2019年7月16日火曜日

プロデュース論14回目!

本日がプロデュース論の最終回。
講師はテレビ番組表を作っているIPGという会社の社長であり,一般社団法人未来のテレビを考える会の代表理事である星野仁氏。
本所属は電通であり,電通からのご出向。
2004年に電通に入社され,テレビ局がスタート。
その後の全15年間がテレビに関わっていた。
学生時代,オイシックスでインターン。
楽しかったが,大学時代にしかできないことをやってみようということで,政治家の海江田万里氏のインターンを経験。
それからホームヘルパーも4年間経験。
同時期に,イベント主催も。
中国への一人旅も。
中谷彰浩氏とナンバーワンホストの本を旅の途中に読み,中国から帰国後,そのホストクラブに応募し,働き始めた。

某芸能事務所の社長の言葉。
ローマ帝国,江戸時代,平和が長く続いた国には国民が熱狂するエンターテイメントがある。
そこにはまた光と影がある(ローマのコロッセロは人殺しの側面も)。
その影を持つ演者・製作者を空くのが,エンターテイメントビジネスであり,電通である。
この言葉に衝撃を受け,電通へ。

広告主・スポンサー(テレビCM政策・出演料))→広告会社(テレビCM媒体費)→放送局(テレビ番組制作費)→製作会社(出演料,技術・美術費等)→事務所・脚本家・スタッフ等
広告主・スポンサー←(タレント,技術・美術等))広告会社←(テレビ番組)放送局←(テレビ番組・CM枠)製作会社←(CM枠・CM素材)事務所・脚本家・スタッフ等
アベマTV等,色々と動いているが,制作会社と事務所のところは変わらない。

電通(広告会社・広告代理店)の仕事
何を代理しているのか?
広告主のマーケティング・宣伝の代理
テレビ局等メディア各社のマーケティング・営業の代理

電通テレビ局
タイムCMとスポットCMを売る。
電通メディアマーケティング局
マーケティング戦略の立案,効果測定(多変量解析等),視聴率予測(ディープラーニング)など。
127局×365日分×11,000社→7,000億円(電通の売上高)

電通テレビ局ビジネス推進部
テレビ番組立ち上げ,テレビ番組をフックとしたコンテンツビジネス,新しいインフラの構築が仕事。

テレビ番組立ち上げ
報道ステーション,ワールドビジネスサテライト,カンブリア宮殿,世界ふしぎ発見,
フットブレイン,乃木坂ってどこ,水戸黄門,BSイレブン競馬中継等々。
フットブレインについて
先輩が立ち上げた番組。
その先輩はサッカーが大好きで,サッカーを強くするためにはメディアが重要な役割を果たしているということが分かり…
電通がメインで関わっているスポーツ番組
オリンピック,FIFAワールドカップ,WBC,世界陸上,サッカー日本代表関連試合,世界水泳,全英ゴルフ,ラグビーワールドカップ,FIFAクラブワールドカップ等々。

コンテンツビジネス
AKB,乃木坂,妖怪ウォッチ,イナズマイレブン,豆しば,YDクリエーション,ドラクエミュージアム等々。

新しいインフラの構築
民間最初の放送局(ラジオ東京),衛星多チャンネル,インターネットラジオ,VODサービス,視聴率調査企業,電子番組表,もっとTV,TVer等々。
もっとTVの立ち上げに関わり,数十億円かけたが,3年間で完全にクローズ。


プロデュースとは,幸せのサイクルを生み出すこと。















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