2018年7月31日火曜日

4年の夏ゼミ

今日は4年の夏ゼミの日。
期末試験期間だから,何人か出入りしつつ。
先週発表した3人を除く12名が発表。
9:20から18:30まで。
ちょい疲れたわ。
で,講評。

イクミ
予期的社会化… 
社会化をどう捉えるのか,しっかりと概念の把握を行い,本当にそれが社会化現象なのかを考える必要があるね。
内定前の段階からの働きかけが内定辞退を減少させるための準備が必要だと考えるのなら,それは社会化の研究ではなくなるんじゃないかね。

シュウヘイ
人事異動・ジョブローテの研究ということだけど…
能力開発のためのジョブローテということであれば,まずは組織成員の能力の見極め,組織成員の職務遂行能力に対する自己認識の把握,上司・人事が認識する能力水準と組織成員個人が認識する能力水準にかい離がある場合,どのように対処すべきなのか,そのための適切な方策の適用,こういった ことが必要になるんだろうね。

ユウヤ
組織再社会が要求される場合ってのは,どういうシチュエーションなのか。
あらゆるシーンにおいて必要とされるのか。
即戦力として中途採用してきた人間を再社会化するという視点だけではなく,中途採用者を受け入れる側の組織側がどうあるべきなのかといった視点も必要なのでは?
多面的に捉えるべき。

シュウジ
転勤が何かに影響を及ぼすのかという視点が妥当なのか,転勤に影響を及ぼす要因を究明するという視点もあるのでは?
転勤した者の方が異動した者より,能力が高いというのも,能力が高い人間が転勤をしているのかもしれないよね。
で,転勤が能力に影響を与えるとしても,それは転 勤先のもろもろの要因が能力を与えているのであろうから,転勤すれば能力が上がるという視点はどうなんだろうね?

ミナミ
顧客感動という視点はいいセン。
リカバリーに焦点を当ててもいいかも。
何をリカバリーするのか,その「何」をしっかり類型化するといいかもね。
そのなかで,これまでの研究で扱われてこなかった論点を研究すればオリジナリティがでるかもね。
マニュアルを書き換えていく作業,だね。

ユリ
特定の組織が必要とする知識を獲得し,それを伝達するために,組織と組織の間を回遊する人材の研究ね。
どのような特性を持った人材が効果的に知識を獲得し伝達するのか。
そういった人材が,マッチングする組織とはどのような特性を具備しているのか。
その辺を明らかにできれば面白いよね。

レオ
困難に直面し,崩壊の危機に直面したことがあるチームほど,心理的安全性が高い。
しかし,危機を潜り抜けることができるチームは一定程度心理的安全性が高くないといけない…
心理的安全性が高いチームこそが心理的安全性をさらに高めていく,か。
段階的に難易度を高めていくタスクアサインメントが,心理的安全性を促進し,ハイパフォーマンスチームを生み出す,か。

サド
非認知能力の細かい部分に焦点を当てるのか,EQやEIといった情動的スキルに焦点を当てるのか,まずはその辺の整理かな。
新のEQ保持者は,対人関係場面でノンKYでも,課題遂行場面ではKYであり,一定の認知的スキルを保有している場合は,高いパフォーマンスを発揮する,ね。
面白いかもね。

キョウカ
深層演技をすることができる人は,感情労働に従事してもバーンアウトするどころか,むしろ職務満足度をあげると。
では深層演技者を増やせばいい。
企業はスイッチを創ればいい。
どんなスイッチを?
ユニフォームとか,バッチとか,そういった小道具もそうかね。
パーソナリティやプロ意識なんかもかね。
なんか面白くなってきたね。

マサヤ
網の目を粗くして大きい魚だけを獲り,捨てる魚を少なくするのか,網の目を細かくして雑魚まで根こそぎ獲り,捨てる魚多くなるが売れるかもしれない魚も多く獲れるかもしれあい方法をとるのか。
RJPをするのかどうかも,それと同じだね。
個別企業の対応としては,環境保護という上位の規範論を持ち込まない限り,どちらが正しいとは断言できない。
網目を粗くしている企業が,環境にやさしい企業としてレピュテーションを高め,もって入社希望者が増え,結果として離職者も減るって持って行き方かな。

