2015年8月31日月曜日

3年生夏ゼミ 第4弾

4回目か・・・
本日も13時から21時過ぎまで,3年生の夏ゼミ。
13時から15時まで,正社員登用班。
問題意識の流れは概ねOK。
ファイルのデザインは,論理的な整合性もバランスも概ねOK。
ただし,研究対象とする非正規社員を2つのタイプに分類することにしたので,モデルⅠとⅡに大別することに。
同班については,19時から20時まで,再度のチェックを行ったが,若干の修正と,事例研究の部分を加えれば,一応完成。
「一応」というのは,インナー大会の予選としてはまぁ許容できるレベルでの完成という意味で。
本選に進むことができたとしたら,まだまだ改善しなきゃならんことは,たくさんあるけれども。
明後日の午後に最後のチェックをすることに。

15時から17時からは,アンカリング班。
問題意識の流れは確認済みだったが,それが確認できているのに,ファイルのデザインは全然ダメ。
一から見直さなきゃダメだ。
まったく苦悩が滲み出てこない。
何度も何度も言っていることだが,「なんとなく」は徹底的に排除しなさい。
数十枚に及ぶであろうパワポのシートの中,無意味な文章はただの一文もない。
すべてに意味があり,それぞれに配置される適切な場所がある。
どうすればストレスなく理解してもらえるのか,常に頭をまっさらにして考えなければならない。
もう口だけの「分った」はいらん。
行動で示しなさい。
同班は20時から21時半ごろまで,再度のチェック。
問題意識のファイルデザインは,後日再々度チェックすることに。
とりあえずモデルは完成し,質問票できたので,データ収集の開始は認めることに。
ただし,これからが大変だ。
4日のファイル提出期限まで,この班はスクランブル体制をしかなければ,最悪出場辞退もありうると覚悟した方がいい。

17時から19時までは,健康経営班。
問題意識とリサーチクエスチョンの連結が不十分という指摘から開始。
前途多難なり。
この班はとにかく時間がかかる。
ある主張に対して,私が「要はこういうこと?」と短い言葉に要約して確認すると,それに対して「あーだ,こーだ」と再主張してくる。
で,それをめぐり時間をかけて議論して,結局,私の要約のとおりであったというようなことが続出。
君らは,自分達の主張の本質を自分たち自身でしっかりと理解できていないのかもしれないぞ。
モデルは全然まだまだのレベル。
時間がいくらあっても足りないぞ。
構成概念の再検討からの再出発する必要があるのだから,頭をもっと柔軟にしなきゃ。
この班も明後日,モデルとファイルデザインをまとめて再チェックの予定。
そこで,目途がたたなきゃ,出場は厳しいぞ。
今日の議論の中で,完成の芽が見えてきたから,何とか頑張れ!
全員で力をあわせてな。

2015年8月30日日曜日

インナー前の・・・

明日は今夏4回目の3年生の夏ゼミ。
インナー大会のプレゼン資料の提出期限が9月4日に迫っているなか,おそらくこれが最後の夏ゼミ。
大会に出場できるレベルにあるかどうか。
明日,それが判断される。
もし,否となれば,そのグループは出場を辞退しなければならない。
できれば,3つのグループすべてに出場してもらいたいが・・・。
明日の午後まで最善を尽くしてほしい。
妥協せずに限界までチャレンジしてほしい。

ロジックに曖昧さを残してはいけない。
なぜそのような主張につながるのか,納得いくまで議論してほしい。
あともうひと踏ん張り!

