明日は大晦日。
朝一で買い物に行ってから、オンラインでのミーティングを一本こなし、それから酒の買い出しに。
昨日のゼミOBとの飲み会で、2期のトットリ君が、熊本の産土をぜひ入手したいというので、彼のために。
面倒くせぇなぁと思うけど、いつも彼の神楽坂の店で無理を聞いてもらっているからね。
でも、肝心なことは明日まで残っているかということ。
厳しいだろうなぁ。
ま、とにかく行ってみるか。
今日、大学で4年生の卒論指導を1時間40分ほど行った。
本日のスケジュールがすべて飛んだ結果であったが。
そうでなければできていなかった。
熱い気持ちを持った男だ。
不器用だ。
頭も…まぁあまり良くない。
時として空回りもして、それがゆえに時に人に迷惑すらかける。
…とここまで考えて思う。
ふ、俺と同じじゃん。
分かった。
あともう少し臨時をしよう。
ところで、彼とのマンツーマンのゼミで気づいたことがある。
彼の研究に彼の個人的な価値観が強く反映されていることに。
時々、不思議だった。
なぜ、思考が飛ぶのか(のように聞こえるのか)。
今日、ようやっと分かった。
ロジックを考える際に、自己の価値観が強く反映され、「具体⇔抽象」の往還がうまくできていないことに。
彼は成長のために自己努力を最大限(いや限界を超えた努力すら)受け容れ、そしてそれを実践する。
彼の成長とは、すなわち自己を追い込むこと。
分かっていたつもりだが、どうしてもそのことと研究を独立させて考えてしまっていた。
研究者(学部生といえども研究をしているのなら研究者)は、そのような偏見(思考形式を一方に寄せてしまう価値観を我々はこう呼ぶ)を排除することが基本的なスタンスだ。
その基本的スタンスが意識下に深く浸透し、たとえて言うなら家に入る際に靴を脱ぐがごとく当たり前であるがゆえに、私は気づきにくくなっていた。
当然、学生たちもそうであるはずと勝手に思い込んでいた。
教えるとは学ぶことだ。
改めてこの歳になって。
今日,娘が帰ってきた。
ということは…そう,私がいると邪魔。
インフルをうつしてしまう危険性あり,ということで,大学はお休みで職員さんはいないし,研究室に入ってしまえば誰とも話さないので他人にうつす危険性ゼロだし,しかも,今日予定されていた町内会役員による町内見回りも,晩の予定も全ても中止になったので,午後から大学へ。
正門から車で入校すると,なにやら見慣れた後ろ姿が…
3年のゼミ生のフウタ,ソウタ,ヒロトが正門の坂を歩いていた。
車の窓を開けて声をかけると,これからCスクで勉強だと。
この年末に。
うちのゼミをやり切った連中が,良いところに就職していくのは,当たり前だよなぁ。
アシックス,バンダイナムコ,三井住友銀行,日本ハムとか,とんでもない倍率のところを通過していくのは,こういうところなんだろうなぁ。
自分の息子の友達になってほしいくらいだわ。
今日はテニス日和だったが…
インフルのせいでもちろんできず…
滅多にない機会ととらえて、普段読まない本を読むことにした。
最近は時間的に余裕がないから、読む必要がある本ばかりを読んでいたので。
読む必要がなくても読みたくなる本がないか、就職してから家を出ていった娘の部屋の本棚を探索した。
朝井リョウという作家名に目が留まる。
確か最年少で直木賞を受賞した作家だったのではと手に取る。
また、本のタイトルが気に入った。
「何者」「何様」
本日、この二作品を9時間ぐらいかけて読んだ。
私のゼミでは、最近コロナで実施できていないが、ちょい前までは、私の自宅で行うBBQにおいて、ひとしきり飲んだ後に、誰にも言ってこなかった、言えなかった、自分の弱い部分、隠しておきたい部分を、互いに告白しあうような機会を設けていた。
今でもその時の内容を思いだすと、胸が苦しくなるような告白もいくつかあった。