カズキ
感情・モチベのレビューをしっかりやりましょう。

ミノリ
土日の越境学習が平日のプロ アクティブ行動を促進する!?
土日の活動がリフレーミングにつながり,それが平日のストレスを解消するとともに,プロアクティブ性を促進するのかもって面白いんじゃない。
「学習」っていってもお勉強だけではないだろうね。
土日のスペシャリストが,平日もスペシャルになる。
面白いねぇ。

2018年7月30日月曜日

会議の日

今日は朝の10時から晩の20時までずっと会議。
その間,1時間ぐらいの散発的な休憩があるだけ。
実に充実している…
と言いたいところだけどねぇ。

by ロッキー・バルボア
他人がどう思おうと関係ない。
自分の弱さを他人のせいにするな。
人生は重いパンチなんだ。
大事なのはどれだけ強く打つかではない。
いくら強く打ちのめされても立ち上がること。
こらえて前に進み続けることである。
https://www.youtube.com/watch?v=FLZS3jQPnKw

2018年7月29日日曜日

迫ってきました

今週の木曜日に大事なプレゼンがある。
今日もその準備。
結構時間がかかるんだよね。
数年間で1億円近い教育予算をかけたプレゼンなので,力が入る。
ファイルは完成しているので,それにアニメーションをつけたり,ある仕掛けを組み入れたり,学会報告より力を入れているかも。
当日は何とか頑張りたいね。

さて,明日も朝から晩まで,会議だらけ。
ビシッといこービシッと!!

2018年7月28日土曜日

スポンサード

現在,台風が接近しているなか,御茶ノ水で理事会と商議員会。
帰り,大丈夫か?

さて,昨日は春学期最後のビジチャレ。
5000人誘致に向けて,だいぶ我々の活動も進捗してきました。
スポンサー営業班は,すでにここまでで何と4件総額40万円のスポンサードを獲得!!
全部現金で!!
これから大手の動画配信会社にて,担当者の方々5名の前でのプレゼンがありますね。
これが成功すれば,凄い金額に…
まだまだ頑張ろう!!

飲食店誘致もすでに5件の新規誘致に成功!!
受付近辺の飲食店群を一括して我々が請け負うことになったので,もう少し頑張ろう!!

広報班はその活動が多岐に渡る。
SNSでは,ツイッターを展開しているので,これをご覧のOBOG,関係者各位も是非フォロワーになってください!!
https://mobile.twitter.com/busichalle
インスタグラムも2つ回していて,一つはチュー王子の物語。
「チュー王子の冒険〜武蔵野“サッカー探し”奇譚〜」でググってもらえれば見ることができますので,こちらもよろしくお願いします!
もう一つのインスタは,中大の元ミスやミス候補が武蔵野シティFCのユニフォームを着て,9月23日のホームゲームを宣伝してくれています。
三鷹のケーブルテレビに試合直前の10日間,30秒の宣伝CMを流してくれることになりました。
集客につながる良いCMを作製してアピールしてほしいものです。
ラジオも攻めているし,こっちも成功してほしい。
ポスターやチラシも素晴らしいものがほぼできあがったし,ローラー作戦も必要かもね。

イベント系も徐々に形になってきたね。
サッカーランド構想は,ちょっとありきたりだけど,一定程度確実な集客につながる無難なものであるかもしれないね。
また,有名アーティストが出演を受諾しているらしいし,スタジアムの鳴り物禁止,大きな音禁止の中で,どのようにそれを実現するのか,慎重に検討していってほしい。

絶対に5000人集まる。
いや,集めよう!!

2018年7月26日木曜日

ポスター完成!

武蔵野シティFCのマッチメイクにチャレンジする「ビジネスチャレンジ講座」。
今年も絶好調です!!
9.23の試合のポスターが,世界的なイラストレーターの久保誠二郎氏にご協力を頂き,完成しました!!
素晴らしい出来!
素晴らしいキャラクター!
どうもありがとうございました!!


ゼミの日!