2015年8月29日土曜日

学会なう

今日は朝から学会。
面白い研究報告もあれば、はっきり言って、うちのゼミの卒論研究よりひどいのもある。
いや、自分で言うのもなんだが、うちの卒論研究は大学院レベルにあると思う。
いったん就職しても、向学心があって、センスのある子は、社会人大学院かなんかに通えば、十分研究者になれると思う。

向学心っていえば、何度もダメ出ししても食らいついてくる子には、どんなに忙しくても時間は捻出する。
今明治大にいるのだが、これから御茶ノ水の中大の記念館で、3年のグループワークを見てやることになっている。
本当は聞きたい報告があるのだが、君らが足掻きに足掻くなら、付き合ってやるさ…。

さて、今日聞いた面白い言葉。
「安定した結果がもたらされているように見えるのは、同じことの繰り返しによるためではなく、常に変化しているためである(Reason,1997)。」

2015年8月28日金曜日

私も・・・

ゼミ生諸君に負けてはいられないので,私も今日は一日論文執筆に勤しむ。
久しぶりにまとまった時間がとれて(いや創って),一気に「一応」半分くらいは書き上げた。
おそらく,もうしばらくこんな日はないので,本当に貴重な一日だった。
明日は,産業組織心理学会に出席。
パソコンを持ち込み,隙間時間には執筆を続ける。

晩はちょっと楽しみな集まりがある。
ひょんなことから大学院時代の同期と後輩と集まることになったのだ。
コンサルタントやらカウンセラーやら高校教師やら,15年から25年ぶりに会う。
昨年から今年にかけて,本当にたくさんの人と知り合って,色々な展開が仕事の上でも,私生活の上でもあった。
きっと,今度も何かウキウキするような展開が待っていると嬉しい。

最近は,どんなに忙しくても,寝る前に30分でも文学書を読むことにしている。
日中に遭遇した嫌なことやイライラすることが,リセットされるような気がする。
今は小山田浩子の『穴』。
150回の芥川賞の受賞作。
私,あまり女性作家の純文学は読まんのだけど。
まだ,最初の方なので,感想は言えんけど,面白い文体っていうか,書き方をする人だね。
改行が少ない。
けど,流れるように読めちゃう。
今晩も寝る前が楽しみだ。

今が4合目ぐらい

3年生のグループワークというの名の山登りは,今が3~4合目ぐらい。
辛いだろう。
手を伸ばすと腕の先が見えなくなるくらいの,そんな靄がかかってはいないかい?
それとも,とても越えられないくらいの崖が眼前に立ちはだかっているかい?
困難に直面して途方に暮れてしまう…。
なによりも先が見えないのが辛い…。
登っても登っても,山頂に近づいているのか…?
登っているつもりで,実は下ってしまっているのではないか…?
絶望的な気持ちになる。
もう引き返したい。
戻りたい。
誰かに助けて欲しい。
叫びだしたくなる。


気持ちは痛いほど分かる。
分かるけれども…
ここが踏ん張りどころだ。
君たちの足で踏ん張るんだ。
君たち自身で踏みとどまんるんだよ。
丹田にぐっと力を入れ,深呼吸して,前を睨みつけろ!

いいかい,君らの先輩たちは,その山々を乗り越えてきた。
登った者しか見ることができない「何か」を見てきた。
君らの先輩に共通するものは何だと思う?
眼だよ。
皆,同じ良い眼をしている。
性格も行動パターンも違うけれども,共通するのは,その「何か」を見てきた眼だ。
揺るがない眼だ。
見る者が見たら,その眼のなかにある「何か」に必ず気づく。
そして,その「何か」の果てに想いを致す。
それだけで,人が人を理解するのに充分だ。


君らにも絶対にできるはずだ。
見ることができるはずだ。
ここで踏ん張れ,苦しんだその先に必ず道がある。
諦めずにあがき続けてやれ。
苦悩の果てに,なぜこの道に気づかなかったんだという感じで,ふっと自然に道が見えてくるはず。
登ろう,その山を!
そして…その先を見てやれ!



