2011年6月30日木曜日

ゼミについて

3年生は,今はつらいと思う。
まずは,この試練を乗り越えなければならない。

3年生のグループワークは,いま初期流動段階にある。
決定されたテーマに基づき,問題意識および研究目的を明確にし,それを固める段階である。
我がゼミでは,ここをきっちりやる。簡単に流さない。
そして,例年,ほとんどのグループが,ここで私にコテンパにやられる。
論理矛盾,発想の飛躍,あるいは単なる思いつきによる因果関係の推定などが指摘され,それらが修正されるまで先には進めない。
たいがい,ここらでグループ内での人間関係のいざこざなども起こる。
研究は進まない,関係もきな臭くなってくる,ということで何人かが脱落しそうになる。

しかし,不思議と,この段階で,その理由で,ゼミをやめた人間は今までにいない。
8期の皆も「全員」で乗り越えてくれると思う。

人を見切るのはいつでも,簡単にできる。最後まであきらめてはいけない。

不当に自分が責められていると思ったら,責める相手を非難するのではなく,まずは自分に落ち度がないか考えるべきだ。そして,相手がそうする理由に気づかなければならない。同じゼミの仲間である。自分も不愉快になるのに,理由もなく責めるはずはなかろう。まずは自分の日ごろの行いを振りかえり,自分の内部に原因がないか探ろう。自分の内部に原因があると思えば,自分でそれを解消すればよい。

週末は,マーケティングの久保ゼミとの合同ゼミが待っている。
残り少ない時間だが,全力で立ち向かおう!

2011年6月25日土曜日

レスポンス・シート

先日,1年生のフリーメジャーコース(2年次以降に学科選択することが可能なコース)向けに,「管理会計って何?」という内容の講義を45分間だけ行った。
その講義に関する学生のレスポンス・シートが昨日,私のもとに届けられた。
「会計に興味を持てた」
「管理会計の講義を受けたいと思った」
「先生の授業をとりたい」
「たとえが分かりやすかった」
などなど
こういった反応はとても嬉しいし,やった甲斐があったと心から思う。

いかに分かりやすく,面白く,そして知的好奇心を刺激することができるか,そのためにいかなる講義運営,話し方,比喩を用いればよいのか,これらの点について,一定の水準に達することはできていると思うが,まだまだ上を目指したい。

2011年6月22日水曜日

この時期

良い天気です。
暑いですが…。
この時期,夏野菜が信じられないほどのスピードで成長する。
キュウリなんぞは,3日間良い天気であれば,二倍ぐらいに成長する。
で,30㎝クラスのものがどんどんできる。味も良い。

そして,1年生も,この時期,少しずつ発言が増え始める。
私のゼミにかぎって,沈黙のゼミはありえない。
最近の学生は議論をしない,と言われるが,私のゼミではありえない。
そして,この時期から伸びる学生はぐんと伸びる。

最初は,やはり特定の人を除き,あまり議論に加わろうとしない。
しかし,まずは環境作りから始める。議論しやすい雰囲気づくりと言ってもよい。
それから,良く人物を見極め,ある人間は褒め,ある人間は叱る。
そして,発言し議論することは,自分のためでなく皆のためであることを理解させる。
議論をすることが楽しい,と思ってもらえれば,もう後は勝手に展開していく。
議論が沈滞すると,学生たち自身が問題意識を持ち,どうすれば活発化できるか,自ら考えるようになる。
たとえば,3年生のゼミでは,なかなか意見や発言が増えないので(3年のこの時期は,内容が高度になり,実際に発言が難しい状況が多い),4年生のゼミにシットインし,なんとか問題解決のためのヒントを得ようとする。4年生は4年生で,3年のゼミを聴講し,気づいたことを3年にフィードバックする。
私は,あーしろ,こーしろ,何も言っていない。
彼ら彼女らが,いわば勝手に,自律的に動いている。
4年生は,ゼミとして完成型に近づいている。

さて,今日はゼミの日。
暑いけど,頑張っていこう!!

