2024年6月27日木曜日

3年生のグループワーク

21期のグループワークの進捗がすごい。

どこまで進歩するんだかというくらい,週ごとに進む,進む。

まずプロスポーツ組織の地域貢献活動がチームIDに及ぼす影響を究明しようとしているグループ。

今週は先行研究のレヴューが実によかった。

それに尽きるね。

レヴューが良いからこそ,私からのフィードバックもしやすいし,効果的にもなりやすい。

地域貢献活動(含むSDGs)のタイピング,調査対象のセグメンテーション,そしてそれらのセグメントごとの(あるいはセグメント間の比較の)チームIDへの影響に関する仮説の立案をしっかり行ってほしい。

次に,アメーバ経営システムの特性と首尾一貫性の関係を究明しようとしているグループ。

このグループの文献レヴューの水準も非常に高い。

そして,仮説立案が非常に緻密。

大学院レベル。

春学期中に分析モデルを完成させるという離れ業を,渡辺ゼミとして初めて成し遂げるかもしれない。

最後にスタジアムにおけるポジティブ・ネガティブな視聴覚体験が「感動」を通じて,再観戦意図に影響を及ぼすことを解明しようとしているグループ。

まずは感動体験を5つに分類し,それぞれについてしっかり考察してきているのが良い。

試合の中身に関係しない現象で視聴覚体験に影響を及ぼし,それが感動を喚起し,ひいては再観戦意図が促進されるのならば,プロスポーツクラブにとっては実に意義が大きい。

試合内容は流動的であり,結果も含めてクラブにとってはほとんどコントロール不能。

しかし,クラブがコントロール可能な現象で,感動を喚起し,ライト層をリピート層に変えることができるのなら…

これは実に大きい。

各グループ,引き続き頑張ってほしいね。

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