無事,ルフトハンザがミュンヘンまで飛ぶことに。
ミュンヘンから羽田も多分大丈夫だろう。
ミュンヘンまでは1時間10分ほど。
ミュンヘンから羽田まで12時間ちょっと。
長旅になる。
ドイツ滞在1週間,本当に有意義な時間を過ごすことができた。
それもこれもフォルトナ・デュッセルドルフの廣岡氏のおかげ。
再会を約して廣岡さんとお別れ。
女子4人は号泣。
カメラを向けたら泣き顔を映されたくなくて,皆背を向けちゃった!!
しばしのお別れ,また日本で会いましょう!
GSBCの中日辺りに田中選手と内野選手に,参加者全員がサインをもらった。
商学部事務室にも来週あたりから飾られるだろう。
お二人とも本当に人柄がよく,気さくに応じてくれました。
やっぱり何らかの形で世に出る人は,そうなんだよね。
ということで,その際の動画をアップ!!
ちなみに,両選手には許可を得ています!
現在,ドイツ時間で朝の5時30分。
昨晩18時30分から,ドイツビールを4時間ほど飲み続けたのだが,結局夜中に目を覚まして2時間ちょっとしか寝られなかった。
今回のドイツでの1週間では,とにかく睡眠をしっかりと確保できなかった。
どうしても時差の関係で,良くて3時,場合によっては2時ぐらいに目を覚ましてしまい,そのまま眠れずに朝食,研修を迎えるか,5時ぐらいから1時間ほどうつらうつらするか,といったような感じだったので,昼間はだいぶ体がキツかった。
枕のせいかなぁ。
歳のせいもあるんだろうが…心配事が多すぎるってのもあると思う。
実際,今日はドイツの鉄道会社がストを予定している。
ストが決行された場合,空港までの足がなくなり,急遽タクシーを頼むってなっても,多くの人がそうするのでなかなか捕まらないってことになりかねない。
なので,2日前には大型のタクシーを2台予約しておいた。
朝7時30分にはそれで空港に向かう。
ところで,空港についてからも一波乱あるかもしれない。
利用予定のルフトハンザ航空がストを予定しているから。
運行部門以外の部門で予定されているため,おそらく大丈夫だと思うが,場合によってはスターアライアンス・グループの他のルートに変更しなければならないかもしれない。
とにかく,ドイツに限らず,ヨーロッパでは,インフレに端を発した労働争議があちこちで頻発している。
幸い今回のドイツ滞在中,その影響は少なくとも現時点ではないが,とにかく数時間後,無事にテイクオフできることを祈るばかり。
ザ・ドイツという店で最後の打上げ。
最後だからこそ言うよ。
これまでずっと苗字で「さん」「くん」づけで呼んできたけど…
コトコ,カズキ,ミズキ,ユウヤ,アヤネ,ユミ,ユウト,ハヤト,シュンスケ,リナ。
名前でね。
本当にこの7日間フルによく頑張ったよ。
研修の中身もそうだけど,研修が終わり,薄暮の頃から街に出てあっちこっち好奇心に赴くままに歩き回り(時にチャリで走り回り,ね,ユミ,アヤネ),異国の地のスポーツビジネスだけではなく文化をも,どん欲に摂取しようと,ね。
引率のこっちはハラハラしていたけど,君らのことを信頼していたので,最低限の注意だけしかしなかった。
今日の最後の懇親会では,10人の凝集性が高まり,この10人から離れたくないと泣いているものもいたが…
渡辺ゼミ3年生になる7名も,それ以外の3名も,また必ず集まろう。
そして,日本のスポーツについて,その未来について,語り合おう。
10年後,20年後も,ね。
ここで学んだ,生の知識・見識を活かし,諸君のキャリアが社会に貢献する輝かしいものにならんとすることを望む。
明日は,完全にパッキングがすんだ状態で,7時30分にロビーに集合!!
遅刻すんなよ!!
ルフトハンザ航空がストの構えを見せていて,それだけが心配…
本日,GSBCの研修の最終日。
あっという間の1週間。
今日はスタジアムには行かず,それとは少し離れたユース・アカデミーセンターに向かう。
ホテルから30分ほどだから,それほど遠くない。
素晴らしい施設!!
私は今までJリーグのクラブハウスを10以上訪れているが,ここより素晴らしいところは,数える程度!!
