2011年11月30日水曜日

合同ゼミの論文

3年生のゼミは,12月の中旬に青山学院大と横浜国立大のゼミと合同ゼミをする。
事前に論文を送付しあうことになっているため,現在,プレゼン大会で発表した研究の内容を論文としてまとめている。
しかし,思い知っていることと思う。
人に分り易い文章を作成することの難しさを。

自分たちは頭の中で,表現したいことが「何となく」分っている。
だから,口頭で説明しようとすれば,時間をかければ「何となく」伝えることはできる。
しかし,文章として表現する際には「何となく」は許されない。
きちんと筋道を立てて論理的に説明できなければならない。

今日は,5時間以上,論文指導を行った。
訓練さえすれば,文章力はどんどん上昇する。
しかし,それも謙虚に努力すれば,の話し。
あと一週間,頑張れるか?

2011年11月27日日曜日

リラックス

久しぶりにリラックスした。

立派な白菜を収穫することができた。

野菜炒めにして頂いた。

食卓の野菜やほとんど自分で作ったもの。

とても幸せな心もち。

これが明日の活力になる。





明日はやるよ。

学会誌への投稿論文のレフリーの結果がきている。

ちょい修正が必要らしい。

さっそく直してみましょうか。

2011年11月26日土曜日

坂の上の雲

「楽天家たちは,
そのような時代人としての体質で,
前をのみ見つめながら歩く。
のぼってゆく坂の上の青い天に
もし一朶の白い雲がかがやいているとすれば
それのみを見つめて
坂をのぼっていくであろう。」
『坂の上の雲』(第一巻「あとがき」より)

中学生と高校生のころ,狂ったように司馬遼太郎の本を読んだ。
『坂の上の雲』も何度読んだことか。
今晩,NHKで一昨年放映された『坂の上の雲』の総集編を見た。
いいね。
高校生の頃と同じように,胸が熱くなった。

まだまだ私も
上のみを見つめて
坂をのぼっていこう

2011年11月24日木曜日

仕上がった

本日,2年生のゼミのグループと,4年生の演習論文大会出場組の臨時ゼミを行った。
4年生のは,今しがた終了した。
今日は午後,商学部の先生方とテニスを楽しみ,本来であれば,ビールで喉をうるおしている時間に,再び大学にもどり,4年生の相手を今までしていたのである。

しかし

それだけの甲斐はあった。
皆,昨日のゼミで叩かれ,今晩のために本当に努力してきた。
良く頑張った。
それぞれ一長一短はあるが,全体として皆良い出来である。
汗と涙の結晶だものね。
あとはプレゼンを練習して,完璧なものにして,大会に臨むだけである。

7期生(現4年生)は,今までの期の中で,卒論で最も頑張った期だと思う。
大会の結果はどうであれ,誇りに思うよ。

2011年11月23日水曜日

卒論

今日は,4年のゼミを延長した。
本来15:00には終わるところ…
12:40から16:20ぐらいまで。
3年のゼミの時間まで食い込んだ。
珍しいことであるが,あと2日で演習論文大会の資料提出締め切りがあるから,やむをえなかった。
久しぶりに声を張り上げた。
各自,分析結果にダイヤの「原石」が混じっているのに,表面しか見ていない。
それがもどかしい。
ダイヤまで磨き上げるのは自分。
私ではない。
私にできることは…
まだまだ磨ける,と彼ら彼女らを叱咤激励すること。

君らなら
きっと
できる

2011年11月21日月曜日

仮説の支持と棄却

今日は,4年生の卒論と2年生のグループワークをみっちりとやった。
研究室で,10:00から20:30まで。
4年生は,仮説がよく支持された者もいれば,ほとんど棄却された者もいる。
棄却されたとしても,それがどうしてなのか,グラフなどを通じて分析を進めて,納得的な考察をくわえることが大事です。もしかしたら,それが新しい仮説の発見につながるかもしれません。素直に仮説が支持されてしまうより,むしろその方が面白いかもしれません。あともうひと踏ん張りです。頑張ってください。

2011年11月20日日曜日

それでも日曜日は

ここんとこ本当に忙しい。
でも,今日はしっかり休養をとります。
ちょっと寝坊もしました。
8:00起床。
息子とサッカーの練習をしてから,2時間畑仕事をする。
今日の収穫はこんな感じ。



秋のジャガイモとダイコンは今年初収穫。
まだ小さいけど,たくさん獲れる予定なので,徐々に収穫していこうかと。
カブは今年は豊作で,味噌汁,漬物などでおいしく頂いています。

午後は家族で駅前に散歩兼買い物の予定。
そして,晩はイタリアンを食べに行くことに。
家内の誕生祝いとして。

明日は,4年生6人の卒論の個人指導と,2年生のグループの統計分析を指導しなければならない。
今日はリラックスします!

