2017年5月31日水曜日

長距離走か…

商学部の先生の中には、否,教職員の皆さんの中には,ストイックにマラソンに挑戦される方が,結構いる。
…正直,その醍醐味がわからん…。
私ぐらいの年齢だと,40年ぐらい前の根性論をベースに,ひたすらスポ根の世界で,走ることはただの苦痛としか記憶に残っていない。

今日は何本か重要な会議の合間に,教員と職員さんで,わざわざ高いお金を払ってまでマラソン大会にでるとのことで,そのことについて談笑をしつつ,私も誘われたりもしたのだが,正直なかなかコミットできん(苦笑)。

今でも忘れられない。
小学校の頃,リトルリーグに入っていた。
目黒東クリッパーズ。
なかなか強いチームで,トップチームにはN島Kシゲとかいて,二軍どころか,八軍ぐらいまであった。
かつて日本ハムファイターズが東京に本拠地があった時のグランウンドで,練習を毎週していた。
そこでとにかく走らされた。
苦しかった。
私は三軍にたどり着くのが,思い起こしてみると最高レベルだった。

しかし,あのランニングは小学生の身にはこたえた…。
当時は,水も満足に飲めなかったしね…。
絶望的な苦しさ…。
でも,それがあるから,今の自分はたいがいのことに耐えられる。

もう二度と…でも…久しぶりに挑戦してみるかなぁ。

グローバル?

今月のページヴューは1万ぐらいなんだけど,何気なしに国別のアクセス数を調べてみたら…
なんかちょっとグローバル。
ま,アメリカ,カナダ,韓国は知り合いがいるので,分かるんですが…
それ以外の国は…?

日本 9414
ロシア 483
アメリカ合衆国 158
アイルランド 80
インドネシア 42
大韓民国 37
カナダ 29
ポルトガル 27
フランス 13
イギリス 10

2017年5月30日火曜日

リズムが…

今年の5月は良い天気が続いているので,夏物野菜の生育状況がすこぶる良い。
雨が少ないので,水やりはほぼ毎日しなければならないし,ちょっとした手入れ(トマトの脇芽のカットなど)も結構な頻度で必要となる。
手間といえば手間なんだけれども,そのため起床時間は6時前後と,だいぶ早くなり,それが生活のリズムを良いものにしてくれている。
また,朝ご飯と晩ご飯には,毎食ベイビーリーフをどんぶり一杯食べているので,体がだいぶ軽くなってきた。

現在,2つの講座(原価計算論とアカウンティング入門)で,900名の履修者をかかえ,小テストやレポートの採点などが,とっても大変だけれども毎日が充実している。
夏物野菜の生命力が横溢してくるとともに,私の体調も上向いてくる。

明日は大事な会議が3つもある。
時間もかかるだろう。
しかし,早朝から時間を有効に使っていこう。
明日もビシっといこー。

2017年5月29日月曜日

リコロ・プロジェクトの進展

現在の2年生のゼミでは,数名がリコロ・プロジェクトの専従班として活動している。
現在,リコロの活動の認知度をあげるために様々なことを検討しているが,さしあたりの最大の目標は,7月28-30日に有楽町・国際フォーラムで開催される オーガニックライフスタイルエキスポ(https://ofj.or.jp/)でプレゼンをすること。
オーガニックエキスポは、地球環境や地域活性化に関心のある人が 2万人以上来場する日本最大級のオーガニックイベントであり,そこでリコロ・プロジェクトについてプレゼンし,多くの人に認知してもらいたいと思っている。

また,リコロの活動の持続可能性を高めるために,リコロ創りを企業の新人研修に用いることができないか,できるとしたらどのようなプログラムを組めば有効なのかを検討している。

これからも活動の場所は続々と増えていくだろう。
2年生だけでは若干手薄なので,3年生の昨年の課題演習生にも手伝ってもらうかなぁ。

2017年5月28日日曜日

必ず,愛は勝つ!