午前中は,ユースアカデミーのスポーツダイレクターのステファン氏から,そのアカデミーの概要をご説明いただいた。
同氏は1年前に就任。
その前は色んなチームで監督をしていた。
すべてのカテゴリーを見ているが,U23とU19といったトップチームと関係しているところを重点的に見ている。
また,もう一人,ダイレクターのクリスチャン氏からもご説明いただいた。
同氏は,U14と17を主に見ている。
概要は数字を挙げて詳細に説明された。
このアカデミーには,U9~23の13チームが所属。
シーズン650枚のユニフォーム,145人のスタッフ,メディカルトレーナー8人,選手245人。
女子のトップチームU17が今年からできて,来年からはU19ができる。
女子サッカーの人気が高まっている(集客はまだまだだが)。
バス30人のドライバーがいてバス13台保有。
学校が終わってからここに連れてくるため。
101のシャワー。
監督コーチ陣が50人(U11から上の監督は正社員,コーチは兼業が多い)。
ユースアカデミーだけで16人のスカウトがいる。
一週間に47回トレーニングをしていえる。
4台の洗濯機がある。
200種類の料理を提供(U9と11はOGSという教育サポートをしているため,栄養には気を付けている)。
ユースアカデミーからトップにあがっているのはフォルトナは10名でトップクラス(2部では減る田が12名,ニュルンベルクが10名,ハンブルガー8名,1部ではフライブルグ11名,ホッフェンハイム10名,ケルン9名,マインツ8名)。
選手一人ひとりのフォーカスすることが一番大事。
ここでは全部を説明しきれないが,アカデミー内の壁には,ここの選手が守るべき理念のようなものが書かれていたの印象的だった。
FFAは実に難しい。
昨日のGSBCのディスカッションを通じて,それを再認識。
for allと言った場合の,allとは文字通りすべての人なのか,それとも何らかの定義が必要なのか?
無料化とシーズンチケットの関係をどのように考えるか?
これまで観戦したくても金銭的な問題で観戦できなかった人と,これまでも観戦してきて今後も観戦し続けたい人との関係性をどのように整理するのか?
本年度は,ホーム試合の3試合を無料化予定だが,今後全17試合を5年かけて無料化するとアナウンスしているが,その実行可能性は?
無料化対象試合は,現行の人気のある試合を対象にするのか,そのほかの基準を用いて選定するのか?
今後,それらの決定次第では,多くの困難に直面することもあるかもしれない。
乗り越えていってほしいものだ。
Fortuna for all(FFA)とは?
昨年4月にそのニュースは世界を駆け巡った。
フォルトナ・デュッセルドルフが,ホームの試合を完全無料化すると発表したのだ。
衝撃と共に世界に伝わった。
日本も同様。
NHKが報道した。
アメリカの例外ではない。
ニューヨークタイムズが取り上げた。
昨日の研修では,なぜ世界の中で,ドイツのデュッセルドルフという土地で,そしてフォルトナというサッカークラブで,それが実現できたのか,その背景を深く掘り下げて知ることができた。
これって結構凄いことだと思う。
もちろん,フォルトナとしても,一挙にホームの17試合を無料にするわけではない。
今シーズンは3試合をパイロット的に無料化した。
そこで得られた経験・知見をもとに,今後5年間をかけて完全無料化を目指している。
FFAの導入に伴い生ずる,実に複雑かつ細かいステークホルダーとの関係性変化を認識し,その変化に先取りして打つ手を打っていく。
現在のフォルトナのヨブスト会長,そしてプロジェクトリーダーのダニエル氏だからこそ,できたことなのかもしれない。
しかし,実に面白い。
FFAの本質を究明し,日本のJリーグでの適用可能性を検討し,その可能性が高いと判断されるのなら,パイロット的に導入するクラブがないか探索する,そんなことを渡辺ゼミ3年生のグループ研究で行っても良い。
困難に満ちた道のりになるだろうが,その3・4年生のゼミのすべてをこれに賭けても良いぐらいの価値があるテーマだと思う。
私も,今,とてもワクワクしている。
こんなこと,フォルトナに来て,実地にお話しを聞かなければ,得られなかった知的興奮だろう。
そこにGSBCの意義の一つが間違いなくある。
今日のGSBCは午前中チケッティングに関する研修を受け,そしてその終了後,田中碧選手と内野貴史選手とのサイン会と質問コーナーというサブライス!!
学生たちの喜びようったら,そりゃぁ!!
午後にはスポンサー営業の研修。
チケッティングとスポンサー営業に共通する重要な要素は,フォルトナ for Allという,ホームの試合の完全無料化という制作。
この政策を今シーズンから,世界初の取り組みとしてフォルトナが実践しているのだが,これが実に深い!!