2011年11月18日金曜日

2年次ゼミの追い込み

演習論文大会が迫っている。
我がゼミは,4年生の部で6人。
3年生以下の部に,2年生のグループが3つ参加する。
それぞれパワポのファイルを来週の金曜日までに提出しなければならない。

すべての個人およびグループが実証研究を指向しているため,本日,2年生に対して統計分析のレクチャーを,6時間かけて行った。
数百人分のデータを収集してきて,必死に食らいついてくる2年生を見ると,出来る限りのことをしてやりたいと思う。結果,今日のゼミ終了時間は22:30ごろであった。
そこまでやっても,データ分析は終了しなかったので,また明日の午後,臨時ゼミをすることに。

で,今日の帰宅時間は23:00過ぎ。
…今日は家内の誕生日であった。
家族はもう皆就寝。
大丈夫。
明後日,しっかり家族でパーティをするから。

2011年11月17日木曜日

初顔合わせ

皆,いい子たちであった。
9期生のことである。
初顔合わせの後,新歓コンパを開催。
終電間際まで,二次会もした。
とても良いコンパだった。
楽しかった。
今まで諸事「微妙」であった8期生もよく動いていた。
先輩らしくなった。
ポジションが人を作る,ほんとにそうなのかもね。
8期生,これからもその調子でね。

9期生の皆について。

M.Aさん
文章力がありそうですね。論文作成に実力を発揮してくれそうです。

T.Iくん
意外としゃべるし,論理的な会話ができる。

K.Iくん
お酒はあまり飲めないようだけど,元気キャラでよろしく。

K.Eくん
初顔合わせが終了し,机の配置替えをする時,率先して動いていました。その調子でね。

Y.Oくん
ボケ担当?二次会での会話の受け答えは面白かった。

C.Oさん
根性ありそうだよね。ガッツでゼミとラクロスを両立させてね。

M.Oくん
その大人な雰囲気でゼミを引っ張って行ってね…と見せかけて,君もボケ担当?

Y.Kさん
はっきりとモノが言える感じだね。ゼミのリードオフウーマンになるか?

M.Sさん
元気だよね。私に叩かれてゼミ全体がシュンとしているときの,回復剤役か?

M.Tさん
とにかく生気に溢れている。そのパワーをゼミに振り向ければ,すごいパフォーマンスがえられるかも。

M.Nさん
男っぽい。はっきりものを言うし,少し私に似ているかも。

K.Nさん
賢さがにじみ出ている。ゼミのグループワーク,期待してますよ。

Y.Hさん
ほんわかした雰囲気で,ゼミを和ましてくださいね(他がずばずばモノを言う人ばかりなので)。

Y.Mさん
頑張り屋さんだよね。こつこつと一つずつ壁をクリアしていく姿は大変好ましい!

A.Yさん
ようこそガチゼミへ。その細部へこだわる性格は,絶対に研究向きです!

M.Wさん
本当に元気で,ゼミを明るくしてくれますよね。ムードメーカとしてゼミには絶対必要な存在だと思います。

T.Sくん
1年半後に,一緒にがんばろう!

2011年11月15日火曜日

新歓コンパ

明日は,来年度の新ゼミ生の初ミーティングがある。
これから2年以上に渡り,付き合っていく仲間たちである。
おそらく今後の大学生活において,最も長い時間を一緒に過ごす仲間である。
皆も楽しみであろうが,私もわくわくする。

ミーティングの後は,新ゼミ生の歓迎コンパがある。
こういったコンパを通じて,渡辺ゼミのイズムを徐々に身に付けていってほしい。

とにかく明日は楽しみである。
が,そのために今晩はこれから頑張らねば。
原価計算論と青学の会計学基礎論にて,本日,中間試験を実施したため,その採点をしなければ。
ビデオにとっておいた不愉快なサッカーの試合を見た後のため,気は乗らないが,サクッとやってしまいましょう。

2011年11月13日日曜日

良い天気ですね

秋とは思えない暖かい日ですね。
早朝,いつものように畑作業。
チンゲンサイとカブを収穫する。
カブは今年は特に良くできています。
ダイコンはまだ先だけど,カリフラワーとブロッコリーはもうそろそろ収穫可能。
楽しみです。

