。
SPJは終わってしまいましたが、学内大会やインターゼミなど、今後のイベントも引き続き頑張っていきたいと思います。改めて、お忙しい中、手厚いご指導を本当にありがとうございました。先生から頂いた数々のフィードバックは今後の活動にも絶対活かしていきたいと思います。今後とも、ご指導宜しくお願い致します。
シリーズ第4弾!
無事SPJを終えることができました。何度も何度もフィードバックバックや、臨時ゼミをやっていただき、本当にありがとうございました。先生の熱い指導がなければ、特別賞をもらうことは不可能だったと思います。
SPJを通して、思った以上に分野が違いました。みんなは政策を詰めている中で、私たちは政策にそこまで詰められていなく、その効果の実証をメインとしているので、学生や審査員も、その重要性を理解してくれていないのではないか、政策しか評価の対象にしていなのではないか、と感じました。自分たちのこれまでの研究があまり理解されず、評価されていないと思うと、とても悔しく、悲しい気持ちになっていました。しかし、特別賞をいただいた時に、私たちの研究をわかってくれる人がいると思い、とても嬉しく思いました。
正直ここまでくるまでに何度も嫌なことはありました。私は塾がとても好きで、そこが1番私を形成している場所です。塾の時間は外せないから、そこ以外を全部ゼミに充てるほど、ゼミにも力を入れたつもりです。しかし、みんなはその塾の時間すらもゼミに充てているため、どうしても差が出てしまう。自分はあまり貢献できていないんじゃないかと思う時もありました。
でも、それでも負担が集中しないように、自分でできることは率先して行い、みんながやりたがらないこともできるだけ引き受けるように心がけました。また、メンバーが何か思うところがありそうな時は、すぐに電話をして、本音を喋ってもらい、その上で自分はどうするべきかを考え、他のメンバーにも共有してきました。
引っ張ってくれるA君、率先して引き受けてくれるBさん、ゼミのために時間を費やしてくれるD君、毎回メモして大事なことを控えてくれるEさんなど、この大好きなメンバーのために、自分にできることは全部やってきました。
また、20期のみんなが手伝ってくれたり、サプライズ応援動画は、本当にこの渡辺ゼミに入ってよかったと、本当に嬉しい経験をすることができました。
最後に、渡辺先生。私達にこのような成長する機会を儲けてくれてありがとうございます。
20期最高です。あと、先生の家でBBQしたいです...
スポーツ政策会議で,コンサル会社からの特別賞を受賞するにことになった3年生のグループ。
そのグループのメンバーたちが,その受賞後に送ってくれたメールの紹介を続けたいと思います。
まずはゼミ長のA君からのメールを。
それが他の3年生のメンバー(20期生),そしてゼミに合格している2年生(21期生),さらには渡辺ゼミに漠然とした関心を持っている1年生にも参考になると思うから。
まず初めに、お忙しいのにもかかわらず、多くの時間を作って下さり、また、様々なアドバイスもしていただき本当にありがとうございました。この感謝の気持ちは文でだけでは表すことができないため、これからの行動で示していこうと思います。
このメールを書くにあたり、悲しみ、喜び、悔しさ、嬉しさ、楽しさ、いろいろな感情を抱きました。それでも一つ確かなことは、「最優秀賞を受賞することはできなかった。」ということです。本当に悔しくて、今までサポートしていただいた先生、20期のみんな、先輩方に対して申し訳ないという気持ちでいっぱいです。そういった感情を抱く中、主にこの大会を経て、悔しさと喜びを大きく抱きました。
まず、「喜び」についてです。
その喜びとは、賞を受賞した際に、6人が初めて、本気で嬉しがる姿を見ることができ、組織心理班全員が一つになれたと実感でき、大きな喜びを抱きました。自分は賞を受賞したことよりも組織心理班全員の顔を見て喜びました。この感情の背景にはこれまでの経験があり、長い小説みたいな感じになってしまったので、良ければ読んでいただきたいです。
私は、渡辺ゼミに入って最初に、「spjで優勝する」ということを掲げ、必死に取り組んできた。その目標を叶えるためには、組織心理班6人が一つになることが必須条件だった。4年生のゼミ長から、「班全体で仲良くならないと良い研究は作ることはできない。だから、お前が全員を巻き込んでいけ!」理由としては、研究をしていくにあたって、全員が意見を出し合い、考えをうまく組み合わせていく必要があった。また、全員がこの研究に対して本気で取り組み、協力していく必要があったからであると推察できた。しかし、最初はなかなか全員が集まって会議をする機会はなく、誰かに任せて、バイトの時間であったり、就活のことなどに重点をおいている状態であった。4月、5月の時は俺1人が研究に対して、論文を調査したり、学校に積極的に行って、みんなに参加を促しているだけであった。なぜなら、誰よりも研究に対して、目標に対して強い気持ちを抱いていたからだ。しかし、ある時Bさんが俺の家に来た時、俺の顔を見て、「私も優勝したい」と共感してくれた。Bさんはオフになるとふざけて、笑わせてきて、そんなお調子者ものだ。しかし、研究になると素直で意見を積極的に発言してくれる。それだけではない。他の人のことを思うことができ、みんなのことを引っ張っていってくれる。そんなBさんが強い熱意をもった。それ以降2人で、みんなの参加を促したり、ミーティングを設定するようになった。でも、この2人の力だけでは小さすぎた。
ある時6月の上旬にC君、D君、Bさん、Eさん、俺を合わせた飲み会を開いた、そこでEさんが初めて研究に対する考えや思っていることをうち明かしてくれた。そして、初めてEさんが涙を流した。その光景にD君は「こんなに本気でみんなが取り組んでいるなんて思わなかった。ごめん、これからは俺も全力で取り組む!」そう口にした。D君はいつも冷静でみんなが気づかないことに気づき、判断してくれる。しかし、滅多にDkunn は熱くはならない。自分の興味のあるスポーツのことではなく、組織心理学のことに対してならよっぽどだ。でも、Eさんの姿を見て、明らかに変わった。D君の目を見たらすぐに分かる。それ以降、D君は自らバイト時間を削ったり、授業の時間を削って、研究に取り組むようになった。
Eさん、C君などは決してゼミに対して全力で取り組んでいないわけではない。ゼミの時間や、その放課後、みんなが集まるときには必ず出席して、意見やアイデアを出してくれる。だがしかし、本気で熱意を持っているわけではなかった。だからこそ、俺はこの三人が研究に対して、このチームに対してものすごい熱量を抱いて時、すごいチームになるのではないかと思った。だからこそ、この三人を巻き込もうと努力した。
C君は元から塾講師というものが中心にあり、その次にゼミという順番でゼミに取り組んでいた。塾講師の取り組みは毎週6日ほどあり、当然ゼミに対して時間を割くことはできなかった。そこで俺はC君に「塾講師が忙しいのは分かるけど、少しぐらいゼミに時間回してくれてもいいじゃん…」そのような発言をしてしまい、喧嘩をしてしまった。ともやは、自分の意思を強く持ち、人の気持ちを考えるのがうまい、また、教えることがうまいので、皆が考えている事を理解させ、会議をスムーズに行うことができる。そんな強みを持つC君と喧嘩したその日の夜C君から電話がかかってきた。「俺は塾講師に対しても全力で行いたい、だけどその上で、組織心理班のために全力で取り組んでいくようにするよ!だって大会に勝ちたいから。」そういった言葉を俺に伝えてくれた。その次の日から塾講師の隙間時間を練りながらも研究に対して取り組んでくれた。