最近,3年生のゼミの進捗がいいので,早く終わるんだよね。
今日も18時には終了。
ま,いいことだけどね。

さて,まずは4年のゼミ。
3年と比べると,まぁちょっと発表レベルが今一つだね。
ハツキ
リーダーの他者受容度が高い場合に,課題葛藤とパフォーマンスの正の関係は強まる,というのは直観的にそうだろうなぁって感じ。他に調整要員は想定できないんだろうか。
ジューフク
全体最適ってのは難しい概念だねぇ。情報開示の効果に焦点を当て,その結果要因を特定するレヴューを徹底的にした方がいいのでは。

で,3年生のゼミ。
スラックグループ
いいね,なかなか。スラックの認知を目標設定において適度なスラックを混入できている頻度と捉える。それで,それが高くなると,目標の達成可能性が高まり,自己有能感も促進されるってのは良いセンかも。
モデレーターとしては上司・部下との関係性ってのはどうかなぁ。むしろ,内発的動機づけの先 行要因ちゃうん?仕事の複雑性もモデレーターとして機能している可能性も捨てがたいが,スラックの先行要因のセンもあるかもね。
いずれにしろ,この時期でほぼモデルが完成しているって凄いね。ねぇOBOG。

出る杭グループ
インタラクティブコントロールからのテンションからの場の創発からの出る杭(突出無意識度)といった組織要因チャネル。
そして欲求系パーソナリティからの出る杭(ジョブクラ的な突出無意識度)といった個人要因チャネル。
こちらはかなりいいセンいっている。
スラックが進んでいるから目立たないけど,こっちもなかなかの進捗度。
だが,出る杭に対する他の人の追従度に対する影響要因の探求はもっと頑張ろう!
賞賛欲求と いった個人要因系はまぁまぁ追究できているけれども,組織要因として例えば出る杭に対する鑑識眼や寛容度(寛容に賞賛してくれる程度)なども考慮した方がいいかも。

スポンサーシップグループ
もうちょい頑張らないと,今日の報告はちょっと薄かったよ。
スポンサードの効果を社員個人に対する効果と組織に対する効果に分けてってのはいいセン。
スポンサードが各種欲求を充足し,満足度を高め,誇りを高め,個人のワークモチベに効いてくる。
これはいい。
組織に対する効果,例えばビジネスマッチング方面の探究をもっと進めないと。
他の班と比べると進捗度は今一つかもしれないけれども,例年と比べると全然いいからね。
心配しないで。

2018年7月24日火曜日

あーーー本!

なかなか本を読むまとまった時間がとれない。
専門書もそうだけど,休日に思いっきり純文学をしてみたい。
時間がほしいなぁ。
一昔前は,平成の芥川賞受賞作なんて,と見向きもしなかったけれども,つい2,3年前ぐらいにひょんなことから数冊を読み,いいなって思い,その後しばらく最近の作品を読んでみたりしたのだが,ここんとこはすっかり…
夏休み…私にあるのかなぁ…
本を読みたいねぇ。

一難去ってまた一難で,次から次へと仕事が増え,こなしてもこなしても先が見えない。
そんな状況ではあるけれど,とにかく今は前へ前へ突き進むしかない。
さ,明日も大事な会議がある。
あ,それに明治安田生命の社長様とお会いするんだった。
明治安田といえば,Jリーグを応援している企業。
そして,中大商学部にはJリーグの講座が…
さぁ!!

2018年7月23日月曜日

少しずつ…

最近は,早朝6時前後に起床し,まずは畑作業。
すでに30度近い気温のなか,30~40分ほどかけて,収穫・手入れ・水やりをこなす。
これでね,もう汗でびっしょり。
真水でシャワーを浴びて,さっぱりしてから,だいたい7時半ぐらいには大学へ。
ということなんで,この時間になると,もうすでにぐったり。
特に今日は晩にテニスにも行ってきたので。

土日もつめて仕事をしたせいで,少しずつだが,だいぶ学部長の仕事に余裕が持てるようになってきた。
明後日の会議の資料も完成しているし,億に近い事業予算を獲得するための重要なプレゼンの資料もすでに半分ほど完成。
この調子で行きたいね。
さぁ明日もビシッといこービシッと!!

