2000年に中央大学に赴任した時の学部長が北村敬子先生だった。
当時,30代前半の私は,ことあるごとに生意気な意見をぶつけ,本当に可愛げのない人間だったと思う。
てっきり嫌われていると思っていたが,学会でお会いしたときとかには気さくにお声がけしていただいたし,名誉教授になられてからは色々とご教授いただいた。
本日,その北村先生の偲ぶ会の発起人に名を連ね,その会に参加し,数十名の学会関係者,ゼミの関係者のお言葉に接したときに,私は何と生意気で,失礼な態度,物言いをしてきたのであろうと,ただただ自分の未熟さを恥じるばかりだった。
ふと思う。
私もしばしきつい物言いをすることがある,学生にも。
OBOGから見たらおそらく今の私は仏だろうが,それでも,なお。
そんな私の振る舞いに学生は容易に誤解するかもしれない,かつての私がそうだったように…私は僕は,先生に嫌われているかもって。
嫌う?
私は学生を好悪の対象には絶対に置かない。
これだけは断言する。
きっと北村先生についても,私が勝手に北村先生から見た私の像を創り上げ,その像に基づき,自分の行動選択をしていたに違いない。
その当時の自分の未熟さを恥じる。
北村先生,安らかにおやすみください。
合掌
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