Eさんは初めは1番ゼミに対して、微妙な熱意であまり行動で示してくれなかった。涙を見せてから、班のミーティングには必ず出席してくれるようになったが、意見を伝えてくれるようになったり、質問をしてくれるようになったとはいえない。Eさんは、他の人と比べ、積極的に行動せず、自分の意思を弱く持ってしまい、自分に自信を持ちづらい人だ。だがしかし、カホは人の意見を丁寧に聞き、問題に対してしっかりと考えようとしてくれる。そんなカホが自発的に行動してくれたら、すごい化学反応が起きると感じていた。ある日、spjの発表資料を作っている際に初めてかほは行動で示した。先生に問題意識で重要になる流れについて自らが質問をしてくれたのだ。この行動は第三者から見たら、簡単な行動かもしれないが、Eさんにしてはとても勇気のあることだし、難しいことであった。だがしかし、Eさんは勇気を振り絞って、行動を起こした。それ以降Eさんは思っていることを言うようになったり、自分たちの研究に対して、全力で取り組むようになった。
このように一人一人が持つ強み、弱みが違う組織心理班が研究が進むにつれて研究に対して積極的に行動を起こすようになり、皆の本気の力が結集したグループになりました。だからこそ、賞を取った瞬間、みんなが笑い心の底から喜ぶ姿を見せたのだと思います。
しかし、同時に大きな悔しさも抱きました。
他の5人が研究に対して熱意を高くして、良い意見だったり、良いアイデアを生み出していく中で俺だけは、先生のフィードバックやみんなの意見、研究を理解するだけで、なかなか良いアイデアを見つけることができませんでした。非常に悔しく、今まで人一倍研究に対して向き合ってきたはずなのに、研究をよくするための改善策やより良くする方法をC君、D君、Bさんが中心となって生み出されていく、そんな本気のあいつらの考えに本気の俺の考えが追いつけなくなる感覚がして、悔しくてたまりませんでした。それに、掲げていた目標を叶えることができず、本当に悔しかったです。
こんなに悔しい思いをしているのは、まだ自分として甘いところがあり、他の人に頼ってしまったり、他の人の意見を尊重しがちなところがあります。だからこそ、自分自身がもっと変わっていく必要があり、研究に対してもっと貪欲に努力し続けることが大切になるのだと感じました。
この経験は貴重なものであり、自分自身を変えた経験であると思います。ここで抱いた感情を忘れることなく、これからのゼミに活かしていこうと思います。また、このような組織心理班の様な関係性をゼミ全体で抱くことができるように中心となってゼミのみんなを巻き込んでいきたいと思います。
最後になりますが、今まで、様々なことに多くの時間を割いていただき本当にありがとうございました。これからもご指導の程宜しくお願いします。
3人目の連絡してくれた内容です!!
残りの3人のは,また後日!!
日曜日に、決勝大会が終わり数日経ってからのメールで申し訳ありません。完全に力が抜けておりました。ちょっとした喪失感と、達成感と、本当に終わったのかあんまり現実味がまだないです。
先生には、何度も、何度もフィードバックを頂いて、その都度悲しかったり、少し嬉しかったり、何度も期待に応えられなくて悔しかったり、お忙しい合間を縫ってご対応いただいているのに本当に申し訳なくて、大会直前の頃は、なんでこんなに自分アホなんだろ、とすごく落ち込みました。前日、発表練習も全く出来ていない中、先生とのサブゼミ、どうしよう、、という状態でしたが、最後は背中を押していただけて、少し希望が湧いてきてとても嬉しかったです。
1日目は、とても緊張していて、あまり記憶になくて、和泉キャンパスがフォレゲみたいに綺麗だったのを覚えています。和泉の民よと名乗りたいくらいでした。また、審査員の鋭さに一同ビビってしまいましたが、先生のLINEでのアドバイスに皆と衝撃を受け、過去1番の強いなるほどな〜が出ました。本当に感謝しています。
大会2日目では、決勝に進めず、諦めかけてたところ、pWcコンサルティング賞をいただけて、発表の瞬間は本当にびっくりして、思わず大きい声が出てしまいました。めっちゃくちゃうれしかったです。
いままで、沢山のご予定がありお忙しい中、最初から最後まで、全力で向き合ってくださり、本当にありがとうございました。大学生のために、夜遅くまで付き合ってくれる教授は、日本で渡辺先生くらいしかいないと思います。統計実習や、要旨論文提出の時など、本当にありがとうございました。
先生は、人として、人生の先輩として、私の目標です。よく仰られている、オンとオフの切り替え、私は自分に甘く、計画性がないので本当に苦手なのですが、公務員試験が待っているので、これから全力で頑張りたいと思います。泣
改めまして、大会後すぐにメールが出来ず、申し訳ありませんでした。来週からは、学内大会に向けて、また組織心理班一同頑張りたいです。今後とも、ご指導よろしくお願いいたします
大会の翌日に,グループのメンバーで最初に連絡をくれたのはC君。
以降は連絡をくれた順に掲載予定。
これも原文ママ。
この度は、先日終えましたSPJに向け、長期にわたり研究を指導してくださった渡辺先生に、お礼と、これまでの研究活動に対する感想を述べたく連絡させていただきました。
組織心理班は、班として3月から本格的に活動し始め、あと少しで約8ヶ月が過ぎようとしています。SPJでの発表を終えるまでに、乗り越えるべき多くの困難があったと感じております。インター大会の中止や、メンバー同士の意見(研究のことや、それ以外でも)の対立など、数え始めるときりがない気もしますが、自分としてはやはり研究活動自体がなかなか難しかったなと感じております。
おそらく自分はあまり要領が良いほうではなく、研究を効率よく進めたり、渡辺先生のフィードバックをすぐに理解して、研究に適切に反映させていったりすることができませんでした。実際、そういった自分の不甲斐なさから、研究活動が嫌になりかけた時も結構ありました。でもそれは割と他のメンバーも同じことで、要領の悪い者同士がたくさんの時間をかけて少しずつ研究を進めていき、絆を深めていくことに自分は大きな充実感を感じていました。
そしてそんな組織心理班に、お忙しい中時間を捻出し、4限のゼミはもちろん、それ以外でも本当にたくさんの時間を研究指導に充ててくださった渡辺先生には心より感謝しております。特にSPJ当日までの1か月間は、研究がなかなか進まないことが多かったのですが、絶対に見捨てずに最後まで応えてくださったことは自分の中で印象に深く残っています。先輩方や20期のみんなも最後までサポートしてくれて、この研究活動を通して改めて素晴らしい組織にいるということを実感しました。
組織心理班としては、最優秀賞を目指していたので、それが達成出来なかったことは当然悔しいのですが、大学生活で本気で取り組んできたことがなかった自分にとって、これまで研究にかけてきた時間や仲間は本当に大事なものとなりました。もちろん、まだまだ組織心理班としてやることはたくさんあるので、そちらも全力で取り組みたいと考えております。
改めて、組織心理班の研究に対し長期間ご指導下さり、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
昨日、築地市場や上野の森を1.5万歩程度歩き回り、その前日の晩にハードにテニスをしていたこともあり、今朝、体はひどく重かった。
本来、今日は学園祭の準備期間で授業はお休みであり、ゆるゆると仕事をしようと思っていたのだが…
10時から1時間、三年生のスポンサーシップを研究しているグループ、
そして11時から1時間ちょっと、同じく三年生のトークンに関するケーススタディをしているグループと、臨時ゼミを実施。