昨日,ビジチャレ【サッカークラブ経営】の講座の学生と一緒に,江戸川区陸上競技場にに視察に行ってきた。
試合は2対0で東京23FCの快勝。
試合後に,選手と監督に対してヒアリング調査を予定していたので,内心ほっとした。
試合に負けた後のヒアリングは,する方もされる方もつらい…から。
有意義なヒアリングを行えた。
きっと学生たちも9月9日の東京23FCのホーム最終戦のマネジメントに向けて,モチベーションを高めていることであろう。

ところで,東京23FCの監督の羽中田昌監督にヒアリングした際に,発売ほやほやの本をプレゼントしていただいた。
羽中田監督の半生を描いた『必ず,愛は勝つ』(講談社)という本。
今日は本当に久しぶりの休日で,360頁超の本を一挙に読了した。
読了後に湧き出てきた感情は…
この方と一緒に仕事ができることに対する,たとえようもない嬉しさであった。

この本は,サッカーに興味がある人にもない人にも,できるだけ多くの人にお読みいただきたい。
生きることにきっと勇気がわくであろう。
羽中田監督は,高校時代に韮崎高校のエースとして天才ドリブラーとして活躍するだけでなく,15歳の時にはU20の代表に召集され(今の久保建英君と同じ!),将来の日本フル代表のFW確実と目された逸材であった。
後のJリーガーを多数擁した清水東高校に高校選手権やインターハイの優勝を阻まれたけれども,韮崎高校を1年生の時から支えた大黒柱であった。
天才と呼ばれた高校時代も,骨折や腎臓病(数か月の入院を余儀なくされた)などで,何度も挫折を味わうも,不死鳥のごとくカムバックした。
しかし…高校卒業後,バイクの事故で下半身不随となってしまう。
天才と称されたサッカー選手が車椅子生活に陥る,その絶望感やいかほどのものであったろう…。
しかし…羽中田氏はその凄まじい絶望からも立ち直り,一時は山梨県庁にお勤めになり,社会生活をおくるようになる。
しかし…サッカーに対する熱情は消し難く,公務員という安定した地位を投げ捨て,羽中田氏の憧れのクライフが活躍したスペインのバルセロナにサッカーの指導者になるための修行にでる。
そして…車椅子という圧倒的な物理的不利にめげずに,とうとう日本代表監督にもなれるS級ライセンスを取得する。
そして…いくつかの地域リーグの監督をなされたのち,3年前から東京23FCの監督に就任し,昨年は関東リーグで優勝するも,地域リーグの優勝チームなどが参集する全国大会で惨敗し,悲願のJFL昇進ならず。
そして…今年こそJFL昇格を目指し,リーグ戦を戦っておられる。

我々中央大学の学生は,東京23FCのホーム最終戦を自律的に運営する。
羽中田監督のチームをバックアップすることができることを,心から誇りに思う。

2017年5月26日金曜日

議論白熱

本日の午後は大講義室での講義の後,ビジチャレ2連発。
特別講師の出講がなく,90分の授業2つ,3限と4限,ひたすら議論する。
その議論が本当に楽しい。
優秀な学生が集積しており,議論の高度さは半端ない。
しかし,まだまだ能力が眠っているのも多々いる。
その子たちの潜在能力をいかに引き出せるか。
きっと私の役目はそれに尽きる。
皆一様に必死に課題に取り組んでいてくれる。
これをどう支え,どう実現に導くか。
教員の私の役目はそれ。
明日は江戸川区陸上競技場で,諸々の視察。
そのあと,監督や選手との意見交換もある。
きっと3年目も最高のパフォーマンスを実現して見せる。
その想いで明日も学生と時を過ごす。

2017年5月25日木曜日

滑り出し

今日の午前中,とっても大事な会議があった。
ある外部の団体と大学の協定締結を私が主導して進めるためのミーティングで,とりあえず本日はこれからどのように話を進めていくのかの段取りとスケジュールと,私にある立場を与えてもらうことについて,コンセンサスをえることができた。
非常に社会的な意義の大きな協定なので,是非実現したい。
いや実現させてみせる。
これからの大学は従来の研究・教育の拠点としてだけではなく,障害の有無,国籍や性別の相違によって特定の生き方が強いられることのないような,真の共生社会を実現するための中核的装置として機能していくべきだ。
微力ながら,その一助となれれば,大学人として本望だ。

