Jリーグの方にお誘いいただき、3年生のゼミ生20人、4年生のゼミ生3人、1年生のゼミ生3人の総勢26人を引き連れて、埼玉スタジアムへ行ってきた。
3年生は特に現在のグループ研究に関わり調査なども行った。
夕立ちが凄くてどうなることかと思ったが、試合開始前に雨が止んで一安心。
プレミアリーグの名門のニューカッスルとの親善試合だったが、とっても良い席で世界最高峰の技術を目の当たりにすることができて、楽しかった!!
また、お誘いいただけるとのことなので、ゼミ生にも声がけしよう!!
大学では,その行政では現実主義。
徹頭徹尾。
でも,俺が好きなのは,清志郎。
まだ10代のガキの頃から,好きだったのを変えようもない。
イマジン
https://www.youtube.com/watch?v=QnKykvIp4Yg
トランジスタラジオ
https://www.youtube.com/watch?v=QnKykvIp4Yg
人間は,単純ではない,複雑さ。
どうやら渡辺ゼミ3年生は4年生から,秋の大会に向けてのスケジュール感を聞いていないようだなぁ。
スポーツ産業学会の学生部門(SPJ),そして今年から復活したインター大会のそれぞれ予選が10月19日とか20日にある。
ということは,その一週間くらい前にパワポのファイルの提出締切りが来る。
つまり10月12日とか13日とかか(インターは下手すりゃ2週間前の提出を求められる)。
分析結果の考察に最低でも一週間以上必要なので,収集したデータの統計解析を完了するのが,10月3日のゼミがリミットか。
ちなみに10月3日はゼミ訪問日なので,私が晩の予定を我慢して遅くまで付き合ったとしても,十分な時間がとれるか分らんね。
さて,10月3日に統計解析を終えるためには,最低でも9月23日ぐらいまでにはデータの収集が終わっていなければならない。
データの収集を最短で行えるWeb調査会社を使ったしても,23日にデータ収集を終えているためには,その1週間ぐらい前,つまり16日という合宿終わってすぐには質問票が完成していて,調査会社と交渉に入っていなければならない。
これがJのクラブとかに質問票調査を依頼するのなら,最低でも半月前には質問票を完成させていなければならないだろう。
が,Web調査会社利用を前提として話を進めると,質問票の完成には実に多くの時間がかかるのだが(このことは多くの先輩たちが痛感している),最短の10日間で完成させるとして9月6日は,質問票作成の前提となるモデルが完成していなければならない。
管理会計学会の開催日あたりってところか。
現在の進捗状況では,9月初旬にモデルを完成させることができるグループはどのくらいあるだろう。
ちなみ,上記のスケジュールはほぼ「最短」を前提としている。
もし予定がずれ込めば,完全に終日私の身柄を確保できる合宿において,何度も何度もフィードバックをもらい,スケジュールの遅れを取り戻す最大の機会となろう。
例年,ほぼほぼ徹夜。
各グループが現時点で分析モデルが完成させることができているようなら,余裕の合宿スケジュールで良いだろうがね…
おそらく私の見立てでは,全員ほぼほぼ徹夜で,殺気立っているような状況だと思うけどね。
以上を踏まえて,合宿のスケジュールをどうするか,考えた方が良いと思うがね。
明日の夏ゼミ前にしっかり考えてもらうために,あえてここで書きました,とさ。
阿部詩選手の号泣を見苦しいと批判する声もある。
しかし,そういった連中は,自分は少なくとも主観的には絶対的に完璧とも思えるような,凄まじい努力をしてきたのか,と問いたい。
彼女の号泣の背景には,おそらく世界最高峰の山に登頂しうるほどの努力があったはずだ。
だからこその号泣。
だからこその,人目を憚らない,後に批判されることにも想いを致せないくらいの,そんな行動だったに違いない。
彼女を批判する人間は,自分で絶対的と確信をもって言えるような努力をしてきたのか?
いや,努力をしていないと批判してはダメだと言っているわけではない。
批判しても良いが,彼女の努力に対するリスペクトは絶対に失ってはならない。
私は,彼女の号泣に心を揺さぶられた。
近年,あれほど赤裸々に自己の努力を世に問うた若者はいるだろうか?