私は疲れた時,たまにsuzumokuの唄を聞く。
「素晴らしい世界」を聞くと,心が落ち着く。
君らに。


帰り道 頭をめぐるのは
明日の不安ばかり
駆け巡る風の潔さが羨ましくなるよ

僕らが見つめている世界はいつまでも
光も闇も抱え続けているから
迷うことくらい 何度もあるさ
涙が浮かんだら そのまま流せばいいよ

2015年8月27日木曜日

どっちも正念場

今日は午前中にサッカークラブ経営チャレンジ講座。
そろそろ広報,飲食環境の整備,イベントのアレンジなどは,概ね準備完了に近づいている。
そうそう,お笑いのパンサー尾形さんが最近,我々の活動について,ツイッターなどで宣伝してくれている。
これも学生たちの頑張りによるもの。

さて,これから早急に固めなければならないのは,ホームゲーム当日(9/12)の人的資源の時系列フォーメーション。
開場前のテントの設営などの準備から,開場後の売り子やステッカーなどの無料配布物を配布する人などなど・・・。
人手が十分ではないので,私のゼミの4年生にもヘルプをお願いする予定。
とてもじゃないが,講座の受講生だけでは足りないので。
しかし,面白いもんで,4年のゼミ生に協力をお願いしたところ,8名が快諾してくれたんだけど,その全てが女性って・・・。
4年女子には,いつか借りを返さないとな。

午後には2時間かけて,3年のグループワークのチェック。
まだまだだな。
ロジックに曖昧な部分は決して残しちゃいけない。
「なんとなく」は大敵。
どうしてそうなるのかを,必ず何度も問い返し,誰もが納得できるようなロジックを組み立てていかなきゃ。
「これでいいや」も駄目。
限界まで検討を繰り返し,最善を目指すべし。
ここらで突き抜けてみせーよ。

2015年8月26日水曜日

うらやみはしないが・・・

このブログに対する下記の国からのアクセス数が,週間で上位を占めている。
アルバニア,ブルガリア,ポルトガル,モルドバ,ルーマニア,ギリシャ・・・
うちのゼミのツイッター(https://mobile.twitter.com/)をご覧の方はご存じであろうが,4年のリョーヤが今世界を旅している。
奴からのアクセスってこと。
私もまたいつか世界を旅してみたいものだ。
そんな日が来るのかなぁ。
かつて6期のガンちゃんが世界中を旅している時にも思ったもんだ。
思いたくはないが,ついついうらやましく思ってしまいそうになる。
「うら」は元々アイヌ語で,「心」を意味する。
「やむ」は「病む」。
だから「うらやましい」と思うということは,心が病んでいるということに他ならない。
病んでんのかなぁ。
まとまった休みなんか,ここ何年もとっていない・・・。
休みが必要な気もするなぁ。
忙しすぎなんだよな。
いい加減にしないと。
今,たまたま教育テレビで,ノルウェーのスローTVなるものが紹介されている。
スローTVとは・・・
例えば,7時間,ただ電車の運転席から見える風景を放送し続ける番組。
なんと,120万人のノルウェー人が視聴したそうだ!
その他にも,8時間,豪華客船から見える光景を流し続ける,とか。
暖炉で火が燃えている映像をひたすら流し続ける,とか。
凄い国だね,ノルウェーって。
そういえば,ノルウェーて,働く人の95%が仕事をしていて楽しいって感じているらしい。
 
 
 
今日は,晩にバスケ部に顔を出した。
一部所属の国士舘大学との練習試合のベンチに入るために。
 
結果は快勝!
相手の動きが鈍く見えたよ。
それだけ中大の動きが早かったってことだね。
声も出ていたし,1年が活躍するから,上級生も刺激を受けているみたい。
 
 
さて,明日はサッカークラブ経営チャレンジ講座の授業と,3年のグループワークがある。
限られた隙間時間に,論文執筆も進めるぜ!
 
 
 
 
 

2015年8月25日火曜日

闘いようはある

インナー大会予選の資料提出期限まで,残すところ10日ほどになった。
分析モデルどころか,問題意識からリサーチクエスチョンまでの論理的な展開すらまだできていないグループもあるなかで,どう闘っていくか。
もちろん,闘いようはある。
リサーチクエスチョンから分析モデルまでしっかり論理的に組み立てることは,しっかりやらなければならない。
これは当たり前のこと。
昨日の夏ゼミの指摘を受けて,しっかりやってほしい。
その上で・・・
健康経営班や正社員登用班は,モデルを統計的に検証するところまで到達することは到底無理なので,現実に実践している企業のケースをたくさん調べて,そこでえた知見をもって,モデルの妥当性を主張するところまではやってほしい。

