2011年9月9日金曜日

反省について

9/5に下記のような松下幸之助の言葉を紹介した。
「一日が終わったら,感謝と反省をしなさい」

ところが最近『ニーチェの言葉』という本を読んでいると次のような言葉があった。
「一日の終わりに反省しない」
少し長いが引用しよう。

「仕事を終えて,じっくりと反省する。
一日が終わって,その一日を振り返って反省する。
すると,自分や他人のアラが目について,ついにはウツになる。
自分のダメさにも怒りを感じ,あいつは憎たらしいと思ったりする。
たいていは不快で暗い結果にたどりつく。

なぜかというと,冷静に反省したりしたからなどでは決してない。
単に疲れているからだ。
疲れたときにする反省など,すべてウツへの落とし穴でしかない。
疲れているときは反省をしたり,振り返ったり,ましてや日記など書くべきではない。

活発に活動しているとき,何かに夢中になって打ち込んでいるとき,楽しんでいるとき,反省したり,振り返って考えたりはしない。
だから,自分をダメだと思ったり,人に対して憎しみを覚えたりした時は,疲れている証拠だ。
そういう時はさっさと自分を休ませなければいけない。」

うーん。ニーチェの言うことも,もっとものように聞こえる。
反省というのは,自分の遂行行動がうまくいかなかったときにするもの。
そのうまくいかなかったことの原因を,自分のせいだと思い無能さを嘆いたり,あるいはその原因を他人のせいにして憎んだりするのは,心理的適応という観点から望ましくない。ウツになりかねない。これはニーチェの言うとおり。

でも…。
そのうまくいかなかった原因を,自分の努力不足だとか,あるいは方法が悪かっただと考えればどうだろう。努力すれば,あるいは同じ方法を繰り返さずに別の適切な方法を探索すれば,ひょっとしたら次はうまくいくかもしれない。そのように考えず,努力せず,同じ方法ばかり繰り返していたら,失敗の連続だろう。失敗したとしても,その努力では,あるいはその方法ではダメなんだと反省することで,成功につながる努力や方法への気づきに一歩近づくことになる。

反省とは,失敗の原因を自分の無能さに帰属させ,それを嘆くことではない。反省とは,失敗の原因を,自分でコントロール可能な要因に求め,失敗の原因究明と問題解決の道筋を探索することだと思う。このことを松下翁は言われているのだと思う。

しかし…。
確かに疲れきっているときは,失敗の原因を冷静に見つめることができずに,無力感にさいなまれてしまうことも多いだろう。そんなときは,寝るに限る。ニーチェの言うとおり。

2011年9月8日木曜日

夏合宿

来週の木曜日から三泊四日のゼミ合宿がある。
場所は野尻湖。
東京から4時間ほどかかり,結構遠い。
現役生は3,4年生あわせて26名。
で,OBOG19名が参加してくれる。
我がゼミの卒業生は1~6期までであり,全部で50名ちょっとだから,かなりの割合の人が来てくれるということだ。遠くは北海道からも参加してくれる。
基本的には,土曜日からの参加を推奨しているので,ほとんどのOBOGがその日に来てくれる。きっと,楽しいOBOG会になることであろう。楽しみだ。

2期
H原くん
O高くん
S田くん
Hらさん
Y田さん

3期
O栗くん
K田くん
I田くん

5期
S田さん
M谷さん
T須くん
S賀くん
N垣くん

6期
I本さん
S川さん
O川さん
N口くん
O山くん
M田くん

どうもありがとう。

2011年9月7日水曜日

秋だね

秋ですね。
下の写真,どこか田舎で撮ってきたの?
いえいえ,中大正門から300m下った場所で撮ったものです。
あんまり稲穂が美しいもので。
朝,自転車で出勤する時に撮りました。
稲穂,好きなんですよね。
うちの娘,二人とも名前に「穂」をつけました。そのぐらい。
















ハマショーの「19のままさ」を口ずさんでいたら,ふと目に留まったんですよ。
全然,シチュエーション合ってないけど。

予備校の湿っぽい廊下で
あの娘を見つけた
放課後の図書館のロビーで
思い切って声をかけた
夏が終わるころには
もう二人
すり切れたスニーカーをはいて
恋を追いかけていた
いつまでも忘れない
いまでもこうして目を閉じれば19のままさ

40過ぎたおじさんが,19のままさ,なんてね

12階の窓から秋の美しい空をのぞみ
さ,午後も学会誌への投稿論文の仕上げ,がんばりますよ!