普段は明るく、馬鹿話に興ずる、大学生っぽい大学生も、それぞれ辛い過去や人に語れない醜悪な過去の一つや二つ持っているもの。
現場に立つ人間からすると、その辺のことがリアルに、解像度高く、描かれていると思う。
ただ…うちのゼミの読書会の本としては選ばれんなぁ。
私が読書会の本として選択する基準は、未知との遭遇。
上記の本を選んじゃったら、現実との遭遇になってしまう。
それはそれで面白いのかもしれないけれどもね。
まだしばらくは未知との遭遇でいく。
3年のゼミ活動も山場を越えた。
まだすることはあるけれども,まぁほぼ。
学内プレゼン大会を終えて,コミュニティトークンの発行・運営のグループから,色紙をもらった。
卒業の時には,まぁ通常卒業生から貰うけれども,3年生の終わりの段階で,こういった色紙を貰ったのは初めてかも。
3年生のゼミ活動を通じて,成長してくれれば,それで良い。
ここで気を緩めないで,4年生も引き続き研究に邁進してほしい。
今日は年内最後のゼミの日。
3年生の対外的なイベントも明後日の横浜国立大・青山学院大とのインターゼミで終了。
20期生のパフォーマンスは…
感謝感情の効果に関する研究を行ったグループが、スポーツ政策会議で特別賞を受賞。
スポーツスポンサーシップの効果に関する研究を行ったグループが、学内プレゼン大会の一つの部門における最優秀賞。
コミュニティトークンの大学スポーツ関連組織における発行・運営、そしてその課題の分析を行ったグループが、同じく学内プレゼン大会のもう一つの部門において最優秀賞。
まぁよく臨時ゼミを行ってあげたけれども…
そんなに気を遣わなくていいのに…
でも、嬉しいけれど…
ブックカバーと大吟醸酒をプレゼントしてもらいました。
ブックカバーは電車でよく本を読むので嬉しいし、大吟醸も酒好きの私には嬉しい。
どうもありがとう!!
ちなみに組織心理班からは1か月ちょっと前、スポーツ政策会議で受賞した後に、焼酎の魔王をプレゼントしてもらいました!
本日のプロデュース論の講師はテレビ埼玉取締役,テレビ埼玉クリエイティブ代表取締役社長の遠藤圭介氏。
マスメディア:一般大衆を対象に情報を伝える媒体
マスメディアの進化の歴史:コミュニケーション範囲拡大の歴史
コスト:情報の入手のしやすさ,スピード:情報伝達の速さ,ボリューム:一つの媒体で伝えられる情報量と媒体量
民間放送局
キィ局:日本テレビ,TBS,フジテレビ,テレビ朝日,テレビ東京
準キィ局:大阪,名古屋の放送局
系列に属する放送局(99局):北海道テレビ,山形放送,高知さんさんテレビ
系列に属さない放送局(13局):MXTV,チバテレ,サンテレビ,テレビ埼玉
放送業界のビジネススキーム:基本これまでBtoB,今後は視聴者からいかにお金をもらえるかBtoCのモデルを模索している。
ワールドカップの放映権料:1970年メキシコ大会,東京12チャンネル8000万円,1974年西ドイツ大会,東京12チャンネル 2億円,1978~1998年度のフランス大会まで,NHK,6億円,2002年日韓大会,NHK+民放,スカパー,60億円+120億円,2006年ドイツ大会,140億円,2014年ブラジル大会,NHK+民放,240億円←ここあたりから赤字,…2022年カタール大会,ABEMA+NHK+CX+テレ朝,200億円+150億円
放映権料が高くなると,高いお金を出した側のパワーが強くなり,競技時間の不確実性を減らすために,競技のルールが変わるなど,競技性にも影響を及ぼすようになる。
キィ局との違いは「製作能力」よりも「広報力」「告知力」なのでは。テレ玉らしさの追求。
今後テレ玉の認知度と存在感をさらに高める。
・地域密着と非地域密着
・新たなビジネスモデルの開拓へ
放送局はなぜ利益を上げなければならないのか?
