性善説も性悪説も信じない。
人は生まれつき悪でも,善でもない。
ただ…人は弱い。
性弱説。
あるとしたら,これだ。
人は弱い。
とてつもなく弱い。
それがゆえに卑怯なふるまいをしてしまう人間も多い。
しかし,それを真の意味で責められようか?
誰もが,人として弱さを内在しているとすれば,卑怯なふるまいをせずに済むのも,それはたまたま運が良かったからなのでは?
とはいえ,また他方で,人間の弱さを認め,それでも怖さに震えながらも前に進む人間もいる。
その姿は凛々しく,美しい。
その美しさに人は打たれる。
だから,弱さに負けた人間にあふれるこんな世の中でも,人は何かを信じて生きられる。
ドブにまみれても,弱さに打ちひしがれながらも,匍匐前進をし続ける人間がいるからこそ,人は目に見えない何かを信じて前に進むことができる。
…私も,その弱い人間の一人にしか過ぎない。
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