そして,面白い!!
ここで書ける範囲は限界があるのだが,入場料収入は失うが,それに代わってパートナーシップが激増し,地域への貢献度が向上し,そしてイノベイターとしてのレピュテーションが世界中に広まった。
なにしろこのニュースは世界中を駆け巡り,ニューヨークタイムズでもこのニュースは取り上げられたからね。
凄まじいパブリシティと言ってよい。
これは個人的にも研究したいテーマ。
渡辺ゼミ新3年生のグループ研究テーマになるかも。
今日は午前中に,一昨日受講したフォルトナDNAとファン対応について,その振り返りとその内容をめぐるディスカッションを行う。
こういったリフレクションが実は,この種の研修では一番大事で,これをやらないと効果が半減する。
議論がもうちょい盛り上がるといいのだが,まぁまぁ良い振り返りができました。
その後,研修の一環で,フォルトナ・デュッセルドルフのホームの試合を観戦。
まずは近隣のKirchplatz駅からMerkur Spiel-Arena駅まで移動。
途中1回乗り換えていくのだが,およそ30分弱で到着。
電車内もあまり混んでおらず,ほぼ入場開始時間に到着。
すぐに荷物検査のところに行くが,今回は男性ではなく,女性3名が手荷物検査に引っかかる。
モバイル・バッテリーは分かるけれども,自撮り棒もダメなんだね。
武器になりそうだからかなぁ。
GSBCの受講生の女性3人が並んだ列の検査官が特に厳しかったよう。
指摘された荷物を外の預け場所に預け,無事入場。
入場後は,ファンショップでグッズ類を購入。
中には数万円分を購入している人も。
多くはユニフォームを購入していたが,田中碧選手の背番号が売り切れており,さらには内野貴史選手のも売り切れており,悲しがっている学生も…
そんなこんなしていると試合開始時間が近づいてきた。
席はピッチを凄い近く感じるゴール裏の良い席で,こんな良い席を用意してくれたフォルトナの廣岡氏には感謝しかない。
ところで,今日の対戦相手はのハンザ・ロストックは,過激なファン,それも若干右傾化したファンが多いということだったが,実際にアウェイにも関わらず多数のサポーターが集まり一糸乱れずに応援している様は,以下の動画を見てもらうとわかるように,少々不気味だった。
昨年も感じたことだが,フォルトナの観客はシャルケやボルシア・メンヒェングラートバッハのサポーターと比べると,凄いおとなしいというか,ジェントルな印象。
タバコをぷかぷか吸う人間も非常に少ないし,激しい言葉遣いをする人間も少ない。
とはいえ,帰りの電車内では久しぶりの勝利に興奮した,フォルトナのサポーターが大騒ぎしていて,GSBCの女性の受講生は少々怖がっていたが...
あんなの可愛いもん。
前述のとおり,今日の試合は2対0でフォルトナが久しぶり勝利したのだが,最高だったのは田中碧選手が得点を決めたこと!!
また,碧選手は全般的に大活躍で,惜しい得点シーンも多々あり,見ている側としたらハラハラドキドキして,またゴールに喜びを爆発させることもできて,最高に楽しい試合でした!!
碧選手のゴール後の様子!!
一点残念だったのは,内野貴史選手がベンチ入りしながら,出場しなかったこと。
以下の動画は内野選手がアップをするシーン。
右下のピッチ脇でダッシュしている選手。
本日の試合の入場者は3万人越え。
これで2部だからね...