公共の電波を扱う,免許業者である我々は,利益を地域に還元しなければならない社会的な責任を負っている。
利益の還元とは,魅力的なコンテンツを製作し,供給し続けること。
埼玉というエリアにこだわりながら,埼玉をキーワードとする人たちへ生活に潤いを与える。
プレゼン大会が終了し、大会を経て得た感想や経験について、何名かから連絡をもらった。
その中で、昔の私と同じような心持ちで生きている学生がいることを知った。
『私は、「できない自分」に向き合うこと以上に、成長なく停滞し続ける自分に恐怖を感じます。』
私は、昔、努力しても何も成し遂げることができず、日々鬱屈して過ごし、努力することからすら逃げていた時もあった。
大学4年生の時、バブル全盛の時代で、誰もが良い企業に就職していった。
サラリーマンをするのが嫌で大学院に進学することにしたと言っているが、正直、ゼミの周りの連中が良い企業に就職していっている中、自分が取り残されることが怖かったからだ。
そして、それなりに頑張って大学院の試験を受けたのに、1点差で不合格になった時、父親にベースラインにすら立てないことを怒鳴られ、なぜ自分はこんななんだと不甲斐なさから消えたくなった。
大学院の博士課程の時に、結婚し子供もいたのに、北関東の大学に内定一歩手前までいったのに結局ダメで、もう研究者になるのは不可能ではないのかって絶望しかけた。
岡山大学に就職できた後も、神戸大学の研究会で、圧倒的な研究力の差に絶望しかけたこともある。
ハルカと同じで、常に成長なく停滞を続ける自分に、何度絶望しかけたことか…
でもね、そのおかげで自分を驕ることは決してなかった。
驕るなんてとんでもなくて、自分のどん臭さに嫌気がさしてばっかりだったから。
自分にできることはとにかく地道に努力することだけだと信じて続けてきた。
その積み重ねが、いや重なってることが分からないくらい、本人にはほとんど実感がないくらい、本当に少しずつ少しずつだが、私を押し上げてくれた。
ハルカを見ていると、昔の自分を見ているようだ。
いや、それは失礼かもしれない。
私なんかより、ずっと実直で、努力家だ。
私もそうだったかが、ある時点で、大きく伸びる時がある。
人間の成長は線形ではない。
プラトーのような時期を経て、垂直に近いような成長を短期間で実現することがある。
今の取り組みは間違いではない。
続けることだ。
諦めずに。
私も大学を終え、1か月ちょっとアフリカを旅したが、人生観が大きく変わった。
シンガポールに行ってきなさい。
そして、自分を守ろうとする殻を破り、メタ認知をしっかりとできるようになりなさい。
君はきっと社会で有為な人材になる。
仕事終わりに…ふと大好きな畑正憲の小説を本棚から取る。
取ったのかな…
取らされたのか…
それが取ってくれと言わんばかりに、背表紙から主張していたような気もする。
手に取り、一枚目をめくる。
>季節は覚えていない。
赤いセーターが目に焼き付いているので、たぶん4月の終わりか5月の初めのことだったろう。
私は内ポケットに一通の手紙を忍ばせていた。
むろん、忍ばせていたという位だから、尋常な手紙ではない。
初めて書いた恋文、つまり現在の妻、純子にあてたラブレターだった。
畑正憲の文章は野性的だ。
そして、野生の中にポエムがある。
いや野生はそもそもポエムなのかもしれない。
私はその一見アンバランスで、そしてなぜかハーモニーを感じる、そんなセンテンスが耐え難く好きで、ただひたすら活字を追ってしまう。
「ムツゴロウの青春記」
現代の若者の感想を聞いてみたいな。
そうそう感想といえば。
先日、14期のサド君から連絡をもらった。
折角就職した商社をやめ、いきなり、愛する彼女を置き去りにして!?、カナダに語学留学に行ってしまった、そのサド君。
今、カナダで犬ぞりとか、観光関係の仕事をしていて、今度帰国して、外資系の人材関係の会社に就職するという。
その彼に、その彼が送ってきた犬ぞりに乗っている羨ましい写真を見て、思わず私が大好きな植村直己のことを思いだしたと返信した。
植村直己…最高の冒険家…