フィードフォワード班は・・・
モデルの一部を統計的に検証するところまで,いくか?
OBOG諸氏におかれましては,ここ一週間以内に,学生からの電話インタヴューがあるかもしれません。
ぜひ,ご協力ください。
この班のメンバーは,リサーチクエスチョンまでを論理性を高めるタスク,モデル2を構築するタスク,モデル1の検証をするために必要なデータを収集するタスク,統計的に分析するタスク,おおざっぱに言ってここまでをしっかりやらないとね。
統計については,二要因の分散分析,こいつを勉強して欲しい。
ネットを通じても案外しっかりと理解できるからね。

2015年8月24日月曜日

3年生夏ゼミ 第三弾

今日は3年生の3回目の夏ゼミ。
13:00から18:30まで。
ロジックの妥当性を綿密に検証する作業を繰り返す。
粗が次々に見つかる。
グループワークを繰り返していくと,陥る罠がある。
例えばA⇒Bという因果関係が成り立つかどうか,その妥当性を何度も何度も仲間内で議論すると,成立したらいいなという願望が混入したり,何となく成立しているんじゃね,という仲間内だけが理解できる「何となく」感が混入したりする。
それじゃ,駄目だ。
A⇒B⇒Cという因果関係が論理的に成立しており,そのABCを分りやすい短文で表現することができれば,ド素人でも理解できるはず。
今日の時点では,まったく駄目。
とてもインナー大会に渡辺ゼミとして出場できるレベルにはない。
我がゼミにおいてオリンピック的出場はありえない。
今のままであれば,どのグループもインナー大会を辞退しなければならない。
何度もやっておきなさいと指摘したことをしてこなかった,つけがここに出ている。

今日がインナー大会前の最後のゼミだったのに。
私も自分の論文を書いたり,サッカークラブ経営関連の用事や2年や4年のゼミがあったり,その他もろもろの用事があり,君らの面倒を見てあげたくても,君らの都合が良い時に十分な時間をいつでもとれるとは限らない。
今週の木曜日,あと来週の月曜日。
この2回,これがインナー前の本当に本当に最後のゼミ。
ここが踏ん張りどきだよ。
人の想いには,想いで応えるべき。
それが渡辺ゼミのイズム。

2015年8月23日日曜日

久しぶりの講義でちょっと・・・

いやー久しぶりに疲れた・・・
ちょっと風邪気味で喉にきているから,声も思ったようにでなくて・・・
午前中の模擬講義は600人ぐらい来ていたかな。
8305教室で立ち見も出ていたからね。
午後は少し少なかったかな。
でも,200名以上はいたと思う。
大学選択,学部選択に良い影響を与えることができたのならば嬉しい。
中附生の相談員をしてくれたミサキが,私の講義も聞いてくれて,11期のブログで的確に報告してくれています!
http://ameblo.jp/watanabesemi11/

9/12にもご登場いただく予定のチュー王子と一緒に写真もとりました!
9/12は,ミサキに王子になってもらえそう。
王子は背中にファンのようなものをランドセルのように背負っており,王子の体内は空気がぐるんぐるん循環しているそうな。
今日みたいな天候であれば,それほど暑くないそうな。

さぁ行くか!

今日のオープンキャンパス。
凄い人出。
小雨が降っているから,人の波がペデ下に集中し,押し合い圧し合いの状態。
教室に事前に行ってみたら,600人教室がほぼ満員。
いかん,ちょっと緊張してきたぜ。
しかし,最近はこの緊張感がたまらんって思えるようになってきたんだよね。
もっと早くこのスキルを身につけたかったなぁ。
ちょっと風邪気味で喉にきているんだけど,最高のパフォーマンスを見せてやろうじゃないか!
サッカークラブの経営チャレンジ講座も,宣伝用のうちわを配布しようと思っているんだけど,足りるかな。
良かったわ,うちわを沢山もらっておいて。
最初,400枚の予定だったけど,それじゃ足りんかも。