日本では考えられないわ。
帰りは,ちょっとスタジアムに残り余韻を楽しんだ後,帰宅の列車に向かったが,それほど待つことも,混雑することもなく,無事ホテルのある駅に帰着。
ただ,学生一人が電車内でチケットを提示することができず(見つからず),降りる駅で降りられなかったが,大きなトラブルなく,本日の試合観戦も終了。
学びの多い体験をすることができたことと思う。
昨日,ボルシア・メンヘェングラートバッハ(MG)とボーフムの試合を,前者のホームであるBorussia-Parkで観戦した。
ボルシアMGに日本代表の板倉選手が所属しており,ボーフムには同じく代表選手の浅野選手が所属しているので,日本人対決を期待していたが,板倉選手が出場停止ということで,実現せず残念…
しかし,ボルシアMGが5点,ボーフムが2点と,点の取り合いになり,盛り上がりが凄くてとても楽しかった。
ここに観戦に関して感じたことを記したい。
学生10名と私,それから同行してくれている中大職員さんの12名でホテルを出て,最寄りのBirk駅に向かう。
Birk駅から急行列車に乗り,Mönchengladbach駅まで向かい,列車内でサポーターがビールケースを持ち込み酒盛りをしているなか,20分ちょっとで到着。
到着後,階段を下りて右に進む,外に出てさらに右に曲がると,シャトルバスの乗り場がある(ちなみに左に行くと,通常のバス乗り場があり,これに乗ってもスタジアムにはいくことができる)。
シャトルバスは試合開始の3時間前から運行され,その後は5分おきに頻繁にやってくるとのことであったが,ここでやらかした。
なぜか私が試合開始時間を14時と認識してしまっていたのだが,実際には15時30であり,Mönchengladbach駅到着後,シャトルバスのために1時間ほど待たなければならなかった。寒空の中,学生の皆を待たせることになり,申し訳ない…
その待っている間に,ボルシアMGの熱狂的なサポーターがやってきて,周囲のフェンスを壊すなど大騒ぎをしていて,ちょっと怖い雰囲気にも。
そんな中,シャトルバス到着予定時刻の12時30分を過ぎたが,バスは来ない…
10分ほど過ぎてから,ようやく第1陣,第2陣のバスがやってきて,我々は第2陣のバスに滑り込むことができた。
我々は1時間前から待っていたのだが,どんどん平気で割り込んでくるので,ギリギリ2台目に乗れた感じ。
基本的に列を守る人が多いのだが,守らない人の多さは日本の比ではないくらい多い。
で,Borussia-Parkまで向かうのだが,バス内でも普通に大声でチャントが歌われ,それはそれは賑やか。
さて,20分ほどバスに揺られて,ようやくスタジアムに到着!!
入場開始までに1時間ほど余裕があったので,グッズショップに向かい,買い物をすることに。
すでにかなり店内は客で溢れていた。
ちなみに,入場開始の時間,つまり14時ぐらいにスタジアムに到着すると,ショップの入り口に行列ができており,店内にもなかなか入れない状況になっていた。
人気の商品は売れきれちゃうんじゃないかなぁ。
私が開始時間を間違えるという,いわばケガの功名で,ショップで比較的余裕をもって買い物をすることができました。
皆,だいたいマフラーを購入。
私もカッコいいのを一枚購入。
ひとしきり買い物をした後,ライター兼サッカー指導者の中野吉之伴氏と偶然お会いすることができて,試合後晩御飯を一緒に食べることを約す。
さて,いよいよスタジアムに入場。
入場する際に荷物チェックがあり,飲料,食べ物,モバイルバッテリーとかは持ち込めない。
A4サイズ以上のバッグも持ち込めない。
持ち込み不可の荷物は預けることになり,帰りに受け取って帰ることになる。
ちなみにモバイルバッテリーはダメな場合もあれば,スルーできることもあり,セキュリティの人次第か。
さらにちなみに私はFRISKはOKだった。
さて,入場後。
下の写真のうち上の写真が試合開始1時間半前で,まだ空席が目立つが,それでもすでに結構の人数が入っている。
下の写真は開始30分前で,ほぼ満員状態に。
この日の観客数は5万3千人!!
今日は完全フリー日の扱いなので,学生たちは思い思いのスタグルを購入し,寒空の中ビールを飲み,皆楽しそうだった。
さて,スタジアムの盛り上がりは,昨年のシャルケの試合と同等か,それ以上!!
下の動画の一番上は試合前の盛り上がり,真ん中は選手の入場シーン,そして一番下がボルシアMGの得点後。
とにかくすごい盛り上がり。
昨日は,ファン対応に関する研修の後,1時間ほどかけてMERKUR SPIEL-ARENAを見学。
ロッカールームでは田中選手の場所に座らせていただいたり,ピッチ脇まで行かせていただいたり,様々な場所を見学させていただいた。
そのほかに,屋根の開閉費用のことや,座席がなぜランダムに色付けされているのかの理由など,なかなか知ることのできない知識を得ることもできた。
ところで…今年のGSBC生は小芝居をしたがるので,ビデオにとってみた!
普通にピッチ脇を歩いているさまに何やらツボッた笑
10:00 アレキサンダー・ヨブスト会長のご挨拶
10:30 廣岡太貴氏によるフォルトナDNAに関する講義
昼食
13:00 Hellebach氏によるファン対応に関する講義 ← 今ここ
15:00 スタジアム見学
昼食は,スタッフ皆さんが使う食堂で,ビュッフェ形式で頂戴する。
トマト味のリゾットが美味しかった!!