そしたら、翌日、植村さんの本を早速読んだと連絡してくれた。
「極北に駆ける」
大好きだったなぁ。
サドに読んでもらえて、嬉しかったなぁ。
誰かが植村さんの本をこれからも読み続ければ、植村さんは死なない。
私も死ぬまでに、焦がれるほど好きだった植村さんのように、犬ぞりで旅をしたい。
今日はわざわざテキサス工科大学に在学している学生さんが訪ねてきてくれた。
日本人だが,大学スポーツに関心があり,メディアにのった私の記事を見て,連絡をくれたとのこと。
話し出すといくら時間があっても足りないくらいだが,ポイントを絞ってお話しした。
メジャーリーグの球団にいったん就職するかもしれないと言っていたけれども,こういう有能な人材が日本の大学スポーツのために働いてくれるのならば,未来は明るい。
そう思った。
昨日も法学部の学生とオンラインで話ししたのだが,他学部であろうと,他大学であろうと,海外の大学であろうと関係ない。
大学スポーツを築構するために,同志を増やしたい。
ただ,それだけ。
本日のプロデュース論の講師の先生は,読売テレビのコンテンツ戦略センターの宣伝プロデューサーである折原加奈氏。
「⼈を動かす ―何も持っていない在阪テレビ局宣伝プロデューサー(宣伝P)の⼈と⾃分の動かし⽅」というテーマでご講演いただいた。
まず,在阪テレビ局のビジネスモデルとテレビ局を取り巻く環境の変化についてご説明いただく。
テレビ局の役割は…テレビ番組の製作・放送(つまり「作って届ける」)からテレビ番組の製作・供給(つまり「作って納める」)に変化。
テレビ局は次の二つをしなければならなくなった。
①電波を使って「公平な報道と健全な娯楽を届ける」社会的インフラ的ビジネス
②インターネットと使って「視聴者の『⾒たい』に応えるコンテンツを作って納める」⼩売業ビジネス
テレビ局は激ムズの時代を生きている,と中の人達は感じている。
そんな中で,宣伝Pのお仕事とは?
「この番組が,いかに⾒る価値がある番組か」「あなた向けの番組であるか」を伝えるために,ありとあらゆるチャネルを使って情報発信をすること!!
宣伝Pの人の動かし方とは?
①⽬指す世界を明確にする
②相⼿の⽬線で世界を⾒る(相⼿を憑依させる)
相手の「嬉しいこと」を盛り込み,可能な限り「嫌なこと」を避けたメッセージを届け,依頼する。
これって当たり前だけど,実はそれが一番ムズカシイ!!
最近、他大学のスポーツ関係者とお会いすることが多い。
夏以降、いくつかのメディアに中大バスケ部やサッカー部のことを取り上げていただいたので、詳しく話を聞きたいとのこと。
これまで関東の大手私大2校、中堅私大1校の方々とお会いしてきたが、今日はわざわざ関西の雄の私大の方にわざわざお越しいただいた。
折角の機会なので、2時間ほどじっくりとお話しして、部を取り巻く諸環境に関する問題意識は共通する部分が多く、私の知っている範囲でできるだけのアドバイスをして差し上げた。
そして、今後もコンタクトを取り合い、情報交換を続けていくことを約した。
目指すところは、ある部会単体の財政の充実にはとどまらない。
大学全体、そして大学スポーツ全体のために、今できることにできるだけ取り組んでいこうということ。
同志の存在は力をくれる。
若いころ中原中也が好きだった。
詩人は偉大だ
詩には無限のひらめきがあるし、無限の解釈がある。
吉野弘という詩人がいる。
生命は
生命は
自分自身では完結できないように
つくられているらしい
花も
めしべとおしべが揃っているだけでは
不十分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする
生命は
その中に欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ
世界は多分
他者の総和
しかし
互いに
欠如を満たすなどとは
知りもせず
知らされもせず
ばらまかれている者同士
無関心でいられる間柄
ときに
うとましく思うことさえも許されている間柄
そのように
世界がゆるやかに構成されているのは
なぜ?
