近年,博士号取得者の就職状況が改善しているという。
かつては,一つのことしか知らない「おたく」扱いで,厄介者のように見られていたのに…
時代がやっと追いついてきたということ。
博士ほどでは到底ないが,渡辺ゼミの学生は,ひと通りを研究の作法を習得して,まぁそこらの修士論文レベルの論文は書き上げて卒業していく。
本日,日曜日にもかかわらず渡辺ゼミ3年生と4時間ゼミを行った。
彼ら彼女らは,必死に先行研究を読みこんでいるが,ゼミ後の懇親会で言っていた。
他の大学生は研究論文を読んだことすらない,と。
そんな中,うちのゼミ生はそれこそ国内外を問わず,まだ3年生の前期にもかかわらず,おそらく一人100編程度の論文は読み込んでいる。
だから言ってやった。
就活のグルディスで,やれ学生時代に起業しただとか,英語の検定テストの結果が凄かっただとか,学生団体を組織して大きなイベントを実施しただとか,それはそれで尊いかもしれないが,その話題になったときに同じ土俵で戦う必要はないし,ましてやその同じ土俵に上がれないことを卑下する必要など全くない,と。
堂々と3年生の夏に研究論文を読み込み,オリジナルのモデルの構築のために全力を尽くし,論理的思考能力を鍛えることに膨大な時間を費やした,と言えば良い。
それがどれだけ有為な人財となるか。
企業の方々には理解をしてほしい。
そのことの意義を理解できないような人間が人事をしているような企業は,こちらから願い下げってことでOKだと思う。
理解できる人は,理解してくれる。
人は,自分を知ってくれる人のために,生きる。
それでいい。
それがいい。
頑張れよ,22期。
徐々にだが,モデルの完成に近づいているぞ!!
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