疲労がたまっているなぁ…
なーんもせんと、ゆっくり読書なんかをしてすごしたいもんだ…
ところで、昨日ポストしたのだが、昨日付けで中央大学経理研究所の所長なんぞに就任してしまった。
私の師匠である木島淑孝先生も、9年間ほど所長を務めておられた。
歴代の所長のリストを見ると、日本の会計を創ってきた御大ばかり。
私でいいのかなぁ本当に。
ただ…とも思う。
私には私にしかできないことがきっとある。
なので、まずはしっかりと情報を集めるところから始めよう。
それから、自分にできること、自分にしかできないことを発想して、しっかりと実装するためのプロセスを創りこんでいこう。
参加した学生から、これまでのグループワークのこと、そしてその間にどういうことがあり、そして得られた結果のことなどについて、長文のメールが届いている。
特に、3年ゼミ長のダイスケからは、歴代最長じゃないかってくらいの長さのメールが届いた。
短編小説ぐらいあるかも。
グループのメンバー一人ひとりについて、最初はどんな態度だったのか、そしてどんなことがあって、最終的にどのようになったのか、詳細に記されていた。
熱い男だ。
情熱だけは、過去の期の誰にも負けないものを持っている。
後は論理的な思考能力を高める訓練だな。
まだまだ伸びしろがあると思う。
鍛えがいがある。
本日の講師の先生は,長く東京エージェンシーにお勤めで,今夏に独立されて㈱STAGEを起業された,クリエイティブディレクターの野口大介氏。
プロデューサーとクリエイティブディレクターの役割は,根本的には一緒。
いずれも目的を定め果たす人。
一言でいうと総合責任者。
違いがあるとすると,クリエイティブ・ディレクターは主にクライアントの課題解決のために存在していて,みんなを巻き込み,元気に最後まで導く,船長のような役回りを果たす。
たとえば,課題抽出,戦略立案,コンセプトづくり,実施(プロダクト,CM,デザイン,イベント,WEB・SNS,PR)など,コミュニケーションやビジネスに関することまで様々。
課題解決に導くフレーム。
現状の商品の存在価値に課題があって,どんなところまで行けるといいかな,というところにちょっと無理めなミッションを定め,その間にコアアイデアがある。
例,平凡な学生の課題として「つまらない」というのがあり,大学一の彼女と付き合うというミッションを定め,それをコンプリートするためのコアアイデアを考案することが大事。
現状の商品がそのミッションをクリアするために強烈なエンジンになるものを「コアアイデア」と言う。
良いコアアイデアは,ターゲットや世の中に良い影響を与えるブランドアクション(ブランドの存在意義を行動で示す課題解決行動)。
コアアイデアを考える視点。
①クライアントの商品やサービスをしっかりと理解する。「らしさ」をイメージする。
②コアファンを見つける。
③本能的に揺さぶられるか
④世の中や空気,当たり前の「逆を見る」
⑤メディアは届ける場ではなく「着火場所」ととらえる
⑥アイデアが閃くシーン(例えばランニング中)を見つける
⑦もっとも大事なのは「着地点」
課題解決事例1
子供とシニアの公共放送であるNHK,設定されたミッションは,NHKが甲子園のような青春装置になる。
課題としては,18歳はそもそもNHKを見ない。
設定した視点は,18歳が主役で超有名なアーティストが脇役になる。
コアアイデアは1000人の18歳が主役になる「18祭」。
1000人の18歳が主役,ONE OK ROCKと奇跡のステージを創る。
憧れのアーティストと一緒に奇跡のステージを創る。
強い参加性,努力,勇気がイベントの成否を左右する。
かけがえのない体験を提供し,人生の可能性を感じてもらう。
18歳に動画で応募してもらう。
それをみてONE OK ROCKに曲を創ってもらう(「We are」)。
このプログラムの再放送のリクエストがNHKで過去最高のリクエストがあった!!
課題解決事例2
課題は,バーガーキングのブランドコンセプトは「Your way(すべてはあなた次第)」だがほとんど知られていないこと。
視点は…ハンバーガー=マクドナルドが当たり前だが,本当に当たり前なのか?
当たり前の逆をいく!
これまで,直火焼きで大きなハンバーガーという売りだが,トッピングとかも自由(有料のものもあるが)なのだが,その「Your way」がほとんど知られていない。
設定したミッションは,お客様好みのハンバーガー。
コアアイデアは,プレミアム・フライデー・ワッパー(PFW)。
プレミアムフライデー4年目のタイミングで,中身が不明の金のPFWを発売。
実は,名前だけプレミアムで,いつもと変わらないワッパー。
箱の裏にはトッピング自由な無料券付き。
ブランドコピーのYour wayっを体現したブランドアクション。
着地力は…キャンペーン当日にほぼすべての都内店舗をチェックする。
課題解決例3
明治のDearMILK,原材料は乳製品のみ
アイスはそもそも乳製品なので,凄さが伝わらない。
アイス市場の新製品はほぼ生き残れない。
アイスの美味しさはそもそも乳製品,卵,砂糖,バニラビーンズ,安定剤,季節のフレーバー原材料など,「足し算」でおいしさをツ窮してきた。
DearMILKは真逆の引き算的な発想。
コアアイデアは何も足さないアイス。
ミッションは新王道アイスクリームにする。
何も足さない広告。
真っ白な広告。
目を凝らさないと見えないくらいのうす刷りで,DearMILKのことが。
広告は単に認知で終わることが多いが,自ら目を凝らしてみて,うす刷りを発見して,原材料乳製品だけっていうコピーを見つけ,理解する。
理解をプッシュせずに,自ら理解するような仕掛け。
以上は大きな反響をよんだ。
日曜の結婚式で、客観的にみればいわゆる「ガチゼミ」出身の、渡辺ゼミ以外の中大OBOGと飲む機会があった。
ゼミの話が会話の中心になるのは当然としても、頷くポイントがすべてシェアできていて、あぁ言語は同じなんだなぁと首肯することしばし。
まったく違和感がなかった。
…ということなんだと思う。
今回、やたらと渡辺ゼミの応募者が増えて、それはテーマを選好してってのがほとんどだと思うが、つまるところ結局最終的には「人物」が見られるってことなんだと思う。
渡辺ゼミとして一緒に闘う仲間たりえるかどうか。
これである。
渡辺ゼミでは闘う環境を準備する。
求められるのならば、どんなにも困難でも。
しかし、それはいわゆるゼミ面接をクリアしたからではない。
渡辺ゼミという組織の同志として、受け入れられてこそ、だから。
渡辺ゼミに合格したから、だから何か特別な環境が得られるわけではないということを理解してほしい。
同志、志を等しくする者同士、切磋琢磨して、互いに成長を後押しして、その先に見える光景を確かに一緒に俯瞰して…ってそういう関係性や精神性が共有できてこその、ガチゼミなんだと思う。
同志だからこそ、私の希少資源、そして私のネットワークという資源を、振り向ける。
同志になれないやつにかまっている暇はない。
たとえ、それが現在、渡辺ゼミに属している人間だろうと。
昨日と今日、中大バスケ部のホームゲームが立川立飛アリーナで開催された。
振り返ってみると、本当に大変だった…
隔週で、アリーナの方や、そのアリーナを本拠地とする立川ダイスの方とミーティングを行い、調整してきた。
正直、準備している時には、もう今年でこんなイベント終わりでいいなって思うんだけど、終わってから本当にたくさんの人たちに、感謝の言葉を頂戴すると、また頑張ろうかなって思ってしまう。
単純な人間なんだよね、結局、俺って…笑
バスケ部員たちは…ゼミ生とおんなじくらい、皆、可愛い。
しょうがねぇなぁ。
また来年も頑張るか!!
