2024年開設予定のスポーツ情報学部(仮称)。
この学部に関する情報共有のための附属4校との意見交換会が,今日でまずはひと通り終わった。
この学部における学びについては,実に誤解が多い。
スポーツ系の学部と一括りにされてしまうと,この学部の学びの特色が埋没してしまう。
これから積極的に附属高校はもちろんのこと,その他の外部の高校にも出向き,この学部の学びを積極的に広報しなければならない。
この学部は…
スポーツを学ぶのではない。
スポーツで学ぶのだ。
データの分析が学びの主眼ではない。
データを課題解決に活用できるようになることが大事なのだ。
つまり,この学部の教育上の目的は…
スポーツを対象にしてデータで社会の課題を発見し,解決する力を育むことである。
学部の出口の部分,つまり就職先についても多くの誤解がある。
確かに,プロスポーツ組織やスポーツ産業に属する企業に就職希望の学生も多いだろうし,実際にその進路を歩む学生も多いだろう。
しかし,それだけではない。
この学部は1・2年生のカリキュラムでの学びを経ると,一人前のデータサイエンティストとしての入り口に立つレベルに至る。
その認証が得られるよう関係機関に申請する予定。
データサイエンティストは,今の社会では,あらゆる企業,つまり一般事業会社でも,引く手あまたの状況である。
したがって,この学部の学びを経た学生は,スポーツ系の組織のみならず,あらゆる企業または公的機関に,強く求められることになるであろう。
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