昨日が11月1日開催のインター大会のための資料提出の期限であった。
2つのグループからは無事資料を提出したとの報告があった。
しかし,健康経営班は間にあわなかったとのこと。
残念だ。
グループメンバーは悔しかろう。
インナーに続き,インターも,ではね。
まず言っておきたいことは,諸君のグループは,健康経営なるものの概念定義をするところから始めなければならない,大変な研究に取り組んでいるってこと。
しかし,それだけに,やり遂げれば,とっても意義がある研究なのだ。
難しい研究だ。
他のグループとはフォーマットがそもそも異なる研究をしているから,あまり他のグループと同じようにしようとは考えてはいけない。
つまりは,どのように研究を進めるかを,自分達で考えていかなければならないところが,他のグループよりずっと多いってことだ。
それだけに思考停止状態だけには,決して陥ってはいけないのだ。
他のグループのやり方をまねようってすることは,君らのグループにとっては慎重にならなければならないのだ。
考えて,考えて,考えて,これでもかって考えて,論理的な瑕疵は欠片もないようにしなけりゃならない。
同期や先輩からのアドバイスもあまり当てにならない。
私とのインタラクションを最も必要としているといえよう。
そりゃ大変な作業だ。
それでも・・・
やり遂げなければ,大会には出場できない。
渡辺ゼミの研究である以上,オリンピック的な出場はありえないからだ。
まずは君らなりに,健康経営の定義をしっかりとすることだ。
すべての定義を総覧し,共通点を抽出するとともに,健康経営先進企業の責任者とのヒアリングの結果を踏まえて,自分らなりの定義を産み出すのだ。
次に,健康経営に色々とある目的のうち,なぜモチベーションの促進に焦点を当てるのか,その辺をスムーズに説明できるようにすること。
それからモチベーションの種類を特定するとともに,健康経営の特徴をしっかりと定義することだ。
施策のゲーム性ってのはいい。
健康経営の特徴はゲーム性があることです。
これは通じる。
しかし,施策の有効性ってのはどうか?
健康経営の特徴は諸施策が有効であることですって,どう?
なんかおかしくないか?
良く本当に良く考えることだ。
最後に,研究に対する姿勢についてだが・・・
折角時間をかけて,問題点をあぶり出し,方向性についての示唆を与えても,諸君はそれを活かしてこなかった。
示唆したことに取り組んでこない。
問題と思われる点を残したまま,次の報告に臨んでしまう。
私の示唆に必ず応える必要はないが,それならば自分たちなりのロジックで問題を解消してこなければならない。
それができていないから,失敗を何度も繰り返していると怒鳴られることになる。
人間には二通りしかない。
挫折に直面して諦める人間と,諦めず歯を食いしばって取り組み続ける人間と。
諸君はどっちだ?
0 件のコメント:
コメントを投稿