さて,その会議の後はゼミ。
4年生は就職活動のため,まだまだ地に足がついた卒論研究ができていないが,それでもほぼすべての学生が毎週出席し,2名程度の報告を毎回こなしている。
今日は職場における居場所感に関する研究と社内報の効果に関する研究についての報告。
いずれもかなり視点は独創的なので,これからうまく発展させていってほしいものだ。

その後の,3・4年の合同ミーティングでは,夏合宿の場所と日程について相談した。
日程は8/31から9/3までが有力。
場所は新潟の越後湯沢が有力。

それから3年のゼミ。
トランザクティブメモリーシステム班は,アメーバ経営との関係をどのように整理するのか,その点についてまとめる段階に。
ここが最も難しいところ。
暗黙知班はだいぶ先行研究のレヴューもできてきたし,プロフェッショナルの特性分析も面白いし,その調子で頑張ってほしい。
楽観主義・悲観主義班は,思い切ってネガティブ感情の効果やホールネスの効果を探索する方向に転換してもいいかも。
今は真っ暗な闇の中にいるような感覚かもしれないけれども,夜明け前が最も暗いというし,ここが踏ん張りどころだよ。

新人会

昨日は教授会の日。
通常,3時間程度はかかるのだが…なんと50分弱で終了!
これだけ早いのは,中大に赴任してから18年目だが,初めてのことだと思う。
ま,考えてみれば3時間とか4時間の会議って,民間企業の感覚からすれば異常だよね。
その早く終了した教授会の後,商学部に新しく赴任された5名の先生を囲んで,大学で懇親会が開かれた。
皆,優秀な先生ばかりで,これからの商学部を担っていただけそう。
順番にご挨拶いただいたのだが,その初心を忘れずに,研究は当然だけれども,教育にも情熱をもってぜひ取り組んでいってもらいたいものだ。

2017年5月23日火曜日

毎日良い天気で…

今日は5月でも大学に冷房がはいった。
数年前は期間的に冷房開始時期が決まっていたため,いくら5月で30度を超えても,冷房がはいらなかったっけ。
それに比べると,だいぶ対応が適切になったとはいえるが…
うちの大学では,空調関係は集中管理のシステムがとられており,個別分散管理のシステムではないため,それぞれの部屋での温度調節が細かくできず,冷房をつけるととっても寒くて,消すととっても暑くって,実に使い勝手が悪いことは昔と変わらない。
何とかならんかねぇ。

5月にしては暑すぎる日が続き,授業中,特に大教室で学生がパンパンにひしめいているときは暑くて大変だけれども,野菜はよく育って順調順調。
毎朝30分程度の水やりや手入れの手間は少し大変だが,日々育っていく野菜を眺めるのは楽しいもんだ。
6月前半に3年のゼミ生を自宅に呼んでBBQをするときには,まだ我が家の野菜はまだまだ皆に供するほど育っていないかもしれないけれども,7月の4年のゼミ生とのBBQでは,山盛りの野菜を出すことができそう。
さぁ明日も早く起きようっと。

2017年5月22日月曜日

550人のアクティブラーニング

今日のアカウンティング入門では,最初に10分くらい私が講義し,その講義内容に沿うような事例として,先週の授業後に募り,応募してくれた学生2名に自己の経験についてプレゼンしてもらった。
その後,さらに企業での事例を私が講義し,ついでコンサルタントが企業指導している様子についてのDVDを学生に視聴させ,そのDVDの内容についてまずは受講生一人ひとりに分析させ,Manabaを通じてその回答結果を提出させたのちに,グループで集まり,議論させ,グループとしての考えをまとめさせて,紙媒体で提出させた。
これで90分。
受講生は約550人。
Manabaに一斉にこれだけの人間がアクセスすると,通信障害が生じることが分かった。
そのため一部の人間は紙媒体での提出を認めざるを得なくなる。
かなり面倒。
さらに面倒なのは,提出しなさいといって時点では提出せずに,授業後に提出しにくる子がいること。
それも何人も。
550人を集中させ,私の言葉に的確に対応するよう促すことは,想像していたより難しい。
レジュメを配布するときには,授業開始25分前の12:55には教室に入り,早く教室に来た子らに早め早めに取りにこさせないと,収集がつかなくなるし,自分で言うのもなんだけれども流石の私も私語管理にてこずるし,指示は一度だけではなかなか浸透させられんし,肉体的に精神的にもかなり疲れる。
…が,これを乗り越えれば,きっとつかめることもあるはず。
これからもっと工夫を凝らしていこう。

