2026年10月14日水曜日

研究は面白い

私自身,研究を職業としているが,お金のために研究をしているという意識は,過去に一度も持ったことがない。

楽しいからするし,逆に言うと楽しくないことは研究しない。

だから,時間が経つのを忘れることもある。

もちろん,なかなか進捗せずに苦しむこともあるが…

没頭し,時間の概念から解き放たれ,気づいたらあっという間に時間が経過していた…

これをかつてエドワード・L・デシは「普通に存在している以上の状態」と呼び,内発的動機づけという心理的構成概念に昇華させた。

デシは言う。

この普通に存在している以上の状態に達することこそ,何かに取り組むにあたり最も重要なことであり,それがない人生など人生ではないとすら言う。

渡辺ゼミの研究においては,各ゼミ生,この状態に達してほしいと常日頃願っている。


3年生のグループワークのテーマは3つある。

①中央大学サッカー部の社会貢献活動の価値を測定し,その結果を踏まえて大学スポーツ活性化の提言につなげようとしている。

プロスポーツ組織はさておき,大学スポーツにおいて,その社会貢献活動の価値を見える化しようとする研究は皆無。

非常にオリジナリティが高いし,意欲的な取組み。

研究成果は,大学当局者の前で,また日本大学スポーツ協会などで,プレゼンさせてもらい,政策立案に活かしてもらいたいくらい。

このグループのメンバー6人のうち,4人は体育会所属。

自分たちの関心事に基づき研究を行っている。


②Jリーグクラブの倒産リスクを算定し,リーグやクラブへの政策提言につなげようとしているグループ。

一般企業の倒産リスク算定モデルに当てはめると,Jリーグクラブは実は危機的なくらい倒産リスクが高い。

いつ潰れてもおかしくないくらい。

が,実際に破綻しない。

なぜか?

そこからこの研究は出発している。

スポーツファイナンスの領域は,日本では研究蓄積が非常に少ない。

現在,Jリーグクラブのヒアリング調査を鋭意実施中。

目標は10クラブ。

既に2クラブには実施し,アポがとれているのが2クラブ。

おそらく目標は達成できる。


③心理的安全性の効果のメカニズムを解明しようとしているグループ。

心理的安全性と言えば,今やよく聞く概念。

とにかく高めることが大事だと喧伝されている。

が,果たしてそうなのか?

ネガティブな影響はないのか?

この辺の疑問からこの研究は出発している。

現在,心理的安全性を起点として,最終的に組織パフォーマンスに及ぼす影響メカニズムを解明しようとしているが,終点のパフォーマンスにはポジティブな影響とネガティブな影響の双方を及ぼしていると大胆に仮定するモデルを構築中。

心理的安全性には良い面と悪い面がある。

その両方に目配りしないと,パフォーマンスは上がらない。

実践そして学術面に,なんと大きなインプリケーションをもたらすことか。


彼らの研究を見ていると,私も楽しい。

ゼミ生も楽しんでほしい。

普通に存在している以上の状態に到達してほしい。

心からそう願っている。

2026年10月13日火曜日

渡辺ゼミの応募者数の状況

2027年度の演習Ⅰの応募状況が,今日,発表されたようですね。

渡辺ゼミは9名だったそうです。

ちなみに,過去の応募者数は以下の通り! 

いずれも開示情報(つまり一度変更できますが,その変更前の数字)です。

9名というのは,渡辺ゼミの歴史でも最も少ないということになります。

が,聞くところによると,ゼミへの応募者総数自体が激減しているそうです。

昨年比で200名ほど減少し,ついに500名を割り込んだとのこと。

ゼミに入らない大学生…

大学で過ごす意義の大部分はゼミだと思ってきた自分としては,とっても残念な傾向…

応募先のゼミを,今日と明日で変更できるみたいなので,9名という数字は変わるかもしれないけれども,さてどうなることやら(ちなみに2025年は15名から17名に増えました)。


2025年は15名(現3年生,23期生)

2024年は11名(現4年生,22期生)

2023年は43名(21期生)

2022年は19名(20期生)

2021年は27名(19期生)

2020年は29名(18期生)

2019年は20名(17期生)

2018年は12名(16期生)

2017年は14名(15期生)

2016年は16名(14期生)

2015年は15名(13期生)

2014年は19名(12期生)

2013年は39名(11期生)

2012年は26名(10期生)

2011年は25名(9期生)

2010年は11名(8期生)

2009年は25名(7期生)

2008年は32名(6期生)

2007年は20名(5期生)