私の長女の名前にも「詩」の文字がある。
彼女の再起を祈念してやまない。
4年後にまたお兄ちゃんと金色のメダルを獲得し,あの最高の笑顔を見せてほしい。
人生の栄光は勝ち続けることにあるのではない。
負けるたびに這い上がること。
それこそが人生の栄光である。
土曜日と日曜日は,農作業とスポーツを中心に過ごし,月曜日の朝は生まれ変ったかのようにリフレッシュしている。
一昨日も午前中2㍑以上汗をかいて農作業してから大学に来て,産業組織心理学会の研究会に参加して,それから中大サッカー部の対筑波戦を中大グラウンドで観戦(負けたけど…)。
日曜日は,朝一で中大のアメフトグラウンドに向かい,女子ラクロスの試合を観戦(しようとしたけど,気温と湿度が危険っていうことで中止になったけど)。
昨年の水戸ホーリーホックと提携して行っている講座(スポーツビジネス・プロジェクト)を受講していた女子学生と偶然キャンパスで会い,ラクロスのU20の代表に選ばれ,日曜日の試合にスタメンということで,楽しみにしていたのだけれども残念!
ラクロスの試合が中止ということで,大学で学会の開催準備をしてから,夕方には企業の方々と2時間,外でテニス!!
どっぷし汗をかいて,帰宅後冷水をあび,ビールを飲みながらオリンピックを観戦。
リフレッシュしないわけない!
皆さん,今週は猛暑が予想されていますが,ビシッといきましょう,ビシッと!!
やっぱり普段使い慣れているキャンパスではなく,離れたところにあるキャンパスで学会を開催するのは大変だ…
多摩キャンパスでならば,過去に何度か学会開催に関わったことがあるし,施設や設備,備品などについて熟知しているから,多摩だったらだいぶ楽だったなぁ。
茗荷谷キャンパスってぶっちゃけまだ2回しか行ったことないし,良く分からないことが多い。
でも,知り合いのロースクールの先生が,6月に茗荷谷キャンパスで開催されたファイナンス学会の時の運営マニュアルなどを共有してくださったので,何とかなりそうと今は思えている。
昨日,今日と,学会の準備作業をしているが,結構やらなきゃいけないことが多くって大変なのだが,こういうイベントの段取りをするのは意外と嫌いじゃない。
せっかくだから楽しんでやろうと思う。
今の職場で,本当の意味で,職場の同僚を超えて,あぁ付き合っていきたいなぁと思える友人のような人が,だいたい20人ぐらいはいるかなぁ。
今日はそのうちの5人と一緒に飲んだ。
家族のこと,プライベートのことなど,単なる職場の同僚では話せないこと,話さないことなど,4時間近く語り合う。
言葉が尽きることなく,会話が途切れることなく,あっという間に時間が過ぎる。
こういった時間がこれからますます重要になっていくんだろうなぁと思う。
こうした時間がWell-Beingにつながるし,日々の活力にもつながる。
そんな関係性を保てている仲間が,私にはもったいないような仲間が,それなりにいて,自分はなんて幸せなんだろうと思う。
時に感じるストレスも雲散霧消。
明日もまた,ビシッといこー,ビシッと!!
本日ほスポーツビジネスプログラムのトークイベントには、対面とオンラインで100名近くの高校生が集まってくれた。
このプログラム、徐々に高校生にも浸透している模様。
今朝、直に高校生から連絡がきたけど、メールの書き方もしっかりしていて感心したが、自分が高校生の頃、大学の先生に連絡することなんて想像もしなかったし、仮に思ったとしても、実際に連絡なんてできなかっただろう。
ま、かなり意識が高い生徒さんなんだろうけど、勇気は必要だったろうなぁ。
それだけに、どうしても中大商学部入学して、スポーツビジネスプログラムを受講したいという想いが伝わってきた。
魅力のある科目創りに力を入れてきた甲斐があるってもの。
本日,原価計算論の期末試験。