2015年8月22日土曜日

過去の動画

昨日に続き,ゼミ生が作成した動画を紹介しよう。
紹介してから,動画の再生回数が急増してますな。

さて今まで,動画を作成した期は,今まで7期,9期,そして昨日紹介した11期。
・・・奇数の期ばっかだな。
7期と9期はゼミ募集の時に,2年生に見せるために作成されたもの。

9期:https://www.youtube.com/watch?v=5_rLV0B9BXM
7期:https://www.youtube.com/watch?v=TsvxEd09Fh8

さて,明日はオープンキャンパスで,午前も午後も模擬講義。
高校生相手になるべく分りやすく講義したい。

2015年8月21日金曜日

11期生のモチベーションビデオ

今日はそろそろ帰宅して,色々と家事をしなければならないため,珍しくこんな時間にブログを更新します。
ま,後に予定がある方が,結構集中して仕事ができるもんです。
今日は,4年生の就職相談の相手をした後,3年生のグループワークに2時間付き合う。
何となくモデルが見えてきたかな。
この時期にしては順調な方だが,インナーのことを見据えると,どこまでインナープレゼンのために準備をするかにもよるけれども(モデルの実証まで進捗させるのかどうかが問題),余裕をかましてなんかはとてもいられない。
更なる精進を期待しています!

以上の用事の合間をぬって,論文の執筆に勤しんだ。
今日で問題意識とリサーチクエスチョンまでがほぼ完了。
後は一気に進むだけ!
何とか9月中旬までに仕上げる!

さて,今日は,ここで11期生のモチベーションビデオを紹介したい。
ヨータローが,昨年の学内プレゼン大会前に,皆のために創ったビデオ。
このブログを見ているかもしれない,2年生,つまり渡辺ゼミ13期生になるかもしれない人たちには,渡辺ゼミの雰囲気を知ってもらうことができる好材料かも。
そう考えて,ここで紹介しようって思った次第です。
参考にしてください。
私はまだまだ未熟な教師だけど,こいつらのためならば,できる限りのことをしてやろうと思う。
目指すは「啐啄」の境地!

ビデオを見てもらえれば分かると思うけど,彼らの彼女らのその情熱の凄さ!
自分で言うのも当を得ないが,私のゼミの素晴らしいところは,私がたじたじになるほど,学生たちがやる気に燃えて,むしろ私を引っ張っていくこと。
夏休みにゼミをするというと,家内がたまに「ゼミ生の方たちが可哀想」というけれども,その度に私は言います。
「いや,むしろ可哀想なのは俺の方だっつーの」(笑)。

https://www.youtube.com/watch?v=yD2FOvd20U4

2015年8月20日木曜日

いいね!

フェイスブックの「いいね」って,英語ではLikeが使われている。
最初に「いいね」って日本語をあてた人はセンスあるよね。

さて,8月18日付で,中大の公式フェイスブックに「サッカークラブチャレンジ講座」を紹介する記事を載せてもらった(https://www.facebook.com/ChuoUniversity)。
現時点で237人が「いいね」を押してくれていて,最近の記事の中では断トツです。
感謝感謝です。
 
さらに,本日,商学部の新着ニュースにも同講座のことが紹介され(http://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/commerce/),それを紹介する記事がまた中大のフェイスブックに紹介されている。
たくさんの人にこの講座のことを知ってもらい,そして9月12日の試合を見に来ていただきたいものだ。

さて,今日は偶然出会った院生からちょっと研究の相談を受けただけで,あとは研究モード。
アメーバ経営におけるプロフィットセンター化の仕方について,ちょっと従来とは異なる方法を採用している企業のケーススタディを論文にまとめているところ。
何とかあと一カ月で仕上げたい。

明日は,4年生の就職相談が一つと,3年生のグループワーク相談が一つ予定されているけれども,それ以外の時間は研究ができそう。
この限られた時間を有効活用しないと,あっという間に忙しさの波に飲まれてしまうからね。
さ,ちょっと読書して,明日も早起きしよっと!
最近,文学書に対する読書欲が復活してきて,今は第150回の芥川賞の受賞作にトライしているところ。
ベッドに入るのが,楽しみな今日この頃。