2017年5月21日日曜日

ついに…

昨日はゼミ連主催の球技大会だった。
結果は…
2年連続で2位だったフットサルで,ついに優勝!
シュウヘイとユウヤが大活躍。
女子も参加し,私も20分くらい出場した。
チームワーク賞も頂戴することができた。

バレーボール部門も,出場チームが多いなか,4位と頑張りました。
イクミが特に活躍したとのこと。
こちらも女子も出場し,全員で大会を楽しみつくしました。

晩の懇親会もつつがなく終了し,ゼミの結束を強める良い機会になりました。
さぁ,来週からはまた3年はGWに,4年は卒論に邁進していきましょう!

2017年5月18日木曜日

ゼミの日だけれども…

今日はゼミの日。
しかし…週末にゼミ連主催のスポーツ大会があるために,バレーボールとフットサルの練習を皆ですることにした。
今週の土曜日は良い天気らしいしね。
昨年はフットサルが準優勝だったと思うけれども,順位はあまり気にせずに,楽しんでプレーしたいね。
私も参加する予定。
ケガをしない程度に頑張りましょう。

さて,明日はビジチャレの日。
障害者スポーツマネジメントの講座には,アンプティサッカー協会の理事で,川崎フロンターレの顧問もされている方がお越しになる予定。
講座の学に生は貪欲に様々な知識を摂取してもらいたいものだ。

2017年5月17日水曜日

5月…頑張りすぎて疲れつつあるOBOGへ

正面からぶつかっていくのもいい。
でも,疲れたら休んでいい。
ブラブラすりゃいい。
そしたら横道が見つかるかもよ。
「とてつなく高い」と思われた壁すらも,あっけなくスルーできるかもよ。
それはズルでもなんでもない。
視点を変えることができて,今まで思いつかなかったソリューションに辿り着くことができたってことさ。

誰もが宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の領域に達することができるわけではない。
私なんかまだまだだ。
人間は弱い。
とてつもなく弱い。
その恐らくどうしようもない現実に,真正面から取り組もうとしすぎると,疲れっちまうよ。
休んでいいんだ。
自分の弱さを認識し,時に休み,時に這いつくばってでも前進し,一歩ずつ強い自分を目指す。
それでいい。
その果てしない旅の行く着く先はどこでもいい。
大事なことは,その旅を続けるってことだ。
その旅を続ける人間の姿ほど美しいものが,この世の中にあるであろうか。
旅人が一人でも増えれば,それだけこの世界は…


弱い虫
https://www.youtube.com/watch?v=IhCIkPfIHyM

スタートライン
https://www.youtube.com/watch?v=R1HkXSVxLyU

2017年5月16日火曜日

この世の中で…

今日の1限は原価計算論の講義。
私はこの授業で,練習問題を合計30回くらい出題し,うち20回分を回収し,1回につき最大1.5点の平常点を付与している。
つまり合計30点分が平常点となる。
この授業では,10年位前までは,平常点の対象は,その練習問題だけであった。
中間試験が30点で,期末試験が40点というのは変わりはないが,平常点については当時は悩ましい課題があった。
どうしても友人の答案をのぞき込んだり,写したり,答えを教えてもらったり…
いわゆる不正行為が散見されたのだ…
厳密に管理しようにも私一人では限界があるし,あまりにも厳しくすると,授業の雰囲気が悪化しすぎて,授業がギスギスなりすぎる。
そこで,原価計算には直接的には関連しないが,間接的には関連していて,学生が少しは関心を持ってくれそうな,理論的なクイズのようなもの(TAIと呼んでいる)を20回ほど実施するようになった。
例えば以下のようなもの。
「どうして日本では,給料の支払額を計算する際に,例えば,前月の20日から当月の21日までを対象としたりして,暦上の一ヵ月間と対応していないことが多いんだろう?」
私にも正確な答えは分からない。
しかし,お年を召された会計士の方などから,お話をお伺いしたりして,何とか「こんなことが原因じゃないかな」ってのに目星をつけた。
そして,サザエさんにでてくる御用聞きのサブちゃんを引き合いに出したりして,学生たちの思考を刺激して,なるべく多くの人間が考えれば,何かが書けるように促している。