参加学生は朝のビュッフェもたくさん食べていたのに,昼ももりもり食べていました。
午後はファン対応に関する講義だが,Hellebach氏が高熱で体調不良のため,急遽オンラインで行われることに。
ファン対応の部署というのは,日本のJリーグにはない部署であり,ブンデスの特徴的なところ。
今年のグローバル・スポーツビジネス・キャリアという講座での,フォルトナ・デュッセルドルフで研修。
まずは羽田からデュッセルドルフまで順調に移動することができた。
昨年は,イスタンブール空港で散々な目にあったけれども,今年はミュンヘン空港でのトランジットも順調で,無事デュッセルドルフ空港に時間通りに到着することができた。
感想としては,第一に羽田からミュンヘンが14時間と,ロシア上空を飛べない影響のため,とにかく長い...
今年は椅子の上に腰痛対策の座布団みたいなものを敷いて,これが結構よかったので,まだよかったけれども...
長すぎる。
次の感想としては,ミュンヘン空港はトランジットがしやすい空港として有名なようだが,確かにそのように思った。
ただ,デュッセルドルフ行きのドイツ国内線が満員で,最後の方に搭乗したら,うちの学生たち全員が手荷物を上の棚に格納できず,結構窮屈だった。
良かったこともあって,国内線なので,200名程度の乗客数であり,また預け荷物をしている乗客も少ないので,出口での預け荷物のピックアップにかかる時間が少なくて済んだということ。
フォルトナの廣岡さんにお迎えに来ていただき,皆でSバーンの駅に向かい,切符の買い方を学習し,S11に乗車してデュッセルドルフ中央駅の2つ先のビルトという駅で降りる。
そこから5分ほど歩き,ホテルに到着!!
私は昨日早朝の4時45分に家を出たのだが,ホテルに到着して手続きがすべて終了したのが,ドイツ時間の20時45分で,ちょうど24時間経った計算。
さすがに疲れました。
日本では朝の8時の時間ですが,これから寝ます!!
下の写真はデュッセルドルフ空港に到着した,ちょっと疲れた顔の学生たち。
明日から頑張って研修だぁ!!
依頼されていた書評の締切は3月下旬だったのだけれども,3月はとにかく研究にずっぽり浸りたいと考えているため,明後日の渡独前に仕上げようと取り組んできたが,昨日完成し,出版社に送ることができた。
バスケ部とサッカー部の社団法人の納税も昨日済ますことができた。
厚木はやぶさFCと提携して,厚木の地域課題の解決を目指しつつ,4月のホーム開幕戦の集客に寄与するような企画を学生が考案し,実装するところまでやりきるスポーツビジネス・チャレンジ(SBC)という講座も,比較的順調。
何とか最低でも2つの企画は実現できそう。
ただちょっと困るのは,SBCの28名のメンバーのうち9名は,明後日からのグローバル・スポーツビジネス・キャリアというドイツで研修を行う講座のために,約10日間は日本にいないということ。
残りのメンバーでできるだけ頑張ってほしいね。
さぁ,ドイツ語の勉強でもしようかな。
現在,執筆している書評に関連するので,自分の過去の論文をざっと読みなおしているのだが,20年以上前に執筆した『管理会計とモティベーション』という論文に以下のように書いていた。
Deci and Flaste(1995)は,Robert Henri(1945,p.401)の次の言葉を引用する。「もしかしたら,途方もない考え方のように聞こえるかもしれないが,絵を描くことの目的は,絵を完成させることにあるのではない。絵が描くことの結果として生じるならば,絵はしたことのしるしとして役立ち,価値が有り,興味深くもあるであろう。しかし,それはあくまでも副産物にすぎない。真の芸術活動の背後にある目標は,存在の本質的状態(a state of being)に到達することである。それは高い次元で活動している状態,普通に存在している以上の状態に達することである。」
Deci and Flaste(1995)は,Henriは内発的動機づけの本質を理解していたに違いないとして,それを敷衍して,「内発的動づけとは活動それ自体に完全に没頭している心理的な状態であって,(金を稼ぐとか絵を完成させるというような)何かの目的に到達することとは無関係なのである」といい ,さらに「内発的動機付けの経験それ自体に価値があると信じている。・・・そのような経験のない人生は人生ではないとさえいえるかもしれない」という 。
内発的動機づけとは,人が自らの興味と自発性に基づいて挑戦的な場面に取り組む主体的な態度について,心理学的に説明する動機づけの概念であり(鹿毛,1991),これに基づく活動に従事している人間は,その行為に楽しさ,喜び,有意味さ,誇りなどを感知する。真の意味で活性化している組織とは,組織に属する人間が,自らの仕事を自己目的的に遂行することにより,そういった楽しさ,喜び,有意味さ,誇りといった内発的報酬を得ることのできる組織であるといってもよかろう。このような組織を実現することは,その社会的役割を考えた場合,企業の果たすべき最も重要な課題の一つであるといっても過言ではない。
いやー,若いね,文章が。
色々と意見があるのは知っているが,でも,改めてデシの『人を伸ばす力』は,個人的には良い本だと思う。
参考文献は以下。
Deci,E.L., and R.Flaste(1995), Why We Do What We Do, G.T.Putnam’s Sons.(桜井茂男訳『人を伸ばす力』新曜社,1999年.)
