若いころ,吉川英治の宮本武蔵の小説が好きで,高校生の頃,武蔵が書いたとされる五輪の書を読んだ。
その中の言葉だが…
千日(せんじつ)の稽古をもって鍛とし
万日(ばんじつ)の稽古をもって錬とす
…という言葉がある。
いわゆる「鍛錬」の語源となったとされる。
錬に到達するためには,約30年間の鍛が必要になるということ。
やはり一歩抜きんでるためには,努力の量が必要ということ。
サッカーの元日本代表の本田圭佑が,どこかで言っていた。
「量をこなしていない奴が質を語るな」と。
また,バスケのNBA選手にもなった河村勇輝選手も努力の天才と言われており,福岡第一高校時代には1日2000本シュートを決めるまで,練習を止めなかったという。
良く日本では,スポーツの練習量が多いと言われるが,それは闇雲な,思考停止的な反復練習の量の多さということと私は理解している。
研究も同じかなぁ。
やはり良い分析モデルを構築するためには,先行研究を丹念に緻密に想定しうるすべての参考文献まで目を通すべきだし,ただ闇雲に読んで満足してしまうのではなくて,一つひとつの論文から何を読み取るのか,しっかり基準を定めて読み込むべき。
一定量をこなさなければ,見えてくるものも見えてこない。
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