今日,統一論題の報告と討論が終わった。
これほどの「肩の荷を降ろした」感は久しくなかった。
ところで・・・
昨日,報告の前日だったが,懇親会があったので,半分仕方なく出席した。
でも,そこで本当に嬉しいことがあった。
私が本当に心から尊敬する研究者が,何人かいる。
例えば,神戸大学の名誉教授の小林哲夫先生。
もう80歳になられたであろうか。
私が言うのも恐縮だが,これほどの素晴らしい研究者は,今やどれだけいるだろう。
私が駆け出しのころ,神戸大の研究会で,先生に可愛がっていただいた。
厳しく接していただいた,という意味で。
また,50年間分の論文をサーベイしてわかった。
はっきりと。
私は,小林先生が私と同じころの論文と比べても,足もとにもおよばいない,と。
近づきたい,できることならば。
「渡辺君の論文はいつも楽しみにしている」
昨日の懇親会で,そう言っていただいた。
心から嬉しかった。
涙がでそうになった。
そんなお言葉を頂けるのならば,私はどんな苦労にでも耐えられる。
先生にほめていただけるのなら,どんなに辛くても・・・。
そう思った。
本当に,心から嬉しかった。
研究をして,金も名誉もいらない。
ただ,尊敬する先生に,そんな一言をいってもらえれば,私は・・・。
そんな先生が,少ないが,まだ学会にはおられる。
私は,その先生方の眼を常に意識しながら,よりよい研究をこれから目指して,頑張れる。
俺はなんと幸せものか。
小林先生
いつまでもお元気で。
0 件のコメント:
コメントを投稿