練習問題のなかには,どうしても経理研究所専門学校などに通っていない学生には,すぐにその場では解けないものもあるであろう。
どうしても制限時間内に解答することが間に合わないこともあるかもしれない。
原価計算の初学者の人が遅刻したり,やむを得ない事情で休んだりしたりすると,そういったことが起こりやすい。
しかし,TAIは会計的知識をすでに有しているか否かに関係なく,考える力を発揮すれば,何とか答えられるものである。
TAIも1回を1.5点としたので,これについても平常点は最大30点をゲットできることになる。
練習問題との関連は,こうである。
つまり,練習問題での平常点の獲得得点と,TAIでのそれとを比較し,高い方がその人の平常点となるようにしたのである。
そして,学生にはこう言ってきた。
TAIは比較的甘めに採点をするから,練習問題で「ズル」はするなって。
そんな自分を貶めるようなことをするなって。
そんなことをしなくっても,平常点は十分TAIでゲットできるからって。
練習問題は,純粋に自分がその日の授業内容を理解できたか否かを判断するために取り組みなさいって。
そして,こうも言う。
この世の中は,矛盾や理不尽なことに満ちている。
それは一人ひとりがこの世の中における自分の責任を果たさずに,少しずつ「ズル」をするから,それが積もり積もって,この世の中の不条理は根強く存在し続け,我々の前に時として巨大な津波のように迫ってくる。

例えば,以下の「弱い虫」の主人公は,周囲の「ズル」のせいで,不条理という津波に家族ごと飲み込まれてしまったわけだ。
https://www.youtube.com/watch?v=IhCIkPfIHyM

たかが大学の授業の練習問題ごときで,ズルをして欲しくない。
社会に出てから恐らくほぼすべての人間が,絶望的な理不尽さや矛盾を体感するんだ。
ひょっとしたら,この世の中は,いっそ死んじまったほうが楽だと思えるくらい,矛盾に満ちていると感じるかもしれない。
たかが大学の授業でのズルが癖になり,社会の矛盾や理不尽の数多ある源泉の一つになって欲しくない。
人間はそんなに簡単に変わることができんのだよ。
私の授業も,たかが大学の授業の一つだが,そこでは自己の責任を果たした人間を正当に評価したい。
そのためならば,私は一部の学生に唾棄されようと,30回の授業で合計「40回×200数十枚」の練習問題・TAIの採点に膨大な時間を費やそうと,まったく構わない。
もともと教員が学生に好かれようなんて思うこと自体が間違っているとすら思っている。
嫌われてナンボ,それでいい。

いずれ今の学生たちも親になり,子供をもつであろう。
そして,その子の将来に思いを致したとき,この世の中がどうあって欲しいと考えるだろうか。
その時に,自分のそれまでの人生を,自信をもって振り返ることができるであろうか。

2017年5月15日月曜日

この大会を…

土曜日・日曜日と大阪での全国大会をつぶさに視察してきた。
多くのボランティアが皆無私の精神で,大会の成功のために尽力していた。
その姿は美しく,胸を打った。
下記の写真は,大会の開会式の模様。
まだまだ参加チームも,参加人数も少ない。
我がビジネスチャレンジ演習【障害者スポーツマネジメント】では,ただ大会のボランティアの役割を担うのではない。
例えば,大会スポンサーを学生が主体的に活動して獲得し,選手たちが金銭的に心配することなく,大会に全国から参加できるようにすることを目指す。
そういったことが,福祉系の学部の学生がすることと決定的に違うところ。





















下記の写真は,決勝戦がちょうど終了した時点で撮影した観客席の模様。
がらがらだということが分かる。
これを我々の学生が精力的かつ斬新な手法に基づき広報活動を担い,東京での全日本選手権においては4000人の集客を目指す。
大量の動員を目指すならば,飲食店の充実も試合の合間に行われるイベントの充実も欠かせない。
その誘致も企画もすべて,我々が担う。
























東京で開催される全日本選手権の成功を,日本障害者サッカー連盟の会長の北澤豪氏に約束した。
北澤氏といえば,ベルディ一筋で選手人生を送り,代表でも長く活躍された,我々の世代には超有名な元サッカー選手。
私とはほぼ同年代。
学生たちにもお言葉をおかけいただいたが,きっと彼ら彼女らの心に響いたはず。
モチベが上がったことであろう。
さぁ皆,こっから頑張っていこう!