2018年7月22日日曜日

これでちょっと

この土日も基本的にはお仕事。
書類づくり。
決していい加減なものは創りたくないので,それなりに時間がかかる。
でも…まぁいいものができたから,いいか。
もう少しで夏休みで,少しは楽になるし,そして一挙に研究モードに移行したい。
さて,明日も会議だらけ。
臨時の学部長会議…
もう「臨時」って,何回目?
すでに臨時じゃないレベル。
でも…明日もフルスロットルで行きますよ。

2018年7月20日金曜日

ビジチャレも…

ビジチャレは…
進捗度,いい感じ。
ポスターも634くん降臨!って感じだし。
地元テレビへの出演も決まったようだし,チュー王子のインスタも始まったし,広報班もいい感じ。
スポンサードも10万円はゲット!
飲食店もキッチンカー3店舗,出店2店舗が確定。
ビジチャレもいろいろとあるけれども,こっからフルスロットル!!

2018年7月19日木曜日

きらぼし銀行白門会

今日はゼミ後,急いで新宿に向かい,ハイアットリージェンシーで開催された,きらぼし銀行の白門会に参加してきた。
今年,都民銀行や八千代銀行などが合併し,設立された同銀行。
その頭取に商学部会計学科出身の方が就任されたこともあり,私も参加させていただくことになった。
この頭取,なんと中杉出身で,私の先輩。
高校の先生談義などで盛り上がる。
また,7期生のシュウヘイもいて,楽しかった!
これからお付き合いをしていきたい企業だなぁ。
頭取とは今後も個人的にもお付き合いしたい魅力的な方だった。

ゼミ!

今日はゼミの日。
4年生はキョウカから。
対応バイアス・行為者バイアスが効きにくい人間が深層演技をしやすいってのは面白い視点かも。
次がユリ。
組織学習における個人の視点,自己マンスリーとかメンタルモデルに着目するのは意外といいセンかも。
誰が何を知っているかを知っているかという際に,知るべき適切な何かを個人個人が学習するようにするにはどうしたらいいのってことだよね。

次に3年生のゼミ。
出る杭グル―プ。
杭がでることの効果については,ジョブクラとプロアクティブの結果要因を参考にするといいね。
また,インタラクティブコントロールと場の理論の関係をしっかり整理。
出る杭に自然とついていきたくなる要因の追究に際しては,具体と抽象を行ったり来たりさせるといいよね。
出た杭をしっかりと称賛することなんてことも大事。

スポンサーグループ
スポーツ組織から与えられたものに対する従業員の満足度が組織アイデンティティや自社に対する誇りを高めモチベに効くってのは,ありそうなセン。
ビジネスマッチングの特性を幾つかに整理し,それらがその効果に影響を与えているってのは,ありそうなセン。

スラックグループ
この時期にしてはモデルの半分がほぼ完成しそうな勢い。
しかも結構面白い。
スラック→達成可能性…の方はいまいち。
もう一回組み立てなおしだね。
でも,かなり早いよ。
ここ数年では最も速いペースかも。
この調子で頑張ってほしいね。

2018年7月18日水曜日

勝ち負けではない

どのような状況になったとしても,我々は誠意をもって接するだけ。
論破したとか,勝利したとか,そんなことは思ってもいやしない。
ただ,ただ,商学部の教育を良くしたいだけ。
そのために大事なことは,これから,これから…これからが大事。
これから何度でも説明に,良いシステムにすべく,おうかがいし,議論し,必要ならこうべも下げよう。
どちらが勝者とか敗者とか,そういった問題ではない。
我々はただ学部教育を見つめている。
それはきっと多くの先生方に共有できているはず。

私は次の言葉が好きだ。
マンデーラの言葉。

この世に
憎むように生れついた人間などいない。
人は憎むことを学ぶのだ。
ならば愛することも学べるだろう。

2018年7月17日火曜日

山場

明日は大事な会議の日。
ここんとこ山場がない月はなかったけれども,明日はその中でもかなりでかい山場。
ここまで緻密に慎重に議論を進めてきた。
誠意を忘れず,決して強引にはならないように。
明日はその集大成。
大丈夫…だと思う。
さぁ今日は早く寝よう。
最近,起床時間が5時とかだから,夜は眠くって。
もうちょいメール対応してから,ね。

ところで,ビジチャレがここにきて,ぐっと進捗している。
学生たちが本当に頑張ってくれている。
ついに少額だけれどもスポンサードも1件獲得した。
かなり有望な案件もあるし,大物案件もある。
飲食店誘致も続々と進んでいる。
ポスター・チラシ制作もだいぶ前進した。
問題はSNSと,イベント企画か…
本日,ちょっと荒療治をした。
カンフル剤になればいいが…