しかし、大事なことは、きちんとしてリフレクション。
これはしっかりやろう。
部内はもちろん、ダイスとも。
スポーツ組織のフロントスタッフが抱く感謝感情が、自律的な社会貢献活動を促進していることと、そのメカニズムを解明した3年生のグループは、本日、スポーツ産業学会主催のスポーツ政策会議(SPJ)で、PwCコンサルティング賞という特別賞を受賞!!
本人たちは、最優秀賞を目指していたので、納得はしていないと思うけれども、毎年のことながら完全アウェイに近い状況で、力ずくで獲得した特別賞だ。
誇ってよいと思う。
本当によく頑張った。
今日は、飲んでいいよ。
そして、泣いて笑い、仲間と労いあいなさいな。
これで一昨年に特別賞、昨年に優秀賞、そして今年に特別賞と、毎年、何らかの賞をSPJでは獲得している。
来年こそは、頂に立ちたいね。
現在、選抜中の21期生は、今にもまして粒ぞろいだから期待できる。
が、賞はあくまでも結果。
大事なのはプロセス。
3年生は得難い経験をして、得難い仲間を得た。
それで良い。
いや、それが良い。
渡辺ゼミの3年生が,スポーツ産業学会主催のスポーツ政策会議でのプレゼンに臨む。
Jリーグのクラブスタッフの感謝感情が,社会貢献活動を促進するメカニズムを解明する研究。
私の知り合いのJのクラブの人たちが,一様に実に面白いテーマと言ってくれている。
私も,そう思う。
とはいえ,SPJは61チーム,500名近い学生が集う大会。
https://sites.google.com/view/spj2021/
もはややるべきことはやっただろう。
あとは過度に緊張せず,楽しんでプレゼンすると良い。
この1カ月の間,本当によく頑張ったよ。
ダイスケ,ハンナ,フウタ,トモヤ,カホ,ユカ。
皆,最後の最後まで投げ出さず,決して力を抜くことなく,ここまで駆け抜けてきた。
正直,ここまでやり切れるとは,私も思っていなかった。
プレゼンファイルのクオリティは,昨年のうちのゼミのSPJ参加グループのそれより,高い。
昨日の最終チェックの後に褒めたのは,決してその場に2年生がいたからではない。
本心から褒めた。
この水準まで来たら,予選で終わることは考えられない。
懸念すべき点があるとすると,やはり諸君の発表がスポーツ政策というよりはビジネスよりであるということぐらい。
とにかく,このレベルまで到達することができたんだ。
自信を持って良い。
私はこれまでの諸君の苦悩を絶対的に支持するし,そしてなにより諸君を誇りに思う。
堂々とプレゼンすれば良い。
楽しんでこい!!
昨日、判定ミーティングも含め、9時間かけてゼミ面接を行った。
応募者の学生には、合格者には本日中にメールで連絡すると伝えたが、合否判定を終えることができず、月曜日に連絡するとお詫びのメールを送ることとなった。
なんか忙しいんだよなぁ。
今朝、町内会の仕事を終えてから大学に向かい、午前中まずは諸々の雑事を片付ける。
それから合否判定について考えて…お昼を急いで食べ、3限は大学院の授業。
4限の時間帯は、3年生のグループワークに付き合い。
5限の時間帯は、スポーツビジネスチャレンジ(SBC)の授業で、明日の立川立飛アリーナでのイベント企画の最終チェックを行う。
研究室に戻り20時ぐらいまで、また合否判定について考え…結局、終わらず。
明日は、記念すべき初のホームゲームを中大バスケ部が主催する。
12時からの試合にベンチに入る。
14時ぐらいに中大の試合が終わると、その後の17時からの立川ダイスの試合のイベントをSBCの学生がプロデュースするのだけれども…本来、その責任者として引き続きアリーナにいなければならないのだが…教え子の結婚式にどうしても出席しなければならず…急ぎ目黒方面に向かうことになる。
明後日の日曜日も中大バスケ部のHGと、SBCの学生によるダイスの試合のイベントプロデュースがある。
日曜はもう朝から晩までアリーナ。
月曜日には、ゼミの選抜を絶対に終えないと!!