2017年5月14日日曜日

帰京

朝から晩まで、強い日差しのもと、アンプティサッカーの全国大会の試合を観戦するとともに、大会運営などに関する情報収集活動を学生と一緒に行なった。
皆一様に真っ赤に日焼けしながらも、精力的に頑張ってくれました。

さて、真剣勝負の試合は大変迫力があり、初めて生で試合を観戦した学生たちはいたく感動した模様。
とても片足がない人たちのプレーとは思えない、素晴らしいドリブルやパスの連続に、アッという間に試合時間が過ぎていった。

ただ試合を観戦するだけではなく、大会スポンサーの3社の方々にお話をお聞きしたり、スタジアムで応援をしている方々の想いをお聞きしたり、障害者サッカー連盟会長の北澤豪氏からお言葉を頂戴したり…様々な活動に取り組んだ。
実に実りのある視察となった。

今は学生と一緒に東京行きの新幹線の中。
明日は月曜日でガッツリ授業がある…
今日はゆっくりと休み、また明日以降の忙しい日々に備えよう。
とりあえず新幹線を降りるまで、TAIの採点を済ませちまおうっと。

2017年5月13日土曜日

これから新幹線に

昨晩は授業に招聘した講師の方と多摩センターで懇親会。
その後、当日にいきなり連絡があった元ドンキの人事部長と会うために、急遽新宿に向かう。
本当に久しぶりにお会いしたが、相変わらずのバイタリティ。
新天地の飲食チェーンのことをおうかがいしている際に、ふと小菅村のジビエとリンクさせることができないかという話に展開した。
で、今度村に一緒にいくことに。
ジビエ料理に価格破壊か…
面白そうじゃないか!
こうして人との触れ合いの中から、新しい取り組みが産まれていくんだなぁ。

さて、これから新幹線に乗り、大阪に行くところ。
明日のアンプティの大会が今から楽しみだ。

2017年5月12日金曜日

ロシアから…

今週中のロシアからのアクセスが400を超えた…
スホムリンスキーについて言及したからだろうか…

さて,本日はビジネス・チャレンジ演習【サッカークラブ経営】に外部講師をお招きする。
貴重なお話をお聞きすることができるだろう。
晩には懇親会もセットされている。
どんな化学反応が学生に生じるか,とても楽しみ。

そして,明日からはビジネス・チャレンジ演習【障害者スポーツマネジメント】の受講生と一緒に,大阪遠征。
アンプティサッカー協会主催の全国大会が大阪で開催されるため。
学生を20名近く引率しての出張は疲れるが,是非とも最高水準のプレーを目の当たりにして,その競技性の高さを体感してもらいたいものだ。
また,大阪での運営方法をじっくりと視察し,11月に東京で開催される日本選手権の運営に我々が主体的に取り組む際の参考にして欲しい。

2017年5月11日木曜日

未来は…

今日の午後はゼミの日。
…が,スペシャルの人が講演をされると教えてもらい,ゼミ生全員を引き連れて聞きに来ているところ。
中大在学中に起業してから,ソニーや楽天を経て,現在住宅業界のテスラを目指してシリコンバレーで奮闘されている本間毅氏のご講演。
そこで紹介されていた言葉。
パーソナルコンピュータの父と評され,教育者でもあるAlan Keyによるもの。

The best way to predict the future is to invent it.
意訳すれば,未来は予測するものではなく,創りだすものだってところか。

また,これからの世の中,プランナーではなく,Doができる人が望まれているってのも響くねぇ。
これからまた,ゼミを開始することになるが,ゼミ生にとっても非常に良い機会となったのではないだろうか。

