2025年9月28日日曜日

Buffalo soldier

今から35年前。
大学院入学前に,一人旅で訪れたケニア。
東アフリカを一か月ほど。
トランジットを5回ぐらいして,ガルフウォーのせいで北半球を回り,35時間かけて辿り着いた。
ケニアの首都はナイロビ。
ナイロビからコーストのモンバサまで,深夜バスで移動した。
そのバスがオンボロで,普通に野生動物が徘徊するサバンナのど真ん中で故障した。
エンジンが止まり,いつ動くか分からん,そんな日本ならクレーマーが叫びだしそうな時,その時,誰かがカセットデッキを持っていて,ボブ・マーリーのアルバムのレジェンドを流し始めた。
Buffalo soldierが流れ出したのをよく覚えている。
https://www.youtube.com/watch?v=dG2uPYOIVDM&list=RDdG2uPYOIVDM&start_radio=1
皆で,踊ったんさ,それで。
疲れて,寝転んで見た星空は凄まじいくらいの素晴らしさだった。
そん時に流れてたのが,No woman, No cry
https://www.youtube.com/watch?v=pHlSE9j5FGY&list=RDpHlSE9j5FGY&start_radio=1

それまで悩んでいたことが馬鹿らしく思えて,あまりにも圧倒的な自然の前に,ね。
その当時,調布に住んでいて映画の撮影所が近くにあり,駆け出しの美術助手だった野郎と友達で,良く京王多摩川駅近くのレゲエ音楽をいつもかけている店に行き,ボブ・マーリーの音楽を聴いたもんだ。
酒一杯飲むたびに金を払わなくちゃいけないシステムだから,なかなかなくならない,度数の高いコスパの良い酒ばっかり飲んでいたもんだ。
ロンリコなんて,口から火が噴き出しそうだったわ。
ちなみに,その当時の美術助手は,いまや日本アカデミー賞の美術監督賞のホルダーだってんだから。
それも何度も。

あの頃が懐かしい。
ひたすら皆,自分の夢だけを追いかけていて,悩む暇もないくらいのスピードで,日々は流れていった。
何年かに一度,電話で話すだけになっちまったが,生きているうちに花谷とも飲み明かしたいもんだ。
まだ,酒が飲めるうちに,ね。

0 件のコメント:

コメントを投稿