花が咲いている
すぐ近くまで
虻の姿をした他者が
光をまとって飛んできている
私も あるとき
誰かのための虻だったろう
あなたも あるとき
私のための風だったかもしれない
3限の時間帯、いや昼休みの時間から、大学院生の授業を奪う形で、3年生の臨時ゼミ。
4限に1年生のスポーツビジネス・プロジェクト、5限に2年生のスポーツビジネス・チャレンジを終えた後、懇願されて21時近くまで、また3年生の臨時ゼミ。
疑問点を指摘するだけで答えらしきものは一切伝えないので、3年生は徹底的に試行錯誤を繰り返し、時間をかけて論理的な構成で、分かりやすいファイルにたどり着こうとしている。
昨日の段階ではどうなるか大変心配だったが、今日の段階で…だいぶ良くなった。
まだまだではあるが…勝負できるレベルには到達しつつある。
やればできるじゃないか。
その調子!!
あともうひと踏ん張りだ!!
今年は久しぶりに3年生のゼミ生が、学内のプレゼン大会に出場する。
コロナ禍で中止になったり、あまり出場する意義を感じない大会内容だったことが続いていたため。
そのファイル提出期限が明日ということで、本日はその直前のゼミだったわけだが…
スポーツ組織の感謝に関して研究しているグループはすでに10月末に、一回プレゼン大会に出場しているので、まぁ良いとしても、他の二つのグループは…
かなり大幅に修正しないといけない水準。
自分たちの研究メモのような段階であって、相手に丁寧に分かりやすく、それこそ「おもてなし」の心で、研究内容を伝えるレベルには、まったく至っていない。
オーディエンスにどうしても理解してもらいたい!という想いが伝わってこない。
ということで、明日、大学院の授業をお休みにしてもらい、代わりに3年生の臨時ゼミをしてあえることに。
今日のフィードバックを受けて、さぁどこまで明日リファインしてこれるか…
相当時間をかけて、じっくりとよく考えて、曖昧さは残さず、なんとなくこれで良いという、その「なんとなく」を徹底的に排除してきてほしい。
短い文章で文意を伝えることの方が、長い文章を書いてそうすることより、簡単だと誤解している向きがある。
しかし、それは逆で、短い文章で明確にこちらの意図を伝えることは、実はかなり難しい。
かつて太宰治だったと思うが、小説家は詩人になれなかったものなれの果てだ、と中原中也を羨ましがり、かつ嘆いたという文章をどこかで見た記憶がある。
かほど左様に短い文章は難しい。
私を含めて凡人は、一定の文章を駆使して、読み手に的確に文意を伝えるしかない。
3年生のグループの一つは、スポーツ産業学会の学会誌に掲載する論文を執筆中。
4年生は卒論を執筆中。
論旨明快な文章を書くためには、良い文章をたくさん読むことが大事。
今からでも遅くない、良質な文章をたくさん読んでほしい。
私見によれば、良い文章が書くには一定の論理的思考能力が必要だが、良い文章が書けるようになると、その論理的思考能力がさらに高まり、さらに良い文章が書けるようになる。
かつて、18期のフウトは実に良い文章を書いた。
1年生の時から。
結局、彼は超高倍率のスポーツメーカーに就職し、かつ新入社員代表として社長の前で挨拶をするところまでいった。
読書をしっかり時間を取ってすること、これを励行してほしい、ゼミ生には。
本日のプロデュース論の講師の先生は,長くビクターエンタテインメントで音楽プロデュースを行い,その後ライブイベントのプロデュースなども手掛け,エンターテイメントのプロ中のプロの栗原洋氏。
現在は株式会社CRAVEの取締役でファウンダー。
音楽業界バブル期1990年代後半の音楽プロモーションについて,まずはご説明いただいた。
Kiroroと19のケース。
2000年代に入り,SNS黎明期のプロモーションについて。
アナロ熊とソフトバンクのお父さん犬で有名な白い犬カイ君のDVD,たらこたらこたらこのケース。
コロナ渦が転機になって業界の動向は大きく変化。
本当の意味のプロデュースとは?