2005年4月から2007年3月まで,ワシントン州シアトルのワシントン大学のビジネススクールで在外研究を行っっていたので,この間のゼミは担当なし。

2000年4月に中大に赴任して,4月募集して4名の学生(つまり1期生)が応募してくれたのを記憶している。

2001年からの2期生の応募が何人だったか記録に残っていないのだけれども,最終的に卒業したのが12名ぐらいだから,応募者は10数名いたと思う。

2002年からの3期生は応募者が10名で,韓国人,中国人,台湾人も在籍する国際色豊かな期だったね。

2003年からの4期生は応募者が12名で,この期が渡米する前の最後の期。

応募者が10名台だったときは,大概二次募集をしていたと思う。

2026年10月12日月曜日

ゼミに関する動画

過年度のゼミのことについては,当時のブログの記事が説明してくれている。

何より動画がやはり,その期の印象を伝えてくれる。

9期生について http://wtakeo.blogspot.com/2021/09/9.html

11期生について http://wtakeo.blogspot.com/2021/09/11.html

12期生について http://wtakeo.blogspot.com/2021/09/12.html

12期生と13期生について http://wtakeo.blogspot.com/2021/09/1312.html

14期生について http://wtakeo.blogspot.com/2021/09/1419.html

15期生について http://wtakeo.blogspot.com/2021/09/15.html

基本、上記は動画を作成してくれた期です!!

渡辺ゼミでえられる具体的な何か③

土曜日,日曜日とが晴れるのは本当に久しぶり。

この二日間で,畑作業をトータル8時間実施した。

無心で耕運機を転がし,掘り,埋め,肥料を入れ,苗を植え,種を蒔いた。

すっかり日焼けして,はっきり言ってヤバい…


さて,掲題の件だが…本日が演習Ⅰの応募期間の最終日なので,追加の情報提供をしたい。

⑤複数の専門分野の知識が得られること
渡辺ゼミでは,管理会計論,組織心理学,そしてスポーツビジネスに関する研究を行う。
一見,ほとんど関係がないように見えるが…
実は,つながっている。
元々私の研究関心は,管理会計が組織で働く人々の心理や行動にどのような影響を及ぼしているかを解明すること。
10年程前からスポーツビジネスに関する研究も始めて,とりわけスポーツスポンサーシップを実施している企業が,その実施によって自社の社員の心理にどのような影響を及ぼしているのかを解明することに取り組んでいる。
いずれの研究も,核になっているのは,何らかの情報の提供あるいはその情報の提供環境によって,組織で働く人の心理や行動がどのような影響を受けているという思考形式。
渡辺ゼミ生が上記の3つの分野のどのようなテーマに取り組むかは,ゼミ生が決めることであり,私の研究関心にぴったり合うことばかりではないが,いずれにしろ3つの分野から逸脱することはない。
そして,分野が違っていても,当然のことながらゼミは一緒に行うので,毎週のように他分野の発表も聞き,意見を言い合うことになる。
必然的に他分野の研究についても一定の知識が得られることになる。
そのため,3年生の時に行った分野の研究とは,異なる分野の研究を4年生で行う人も少なくない。
それは3年での下地があるから。
以上のように,渡辺ゼミに所属すれば,3つの分野の専門知識を,分野によって濃淡はあるが,得られることになる。

2026年10月9日金曜日

渡辺ゼミでえられる具体的な何か②

さて,渡辺ゼミに入ってから得られるものは何でしょうか?

