30年ほど前,長渕剛を狂ったように聞いていた頃があった。
今の若い子は知らないだろうが,当時の「レコード盤」を擦り切るくらい聞いた。
とりわけ,アルバム『逆流』が好きだった。
特に「逆流」の歌詞が,私を前に向かせてくれた。
何度,勇気づけられたことだろう。
思うことがあり,久しぶりに昔の音源の「逆流」を聞いた。
これまでのことが走馬灯のように蘇り,胸が熱くなった。
流れに逆らい進むことをおそれてはいけない。
そう思い生きてきたつもりだが,最近の私はどうであろうか・・・。
僕がここを出て行くわけは
誰もが僕の居場所を知ってたから
やさしさを敵にまわしてでも
生きている証が欲しかった
竹馬で歩くように
今はまだぎこちないが
まずはここから足を踏み出し
飾り言葉を投げ捨てて
「若いくせに」なんて言わせたくない
奴がブーツのボタンをはずしていようと
奴が他人の生きざま馬鹿にしようとも
一歩前のこの道を行かなければ
だって僕は僕を失うために生きてきたんじゃない
ひび割れた悲しみに縛られる前に
コップ一杯の水を飲み干そう
まずは喉をうるおして
目の前のいざこざをけちらすんだ
たとえば誰かがさびれたナイフで
僕に軽蔑を突きつけても
腰を据えて受けてやる
げんこつひとつで笑えるさ
奴がブーツのボタンをはずしていようと
奴が他人の生きざま馬鹿にしようとも
一歩前のこの道を行かなければ
だって僕は僕を失うために生きてきたんじゃない
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