誰でも心のうちに闇を抱えている。
私もそうだ。
順調満帆な人生の真逆の人生を歩んできた。
そんな私も大学のゼミがあったから変われた。
初めて「大人」を好きになった。
それが私の師匠。
厳しい人だった。
でも、ふわふわと生きてきた私には新鮮だったし、何より人間らしかった。
人生を変えてくれた。
かほど左様にゼミは大学において最も重要な授業。
ゼミこそ大学だし、大学といえばゼミというくらい。
だからこそ、私のゼミを志望してくれた学生の想いにはできるだけ応えたい。
が、しかし、私にも指導に充てる資源には限界がある。
過去最多の合格者数はたしか21名。
それ以上は…無理だ。
その過去最多の合格者数を出したとしても、17名を落とさなければならない…
行動で示してくれた人を優先する。
それが大事な基準。
ゼミ訪問をしてくれたり、過去の講座での振舞いを考慮したり、とにかくあらゆる要素を加味して総合的に判断する。
合格と不合格の境目は、本当にコンマ何点の差になるだろう。
なぜ不合格だったのか問われて、なんと答えることができるだろう。
コンマ何点で落ちたって、事実を伝えた方が良いのか…
私は実は大学院を一回不合格になっている。
後に副指導教授の先生に聞いた。
0.5点足りなかったよって。
ショックでなかなか立ち直れなかった。
しかし…大学院の試験は浪人すればリベンジできる。
人生で最も勉強した浪人時代を経て、これも後に聞いたのだが、翌年は一番で大学院に合格した。
あの一年が私の性根を創った。
だから、今では有難い経験だったとポジティブにとらえることができている。
だが、ゼミの試験は一度きり。
彼ら彼女らにリベンジはできない。
しかし…と思う。
人生に起きるすべてのことには意味がある。
ここで不合格になったとしても、それには必ず意味がある。
顔を上げ強く前進してほしい。
こんな時代もあったなぁ
合宿の晩の一コマ
こんなんでだいたい明け方まで飲む
普通にタバコを吸っているのがいるのも もはや隔世の感あり
このころは私も喫煙者だったからね
ゼミ生も吸いやすかったろう
こんなんを毎晩やる
三泊四日で睡眠時間5時間なんても珍しくなかった
2・3期の合宿だから2003年ごろか
今から20年前
私もまだ30半ば
とにかく若かった
今じゃ無理だし そもそも学生がそんなに酒を飲まんし
歳が10ちょっとしか離れていないから 年の離れた兄貴みたいな感じで やつらも話しやすかったろう
こいつらももう40代半ば。
企業の中核の人財に育ってくれている
ゼミ生の選抜は難しい。
今週の木曜日に新ゼミ生の選抜をひかえ,改めて思う。
今回は一次募集で38名の応募があり,二次募集に進むことはないだろう。
ところで,一次募集で終わろうと,一次の応募が少なく二次募集に進もうと,これまでの経験からすると,そのゼミが「良い期」になるかは関係ないように思う。
良い期をどう定義するのは難しいが…
昨日結婚式に参列したななえが属する10期というのは,私の現在の認識では確実に良い期。
研究パフォーマンスは並み。
途中でゼミ長が交代するなど,現役時代の人間関係も波乱続きで。
10期の素晴らしさは,奴らが卒業してから分かった。
私の未熟さゆえに,彼ら彼女らの素晴らしさを現役時代に気づくことができなかった。
彼ら彼女らは,一人ひとりが,他のゼミ生に起こったこと(起こること)を自分事としてとらえ,むしと自分のこを後回しにして,他のゼミ生のために力を尽くした。
なかなかできることではない。
本当の親だって,自分の子供のために,何かを犠牲にすることには困難を感じることがあるのに…
渡辺ゼミでは,コロナ前は,卒業したその年の夏に,私の自宅に呼んでBBQしていた。
10期の連中も一人を除いて,そのBBQに全員参加した。
欠席した一人は,地方に在住しており,しかも飲食業だったので,土曜日のBBQに参加できなかったのである。
ところで,そのBBQをしていると,ふと気づいた。
彼の同期の連中の何人かがお酒を全然飲まない。
もともとお酒が弱い奴だったのだが,それでも全く飲まないので不思議に思っていた。
また,でっかいスイカを2つ持参してくれただが,一つはスイカ割りのために使い,食べたのだけれども,一つは残したまま。
これについても怪訝に思っていた。
そして,宴も終わりに近づいたときに,その残っていたスイカに「光のために一言書いてください」って言う。
そう,BBQにこれなかった地方在住の奴が可哀そうだから,スイカに寄せ書きして,それをもってこれから沼津に行くんだという。
お酒を飲まなかったのは,これから車を運転するからだった。
この話を聞いたときに,心から本当に心から嬉しかったのをよく覚えている。
あぁこれがうちのゼミなんだと思った。
うちのゼミはうちのゼミのことを本当に理解して,そのうえで本当に必要としてくれる人を採用したい。
でも,それがかなり難しい。
言葉では何とでも言えるから。
今年も悩みに悩むことになる…
以下は,10期の連中が光にスイカを沼津まで届けに行った時の写真。
今、4年生のナユとミカが、ウィークデーの仕事で蓄積されたストレスを、週末の自己成長につながる取り組みや、心身のリフレッシュにつながるリラックス経験を通じて、仕事から適度に離れることができ、結果として週明けの仕事に活力をもって臨むことができるのでは、という仮説を立証しようとしている。
私は今日、早めに起きて畑に出て水やりをして、それから安納芋の収穫作業をして、それから1時間半ほどテニス・ボールをバチバチ打ち合う。
ちょうど正午ぐらいに帰宅し、大好きなトマト・スパゲッティを食べ、少し昼寝。
それから大学に向かい、サッカー部の試合を動画で視聴しつつ、仕事をして、夕方から3年生のグループワークに付き合う。
だいたい2時間ほど。
19時ぐらいに帰宅して、家を出た娘二人が帰ってきていたので、一緒に楽しく晩餐。
で、明日、結婚式で朝早いので、本でも読みながら早めに寝ようとしているところ。
今、心地よい疲れに浸っていて、結構ハッピー。
リカバリーできているってことか?
今日のPBLの授業で強調したこと。
それは「ギャップ」。
人はギャップに感応し、ギャップに感動し、ギャップに笑い、ギャップに意味を求める。
https://www.youtube.com/watch?v=vepTYVHb7uw
この動画、数年前に一緒に仕事をした大野鉄平君のプロデュース作。
カンヌの広告部門の金賞だぜ。
その彼にビジチャレで動画を創ってもらった。
パンサー尾形さんのこれ。
https://www.youtube.com/watch?v=PC3fAZAgbVs&t=3s
これもギャップ。
ギャップだぜ、アイデアの行きつく先はさぁ。
予定調和や直感的にそうそう、なんて世界を飛び出してみろよ。
反直観、そして違和感の世界へ!!
ギャップこそが社会を動かすんだぜ!!
研究をしている際に、ロジックの構築や論理的な展開を整理している際に、「なんとなく」は絶対にそして徹底的に排除しなさい!
ブルース・リーが言っている真逆をせよ。
すなわち、Do not feet, think!!