2011年6月20日月曜日

先生

大学の教員は,高校,中学,小学校の先生と違い,教職課程を経ていない。
また,もともと「先生」になりたくて,大学の教員になっている人間は,そう多くはない。
多くは「研究者」になりたくて,今のポジションにいる。
なかには「先生」になぞなりたくない人もいるかもしれないし,なった気だけで本質的に「先生」になぞなれていない人間もいるかもしれない。ひょっとしたら,私もそうかもしれない。

しかし,ゼミの活動を通じて,特に感じるのだが,私自身は「先生」でありたい。
そう思うのは,学生が成長するプロセスに,少しでも貢献できることに,たまらない喜びを感じるからだ。それは研究において,良い論文を書くことができたり,少し他の人に評価してもらったときに感じる喜びより,ずっと大きいような気がする。なぜそうなのか,分らない。でも,そう感じるのだ。

出版社の編集の方に,時々,ゼミにかかわるのもいい加減にしなさい,と叱られる。
なるほど,ひょっとしたら,私は同世代の研究者より,まとまった成果物を出すのが遅れているかもしれない。もちろん,研究に精進しなければ,学生に対する教育も錆びてくる。研究は好きだし,おろそかにするつもりはない。

しかし,教育に時間を費やすことを放棄することもできない。
学生に嫌われてもよい。手抜きをすることなく,全力で立ち向かい,彼らの変化の瞬間に立ち会いたい。その願望がどこから生じるのか,頭では分らない。

私の伯父は,40年近く高校の理科の教師であった。
何度も大学の研究室に誘われたらしいが,一生,高校の,それもさしてレベルの高くない高校の「先生」であった。
10年ほど前に亡くなったが,その前に何度も大きな手術をした。
いつお見舞いに行っても,何人か教え子が病室の前にいたような気がする。
私の結婚式で黒田節を真っ赤になって歌ってくれた伯父は,私が大学の教員になってから会うたびに言ってくれた。「岳夫,偉くなったな」。
私が教員になって早くも14年が経つ。
でも,私はまだぜんぜん偉くない。
伯父の言葉に胸を張って向き合えることができる日は,果たしてくるのであろうか。

2011年6月18日土曜日

ある土曜日の一日

朝,目覚めてすぐに,自宅前の畑に。
雑草取りや追肥,トマトの脇芽とりなどを済ます。
そして,平インゲンを45本,普通のインゲンを58本,ナス2本,キュウリ2本,人参5本を収穫する。
今日の晩御飯が今から楽しみ。

ご飯を食べてすぐに,家族とテニスコートに。
2時間汗をかく。
小学校3年生の息子が私の全力のサーブを何球か打ち返す。
彼が成長したのか,それとも私が退化したのか。

午後2時ごろに大学に来る。
今週はとても忙しかったので,たまった雑務を片付ける。
授業日誌の整備や小テストの採点,学科の責任者としての細々とした作業。
さっさとやってしまおう。
そうしないと,月曜日の研究日がつぶれてしまう。
さて,もうひと踏ん張り。

2011年6月8日水曜日

今日のゼミのゲスト

今日のゼミには,今年の3月に卒業したOB・OGが2名,平日にもかかわらず聴講しに来てくれる。
きっと有意義な指摘やアドバイスをしてくれるものと思う。
こうやって卒業してからも,ゼミを忘れずにいてくれること,とても嬉しく思う。
今日はゆっくりと仕事や勉強の話しでも聞こう。

2011年6月6日月曜日

今日はよい天気,だけど・・・

今日は良い天気です。
でも,一週間で唯一,一日中研究に充てることができる日です。
アメーバ経営導入企業の従業員様への質問票を完成させなければ…。
いろいろ事情が変わり,以前用意していたものが不適合になりつつあるので。

加えて,実験室実験の最後の詰めも終わらせなければ,前期授業期間中に準備が整わなくなってします。そうすると,被験者が夏休みに入ってしまう。それは困る。

読みたい本もたまっているし,あれもしたい,これもしたいで,中途半端にならないように注意せねば。

2011年6月1日水曜日

避難訓練とかソフトボールとか

今日は,昼に避難訓練がある。
商学部棟で授業している学生全員が階段を使い1階に下り,棟前の広場に集合する。
結構な人数になると思うが,果たして粛々と行われるだろうか。
階段は二ヶ所あるが,相当混乱するのではなかろうか。

で,午後はゼミの時間を使って,ソフトボール。
週末にゼミ対抗のソフトボール大会があるので,その練習。
天気は何とか持ちそうかな。