2011年11月9日水曜日

ゼミ面接

今日の夕方に,来年度のゼミ生選抜のための面接試験が行われる。
渡辺ゼミ9期生になる学生たちである。

26名の応募があったが,それを15名前後に絞り込まなければならない。
辛い作業である。
しかし,効果的なゼミ運営のためには,その程度の人数が限界であるため,やむを得ないことなのである。

とにかく,新しいゼミ生との出会いは楽しみである。
最高のゼミにしたい。
これは毎年思うことであるが。
卒業する時に絶対に後悔させたくない。
そうも思う。

振り返れば,そのような熱意が空回りした期もあった。
思えば,8期生まで,ゼミ運営については試行錯誤の連続であった。
学生には一人とて同じ子はいなかった。
それが効果的なゼミ運営方法の追究を,より困難にしてきた。
しかし,その困難さは,それに携わることを楽しくもしてくれた。

正直に言うと,ゼミ運営から少し離れ,研究活動に没入したいと思うことも…,時々ある。
やはり私は研究も大好きなのである。
辛いこともあるが,やはり自ら精進し,良い論文を書きたい。

が,私のある言葉や振る舞いから,学生が良い方向に変化したという経験をすると…
それは私に大きな喜びと幸福感をもたらしてくれる。
そして,それが私をゼミ運営に惹きつけ,多大な努力と時間を傾注させることになる。

この煩悩からは,いつ解脱できるのだろう…。

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