無実の人に罪を負わせる冤罪はあってはならない。
が、世の中では冤罪が時に発生する。
それを産み出すのは、いわゆる見込み捜査。
捜査官が直感や主観で、あいつが犯人じゃないかという心証を抱き、あいつが犯人に違いないと、言い方は悪いけれども犯人にするための捜査をしてしまうこと。
仮説の集合である分析モデルの構築にあたって、この概念を扱いたいからという理由で、何の根拠もないのにモデルにその概念を含めてしまうのは、あいつを犯人にしたいから証拠もないのに逮捕してしまうってことと変わらない。
バイアスを持たず証拠主義で犯人を逮捕するのと同様に、直接あるいは間接の証拠を積み上げ、XとYには因果関係があるという仮説を構築しなければならない。
また、分析モデルを構成する概念の妥当性を検討する際には、抽象的なレベルでだけ考えるのではなく、時にそれを具体的な現象に置き換えて考えてみると良い。
そして、また抽象的なレベルで考え…
この抽象と具体の行ったり来たりによって、格段に理解が深まることになる。
試してみてほしい。
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