試験会場を何度もウロウロして,答案をチラチラ見て歩いたが,なかなか出来は良さそう。
本日,5限にPBLの授業が残っているが,それが終わったら即採点に入り,今晩中に採点は終える予定。
中間試験と期末試験を除く26回の授業のうち,9割以上を出席しているような学生については,全員単位を取得してくれることを期待している。
とはいえ,私の原価計算論はレベル的にはかなり高い。
部門別原価計算については,正常配賦,複数基準配賦法など日商簿記の1級レベルまで学ぶし,標準原価計算についても配合差異や歩留差異まで学び,それらも1級レベル。
それでも初学者でも単位取得していく。
そして,何よりEQが高い。
試験終了後,退出する際に消しゴムのカスを拾い,手のひらにのせ,ゴミ箱に捨てる。
こんな行為を受験者の半数以上が行っていた。
消しゴムをあまり使わなかった学生もいるだろうし,ボールペンを使った学生もいるだろうし,消しゴムをよく使ったほとんどの学生が,そういった利他的な行動を自発的に行っていた。
そう,私はそうしろなんて,一言も指示していない。
中間試験後に,授業で自発的にそのようなふるまいをしていた学生がいて,とても感心したと褒めたことはあったが…
それを覚えていて,真似をしたって学生がいてもいいじゃないか。
その振る舞いをどの授業でも,どの試験でもしてほしいなぁ。
企業の方々に言いたい。
中大生は地味で,消極的なところはあるかもしれないけれども,実に真面目に物事に取り組み,そして利他的行動を自然にとることができる,そんな素晴らしい人財ばかりです。
是非,積極的に採用していただければと。
最近,このブログのヴュー数が急増している。
一日に1,000を超える勢いの日もあった…
だいたい毎月10,000を超えるぐらいだったのが(ちなみに先月は12,751),今月はまだ半月ぐらいで10,000に到達せんばかり…
過去最高の月間ヴュー数は,2021年10月1日の14,552回だったから,それを超える勢い…
なお,10月は例年ゼミの募集期間でヴュー数が増える傾向にある。
今は7月だからね。
なんでだろう?
ここ数年,色々なところからスポーツの試合観戦のチケットを頂戴するので,ゼミ生を中心に一緒に観戦に行くことが多い。
昨日も,ユウヤ,ユミ,カナコ,マイ,リナと一緒に,国立競技場にFC東京と新潟の試合を観戦。
中杉の高校生も一緒に。
結果はFC東京がきれいなサッカーで2得点し,勝利。
サウサンプトンに移籍予定で,FC東京ではラストゲームの松木選手のパフォーマンスも見られて,満足。
過去最高の5万8千人の集客数で,帰りの混雑は大変だったけれども…
とっても楽しかった。
オープニングイベントととして,ファイヤーや花火やら,木村カエラやらで,とにかくゲストを楽しませる仕立てが素晴らしかったわ。
昨日,21期執行部と晩御飯を一緒に食べ,これからの21期の運営について話し合った。
一人ひとりの21期への想いを聞き,あぁ21期は良い期になるなと思った。
昨晩から本日にかけて,執行部会で気づいたこと,感じたこと,そしてそれについて考えたことなど,長文のメールが到着した。
もうあまり21期のことは心配していない。
ただ,ゼミ運営に気を取られすぎて,個々の研究への取り組みを疎かにしないでほしい。
気をつけてほしいのは,それぐらい。
執行部が良いだけではなく,21期はフォロワーシップもかなり良い。
バランスがとれているし,ただリーダーの言いなりではなく,きちんと物申すことができている。
ゼミ中の発言がもっと活発になれば,なお良いのだが…
少し少ないかな,発言は。
執行部がかなり多いのに対して,ね。
ところで,来週から再来週にかけて期末試験やレポートがあるだろうから,そちらも頑張ってほしいので,少しゼミの研究はセーブしても良いだろう。
また,夏ゼミでガッツし,やろう!