https://www.youtube.com/watch?v=4O9o4CKTGzQ
言いたいことは、そこだけど、ちなみにブルースリーは本物だった。
以下のチャックノリスとの格闘シーンは伝説。
https://www.youtube.com/watch?v=f-q5FLtlUOI
最近、Hump Backが好きで、朝よく聞いている。
オジサンなのにね、まだまだこの詩が響くんだよなぁ。
「番狂わせ」
https://www.youtube.com/watch?v=zlcn57wdr9E&list=RDd6i4AtCxrDo&index=3
おもろい大人になりたいねぇ。
俺自身、臆病者だし、笑われ者だし。
でも、それで良いって。
おもろい大人になりたいわ。
ってか、渡辺ゼミって番狂わせを目指しているよね。
街の灯りは頼りなく光るだけだよ
浅い眠りがどうしようもなく僕らを不安にさせる
終わりが来る その前に
イエス! 生き抜くために生きてる
イエス! 生き抜くために息してる
出るとこ出て 引くとこ引いて おもろい大人になりたいわ
イエス! 息抜くために生きてる
イエス! 息抜くために息してる
やることやっても足らんくらい しょうもない大人になりたいわ
どうせなら 番狂わせ 番狂わせ 番狂わせ
陽の目を浴びた 飾るだけの栄光だよ
浅瀬で吠えるなんて
僕らには何の意味もない
僕らには何も聞こえないぜ
イエス! 生き抜くために生きてる
イエス! 生き抜くために息してる
出るとこ出て 引くとこ引いて おもろい大人になりたいわ
イエス! 息抜くために生きてる
イエス! 息抜くために息してる
やることやっても足らんくらい しょうもない大人になりたいわ
どうせなら 番狂わせ 番狂わせ 番狂わせ
臆病者がゆく 笑われ者がゆく
僕たちが 歩く道さ
言いたい奴には言わしとけ
こちとらはち切れそうなくらい
生き抜くために生きてる
恥ずかしいほどに生きてる
泣いたり笑ったり忙しい おもろい大人になりたいわ
しょうもない大人になりたいわ
イエス! 訳もわからず生きてる
イエス! ただひたすらに生きてる
山あり谷あり それで良い おもろい大人になりたいわ
イエス! 息を切らして生きてる
イエス! 生きてるだけでイケてる
やってもやっても足らんくらい しょうもない大人になりたいわ
どうせなら 番狂わせ 番狂わせ 番狂わせ
今日の夕方、ゼミの募集に関わり、だいたい20人目ぐらいかなぁ、数名の2年生の研究室訪問があった。
その際、その2年生の一人になぜそんなにゼミ生に熱心に指導をするのか、理由は何なんですか、と問われた。
それで想いだした。
初対面の学生に正直恥ずかしかったが、冒頭に正直に話すと言明したので、正直に今日来てくれた4名の2年生には話をした。
私の父は、あまり子供と相対して語る人ではなかった。
直接、私に話をしないのに、PTAの会長なんかを勝手に引き受けて、卒業式とかの祭事で壇上からワンノブゼムの息子に語りかけるような、そんな男だった。
その代わり、私の母方の叔父は高校教師で、私には素直に尊敬できる人であった。
昔の共通一次試験で地域別ではあるが一番になるくらいに優秀な人だったけれども、私の母を含めて多くの兄弟姉妹を抱えた長男として、大学院に進まずに高校教師になった男だった。
その叔父が不治の病にかかり、病院で生死の境目を彷徨っているとき、私が見舞いに行くと、それが夜中だろうが、昼間だろうが、常に多くの教え子が見舞いに来ていて叔父に寄り添っていた。
結局、叔父は死んだが、最後の最後までいつも私を見るとこう言ってくれた。
「タケオはえらいなぁ」と。
私の結婚式で、あんまり飲めない酒を飲み、顔を真っ赤にして、一人で黒田節を歌ってくれた。
本当に嬉しそうな笑顔で…
そして、会うたびに言ってくれた。
「タケオはえらいなぁ」って。
でも…いつも思う。
俺は全然まだ偉くなんてないんだって。
だから、ゼミ生に求められらば、俺はその求めに応えるんだ。
高重おじちゃんは、俺に教師としての生涯の向き合い方を教えてくれたんだ、きっと。
と、今、思う。
俺は偉くなんて全然ない。
俺なんてまだまだだ。
おじちゃんには到底まだまだかなわない。
だから、俺はきっと学生に向き合うんだ。
分からんけど、きっと、そう。
それが学生と向き合う理由…だと思う。
本日のプロデュース論にご登壇いただいたのは…電通で25年間,広告クリエイターを務められ,たくさんの広告賞を受賞してきた,中尾孝年先生!!
広告代理店の仕事って?
電通の仕事って?
広告クリエイターの仕事って?
クリエイティブな仕事は本当に面白いです。
なぜなら,今ご覧いただいたように,自分の努力と行動力次第でなんにでも挑戦できる仕事だから。
でも…楽しい仕事は,楽じゃない!!
業界で働くことは決して楽ではありません。
めちゃくちゃ厳しくて大変です。
でもね,だからこそ他社では経験できない凄い経験をすることができる。
ブンデスリーガのフォルトナ・デュッセルドルフでのスポーツビジネス研修の記事を,The Digestで取り上げていただきました!!
先日の日本代表戦で2得点して,マンオブザマッチに輝いた田中碧選手が所属するクラブ。
https://thedigestweb.com/football/detail/id=73355
https://thedigestweb.com/football/detail/id=73356
今年もすでに10名の選抜が行われていて,来年2月の出発を心待ちしている段階。
来年も素晴らしい学びを学生に与えてあげたい!!
先週プロデュース論には、プロデューサー・演出家でもある,水野雅之氏にご出講いただいた。
その水野氏が、お薦めのテレビ番組を問われ、NHKの映像の世紀バラフライエフェクトと回答されていた。
ある一つの出来事が、のちにとんでもない結果を生じさせることもあり、その意外性が面白く、想像力を駆り立てられるとのこと。
この番組は月曜日の10時から。
現在、放送中。
今日のテーマは「一人の英雄から始まる憎しみの連鎖の物語」。
トーマス・エドワード・ロレンスの行為の帰結が描かれる。
私が毎週欠かさず視聴する唯一の番組。
今日も面白いわ。
どうも今年のゼミの応募者はかなり多いようだ。
そんな情報があちらこちらから入ってくる。
ちなみに…
2022年は19名(現3年生,20期生)
2021年は27名(現4年生,19期生)
2020年は29名(18期生)
2019年は20名(17期生)
2018年は12名(16期生)
2017年は14名(15期生)
2016年は16名(14期生)
2015年は15名(13期生)
2014年は19名(12期生)
2013年は39名(11期生)
2012年は26名(10期生)
2011年は25名(9期生)
2010年は11名(8期生)
2009年は25名(7期生)
2008年は32名(6期生)
2007年は20名(5期生)
2005年4月から2007年3月まで,ワシントン州はシアトルのワシントン大学のビジネススクールで在外研究を行ったので,この間のゼミは担当なし。
2000年4月に中大に赴任して,4月募集して4名の学生(つまり1期生)が応募してくれたのを記憶している。
2001年からの2期生の応募が何人だったか記録に残っていないのだけれども,最終的に卒業したのが12名ぐらいだから,応募者は10数名いたと思う。
2002年からの3期生は応募者が10名で,韓国人,中国人,台湾人も在籍する国際色豊かな期だったね。
2003年からの4期生は応募者が12名で,この期が渡米する前の最後の期。
応募者が10名台だったときは,大概二次募集をしていたと思う。
さて,今回の応募者数が,過去最高の11期の39名を超えてくるか…
でもね,11期の時を思いだすと,面接が長時間で大変だったということと,それ以上にたくさんの学生を落とすことが辛くて…
それが精神的に大変だった…
ほどほどが良いんだけどね…
大学生の頃から大好きな詩人中也の詩に今宵は浸りたい気分。
汚れつちまつた悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れつちまつた悲しみに
今日も風さへ吹きすぎる
汚れつちまつた悲しみは
たとへば狐の革裘汚れつちまつた悲しみは
小雪のかかつてちぢこまる
汚れつちまつた悲しみは
なにのぞむなくねがふなく
汚れつちまつた悲しみは
倦怠のうちに死を夢む
汚れつちまつた悲しみに
いたいたしくも怖気づき
汚れつちまつた悲しみに
なすところもなく日は暮れる
今日の中大商学部のプロデュース論の講師は,毎日放送のスペシャルエキスパートであり,プロデューサー・演出家でもある,水野雅之氏!プレバトとか,林修先生の番組とか,ヒット番組をバンバン出してきた,プロ中のプロ。
『プロデュースにまつわる誤解2つ』
①制作者に奇想天外な天才はいない。
プロデューサーは意外と常識人。
じゃ何が大事なのか?