その後,息子とサッカーの練習。
で,終了後,家の掃除。
今日は午後来客があるので。
しかし,飲みすぎには注意しなきゃ。
明日も2年生の臨時ゼミがあるし,唯一の研究日だし。

そんな土曜日の午前中ですが,昨晩のうちに,新ゼミ生の春合宿と春ゼミにおける課題を決めた。

春合宿については,組織心理学の論文を要約して発表してもらうことにした。
産業・組織心理学会の学会誌に掲載された,しっかりした論文を読んでもらう。
各自に読んでもらう論文は,22年間分の学会誌の中から,各自が選択する。
自分の興味のある論文を選べばよい。
最新の組織心理学の理論に,16人の発表分,触れることができるし,論文の書き方について学ぶこともできる。

春ゼミについては,マネジメントコントロールの文献を分担して発表してもらうことにした。
一橋大学名誉教授の伊丹敬之先生の著書と,ハーバード大学のロバート・サイモンズの著書の各章を,一人あるいは二人ペアになり,担当してもらう。
少し難しいかもしれないが,マネコン・マスターを目指して,頑張ってもらうことにします。

2011年11月11日金曜日

面接結果

本日,来年度のゼミ生が決定した。
17名を合格としたが,実質的には,来春からゼミ活動を行う学生は16名である。
というのも,1名は来春から休学をして留学をする予定だからである。
その学生は2013年4月から,1学年下の学生たちとゼミ活動を行うことになる。

来年度は,渡辺ゼミとしての真価が問われる年であるように思われる。
会計士試験の合格を目指す学生が例年より多いし,体育連盟所属の学生や,熱心に同好会の活動をする学生らを受け入れたからである。
彼ら彼女らが,ゼミ活動において最高のパフォーマンスを発揮するとともに,自分たちが別に目指す大事な目標を達成することができるよう,私としても最大限のサポートやアドヴァイスをしなければなるまい。
渡辺ゼミとは,ゼミとして最高のパフォーマンスをあげることができ,かつ,各ゼミ生がそれぞれ多様な経験を積み,結果を残し,そして最終的に人間力を高めることのできる,そんなゼミであることを証明して見せよう。
それは大変なことである。オンとオフをしっかり切り替え,オンの時は完全に集中し,没入することが必要であろう。 でも,彼ら彼女らならば,きっとできる。できる。

合格者は,各々今までに多くの経験を積み,論理的にモノを考えることのできる,非常に優秀な学生ばかりである。彼ら彼女らを,高い高い場所に引き上げてあげるのが,私の最大の責任である。

毎年思うことであるが…
最高の期にしたい。
必ず。

2011年11月10日木曜日

面接終了

昨日,来年度のゼミ生の選抜のために,16:40から4時間半以上にわたり,3・4年生と一緒に,応募者25名の面接を行った。
面接終了後,23:00の閉門時間直前まで,選抜のためのミーティングを実施し,合格者を概ね決めた。細部のつめは私に一任されたが,これが結構大変で,まだ迷っている。昨日は夜更けまで考えた。
指導可能な範囲で,なるべく多くの子を合格にしようと思っているが…。
明日の午前中に合否の発表をする予定。
今晩もまた眠れない。

ところで応募者の近年の傾向として,私のゼミの応募者には,女性が非常に多くなっている。
今年も25名の応募者のうち,16名が女性であり,男性はわずか9名であった。
別に,女性を優遇しているわけではないが,応募者の男女割合がそのまま合格者のそれに反映され,どうしても女性の人数の方が多くなる。我がゼミの運営方法はどちらかというと,最近の用語で言えば,いわゆる肉食系だと思うのだが,まさに今の世の傾向を反映しているのか?
私が学生だった頃には,女性はゼミに二人いれば多いと言って良いほどだったのに,隔世の感がある。

2011年11月9日水曜日

ゼミ面接

今日の夕方に,来年度のゼミ生選抜のための面接試験が行われる。
渡辺ゼミ9期生になる学生たちである。

26名の応募があったが,それを15名前後に絞り込まなければならない。
辛い作業である。
しかし,効果的なゼミ運営のためには,その程度の人数が限界であるため,やむを得ないことなのである。