という疑問に答える第二弾。

③先輩からのアドバイス・指導,先輩とのネットワーク

渡辺ゼミに入ゼミすると,3年生と4年生がオールド・シスターあるいはブラザーとして,2年生一人につき2名あるいは3名つきます。

渡辺ゼミに入る人は,ほぼ全員,研究についていけるのか不安を抱えている。

そんな中,先輩たちが論文の探し方から,読み方,研究論文のまとめ方等々,様々なことについてアドバイスをしてくれる。

精神的な支えにもなってくれる。

毎月のように食事に連れて行ってくれる先輩もいる。

そんな関係は卒業してからも続いていることが多いようだ。

そんな支えもあり,半年もすれば,まだヨチヨチ歩きではあるけれども,一応は研究を自走できるようになる。

そして,3年生になって一応一人前になると,今度は先輩がしてくれたことを後輩に対して行ってくれる。

これが渡辺ゼミの恩送りという素晴らしい慣習。

卒業してからも,就活に関するアドバイスをしてくれる。

そんな先輩がいっぱいいる。


④スポーツ団体等とのネットワーク

私には多様なネットワークがある。

ゼミ活動に誠心誠意臨んでいれば,それに応えて,そのネットワークを活用してあげることも多い。

JリーグやBリーグのクラブからは,渡辺ゼミにアルバイトあるいはインターンとして適当な学生はいるかという問い合わせが結構ある。

実際にそれでクラブで働いているゼミ生は何人もいるし,過去にもいた。

また,学生が希望すれば,私から空きがないか問い合わせてあげることもある。

希望が叶うことばかりではないが,口添えはしてあげられる。

プロのアスリートと直接コミュニケーションをとる機会を創ることもある。

実際,昨年の4年生は吉田麻也選手と何度もオンラインでミーティングをして,卒業研究にその知見を活かさせていただいた。

その他,スポーツ組織関係者につなげてあげることもある。

例えば,ぴあ。

ぴあというと各種チケット販売の業者のように理解している人も多いが,スポーツビジネスのスクールも経営している。

きらぼし銀行様の支援を受けて,このぴあのビジネススクールに5人も無料で通わせていただいたことがある。

さらには,あるスポーツ種目の選手会のインターンを3名ほどさせていただいたこともある。

ほぼすべて,私のネットワークの活用事例。

渡辺ゼミでは,理論的な学びも非常に重視するが,実践への関与も大事にしてきた。


さて,長くなるので,第二弾はこのぐらいにしましょうか。

第三弾もあるかも。

渡辺ゼミでえられる具体的な何か①

昨日,大学に車で向かう途中,いきなり駐車場から出てきた車に衝突され,その対応に本日バタバタしている。

が,本日から来年度のゼミの応募期間が始まるので,少し渡辺ゼミに入ることのメリットについて,私自身の頭の整理のためにも,少し言語化してみることにした。

①論理的な思考能力

まず第一には,論理的に物事を考え,整理,まとめる能力は格段に向上する。

1・2年次のPBL型の授業では,どちらかというと発想力や行動力が重視されるが,ゼミではとにかく「なんとなく」を排除し,論理的に筋道のとおった説明ができることを繰り返し問われるので,必然的に2年後の卒業までに飛躍的に伸びる。

巷では渡辺ゼミはガチゼミと呼ばれているようだが,体育会の学生が5名も所属しており,これまで十分にゼミを継続しており,上記の能力は向上しつつある。

一度,彼らがまとめつつある,プレゼンファイルを見てほしい。

②グループで粘り強く物事を成就させる力

渡辺ゼミでは,3年生は5・6名のグループで研究を行う。

体育会の学生だけではなく,外部の学生団体のヘッドをしている学生や,3年生でもPBL型の授業を受けている学生,スポーツ組織でインターンをしている学生,会計士試験の受験勉強をしている学生など,忙しい学生が多く所属しており,それぞれ繁閑にばらつきがある。

互いに互いのことを思いやり,自分に時間ある時には,他の人の分も頑張り,自分が時間をあまりとれない時には,それでも全体の進行に関する情報ぐらいはしっかり把握しておき,いつでも隙間時間に手伝えるようにしたりしなければならない。

また,それぞれが読了した研究論文などの情報共有をしたり,論点をめぐって心理的安全性を確保したうえで,忌憚のない意見をぶつけあったりする必要がある。

時に,感情的なしこりが残る場合もあるかもしれない。

しかし,それを乗り越えてこそ,一人では登攀できない,高い山を登りきることができる。

そして,その登頂後の風景を仲間達と一緒に眺め,喜び,一体感に包まれることができる。

この経験は,きっと社会に出てからの仕事における協働にも必ず活きる。


第二弾は,また後ほど。


2026年10月8日木曜日

23期会

今日はゼミ公開・相談会の後,約束通り23期(3年生)とコンパ。

本当に楽しかったわ。

楽しすぎて,ちょっとしゃべりすぎたわ。

J・Hさんのことは絶対内緒だからな,お前ら!!

でも,一人ひとりから恋バナとか聞けて,楽しかったわ。

RyoとかTが以外と真面目な恋愛感もってたり,誰かさんと誰かさんと誰かさんの記念日が一か月ずつずれて同じ8日だとか,Nが今度占い師と水族館に行くだとか,Riは奪ったことがあるだとか,Ryoはもう2年になるだとか,Hは本命が2人いるだとか…

しゃべり足りなかったので,今度はもう少し長く話せる場所でやろうかね。

もうすぐ寒くなるから,うちのコミュニティハウスで鍋パでもするか。