プロデュースは総合力。
閃きは2%ぐらい。街ブラ,読書,人づきあい,ネット情報,映画,失敗の経験などインプットが大事。
プロデュースとは,自分の総合力から最適な要素を抽出すること(プロデュースとは,インプット:アプリのインストール,容量と抽出:OSのアップグレイド)。
②「ゼロイチ」という言葉に惑わされない。
世の中に新しい創造などない,あるのはただ発見である(ガウディ)。
企画とは「ありえない掛け合わせ」(鎌倉殿の13人「時代劇×ホームコメディ」。
掛け合わせの汎用性(「そうだ京都へ行こう」突発的×遠距離旅行,「厳島神社」海×鳥居,「WBCでの中居正広の言葉」泥だらけ×ストッパー)。
掛け合わせのコツ:徹底的に面白かった実体験を書き出す(プレバト:「言われたくない悪口」×「才能アリナシが一瞬で判明」)。
最近面白い出来事って何?という質問がポイント。
企画は,3つを掛け合わせたら特色が出てくる(「アメトーク」芸人×ひな壇×くくり,「ポツンと一軒家」Googleアース×過疎地の一軒家×生活の覗き見)。
3つのうち1つは「側(ガワ)」の要素を入れる(本質的なこと×本質的なこと×プラットフォームトレンドorレトロor出演者orランキングなど)。
「バナナサンド」は伝説的番組の画作りを掛け合わせてV字躍進(バナナマン&サンドウィッチマン×ハモリ我慢×8時だヨ全員集合)。
Non-verbalな面白さ(「8時だヨ全員集合」の「志村うしろうしろ!」,「Eテレのわんわんワールド」は50年前のコンテンツである,8時だヨ全員集合の要素を取り入れている)。
『企画をヒットさせるためのたった1つの公式』
できる仕事・やりたい仕事(第1象限),できる仕事・やりたくない仕事(第2象限),できない仕事・やりたくない仕事(第3象限),できない仕事・やりたい仕事(第4象限)
第2象限の仕事をすべき!!
やりたくなかった仕事でも,それによってオーディエンスが満足や感謝してくれると,まぁやってみてもいいかな,という気持ちになる(達成感が得られる)。
これを繰り返している第1象限に移行できる可能性が高まる(この道筋は公式化できる:クリエイティブのOSを実装・アップデートする(これは自分次第でできる。目の前のことを頑張ってT字を目指す。パソコンのスリープモードのような生活。日々を企画にする。)。運も味方につけてヒットする。周囲の見る目が変わる。仕事の幅が広がる。クリエイティブのOSの幅が広がる…)。
スタンスとしてNO.1を目指すべき。
NO.1になるには,コア・アイデアを絞り出すことが大事(プレバトは「知のビフォーアフター」,これはすぐに出てこない。変遷してたどり着く)
企画のコア・アイデアは自分自身のコア・アイデアにもなる。
第4象限から第1象限にはなかなかいかない。
『5つの普遍的なプロデュース術』
①VS構造(プレバト,有吉の壁,サンクチュアリ)
企画を外に開いてVS構造を創る(小倉優子の大学受験)
②「壁」を乗り越える(マツコの知らない世界,林先生の初耳学,人志松本のすべらない話)
③公式の美しさよりも見たいものを優先する
まつもtoなかい:ありえない組み合わせ
一番つらく最悪なのは「見たら面白んだよね…」
④本能スイッチ
ハイボール(ビールジョッキにハイボールを容れる),歯みがき粉(スースーする成分は葉を綺麗にするには必要ない,が,あれがスイッチとなって綺麗になった気になる),一本グランプリ(ポイントが蓄積されたのが可視化されていること,10ポイント獲得が明確,屈辱感が可視化,この10年でこんなに巧妙にスイッチが組み込まれているのは,ない)
『まとめ』
Youtube・Instagram・地上波…総力戦の時代が来た!!
新木優子:公式Youtube・TikYok・地上波「あらきあるき」
地上波だけではやっていけない時代になっている。
NoギャラでSNSで製作をしたが,結果としてマネタイズできている。
今は複数の媒体で勝負していかなければいけない時代。
多くの人を楽しませる企画の出し先は,マスとは限らない。
総力戦の時代で大切なこと…就活の志望動機を大切にしてください!
今年のゼミ公開とゼミ相談には,全部で30名近い学生さんが参加してくれました。
実際に先輩たちの研究報告を聞いてみていかがでしたか?
恐らく別の言語のように何を言っているのか,わけが分からなかったかもしれません。
しかし,1年後には,君らもそのレベルにきっと到達できます。
明日から研究室訪問に始まります。
すでに10人以上のアポが入っています。
応募を考えてくれている2年生は,応募の意思決定の判断材料とするためにも,また入ゼミ後のミスマッチの発生をできるだけ抑えるためにも,ぜひメールでアポイントメントをとったうえで,研究室に訪問し,私とお話ししましょう!!
渡辺ゼミに入れば、専門の研究領域についての知識が得られるのはもちろん、ゼミでの学びに資する知識やスキルが得られる機会が提供される。
①外部のスポーツビジネスのプログラムへの参加
渡辺ゼミの受講生・OBOGは,ぴあのスポーツビジネス・プログラムを無償で受講できる可能性がある。
2023年度は,中大駅伝部に所属しながら渡辺ゼミを最後までやり遂げた卒業後1年目のヒロキが,きらぼし銀行様のご厚意による「渡辺ゼミ枠」により,7カ月の講座に参加中です!!
https://fan.pia.jp/psb/
7か月40時間ぐらいのプログラムで、25万円くらいかかるらしい。
スポーツビジネスの知識はもちろん、人脈ができるのが大きいらしい。
11月16日には、ヒロキの講座受講経験の報告をゼミの時間を多少使って行ってもらう予定。
現3・4年生はもちろん、おそらく入ゼミが決定しているだろう渡辺ゼミ合格者の2年生にも参加してもらうつもり。
②外部のスポーツメディアのプログラムへの参加
こちらは無償ではないけれども、割引価格で参加可能。
https://note.com/wbsports/n/n4c94e2e3ff42
③サッカークラブでのインターンやアルバイト
現3年生は川崎フロンターレでアルバイトをしている。
アルバイトとはいえ、フロンターレで働こうと思うと結構な倍率を潜り抜けなければならないが、今まで私が推薦した人は100%採用してもらっている。
その他にも清水エスパルス、松本山雅、町田ゼルビア、いわきFC、ベガルタ仙台でのインターンを紹介してきた。
④実務家へのヒアリングやスポーツクラブからデータ収集
私が担当しているJリーグビジネス論Ⅰ・Ⅱにご出講いただいているJリーグのクラブの経営者や経営管理者と、授業後ランチをご一緒して研究に関することについてヒアリングすることができる。
また、プロデュース論にご出講いただいたクリエイターも同様。
さらには、Jのクラブにご依頼してデータ収集のご協力も得ることができる。
実際、現3年生も、14のJリーグのクラブ、20ぐらいのJFL・地域リーグのクラブから協力を得て、150人くらいの方々からデータを得ている。
まだまだあるけれども、まぁ今日はこのぐらいにしておこう。
Xの個人アカウントを作成し,運営を始めてから,ほぼ1か月が経った。
https://twitter.com/WtakeoTama12
で,フォロワー数がちょうど100名。
これが早いペースなのか遅いのか分かりませんが,インプレッションはまぁまぁそれなりの数を頂戴できているようで,大変ありがたいです!!
