2020年2月14日金曜日

春合宿二日目②

二日目の15:35からは,新3年生によるスポーツビジネスに関する発表が行われる。

まずは,スポーツイベントにおける再観戦行動について。
観戦価値や関係価値よりも,ブランド価値がより再観戦意図に強い影響を及ぼすってところが面白い。

次に,テニスイベントに関するスポンサーフィットに関する研究について。
スポンサー企業とスポーツイベントがフィットしていると認知するほど,スポンサーのCSR活動を認知しており,スポンサー企業の製品を利用したりするようになる。
フィットが得られないであろうスポンサードは避けた方が良いってこと。

第三に,スポンサーフィットの先行要因と結果要因について。
結果要因については,フィットしていると,スポーツイベントに対して好感が得られた場合,その好感がスポンサー企業自体のイメージを高めることになる,など。
先行要因については…結構当たり前なものが並んでいるが,スポーツ・アイデンティフィケーションが措定されているのはちょっと面白いかもね。

第四に,スポンサー・アイデンティフィケーションの研究。
スポンサーの経営能力や情報提供能力が高いと,スポンサーに対する一体感や所属感を意味するスポンサー・アイデンティフィケーションが高まり,結果として当該スポンサーのブランド認知やブランド態度を高める…
ま,直観的にそうだね。

第五に,プロ野球のチームのブランド連想について。
象徴的ベネフィット(地域のイメージを向上させている,地域の誇りである,地域に威信をもたらしている)は,ファイターズが他球団と比べて最も高く,オリックスが一番低そうだね。
経験的ベネフィット(生活に楽しみを与えてくれる,エンターテイメントを提供してくれる)も,オリックスが一番低そう…と。
議論の果てに,プロ野球のチームとJリーグのクラブのブランド価値の比較なんて,とっても難しそうだけど,楽しそうって話題に。

第六に,Jリーグの観客数の影響要因に関する研究。
経済的要因(チケット価格,移動距離,ダービー,人口,所得),試合要因(推定年俸,順位,連勝数など),観戦要因(開幕戦,平日,雨),人気要因(前年度平均観客数,前年度アウェイの魅力),Jリーグ要因(プロ野球チームの存在と距離など)。
所得が負の影響を及ぼす?
人口が有意な影響を及ぼさない?
プロ野球のチームの存在が負の影響を及ぼす?
なんてのは面白いファインディングスだね。

以上でスポビ班の発表は終了。
ここで本当は,テーマ設定ミーティングをスポビ班としたいところだが…
既に21時を過ぎている。
ということで,管理会計班の発表に入る。
一人目は,管理会計と創造性の関連に関する研究。
信条システム,境界システム,診断型コントロール・システム,インタラクティブコントロール・システムのいわゆるLOCを理解し,それらと創造性の関連について考える。
また,イネーブリング・システムを理解し,やはり創造性との関連を考える。
以上で,本日のゼミはタイムアップ。
もう22:30。
この後はロープレ。
で,ロープレの後,スポビ班とのテーマ設定ミーティング。
今日は昨日よりは早く寝られるかな。

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