オープニング

司馬遼太郎の『坂の上の雲』。
高校生の頃,むさぼるように読んだ。
何度も読んだ。
大河ドラマも全部,見た。
渡辺謙のナレーションが最高。
このナレーションを聞くと,体からエネルギーが湧いてくる。

https://www.youtube.com/watch?v=sqhCtr15FQE

まことに小さな国が,開化期をむかえようとしている。
小さな,といえば,明治初年の日本ほど小さな国はなかったであろう。
産業といえば農業しかなく,人材といえば三百年の読書階級であった旧士族しかなかった。
明治維新によって,日本人ははじめて近代的な「国家」というものをもった。
だれもが「国民」になった。
不馴れながら「国民」になった日本人たちは,日本史上の最初の体験者としてその新鮮さに昂揚した。
この痛々しいばかりの昂揚がわからなければ,この段階の歴史はわからない。
社会のどういう階層のどういう家の子でも,ある一定の資格を取る為に必要な記憶力と根気さえあれば,博士にも官吏にも軍人にも教師にもなりえた。
この時代のあかるさは,こういう楽天主義から来ている。

今から思えば実に滑稽なことに,米と絹の他に主要産業のないこの国家の連中がヨーロッパ先進国と同じ海軍を持とうとした。
陸軍も同様である。
財政の成り立つはずは無い。
が,ともかくも近代国家を創り上げようというのは,もともと維新成立の大目的であったし,維新後の新国民達の「少年のような希望」であった。
この物語は,その小さな国がヨーロッパにおける最も古い大国の一つロシアと対決し,どのように振る舞ったかという物語である。
主人公は,あるいはこの時代の小さな日本ということになるかもしれない。
ともかくも,我々は3人の人物の跡を追わねばならない。

四国は伊予松山に三人の男がいた。
このふるい城下町にうまれた秋山真之は,日露戦争が起こるにあたって勝利は不可能に近いといわれたバルチック艦隊をほろぼすにいたる作戦をたて,それを実施した
その兄の秋山好古は,日本の騎兵を育成し,史上最強の騎兵といわれるコサック師団をやぶるという奇蹟を遂げた。
もう一人は,俳句,短歌といった日本のふるい短詩型に新風を入れてその中興の祖になった,俳人正岡子規である。
彼らは,明治という時代人の体質で,前をのみ見つめながらあるく
上ってゆく坂の上の青い天にもし一朶の白い雲が輝いているとすれば,それのみを見つめて坂を上ってゆくであろう。

2018年7月16日月曜日

今日は普通に

今日は普通に大学で会議だらけ。
祭日も関係ない。
隙間時間に雑務をこなし,あっという間に一日が過ぎる。
圧倒的努力で日々を生きていくしかない。
そうしなければ成果はでない。
それが分かりつつある。
単なる努力なら,しない方がましってことだ。
そんなことしても,現状は何も変わらないから,しないのと同じってこと。

さて,ゼミのことである。
土曜日の4年生とのBBQの際に,少し彼ら彼女らと話した。
卒論を執筆することを目的とするのはいい。
ただ,渡辺ゼミで卒業論文集に掲載されるレベルに到達することが,どれほどのことか分かっていない。
年内にデータ分析を終え,考察を終えているぐらいではないと,実際に文章にまとめて,全体として筋の通った一編に仕上げることはできない。
つまりは演論大会ぐらいには,研究が仕上がっているぐらいでないと,まぁ事実上は卒論を仕上げるのは厳しいってこと。
ただ…少し思う。
仲の良い同期がいるからゼミを続けているってのが増えているのなら,もう一定水準以上の卒論をマストにするのも辞めていいのかもって。
そういう渡辺ゼミってのも「あり」なのかもね。
うちのゼミでは,全員を引き上げてきた。
必ず全員で一定水準以上の論文を仕上げてきた。
しかし…やる気のある連中だけに資源を傾斜配分するってのも「あり」なのかなぁ。
渡辺ゼミも進化(退化?)の時期なのかもしれない。

リラックス!