2017年5月10日水曜日

日出ずる国の…

中央大学商学部には,昨年度からプルデンシャル生命保険様の寄付講座として「営業学入門」という講座を開設している。
素晴らしい講師陣とその内容には,個人的にも感銘を受けたし,学生の評価も最上級クラスであった。
本年度も秋学期に開講されるが,すでに現時点で220名程度の学生が履修登録をしている。
秋学期開始前にも履修登録ができるので,おそらく今年は300名を超える人気講座になるであろう。
そういった素晴らしい講座を寄付していただいていることもあり,プル社からある依頼を受けた際には,OKと即答した。
その依頼とは,プル社の運営している「日出ずる国の営業」というブログの連載記事の執筆についてであった。
錚々たる歴代の執筆陣を見て,また営業職の皆様に何かためになることが書けるのかという不安から,少々臆したけれども…即,引き受けた。

http://hiizurukuninoeigyo.jp/master/watanabet

内発的動機づけについて執筆したが,少しはお役に立てたであろうか…

自分の価値を信じるならば

今日,5期のOBが研究室を訪ねてくれた。
卒業後8年の時が過ぎようとしている。
その間,様々な,本当に辛いことも,何度かあったことであろう。
転職の相談を受けたが,私に言えることは多くはない。
言えることは…
自分の価値を信じることができるのならば,迷わず前に進めってことぐらい。
もしちょっとでも自分自身に疑念を感じているのなら…
転職しても結局同じことだろう。
厳しいことをいうかもしれんが,自分を信じられない奴を,どうして他人が信じてくれるだろう?
自分を信じ,いや,まずは信じられる自分を築きあげ,そっからが勝負。
その先にきっと人生の勝利が待ち受けているよ。
頑張れよ,N君!
もし戦いたいのなら,他者との競争の勝利ではなく,過去の自分をライバルとして,そこでの勝利を目指しなさい。

2017年5月8日月曜日

月曜日は…

月曜日の3限はアカウンティング入門。
ゴールデンウィーク明けだけれども,軽く550人は出席している。
今日もManabaを利用して,できるだけインタラクティブな講義を指向する。
決して一方的に私がしゃべる講義にはしない。
これからも講義運営にはできる限り工夫していきたい。

ところで,最近では予備校では当たり前になった映像講義。
大学でも導入が進みそうな気配がしている。
昨日,読了した『みかづき』の一節が胸を打つ。

「映像だけの教師がなんの役に立つものか。
授業において重要なのは,生徒の目に教師が映ることではなく,教師の目に生徒の一人一人が映ることだ。
教え子たちの表情を確認せずして,どんな授業ができるのか。」

2017年5月7日日曜日

スホムリンスキー

久しぶりに,本当に久しぶりに,息子の試合を家内と一緒に見に行く。
すでに私の上背を凌駕する息子の,本当に久しぶりのサッカーをしている姿を。
これがおそらく最後だろうなぁ…

帰宅後,森絵都の『みかづき』を読了する。
単行本で500頁近い大作だったが…実に面白い。
あっという間の読了。
その文章の中に,ウクライナの教育学者であるスホムリンスキーから引用してる言葉があった…


もしも君が,教え子たちの内面に,ゆるぎなき良心や何ものにも屈しない精神を植えこむことができたなら,君の教え子は,君の戦友となり,同期となるだろう。
そして君の教師にもなりうる。
怯まずに進め。

2017年5月6日土曜日

胆力

一昨日,小菅村合宿から帰った翌日,代々木体育館で開催されている関東大学バスケットボール選手権大会のベンチに入った。
対東海大学戦。
前半は競った展開。
…が後半一転突き放される。
20点差がついたあたりから,中大の選手に諦めの表情や下を向く仕草が目に付くようになった。
結果30点差で敗退。
試合後のミーティングでは,初めてちょっと声を荒げて言った。
二度と試合中に下を向くな,と。
素人の私が見ても,それほど実力差があると思えなかった。
精神力の問題が大きいとみた。

バスケのようなスポーツに限らず何事にも言えることだが,高いパフォーマンスを目指そうとすれば,必ずと言っていいぐらい,困難に直面することになる。
高い山を登頂しようすれば,それなりの苦労が伴うのと同様。
厳しく辛い局面をひたすら耐え忍び,ぐっと前を向き,その時にできる最善の努力をしつづけるには,それなりの精神力が必要だ。
私はその精神力を「胆力」と呼んでいる。
胆力を鍛えた先には,必ず勝利がある。
数年前の中大バスケ部の横断幕には,その「胆力」という文字がでかでかと書かれていた。
胆力を鍛えるためには,もう駄目だと思ってからの,あと一歩の努力。
その努力をし続けるしかない。