天皇杯の3回戦。
筑波大学がJ1の柏レイソルに1対2で敗れた。
2回戦で,J1首位の町田ゼルビアに勝利し,大学サッカー旋風を起こしていたが…
夕方2時間に及ぶサッカー部のミーティングを終え,急ぎ帰宅し,急ぎ懐中電灯を頼りに水やりして,ようやく後半も半分を過ぎたあたりで,筑波の試合を見ることができた。
中大サッカー部が,大学サッカーの関東リーグで,角突き合わせている筑波だが,今日は徹頭徹尾応援した。
が,敗戦。
よく頑張ったと思う。
そして,実にすがすがしい。
昨年は中大サッカー部は筑波に勝利している。
その実力は,Jリーグの高いレベルに近いということ。
色々と課題はあるが,私はマネジメントアドバイザーとして,そして私なりのやり方で,中大サッカー部に貢献し,強くしていきたい。
私が毎週欠かさず視聴する番組。
映像の世紀:バタフライエフェクト。
今日のテーマは戦後0年の日本。
こんな映像が残っていたのかと驚嘆。
番組の最後に坂口安吾の堕落論の一節が紹介されていた。
私も大学生の頃,堕落論は何度も読んだ。
あの頃は若かった。
人間。
戦争がどんなすさまじい破壊と運命をもって向うにしても人間自体をどう為しうるものでもない。
戦争は終った。
特攻隊の勇士はすでに闇屋となり,未亡人はすでに新たな面影によって胸をふくらませているではないか。
人間は変りはしない。
ただ人間へ戻ってきたのだ。
人間は堕落する。
義士も聖女も堕落する。
それを防ぐことはできないし,防ぐことによって人を救うことはできない。
人間は生き,人間は堕ちる。
そのこと以外の中に人間を救う便利な近道はない。
戦争に負けたから堕ちるのではないのだ。
人間だから堕ちるのであり,生きているから堕ちるだけだ。
だが人間は永遠に堕ちぬくことはできないだろう。
なぜなら人間の心は苦難に対して鋼鉄の如くでは有り得ない。
人間は可憐であり脆弱であり,それ故愚かなものであるが,堕ちぬくためには弱すぎる。
…略
人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要なのだ。
そして人の如くに日本も亦堕ちることが必要であろう。
堕ちる道を堕ちきることによって,自分自身を発見し,救わなければならない。
政治による救いなどは上皮だけの愚にもつかない物である。
今日はスポーツ産業学会に参加後,まっすぐ帰宅。
リアルタイムで久しぶりに「プロジェクトX」を視聴。
今日は「トットちゃんの学校」。
黒柳徹子を始め,個性的な卒業生を輩出した小学校「トモエ学園」の物語。
「先生」の素晴らしさと怖さを改めて感じた。
教師の一言がその子の一生を変えることがあるなんて…
こんなに素晴らしい職業はないと思うと同時に,こんなに恐ろしい職業はないとも思う。
私の場合…
小学校3・4年生の時に通っていた品川区立第三日野小学校の一之瀬誠先生。
私のことをとにかく褒めてくれた。
本が好きだった私をとにかく褒めてくれて,動物小説家の椋鳩十先生のことが特に好きだったのだが,一之瀬先生が勧めてくれたおかげで,その後椋先生とお手紙のやり取りをして,そのやり取りを踏まえて,椋鳩十研究(みたいなもの)を夏休みの自由研究でやって,学校で賞をもらったっけ。
ご存命なら80歳を超えていらっしゃると思うが,お会いしたい。
大人になってから第三日野小学校に訪問して,一之瀬先生のことをお尋ねしたのだが,卒業生でもないので(5・6年生は別の小学校に転校したため),教えていただけなかった…
一之瀬先生がいらっしゃなければ,私は本というものに,あれほど親しむことはなかっただろう。
人より優れていたのは,とにかく本を乱読していたことぐらい。
でも,それが今の職業につながっている。
一之瀬先生がいなかった今の私はいない。
一言,感謝の言葉を伝えたい。
叶わないことだとは思うが…
教員になって28年目だが、結構、授業前のルーティンを大切にしている。
これを専門用語では、プレ・パフォーマンス・ルーティンと呼ぶ。
一定のPRRがあるため、これを邪魔されるとパフォーマンスが落ちる気がしている。
なので、実は授業前にはよっぽどのことがない限り予定は入れない。
さらに、私は夜遅い連絡があまり好きではなく、というか夜遅くまでそもそも起きていないので、夜遅い連絡にはたいがい反応しない。
でも、この間本当に良い方向に変化し続けている、スポビの地域貢献班に夜中でも連絡されたら…
もとめられて、本日の授業開始30分前に大教室に入り、20分ほどゼミの研究内容について相談を受ける。
ルーティンを崩してでも、こいつらには付き合ってあげたいと思う、いや、思わさせられている。
とにかく、楽しめ!!
時々山登りに疲れて、辛い時もあるかもしれないけれど、テッペンの光景は最高だぜ!!
今日のゼミでは,3限の4年生のゼミを3年生に譲ってもらい,その時間を使って,3年生に生じていた課題について話し合った。
その結果,3年生のゼミ組織に変更が生じた。
各人,色々な想いを抱いているであろう。
心に痛みを感じた者もいるかもしれない。
しかし…この話し合いは意義があった。
気づきを得た人も多かったのでは?
