外部の組織と提携したPBL型の講座を担当していると,履修生の多くは最初必ず「〇〇はできますかね?」と言った質問を,私にもしてくるし,提携先の外部企業にもしたがる。
この質問が出てくるようだと,まだまだ。
例えば,「試合後にスタジアムは使えますか?」というサッカークラブに対する質問。
こんな質問されたって,クラブ側は答えようがない。
使えるかもしれないし,使えないかもしれない。
せいぜい返ってきて,そんな程度の答えぐらい。
そうではない。
使えることを前提に,それを使うことが必要な企画案の目的,効果,リスク等を調べ上げ,利用に伴うコストやリスクを勘案しても効果がそれを大きく上回ることが見込まれるのならば,「だからスタジアムを使わせてもらいたい!」と情熱をこめて主張するんだ!
使うマークは「?」ではない「!」だ。
自分たちで入手できない情報もあるだろう。
その場合は,フェルミ推定とかを使うんだ!
スポーツビジネスチャレンジ(SBC)の学生には少し教えた。
スポーツビジネスプロジェクト(SBP)の学生にはまだだっけ?
少し自分たちでも調べてみな。
とにかくまずは他人に頼るのではなく,自分でできる限りのことをやってみることが大事。
それをしてきた人には,他人が頼っていいよって姿勢で接してくれる。
これまでの学校の先生は,頼れば応えてくれただろう。
それが先生の職務なのだから。
しかし,我々が提携している企業は,限られたリソースしか我々に振り向けてくれない。
別に相応の対価をお支払いをしているわけではないし,好意でリソースを振り向けていただいているわけであって,それが限定的なのは当たり前。
君らの企画がその外部の企業のために練られているものであったとしても,である。
その企画に情熱が込められ,自主的に練り上げられたものであればこそ,企業の方々は,それに応えてくれる。
頼り,頼られの関係になる。
それこそ真のビジネスのパートナーだ。
そう,SBCもSBPも大学の講座ではあるけれども,いずれも一定の枠組み内でではあるけれども,ビジネスに実際にチャレンジするという意味で,外部の提携企業にパートナーだと思ってもらえること目指してもらいたいものだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