群れから離れて成長した猿は,「自己」を認識できないという。
ほっぺたにペンキを少し塗って,鏡の前に立たせても,そこに映った自分を自分だと認識できないそうだ。
これに対して,群れの中で育った猿は,ほっぺの異変に気がつき,手で色のついた部分に触れるそうだ。つまり,鏡に映っているのは自分だと分かっているということになる。
自己を認識するために,自分以外の人が必要だということ。
そう言う意味でも,人は人にとってとても大事なのである。
ゼミという集団の中で,果たしていかなる自己認識がなされるのであろう。
それはひとえに,ゼミに属する人が,他のゼミ生にどのように接するかによって決まるのであろう。
良いゼミであってほしいと思う。
来月,ゼミ合宿がある。
北海道,名古屋,大阪,栃木…,それこそ全国からOBOGが20名近く,参加してくれる。
彼ら彼女らにとっては,良いゼミであったのであろうか。
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