しっかりと自分の想いや考えを語ることできている21期生を見て,2月から実質的に始動して5か月の間に,ここまで成長してくれたのかと,驚きと共に嬉しさで一杯であった。
まだまだ伸びしろがある子ばかり。
今年の秋にかけて,どれだけ成長してくれるのだろうと,楽しみしかない。
明日もスポーツビジネスのグループに求められて,少しの時間だけど会って話すことに。
授業前で少々ナーバスになっているかもだけど,いいよ,会うさ。
そこまで頑張るのなら。
「ばいきこん」と読む。
その根を育てる,という意味。
東井義雄先生という教育者の書物。
そこに,こう,ある。
自転車のタイヤを支える道幅は3㎝もあれば足りるだろう。
しかし,実際には,3㎝の道幅では自転車は通れない。
直接役に立つところだけが有用ではない。
なんの役割も果たしていないように見えるところが,案外,大切な働きをしてくれているのである。
ゼミのグループ研究で,自分は何も役に立っていないのではないかと悩んでいる人もいるかもしれない。
でもね,グループに寄り添い,グループのために何か役に立とうという献身の姿勢さえあれば,きっとどこかで役に立っているはず。
それが自分には見えなくても,見えている人はいる。
ヘレンケラーというアメリカの教育家のことは,多くの人が知っていると思う。
視覚と聴覚に重度な障害を持ちながら,障がい者の教育に尽力した方。
ケラーが言っている。
はじめはとても難しいことでも
続けていけば簡単になります
そう,そうなのだが,多くの人は直感的にもそうだと分かっているのだが,なかなか続けるのが難しい。
しかし,続けることさえできれば,なぜ難しかったのか,今度はそっちが分からなくなるくらい,簡単にできるようになる。
日曜日に,野球観戦の後,一緒に観戦していた3年生数名と3時間以上,お酒を飲みながらじっくりと話をした。
その際,とても嬉しかったことがある。
論文レヴューのことで,当初はゼミを続けられるかなぁって心配していた子が,こう言った。
最初は,研究論文のどこにどのように焦点を当てて読めば良いのか全然分からなかったけれども,今ならすっと読めてしまう。
最初,なぜ分からなかったのか,分からないって。
毎週,毎週たくさんの論文を読んで,夜中に皆でオンラインでグループワークをして互いに励ましあいながら,その領域に辿り着いてくれた。
その時,すぐにケラーの言葉を思い出し,嬉しくて正直ウルってしてしまった。
さらに,その子は昨年会計学科の必修科目の単位を落として,現在再履修で私の授業を受けているのだが,そしてちょうどその授業では非常に難しい単元を学修し終わったところだったのだが,「理解できた?」って私が聞いたら,「先生はこの単元を難しいっていうけど,全然難しく感じなかった」だって。
その子は,火曜日1限,金曜日3限の週2コマの授業を,これまで23回の授業を一度も休まず,遅刻もせずに,しかも熱心に授業を聞いていてくれた。
そして,復習もしてきていたのだろう。
その難しい単元というのは日商簿記検定の1級の水準。
それを難しく感じなかったって,どれだけ継続して頑張ってきてくれたのか…
それが嬉しくって,つい飲みすぎちゃった。
でも,その日の晩は本当に良い気分で過ごすことができた。
今,私の尊敬する東井義雄先生の書物に書かれていた,大好きな詩を想いだす。
どの子も
子供は星
みんなそれぞれの光り方で光っている
パチパチ
目ばちをしながら
子供はそれを見てもらいたがっている
無視してはならない
無視が続くと
子供は目ばちをやめる
無視が重なると
子供は光を消す
目ばちをやめそうにしている星はないか
光を消しかけている星はないか
光をみてやろう
そして
天いっぱいに
星をかがやかせよう
ピンチはチャンス。
使い古された言葉だが,まったくその通りだと思う。
ピンチにおいて委縮して,慎重になりすぎて,何もなさないことが一番悪い。
下りのエスカレーターに乗っているようなものだ。
大事なことは,そのピンチを打開して,以前より良い状態になるように,失敗を恐れずに新たなことにチャレンジすること。
中大の体育会所属の学生のための寮において,食事の提供がなされなくなった。
食事はアスリートにとって,練習と同等程度に重要なこと。
それが選手による完全に自炊になってしまえば,そのための時間も負担だし,偏食や不規則な摂食により,試合でのパフォーマンスが落ちることにもつながりかねない。
この非常事態を迅速に打開しなければならない。
以前より良い食環境を実現するための第一歩を今日踏み出した。
やってやろうじゃないの。
学生を第一に考え行動する。
それが大学人としての矜持。