今年は,ゼミの応募者をどのように評価しているのか,かなりぶっちゃけちゃいます!!
応募者が定員を超過した場合,ゼミ公開とゼミ相談とか,さらには研究室訪問とかをしてくれた人はかなり有利になります。
例年の評価方法は次の通りです(今年もそうなるかは未確定ですが)。
100点満点で評価されます。
3年と4年のゼミ生20名ちょっとが全員,私が作成した評価シートに基づき,面接の評価を行いますが,これが35点満点です。
20名ちょっとのゼミ生の評価の平均値が用いられます。
私の面接評価の持ち点も35点満点です。
それからレポートも提出してもらいますが,これが20点満点で,私が評価します。
以上で,ゼミ生評価35点,私の評価35点,レポート20点で,90点ですよね。
残りの10点のうち3点がゼミ相談・公開への参加特典となり,研究室訪問をすると7点程度が付加されます。
なぜ,ゼミ相談・公開,研究室訪問を重視しているかというと,ミスマッチを防ぐためです。
実際にゼミを観察し雰囲気や,ゼミの進め方,研究内容,研究水準などを体感してほしいし,所属しているゼミ生の生の声も聴いてほしい。
研究室訪問をしてもらい,私に質問してもらえれば,率直に何でもお答えします。
そうすること,渡辺ゼミの十分な情報を得てもらい,そのうえでゼミに応募するかを判断してもらいたいのです。
昨日のゼミ連主催のゼミ紹介の場(5203号室)には,たくさんの2年生が来てくれたみたいですね。
教室に入りきれない人もいたとか!
ま,渡辺ゼミはファーストバッターで,それ以降に別のゼミの紹介のターンもあったから,全員が渡辺ゼミに関心がある人ではなかっただろうけれどね。
でも,最初のターンである渡辺ゼミの紹介時間に間に合うように来てくれているということは,関心を持ってくれている人が多いということかなぁ。
明日,第二回目の渡辺ゼミの公開ならびに相談会を実施します!!
スケジュールなどは以下の通りです!!
今日のプロデュース論の登壇者は,バラエティ・プロデューサーの角田陽一郎氏!!
TBSで,スーパーからくりTVとか金曜日のスマたちへ等を演出・プロデュースしてきたプロ中のプロ!!
クリエイターの4象限
なかみ⇔しくみ
かつぐ⇔かつがれる
なかみ・かつぐ=プロデューサー
なかみ・かつがれる=ディレクター
しくみ・かつぐ=ベンチャー
しくみ・かつがれる=イノベーター
プロデューサーとディレクターは兼務しにくい。
プロデューサーは金を節約したいが,ディレクターは良いものを創りたいのでバンバンお金を使いたい。
イノベーターがベンチャーの役割も担うのは悪いとは言わないが,その後で守りに入ることも多いので,一回成功すると先に進まなくなることもある。
天才じゃない人がクリエイターとして生きていくために必要なこと。
アイデアは新しいものしかヒットしない。
だから…新しいものを思いつけばいいのだけど,人類の歴史も長く,もはやもう新しいものは「ない」!!
新しい組み合わせを思いつくしかない。
A(Anything)×B(Boku)=O(Original)
何でも良いことを僕(自分)なりの観点でとらえることで新しくなる!
角田氏が「最速で身につく日本史」が売れたのは…
日本史をプロでも何でもない角田氏が捉えたから新しくなった!
例えば,一神教は矢沢永吉,多神教はAKB48と表現。
新しい!
自衛隊オタクがジャニオタを語ると,リアリティがありつつ新しい!!
タレント力とは?
例えば,お笑いという点と歌という点が結びつくと線になるが,線では売れない。
それに例えば,自衛隊という点があると,3つの点が結びつき,三角形の面になる。
その面積がタレント力。
面積が大きければ売れる!
FrameからFieldへ,ContentsからVortexへ,エンターテイメントビジネスが変化している。
Frameの中で中身を創るからコンテンツという。
しかし,Frameが崩れつつある(テレビ,雑誌,CDはなくなりつつある)。
今やFrameからVortex(渦)の時代。
真ん中にやりたいことを置き,それから周りを巻き込んでいくのが,新しい形。
昨年,過去のゼミのことについて書いたブログの記事をまとめてみました。
今の4年生が結構これらを読んでいたみたいなので,現2年生の参考になればと。
今度の募集で渡辺ゼミももう21期目!
9期生について http://wtakeo.blogspot.com/2021/09/9.html
11期生について http://wtakeo.blogspot.com/2021/09/11.html
12期生について http://wtakeo.blogspot.com/2021/09/12.html
12期生と13期生について http://wtakeo.blogspot.com/2021/09/1312.html
14期生について http://wtakeo.blogspot.com/2021/09/1419.html
15期生について http://wtakeo.blogspot.com/2021/09/15.html
基本、上記は動画を作成してくれた期です!!
古いけど、なんか忘れらんねぇ。
https://www.youtube.com/watch?v=0blGRphLbLw
https://www.youtube.com/watch?v=iIr9HYjAcD0
https://www.youtube.com/watch?v=yD2FOvd20U4&t=16s
これが渡辺ゼミだし、俺なんだよなぁ。
20期は近い匂いを感じるんだよ。
なんとなくさ、よくまだ奴らのこと知らんけど。
お前らは俺のことに関心を持ってくれたよなぁ。
単にいじられていただけ…とも言うが…
ところで、なぁ11期生よ、光が明後日結婚するんだぜ、で、俺を呼んでくれるんだぜ…
あの光がさ、そして俺が主賓で祝辞をしゃべるんだぜ。
想像できる?
あの時、あの瞬間、俺のすべてをお前らに捧げたよ。
自分の研究も半ば投げうって、お前らにさ。
お前らにそうさせられたんだぜ。
それからは覚悟しかなかったよ。
覚悟…ありがたい…と思う。
でもね…コロナがすべてを壊した。
また、前に戻れんのかなぁ。
いや、新しい形を創れんのかなぁ。
悩んで…悩みしかねぇよ。
齢、50半ばにしてさ。