2019年10月22日火曜日

幾つもの大学を…

私は専任教員としては,岡山大学という国立大学と,母校である中央大学の2つの大学しか経験がない。
しかし,非常勤講師としてはいくつもの大学で教えた経験がある。
関東では,青学,東洋大などなど。
それらの大学での教育経験を通じて,確信を持って言えることがある。
中大の職員さんたちが,他の大学の職員さんたちと比べても,非常に優秀だってこと。
学生の立場から中大に教員として戻り,事務室の方々と接して本当に衝撃に想ったぐらい。
私は,こういった方々と一緒に仕事ができていることに,誇りをもっている。
商事務の皆さんは日々,学生サービスの向上のために尽力している。

中大生諸君は,大学という社会的な機関の意味に良く想いをいたしてほしい。
大学という社会の一機関は,サービス業の企業とは違う,ということを。
我々は,その活動の半分を学生の満足たのめに振り向けている。
しかし…残りの半分は社会を見据えている。
大学が市場に迎合するだけの存在ならば,なぜ大学に高度の自治が必要なのだろうか?
我々は,社会の機関としてたくさんの先達が築き上げてきた英知の上に立脚している。
学生の満足を満たすことに尽力すると同時に,我々は社会の発展に必要と思えば,学生諸君の耳が痛いことも言わざるをえない。
我々はスーパーではないし,コンビニでもない。
はっきり言おう。
大学はサービス業の性質を帯びつつも,サービス業そのものではない。
我々は社会からの負託に応える義務がある。
その社会からの要請を受け,大学人として皆,全力を尽くしている。
学生諸君は,それを信じてほしい。

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