昨日は久しぶりの休暇。
今年に入って5回目。
午前中,昨日の13期・14期合同のBBQの跡片付け,そして畑仕事。
畑仕事は2時間ほどかけて,雑草の処理,苗の養生,収穫,水やりをこなす。
熱中症になってもおかしくないぐらい,どっぷり汗をかき,真水でシャワーを浴びる。
これが最高なんよね。
昼御飯を食べて,ちょっと休んで,それから八王子のオリンパスホールへ。
音楽研究会の吹奏楽部の夏の講演会に家内と来賓として参加。
とっても良かった!
特に久石譲の「Stand Alone」!
これ大好きなんよね。
坂の上の雲を大河ドラマでやった時の,テーマソング。
生で素晴らしい曲を聴くことができて,とても嬉しかった。
帰宅後,間に合ったので,テニス。
1時間半,たっぷり汗をかく。
そして,野菜中心の晩御飯を食べて,早く寝た。
本当に良い休日だった。

2018年7月14日土曜日

この暑さのなかで

今日は4年生と今春卒業した13期生とBBQ。
4年には今,リコロを削ってもらっているところ。
私は仕込みがほぼ終わり,午後からの焼きに備えているところ。
しかし…気温が35度オーバー…
炭火の前では何度なっちゃうことやら…
45度ってところか…
倒れるかも,マジで。

13期生とは久しぶりだし,楽しんでいきたいね!

ビジチャレの進捗

スポンサー班がやってくれました。
金額はそれほど大きくないけれども,ウン万円のスポンサードを獲得しました!!
他にも獲得見込みの高い案件もあるようで,今年のスポンサー班の頑張りは素晴らしい!
この調子で,あの動画配信サービス会社との協賛も…何とか実現してほしいものだ。

飲食店誘致班も,すでに2店舗の誘致に成功した。
この調子なら,9.23のメインスペースの飲食店はすべて中大に任せてもらうことができるかもしれない。
そしたら,凄いことだよ。
一層頑張ろう!

広報班も,インスタを利用した面白いプランが2つ出てきたので,早速実践し,どんどん武蔵野シティFCの知名度をあげ,集客につなげてほしい。

残念なのはイベント班。
このままじゃ何も実現しないで終わってしまうかもよ。

全体としては,いい感じで進んでいる。
こっからさらにギアを上げていこう!

2018年7月12日木曜日

ゼミですなぁ

シュウヘイ
社内FAや社内公募は結局エリート向けでは?
むしろそれらが及ぼす負の影響を明らかにするって方が面白いような気がする。
期待を抱かせるだけ抱かせて,結局制度を利用して移動できないって場合,その社員ってどう思うだろう?

ユウヤ
他社での勤務経験が自社での職務遂行に及ぼす影響についてってちょっと広めに範囲をとった方がいいかも。

スラック班
スラック量→自己決定感・有能感・関係性→内発的M→創造性ってのは可能性あるね。
ロジックをしっかりと裏づける論文のレヴューを忘れずに。

スポンサー班
もう一度モデルって何だろうとしっかり考えること。
そのうえでしっかりと因果関係の「因」と「果」を特定したうえで,両者をつなぐロジックを固めること。
例えば…スポンサー企業間のコミュニケーション量の多さの認知→事業拡大の認知(あるいは可能性の認知)→スポンサーシップの効果に対する満足度

出る杭班
出る際に無意識な度合い
ジョブクラ・場の理論・インタラクティブコントロールの理論,結構裏づける理論はあるかもね。
出ている人に皆がついていく度合い
問題はこっち
難しいねぇ
でもそれが面白い。


2018年7月11日水曜日

読書2

やはり『読書という荒野』なかの文章(「おわりに」より)。
これはいいなぁ。
若い人にも響くのでは?
是非一読を強く推奨したい。
今日も会議が5回あり,おそらく所与時間6~7時間と分刻みのスケジュールだが,素晴らしい文章なのでアップしたい。


何度でも書くが,正確な言葉がなければ,深い思考はできない。
深い思考がなければ,人生は動かない。
自己検証する。
自己否定する。
それを,繰り返し,繰り返し,自己嫌悪との葛藤の末に自分の言葉を獲得する。
その言葉で,思考して,思考して,思考し切る。
その格闘の果てに,最後の最後,自己肯定して救いのない世界から立ち上がる。
認識者から実践者になる。
暗闇の中でジャンプする。
人生を切り開く。
読書はそのための最も有効な武器だ。