ドイツはデュッセルドルフでのスポーツビジネス研修を6日後に控え、結構、バタバタしている。
その準備もさることながら、なんやか色々と予定が入ってくる。
今日も午前中は、昨年18期のヒロキがお世話になった「ぴあスポーツビジネス・プログラム」に関わり、その「ぴあ」からヒロキと一緒に取材を受けた。
大学スポーツのことなど、日ごろ考えている課題などをひとしきり語り、その未来などについてもつぶやいた。
ところで、おそらく今年の4月からの「ぴあスポーツビジネス・プログラム」についても、きらぼし銀行様のご協賛枠ということで、もしかしたらまた渡辺ゼミの関係者が受講できるかもしれない。
夕方には、中杉の先生方とミーティングをして、2024年度も高校生の探求型授業への協力を依頼された。
母校だし、結構自分自身刺激になるので、できる範囲でご協力をしようと思っている。
その後すぐに、今度はバスケ部のスポンサー企業様のご紹介により、バスケ部へプロによるコーチングを導入する件についてミーティング。
大変ありがたいお話なのだが、部の関係者もなかなか時間的に余裕がなくて、ちょっとこれについてはどうなるか先行きが見えない。
そして、明日は依頼されている専門書の書評を仕上げるために大学へ。
結構楽しくやらせていただいているんだが、楽しんでいるだけじゃなくて、やっぱり多くの人にこの本を読みたいと思ってもらえるような書評にしなきゃね。
工夫が必要。
午前中テニスをして、リフレッシュしてから、やろうっと。
渡辺ゼミ3年生のカエデとハルカが、鎌倉インテルのアジア越境プログラムから帰ってきた。
タイでの5日間。
相当ハードだったようだ。
1日のスケジュールは、9時に研修会場に集合してから始まり、10時~15時の間にミッションに取り組み、15時に研修会場に再集合し皆の前で成果をプレゼンして終わり、という感じだったらしい。
ミッションは「タイの学生とバディを組みミッションに取り組むこと(お互い第一言語が異なるため、コミュニケーションは基本的に英語で行う)」、「プレゼンは英語で行うこと」が指示されたようだ。
最初は一人、二日目以降は会ったばかりのタイ人のバディと、難題のミッション(タイ人40人以上にインタビューをしてタイのスポーツトレンドの調査せよ!とか)に取り組んだみたいだが、さぞや最初は心細かったろう。
怖かったろう。
恥や外聞などを気にしていては一歩も前に進めることができない状況下で、初めて一皮むけることができる。
恥や外聞なんてなんの役にも立たないどころか、むしろ有害でしかない衣をかなぐり捨て、ミッションに取り組めた時、楽しさすらを感じることができたろう。
3月初旬にゼミ合宿で二人に会うことができる。
楽しみだな。
スポーツビジネスチャレンジという講座がある。
社会課題を解決しつつ、スポーツ組織の集客にもつながるような企画を、学生主体で考案し、それを実装する。
この授業の要諦は、その講座名にもあるように、チャレンジすること。
多くの人はチャレンジを恐れる。
否、チャレンジした結果の失敗を恐れる。
確かに多くのチャレンジは、いくら綿密にそのプロセスを創りこんでも、失敗する。
しかし、社会には、想いがこもったチャレンジには、必ず応えてくれる人がいて、成功につながることがある。
ハードルの高いチャレンジであっても、そう。
以下の動画では、スティーブ・ジョブズの12歳の時のチャレンジに対して、ヒューレットパッカードの社長が応えてくれたことが説明されている。
https://twitter.com/BrandonKHill/status/1756199064381911280
スポーツビジネス・チャレンジで目指していることも、まさにこれ。
かつて、この講座では、世界的なイラストレーターに無償で、サッカークラブのキャラクターを考案し、ポスターを作成していただくことに成功したり、集客のためのシールや缶バッジを無償で作成したいただいたり、100万円の協賛金を頂戴したり…様々なチャレンジをして成功を勝ち取ってきた。
もちろん、その背景には、数百の失敗の山がある。
それだけに、成功した時の喜びは凄まじいし、大きな効力感を産み出す。
社会に出てからも、誰もが尻込みするようなチャレンジに果敢に挑めるようになる。
そして、社会変革をドライブする人財になる。
それこそ、この講座の意義。
あと二週間でGSBCスタート!!