2011年9月6日火曜日

夏ゼミ第二弾!

本日,2年生と3年生の夏ゼミがあった。

2年生は,9:30~12:30まで3時間。
3つのグループのうち若干進んでいるところが,ようやく分析モデルの全体像が見えてきた感じかな。
あとは個別の構成要因を明確化して,因果関係(要因間の矢印)をしっかり理論的に裏付けていくプロセスに,全力を挙げていかなければならない。
目指すべきは12月の大会。
まぁ,順調な仕上がり具合と言ってもいいだろう。
一つのグループを除いては…。

3年生は,13:00~18:30まで5.5時間。
ようやく3つのグループとも,分析モデルが完成しそう。
ゼミの中でも,ようやっと笑顔を見ることができるようになってきた。
前回ぐらいまでは,かなり深刻な雰囲気が醸し出されていたけどね。
それがようやっと,ここまできた。
夏休み中も何度も研究室に訪ねて来て,努力してきた結果でしょう。

3年生の部には,またOBOGが来てくれた。
S平くん,S川さん,どうもありがとう。
また,4年生も何人か空いている時間に顔を出してくれて,意見を言ってくれた。
3年生も皆感謝していることと思う。
私も同じ気持ちだ。
久しぶりのマラソンゼミで体は疲れたけど,心は…。

ゼミ生諸君,OBOG諸氏,来週のゼミ合宿でまた会いましょう!

2011年9月5日月曜日

収穫1

昨晩遅く,学会のはしごから帰京した。
今回の旅は収穫が多かった。

パナソニックの経理大学(こんなものがあるのを初めて知った)の学長で,前のCFO兼副社長の方の講演が面白かった。その講演が終わるとすぐに自分の研究報告があったので,少しナーバスになっていたが,すぐにその方の話に引き込まれた。

例えば…

2000年初頭のグループ事業再編において,松下通信の合併を企図。
しかし,当時,同社の株価は25,000円。
なんと本体の松下の株価の5倍!
そんなもん合併したら,のれん代が1兆円(!)発生してしまう。
そんなことできるわけない!
しかし…,ほどなくITバブル崩壊。
株価は一挙に5,000円まで下落。
当時の中村社長が一言。
「今すぐ,やれ!」
なんとも生々しい話しである。

また,松下幸之助氏の孫娘の旦那が社長をしていた「松下興産」の売却の件も,生臭い話しであった。ここにはちょっと書けない…。

以下は,興味深かった言葉。

「改革はP/Lからは出てこない。B/Sから出てくる。」
「銀行の本質は,晴れの時に傘を貸し,雨の時に傘の返却を要求するようなものだ。」
「改革の時に絶対に必要なものは若い人のエネルギーだ。老人にはできない。」
「幸之助氏の言葉『一日が終わったら,感謝と反省をしなさい』」
「ヒーター事故では1,000億円かかった。」
「難しいことは,簡単に言え。」
「判子を捺す時間は,それを求めてきた部下と会話する時間である。」
「経営における『warm heart』※は,暖かい心というより,相手の立場に立って考えることを意味する。」

※マーシャルの「cool head, but warm heart」より

2011年9月3日土曜日

ほんと,この台風は…

今,福岡。
ほんと,この台風は何をトロトロと…。
その真っ只中,陸路・空路を旅する人の身にでも…。

ま,いーか。
昨日の学会報告,まぁ,うまくいった。
司会の先生にも,フロアのオーディエンスにも,お褒めの言葉をたくさんいただいた。報告としては,今までの中でもかなり出来はいい方だった。

しかし,その後の学会懇親会の席で大変な大役を依頼されてしまった。
受けるべきか,断るべきか…。

さて,気分を変えて…。
明日は,組織心理学会。
純粋に好奇心が刺激される場として楽しもう!

2011年9月1日木曜日

on the road

さて,今日から4日間,大阪・福岡に学会出張。
大阪では研究報告する予定。
台風による交通機関の乱れが心配だけど…。

残していく野菜たちも心配…。
一応,小松菜には,ブルーシートをかぶせてきたけど,大雨と強風に耐えられるか。