とにかく,新しいゼミ生との出会いは楽しみである。
最高のゼミにしたい。
これは毎年思うことであるが。
卒業する時に絶対に後悔させたくない。
そうも思う。

振り返れば,そのような熱意が空回りした期もあった。
思えば,8期生まで,ゼミ運営については試行錯誤の連続であった。
学生には一人とて同じ子はいなかった。
それが効果的なゼミ運営方法の追究を,より困難にしてきた。
しかし,その困難さは,それに携わることを楽しくもしてくれた。

正直に言うと,ゼミ運営から少し離れ,研究活動に没入したいと思うことも…,時々ある。
やはり私は研究も大好きなのである。
辛いこともあるが,やはり自ら精進し,良い論文を書きたい。

が,私のある言葉や振る舞いから,学生が良い方向に変化したという経験をすると…
それは私に大きな喜びと幸福感をもたらしてくれる。
そして,それが私をゼミ運営に惹きつけ,多大な努力と時間を傾注させることになる。

この煩悩からは,いつ解脱できるのだろう…。

2011年11月7日月曜日

努力は…

『努力は運を支配する』

小兵の日本代表のラガーマン。
後にメガバンクの専務まで登りつめたバンカー。
バンカーでありながら,ラグビー日本代表の監督を務め上げた男。
そして,スコットランドを唯一破った代表監督。
ラガーとバンカーの二面をもつ宿沢広朗氏の言葉である。

今日は,学生10名と対応したが,その際に,二度,上記の言葉を強く意識した。

私は,運は強くない。
むしろ多くの人が経験していない,口では言えない不運も経験してきた。
また,才能がそれほどあるわけではない。
私の周りには才能に満ちた人がたくさんいたし,今もいる。

そんな私が学生に言えることは
陳腐かもしれないが
「努力をすること」
「精進をすること」
「苦労をいとわないこと」
である。

なくなったスティーブ・ジョブス氏も講演で語っていたそうだ。
‘stay hungry, stay foolish’
現状に満足せず努力をし続けろ
愚直に努力をし続けろ
おそらくそう言いたかったのではないか。

宿沢氏もジョブズ氏も,努力の果てにあるものを見た。
そのうえでの言葉である。

私も見てみたい。
ゼミ生諸君も見たくないか?

2011年11月6日日曜日

帰京

昨晩,東北出張から戻った。
出張前から調子が悪かったが,最終日,とうとう発熱。
倒れそうになりながら,何とか帰京することができた。
しんどかった。

今日は,テニスをする予定だったが,それもキャンセル。

先月,数十年ぶりに発熱したが,またもや,である。
今年は体調管理に特に気をつけた方がいいのかもしれない。

明日から,またハードな一週間が始まる。
気合を入れていこう。

2011年11月3日木曜日

宮城県柴田郡

柴田町にいる。
明日は同町の企業にヒアリング調査の予定。
それに備えて今日はここに泊まる。

今日の午後は茨城の企業で4時間にわたり調査をさせていただいた。
工場として非常に「分りやすい」所であった。
日本でのモノづくりを実感できるという意味で。

ということで,来春のゼミ生の工場見学まで,事業所長にお願いしてきた。
見ていて飽きない,そんな工場であった。
今日は1時間しか見ることができなかった。
私こそが実はもっとも来春を楽しみにしているのかもしれない。

2011年11月2日水曜日

明日から東北へ

明日から三日間,福島と宮城へ出張。
ミニプロフィットセンター制を採用している企業にて,そのリーダーにヒアリング調査をするためである。
二社を訪問する予定だが,両社とも,震災後すぐに,生産を開始した,力強い企業である。
お話しをおうかがいするのが楽しみである。

また,仙台近辺に二泊するので,時間があれば,帰りに少し震災後の状況を見て来ることもできれば,と思う。

2011年11月1日火曜日

卒論

今年は4年生の半分が演習論文大会に出場するため,そのための特別ゼミを頻繁に行っている。
昨日の月曜日に5時間実施。
明日も午前中に3時間実施予定。
で,来週の月曜日もやる予定。

正直,疲れる。

数時間,集中して学生の報告を聞き,適切な受け答えをすることは,おそらく学生たちが思うより,こたえるのである。

それに…月曜日は本来研究日。できれば研究に専念したい。今の時期,それができるのは土曜日のみ。研究ができれなければ,いずれ学生への指導も適切にできなくなってしまう。

学生側にも努力を求めたい。
少ない時間でも十分な議論ができるように,しっかりと準備してゼミに臨んでほしいと思う。
私の時間は無尽蔵ではない。最大限自分で研究してきて,ゼミでは本質的な部分について議論ができれば,少ない時間でも各々の研究に非常に有意義な成果が得られることであろう。