事前研修が来週月曜日に瀬田元吾氏を招いて3時間ほど行われるが、渡独は二週間後の22日。
今年はミュンヘン経由でデュッセルドルフへ。
昨年はトランジットのイスタンブールで予定していた便が二日前のトルコ地震の余波をうけキャンセルになり、12間以上足止めをくって散々な目にあったので、トランジットもドイツ国内になるようにした。
23日から研修開始し、フォルトナDNAとファン対応について学ぶ予定。
24日は1日フリーの日だけど、ほぼ全員でボルシアMGとボーフムの試合を観戦予定。
板倉・福田と浅野の日本人対決が楽しみ。
25日は日曜日だけど、スタジアムで研修を受けてから、午後はフォルトナの試合観戦。
26日はチケッティングとマーケティングを学ぶ予定。
27日はデュッセルドルフ市庁舎を訪問し、その後にはCSRについて学ぶ予定。
28日はユースアカデミーセンターを見学し、アカデミーについて徹底的に学ぶ予定。
29日には帰国の途に就き、3月1日には帰国予定。
往復の飛行機移動でのトラブルだけが心配だけど、到着してしまえば本当に楽しい研修ばかり。
私自身も楽しみだ!!
卒論発表会の感想を何人かの3年生が送ってくれたのだが,以下の感想はとても印象に残った。
恩送り…まさにこれが大事。
これができている組織は,社会は,決して間違った方向に進まない。
そう信じている。
19期の先輩方の卒論発表会、OBOG会を終えて感じたことが2点あります。
1点目は、19期の先輩方のたくましさを感じたという点です。19期の先輩方とは約1年間同じゼミで過ごさせていただきましたが、研究内容はもちろん発表の仕方など本当に多くのことを勉強させていただきました。しかし、OBOG会冒頭での19期の先輩方のあいさつや渡辺先生のお言葉から、19期の先輩方も紆余曲折を経てここまでたくましくなられているのだなと感じました。その姿を見てシンプルにかっこいいなと思いましたし、自分自身も同じステージに立てるよう頑張ろうと思いました。
2点目は、改めて素晴らしい組織にいるということを実感したという点です。OBOG会では多くの先輩方のお話を伺い、特にSPJ関連の多くの資料で参考にさせて頂いた18期の先輩方にこれからのゼミや就活についてのことについても相談させていただきました。どの期の先輩方も自分に対して本当によくして頂いて、とても有意義な時間でした。その中で、恩送りの意識のようなものがこの組織に根づいているのではないかと感じました。普段自分は大空君や月人さんにとくにお世話になっているのですが、その先輩方もまたその先輩方にお世話になり…そのような恩送りのような形で自己成長もできるし、利他の精神が養われる素晴らしい組織が構築されているのではないかとOBOGが集う会で考えました。もう少しで19期の先輩方が卒業するので、これからは20期が21期に恩送りをする番だと思いますので、自分にできることは最大限行いたいと、より一層気が引き締まりました。
19期生も嬉しいだろうから,21期生の感想を公開しよう。
2年前は君らもこんなだったけど,今やその憧れる存在になったってこと。
途中で逃げずによく頑張ったよ!
21期生も連絡ありがとう!
今の気持ちを忘れずに,やり遂げてくださいね!
