今日はテニス日和だったが…
インフルのせいでもちろんできず…
滅多にない機会ととらえて、普段読まない本を読むことにした。
最近は時間的に余裕がないから、読む必要がある本ばかりを読んでいたので。
読む必要がなくても読みたくなる本がないか、就職してから家を出ていった娘の部屋の本棚を探索した。
朝井リョウという作家名に目が留まる。
確か最年少で直木賞を受賞した作家だったのではと手に取る。
また、本のタイトルが気に入った。
「何者」「何様」
本日、この二作品を9時間ぐらいかけて読んだ。
私のゼミでは、最近コロナで実施できていないが、ちょい前までは、私の自宅で行うBBQにおいて、ひとしきり飲んだ後に、誰にも言ってこなかった、言えなかった、自分の弱い部分、隠しておきたい部分を、互いに告白しあうような機会を設けていた。
今でもその時の内容を思いだすと、胸が苦しくなるような告白もいくつかあった。
普段は明るく、馬鹿話に興ずる、大学生っぽい大学生も、それぞれ辛い過去や人に語れない醜悪な過去の一つや二つ持っているもの。
現場に立つ人間からすると、その辺のことがリアルに、解像度高く、描かれていると思う。
ただ…うちのゼミの読書会の本としては選ばれんなぁ。
私が読書会の本として選択する基準は、未知との遭遇。
上記の本を選んじゃったら、現実との遭遇になってしまう。
それはそれで面白いのかもしれないけれどもね。
まだしばらくは未知との遭遇でいく。
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