2012年6月24日日曜日

投げ出すことはいつでもできる

目の前に壁が立ちはだかる。
とても越えられそうにないように思える。
それでも,志をもった人間は,必死に壁を登り切ろうと努力する。
しかし,壁は簡単にはそれを許さない。
ほとんどの人間は,登りきれない。
絶望感に苛まれる。

そこで引き返しては・・・いけない。
それでは,ダメだ。

確かに,眼前の壁は限りなく険しく,高くそびえているように見える。
しかし,一呼吸,いれよう。
壁の前に座り,よーく見回してみよう。
今まで気がつかなかった,抜け道が見つかるかもしれない。
抜け道なんか通りたくない,壁を登り切りたい,そう思う人もいるかもしれない。
しかし,眼前の壁は,本当に本当の本物か?
勝手に自分で作り出した,見方を変えればふっと消えてしまう類の「虚像」ではないか?
そして,「抜け道」と思えたルートが,自分にとって本当の辿るべき道だったってことはないか?
抜け道が見つかったら,敢然と進めば良い。
壁を越えることは手段であり,目的ではなかろう。
志を実現すること,これが大事だ。

たとえ抜け道が見つからなくとも,壁の前でうろうろしていたら,ひょっとしたら,別のルートが見つかるかもしれない。
万里の長城のように見えた壁が,意外と簡単に向こう側に回りこめることに気がつくかもしれない。

簡単に壁の前から引き返してはいけない。
自分が信じた道ならば,容易にあきらめるな。
その場に,踏みとどまって闘うことだ。
そして,疲れたら休めばいい。
一休みしたら,よーく周りを見回すことだ。
焦っちゃいけない。

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