①昨日の卒論発表会では、先輩方が発表している姿を初めて間近で拝見し、本当に感激しました。正直、発表の中身については理解できない部分が多く、特に統計が分からないので分析の部分を理解することがほとんどできませんでした。OBの方に、数字に強いと必ず役に立つということを聞いたので、統計の勉強をしっかりやっていきたいと思いました。また、先輩たちのパワポがとても見やすいと感じました。自分はパワポでスライドを作ったことがほとんどないので、自分もいつかあれくらいのものが本当に作れるようになるのだろうかと不安にもなりましたが、渡辺ゼミではこういった力もつけられるのだという期待も膨らみました。先輩たちの発表を踏まえて、来月の論文要約の発表にしっかりと活かしたいと思います。
②昨日は卒論発表会に懇親会とありがとうございました。貴重なお話をたくさん伺うことができて、有意義な時間となりました。
卒論発表会では先輩方の研究内容や社会人のOB、OGの方の質問のレベルの高さに圧倒されました。正直、内容は理解できなかったことの方が多かったのですが、見やすい資料や聞きやすい話し方など全てが勉強になりました。また、2年後の自分に同じことができるのか不安になりました。それと同時に先輩方のようになりたいという憧れを抱きました。この時期に、今後目指していく研究レベルの高さを知ることができて良かったです。まずは、春合宿の論文報告に向けて、昨日学んだことを活かしながら取り組んで参ります。
渡辺会ではOB、OGの先輩方から渡辺ゼミや就活のことについて伺いました。今社会で活躍なさっている方々は共通して、大学時代から自分の中で大事なことをブレずに持っているという印象を受けました。社会人の方とゆっくり話す機会は貴重でとても充実した時間となりました。
③昨日の卒論発表会では四年生の先輩方の集大成を見ることができてとても勉強になりました。貴重な機会をくださりありがとうございます。
内容を理解できたかと言われると、統計の内容であったりなどの基礎知識の不足もあり、半分理解できたかどうかというのが正直なところなのですが、自分も来年再来年と経験を積んで先輩方のような質の高い卒論発表をできるようになりないと強く思いました。
また三年生四年生どちらの先輩の発表を聞いても感じたことなのですが、最初に目次を設定したり、具体例を入れることでプレゼンの流れがとてもわかりやすく、難しい内容でも理解しやすいような工夫がされていたと感じたので自分の春合宿の発表にも活かしていきたいと思いました。
自分が来年先輩方のような発表をできている姿はまだ想像できないのですが、先輩に近づけるようにまずはこの一年を精一杯頑張りたいと思いました。
卒論発表会、渡辺会に参加させていただき、今後のゼミ活動に対するモチベーションが高まりました。貴重な機会を設けていただき、誠にありがとうございました。
④私は渡辺ゼミの先輩方の研究発表やプレゼンを見るのは昨日の卒論発表会が初めてだったのですが、話し方や立ち振る舞い、質問や指摘に対する受け答えなど全てにおいて堂々としていて、先輩方の発表している姿がとにかくかっこ良いと感じました。研究や卒論を通して自分の弱点である論理的思考力や文章力のなさ、プレゼン能力を鍛えて、2年後、自分も19期の先輩方のように自信を持って堂々としたプレゼンができる人間になりたいと強く思いました。
また懇親会では渡辺ゼミのOBOGの先輩方とお話しさせていただき、横だけでなく縦の繋がりの重要性も感じることができました。困ったときや相談事があったときは現役の渡辺ゼミの先輩方だけでなくOBOGの先輩方がいてくださる、というとても恵まれた環境にいることを改めて実感しました。自分が恵まれた環境にいることを忘れず、その環境やつながりなどを最大限に活かして自分を成長させるべくこれから2年間全力で頑張りたいと思います。
2年後の卒論発表会で1位を獲得することを自分の一つの目標にしたいと思います。渡辺先生の期待を超えられるよう全力で励んで参ります。
そういえば、卒論発表会の翌日、つまり昨日、現3年生のハルカとカエデが、鎌倉インテルのアジア越境プログラムに参加している。
特別に2名を無料で、ということで、二人を派遣することに。
シンガポールでのミッションは結構ハードだと思うけれども、一皮むけて帰ってきてほしいなぁ。
ところで、ぴあのスポーツビジネスに関するプログラムだが、昨年卒業して2年目のOBを、きらぼし銀行様のご厚意で、同行枠ということで無料で受講させていただいたが、今年もその枠を頂戴できる可能性が。
ほぼ内定しているのだけれども、またOBから選ぼうかな、と。
https://fan.pia.jp/psb/
渡辺ゼミの人材と学びを外部の方々にご評価いただき、本当にありがたいことです。
選ばれた人は、ぜひそのご評価・想いに応えるべく、一所懸命に学んできてほしいものだ。