ゼミについても同じことが言える。
渡辺ゼミの卒業生は,この胆力が素晴らしいのが多い。
そいつらが社会で活躍しないはずがない。

2017年5月5日金曜日

ビジチャレ

今日は祭日だけれども,中大は授業日。
3限の講義では,それでも200名以上の学生が出席していた。
本当に皆よく頑張っていると思う。
昔の私だったら…

さて,今日はビジネスチャレンジ演習の日。
4限のサッカークラブ経営の講座では,グルーピングを行い,早速グループワークを実施。
ラフな初期目標の設定をグループごとに行う。
その目標状況と現状がかい離しているとすると,そこに課題が存する。
その課題を発見することが,とっても大事。

5限の障害者ビジネスの講座では,4週目にして自己紹介を実施。
初っ端の授業から3週間連続で外部講師が登壇されたので,ようやっと実施することができた。
そして,この講座全体の初期目標について,皆で議論する。
この講座は開講初年度のため,そのプリミティブな部分での徹底的な議論が必要。
来週の土日には大阪大会の視察があるため,今日頑張って,グルーピングをするところまでやった。
バランスよく配置できた。
これからが楽しみですなぁ。

源流祭り

昨日は,小菅村で源流祭りがあった。
住民数700名余りの村に,なんと1万数千人の観光客が集まる祭り。
ここ数年,私の2年生のゼミ生や,3・4年生の専門ゼミの学生が,そのお祭りのボランティアとして,祭りのお手伝いをしている。
今年は14名の現役のゼミ生,そして今年卒業したOBOGも参加し,もはや中大生がボランティアの中心となっている。
もともとは東京農大が中心となっていたようだが,おそらく現在は私のゼミ生たちが行かなければ,祭りの運営は心もとないほどになっているようだ。

それだけの観光客が集まるのには,それだけの理由があり,ゼミ生たちも日本一のお松焼には感動した模様。
参加した連中から,続々と感想メールが届いているが,皆素晴らしい経験をしたようだ。
こうした損得なしの行動を進んでとれる,自分のゼミ生たちが,私の誇り。

2017年5月2日火曜日

失敗とは

私は実に失敗の多い人生を生きてきたと思う。
まったくもって優等生はでなかった。
もし失敗の後,やり直しがきかなかったとすると,私はここまでやってこられなかったし,きっと今のようにやりがいのある人生を送ることはできていなかったかもしれない。
私の人生には,敗者復活を是としてくださる師匠が何人かおられたし,それを許容してくれる親がいたし,環境があった。
そんな私が一回の失敗で,誰かを見捨てることがあるであろうか?
もし,そんなことをしたとしたならば,それは私の人生そのものに対する否定と等しい。
失敗は繰り返さないことが大事であり,しないことが大事なのではない。
私はどんなことがあろうと,学生を信じるし,それができなくなった時には,私はおそらく教員を辞めるであろう。
失敗は,成功に一歩近づく,そんな大事な道程の一つである。
私は,決して初っ端の失敗で見切ったりはしない。
…が,繰り返したならば…

合宿終了!

この二泊三日の合宿は,ひょっとすると三泊四日の専門ゼミの合宿より疲れたかも…。
でも…たくさんの個性ある2年生と夜遅くまで語り合い,本当に楽しかった。
繰り返しになるが,本当に疲れたけれどもね…
それなのに…そのあと晩にテニス…
へとへと!
でも,清々しいかな。
今日はもう寝て,明日は家族とともに過ごし,晩は…
ま,いっか。

2017年5月1日月曜日

小菅村なう

三泊四日の小菅村合宿の二日目!
初日の午後と二日目の今日の午前において、源流大学の軒先と一室をお借りして、リコロの素作りに2年生のゼミ生たちと勤しむ。
結果としてざっと1700個のリコロの素の完成に成功する。
…が、たくさん作り過ぎて車に乗らん…
乗車スペースを限界まで減らして積載しても…
ま、置かせておいてもらうか…
さて明日は村内を視察して帰京。
少しはゆっくりしたいなぁ。