2018年7月10日火曜日

努力とは…

努力についての名言は多いが…
私は以下のものが好きだね。

王貞治氏
言わずと知れたホームラン王の言葉。
「努力は必ず報われる。
もし報われない努力があるのならば,それはまだ努力と呼べない。」

文豪幸田露伴の言葉。
「努力している,もしくは努力せんとしている,ということを忘れていて,我がなせることがおのずからなる努力であってほしい。」

元日本代表のラガーマンにして,メガバンクの銀行マン。
代表監督としてスコットランドから初勝利をもぎとる快挙を手にするとともに,メガバンクでは専務取締役まで登りつめた男,宿澤広朗氏。
「努力は運を支配する。」

個人的には,露伴が一番好きかなぁ。

2018年7月9日月曜日

思考停止はいかん

仕事の成功において気持ちは大事。
でも、気持ちや感情だけに支配されたら組織はヤバイ。
資本主義ならぬ人本主義を提唱した伊丹先生は、こう言った。
人本主義はオーバーランする。
それにブレーキをかけるのが管理会計だ、と。
人は組織の要だが、時に行き過ぎる。
しっかりとスコアをつけ、意思決定の際には適切な見積りを加味して厳密に判断する。
あとで説明責任をしっかりと果たせること。
それが大事。
もちろん気持ちも大事。
しかしそれに過度に依存しすぎちゃいけない。
皆で頑張ろう、が支配的になったらマズイ。
いくら嫌がられようと自分は自分の責任を果たす。

2018年7月8日日曜日

読書

見城徹の『読書という荒野』の文章。
ちょっと著者に偏見があったかも。
とても良い文章。

夢や希望を語るのは簡単だ。
語り始めたら,自分が薄っぺらになる。
野心も同じだ。
自己満足でしかない。
そんなものは捨てたらいい。
そんなものと無関係に生きようとしたとき,人は匍匐前進の一歩を踏み出している。
日々を自己検証しながら圧倒的努力で生きる。
やがて結果が積み上がる。
目指していたものに手が届く。
実現する。
そのとき,静かに噛み締めるように,これが自分の夢だったんだと語ればいい。

2018年7月7日土曜日

ビジチャレ!

金曜日はビジチャレの日。
毎週3時間はかけて議論をしている。
昨日、ようやっと1つ学生が成し遂げてくれた。
武蔵野市唯一のクラフトビール醸造所に、試合当日、出店いただけることに!
それだけじゃなくて、武蔵野シティFCのロゴをラベリングしていただいたうえに、我々のためにオリジナルビールをつくっていただけることに!
昨日の授業では、挑戦というコンセプトで、武蔵野カラーの青いビールをつくっていただけたら、という話になった。
26Kブルワリーの方と一緒に今後細部を詰めていき、素晴らしいビールをつくってもらいたいものだ。

さて、これから駿河台記念館。
本年度で定年退職される先生のご講演を聞きに行くため。
その先生には、これまで大変お世話になった。
来年おられなくなるのは、とても寂しいけれども、お話を心に刻みたい。

2018年7月5日木曜日

ゼミの日

今日はゼミの日。
Jリーグの講座があり,その後講師の方とのランチ会をほぼ毎週開講しているので,4年生のゼミの開始時間が13時半から14時ぐらいになってしまう時も。
その代わり,15時半ぐらいまで,4年のゼミをして,3年はその後からって感じにしている。
さて,4年のゼミ。
ミナミ
顧客の期待値を越えてくるサービス提供者の特性,そういう提供者を輩出する環境の特性,こういった特性を究明するっていう方向性でもいいかも。
そういった特性が高いほど,従業員満足も高くなるのかもね。
レオ
心理的安全に何が影響を及ぼすのか,チームの構成員の専門分化の程度,上下関係の程度,信頼関係の程度など,今日の議論の中でもたくさんでてきたけれども,先行研究のレヴューを継続的に行い,しっかりと要因をまずは網羅的に特定しよう。

そして,3年のゼミ
スラック班
内発的動機づけの促進要因を探索するのは良いんだけれども,「またびき」ではなく,原文にしっかりと当たることが大事!!