作品プロデュースからプロジェクトのプロデュースへ
会社の事情,メディアの事情,組織の中での利害とはもはや別物。
移り行く世界の中で,アーティストをどう見つけて育てるか。
現在のバスケ部のキャプテンは内尾聡理という。
キャプテンシーに優れ、プレーの質もすこぶる高い。
もっと言うと、人間性も素晴らしい。
その彼にA-MAPという組織を紹介した。
アスリートのマインドセットを磨くプログラムを提供してくれる組織。
元Jリーガーやラグビーの元日本代表が運営しており、ここ数年、私もいろんなところで関わってきた。
その彼が本日レベルの高い実務家の前で、部活動の地域以降に関するビジネス・モデルをプレゼンしている。
https://a-map.bbt.ac/
なかなか良いビジネス・モデル。
内尾はプロを目指しているが、セカンドキャリアも相当期待できる。
こういうレベルの部員が毎年出てくると、中大バスケ部はとんでもない高みに至ることができるのになぁ。
今日は大学人として最重要な業務が早朝から昼にかけてあった。
だから…14時キックオフの中大サッカー部の一部残留をかけた闘いを,浦安のスタジアムで観戦することができなかった。
4時間かかった業務を終え,研究室に戻り,試合放送のリンクをクリックする。
試合開始から最後まで一瞬も眼を放すことができなかった。
無事勝利…
ホッとする。
ここで陥落したら4年生がどんな思いになるか…
勝利後の皆の喜びを画面越しに見て,瞼が潤む。
本当に良かったよ。
試合終了後,まだ余韻に浸りたいところだったが,私を待っている3年生が2号館の12階に待っている。
2つのグループの研究のチェックを2時間ちょっとかけて行う。
だいぶ仕上がってきた。
一歩一歩少しずつだけど。
トモヤがシュークリームの差し入れをしてくれた。
この3年生のゼミ,本当にいい感じになってきた。
幸せな心持ちで帰宅できる。
今日は祝杯だぁ!!
今日のスポーツビジネス・プロジェクトの授業には、オンラインで株式会社Beer the First(https://beerthefirst.com/)の社長にご参加いただいた。
この授業では、Jリーグのサッカークラブである水戸ホーリーホックと提携して、SDGsの実現のための企画を考案することに、学生たちは取り組んでいる。
学生たちは、防災用の備蓄品が、自治体や個人のご家庭で、賞味期限切れになって廃棄されている量が意外と多いことを、ヒアリング調査やアンケート調査で明らかにして、それをアップサイクルするために、クラフトビールに着目した。
上記の会社は、災害用の備蓄品、アルファ米や乾パンを利用して、クラフトビールを製造・販売している会社であり、この会社に連絡し、本日のミーティングを経て、全面的に協力していただけるところまできた。
いやー、本当によく頑張っているよ、学生たちは!!
しかし、災害用の備蓄品のアップサイクルは、これからますます必要になると思う。
うちの大学にも災害用備蓄品はたくさんある。
以前、賞味期限切れが近いということで、乾パンをもらったことがある。
無駄になっているものもないとはいえないだろう。
有効活用するために、クラフトビールにして、それをお土産品として生協で販売したら、OBOGや御父母はお土産にたくさん購入してくれると思うなぁ。