3年生は,今はつらいと思う。
まずは,この試練を乗り越えなければならない。
3年生のグループワークは,いま初期流動段階にある。
決定されたテーマに基づき,問題意識および研究目的を明確にし,それを固める段階である。
我がゼミでは,ここをきっちりやる。簡単に流さない。
そして,例年,ほとんどのグループが,ここで私にコテンパにやられる。
論理矛盾,発想の飛躍,あるいは単なる思いつきによる因果関係の推定などが指摘され,それらが修正されるまで先には進めない。
たいがい,ここらでグループ内での人間関係のいざこざなども起こる。
研究は進まない,関係もきな臭くなってくる,ということで何人かが脱落しそうになる。
しかし,不思議と,この段階で,その理由で,ゼミをやめた人間は今までにいない。
8期の皆も「全員」で乗り越えてくれると思う。
人を見切るのはいつでも,簡単にできる。最後まであきらめてはいけない。
不当に自分が責められていると思ったら,責める相手を非難するのではなく,まずは自分に落ち度がないか考えるべきだ。そして,相手がそうする理由に気づかなければならない。同じゼミの仲間である。自分も不愉快になるのに,理由もなく責めるはずはなかろう。まずは自分の日ごろの行いを振りかえり,自分の内部に原因がないか探ろう。自分の内部に原因があると思えば,自分でそれを解消すればよい。
週末は,マーケティングの久保ゼミとの合同ゼミが待っている。
残り少ない時間だが,全力で立ち向かおう!
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