『坂の上の雲』の秋山真之の言葉である。
「無識の指揮官は殺人犯なり」
人の死に直結する軍隊の指揮官にだけ当てはまる言葉ではなかろう。
知識・見識を備えているのは,人の上に立つ人間にとって,義務以上のことである。
この言葉は,そう示唆ししている
備えるべき知識などを備えずに,もし人の上に立つことがあらば,それは即ち部下を殺すことにつながる。
それぐらいの覚悟をもって人の上に立たなければならない。
おそらく,大学の教員も,そのぐらいの覚悟をもって,学生に臨まなければならないのではなかなろうか。
「人を殺しうる」,そう考えるだけで,いい加減な教育はできない。
だれも殺人犯にはなりたくないであろう。
しかし
なりうるのである。
とりわけ若い教員には知っておいてほしいことである。
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