2015年8月19日水曜日

研究モード

昨日の午後は,商学部の先生方と4時間テニスをしたおかげで,気持ちはリフレッシュしたけれども,体はちょっと重たい感じ。
でも,これからちょっとの期間,久々に研究に集中できそうなので,かなりワクワクしている。
今日はほぼ研究に時間を費やす。
論文のネタはたっぷりあるので,あとは論文としていかに適切にまとめ上げるか,それが大事。
19時までみっちり仕事をした後,今日は久しぶりにバスケ部に顔を出す。
東京経済大学との練習試合を,差し入れとしてシューアイス40個を持参して,中大の体育館に見に行った。
結果はダブルスコアで勝利。
前半はちょっと堅かったけれども,1年生の新戦力も躍動し,後半は圧倒。
今秋のリーグ戦はちょっと期待できそうだ。

情熱

今日は午前中の仕事をぶっちぎって、ナオトインティライミさんとサッカー同好会の試合を見に行った。
ナオトさんのチームは平均年齢30後半ぐらいなのに、学生相手に引き分け。
相手は前後半メンバー全とっかえで臨んできたのにもかかわらず!
真剣な試合運びに、感じ入ったわ。
何事にも真剣。
いいよな、そんな顔

2015年8月17日月曜日

週末から

先週の土曜日は,課題演習の夏ゼミを実施した。
イベント班は,その溢れるバイタリティどんどん実現に向けて,邁進している。
少ないメンバーで,本当によくやっている。
化粧水班は,とにかくその活動コンセプトをしっかり固めて,それが完成したら,一挙に行動に移そう。
「一村一美運動:美で美を守る」
いいじゃないか,このコンセプト。

さて,日曜日は,いつものように息子とテニス。
終了後は,折角の夏休みだからと,久しぶりに小説をもりもり読む。
真梨幸子『人生相談』講談社.
プロットは凄い面白い。
さくさくと読了。
サスペンスなんて,久しぶりに読んだ。
有川浩『明日の子供たち』幻冬舎.
児童養護施設の子どもたちと先生たちをめぐる物語。
リアルな展開に引き込まれる。
親から虐待を受けたり,育児放棄をされた子どもたちとの接し方の難しさと,それに立ち向かう先生方の日常が描かれている。
先生は3年もてばベテランで,それでもある日突然,心が折れて辞めていってしまう人も多いという。
2冊合せると,800ページぐらいになるけど,楽しくってあっという間だったな。

そして,今日はサッカークラブの経営チャレンジ講座。
9/12のホームゲームに向けて,一カ月をきり,学生たちも徐々に緊張してきているみたい。
こっからさらにギアを上げていこう!
ところで,先週,サッカー同好会に所属しているゼミ生が,中大出身のナオト・インティライミさんの事務所に協力をお願いしに行ったところ,とりあえず明日,ナオトさんらと一緒にサッカーをすることになったとのこと。
私も挨拶に行こうと思っている。
楽しみ楽しみ。

2015年8月14日金曜日

3年生夏ゼミ 第二弾!

本日,11:00~16:30にかけて3年生の夏ゼミ第二弾が行われた。
どのチームも,次のことをまずは励行してほしい。
問題意識→研究目的→分析モデルまでのの流れをしっかりしたものにするために,まずは短い文章で端的に言いたいことをまとめ,それを次の文章と矛盾なく,論理的に繋げていく作業である。
今日,三つのグループそれぞれについて,その作業を部分的に一緒にしたおかげで,見えてきた部分もあるだろう?
それを徹底的に,それこそ徹頭徹尾,実践すること!