出る杭班
場の理論とジョブクラの理論を整理・統合して出る杭現象を説明できる蓋然性(がいぜんせい)が高まりました。出る杭現象をしっかりと説明する充実したファイルも創りましょうね。

スポンサーシップ班
Xはスポンサードによって得られた権利の行使方法。Yはその行使方法の適切さによって生じる一次的効果。そして,Zは一次的効果が大きいほど高まる二次的効果。
まずはX,Y,Zの特定をしっかりと進めよう。
まだまだ大丈夫!!

Jリーグビジネスの最前線

本年度は木曜日の2限に「Jリーグビジネスの最前線」という講座を開講している。
昨年末からJリーグのクラブを行脚して,なんとか開講にこぎつけた,J1とJ2のサッカークラブのマネジャー・経営者クラスを招へいして,経営の仕方などについてご講演いただく講座。
これまで浦和レッズ,清水エスパルス,町田ゼルビア,大宮アルディージャ,FC東京,松本山雅,横浜マリノスに加え,日本代表の宇佐美と原口を擁し来期ブンデスリーガ1部昇格を決めたフォルトゥナ・デュッセルドルフにご出講いただいた。
いずれも好評で,成功裡に進行している。
来週は川崎フロンターレ,そして最終回は現在サッカー界の台風の目になろうとしているいわきFC。
来期も是非継続したいと思っている。
いや単に継続するだけではなく,関東近辺のクラブには全部ご出講いただきたいので,むしろ拡大したいぐらい。
大変なんだけどね,がんばろ。

2018年7月4日水曜日

いつから?

もともとそれほど粘り強くも辛抱強くもなかった。
でも,今はそう簡単に諦めないし,落ち込んでも結構早く立ち直ることができる。
私のレジリエンス,いつからこんなに高まったのか?
私の周囲にいた人たちからのソーシャルサポートが良かったんだろうなぁ。
これからも誠意だけは忘れずに信念をもって行動していきたい。

そして,今こそ,この言葉を思い出す。
The object which is back of every true work of art is the attainment of a state of being, a high state of functioning, a more than ordinary moment of existence.

The proper question is not, “how can people motivate others?” but rather, “how can people create the conditions within which others will motivate themselves?”

教育は,心に火をつけることであり,強いることではない。
私はそう思う。
啐啄同時。
これである。

2018年7月3日火曜日

激動

これほどまで…と嘆息するほど…
現在,中央大学そして商学部は次から次へと大きな波に直面している。
その波は…自ら起こしているのだが…
お風呂の湯舟で,体を揺らすと波ができるが,あたかもそんな感じ。
リクルートにはかつて次のような社訓があった。
「自ら機会を創り出し,機会によって自らを変えよ」
創業者の江副浩正氏が創ったもの。
1989年に公式な社訓としては姿を消したそうだが…

現在,本当に目が回るような忙しさで,一日ほとんど休憩なしで,あっという間に過ぎていく。
自分でそういう状況を産み出しちゃっているって側面もあるけれどもね。
とにかく書類づくりに膨大な時間がかかる。
とはいえ,嫌いではないね。
嫌いどころか,何かを,それも学部のためになる何かを,産み出そうっていう仕事は楽しいよ。
だからかな,土日がつぶれても,夜中までかかっても,全然って言ったらうそになるけれでも,それほど苦にならない。
楽しいって思える仕事をさせてもらっているんだから,ありがたいことだよ。
明日も会議が5つ!!
全部で7時間ぐらいかなぁ。
早朝が貴重な時間になる。
早朝,畑に行って収穫して水やりして,シャワー浴びて,7時半には研究室に到着って感じかな。
さぁ明日もフルスロットル!!

2018年7月2日月曜日

何とか完成

大事な書類づくりほぼ完成。
昨日も今日もあわせて20時間以上かけて,なんとか…
これからこの書類が活きるかどうかが決まることになるが,仮にこの書類が活きないことになっても,それを作成した経験はまぁこれからも活きるだろう。
明日も会議だらけだけれども,書類の提出締切期限まで,合間を縫ってできる限りのことはしよう。
さ,もう寝よう。
明日も早い。