正社員登用制度班は,次のことを留意して!
改正労働契約法の位置づけ。
功利的コミットメントは注意深く利用すること。
自己効力感,キャリアパースペクティブ,代理体験,正社員志向をしっかり概念化すること。

フィードフォワード班は次のこと!
問題意識と研究目的を二つのフェイズに分けるなら,しっかり分けること。
目標の未達の程度って概念についてしっかり考えること。
目標コミットメントのところを社会学の知見も援用して深みを出すこと。

健康経営班!
健康経営の認知って概念が全く分からんから,良く考え直すこと。
コミュニケーションをもっと限定し,明確化し,後続の概念と関連づけること。
改善の認知と健康感をちゃんと整理し,幸福感の位置づけを再確認すること。
業績をもっとしっかり定義すること。

さ,新宿だ!
懇親会!
ゼミでは前期の打ち上げって感じかな!
合流したいOBOGは合流してもいいよ!
ゲストがいるけど,全然かまわないよ。
来たい人は,新宿東口だから,現役生の誰かに連絡しな!
あっ,でも先着何名かかな,席の関係で!
コンパ係に確認しないと駄目かな(だんだんとトーンダウン)。

2015年8月13日木曜日

結構時間が・・・

今日の午後は,ホームページの更新のための作業に費やされた。
ゼミのページ,特に課外活動のページに貼りつける写真を,グーグルのアルバムにゼミ生たちがアップしたもののなかから選定し,ダウンロードし,それを私のホームページにアップする作業をしたのだが,結構時間がかかる・・・。
今まで更新作業を怠っていたつけから,ほぼ一年分の行事について,上記の作業をしなければならないので,そりゃ大変。
懐かしい写真や良く取れている写真をつらつら眺めながらの作業だから,時間もかかっちまうんだよね。
特に,ラバーズヒルで,現4年生の数人が,一見すると一人ひとり離れ離れにポツンと立っているだけの奇妙な写真があるのだけれども,私にはそれがプレゼン大会当日の本番直前の練習をしている最中の写真であることがすぐに分り,彼ら彼女らの必死さが伝わってきて,しばし眺め入ってしまった。
そんな感じなものだから,なかなかね,進まないんだ,これが。
でも,まぁほぼ終了し,あとは明日の早朝に完成させることができるだろう。

さて,明日は3年生の夏ゼミ第二弾。
でもって,晩は,働きがいのある企業ランキング常連の企業の方と,ゼミ生を引き連れて,新宿で飲み会。
いいかい,この機会をただの飲み会に終わらせるのか,それとも今後の自己(自グループ)の研究に活かせることができるように振舞えるのか,それは君ら次第。
ぐいぐいいっても,いいんだよ。

2015年8月12日水曜日

お盆だけどね

大学は一斉休暇に入ったけど,ま,私には関係ないな。
今日も大学へ。
とっても重要な書類作りに勤しみ,なんとか完了。
でもって,その後,8月23日のオープンキャンパスの模擬授業の資料作り。
午前の部と午後の部を両方担当するんだけど,それぞれの部で違う内容の講義をすることにしたので,資料作りも時間がかかる。
他学部の場合は,午前と午後に同じ内容の模擬授業をするみたいだけど,商学部の場合は,できれば午前と午後の両方を聞いてもらいたいからね。

さて,明日は,久しぶりにホームページのゼミのページの更新作業をしよう。
結構,時間がかかると予想されるけれど。
で,論文執筆もね。
今週は金曜日に3年のゼミ,土曜日に2年のゼミをする予定なので,時間を効率的に使わないと。
さて,今日は圭の試合が,25:30から放送されるけど,どうすっか・・・。
ライブで見るか,ビデオにとって早朝見るか。

2015年8月10日月曜日

休暇

昨日は久しぶりに実家に帰った。
息子と娘と一緒に行き,母と妹と晩飯を食べた。
毎年恒例になったきらいがあるが,今日は母親と息子と映画を見る。
あまり期待していなかったが,意外と良かった。
「ばけものの子」
メルヴィルの『白鯨』が効いていて,ストーリーに深みがあった。

さて,何となく今日は中原中也の「盲目の秋」の気分。
この詩も大学時代に好きだったなぁ。
特に,最後の節が。
ノートに書き写して,ウィスキー飲みながら,良く詠んだ。



盲目の秋
※(ローマ数字1、1-13-21)


 
風が立ち、浪が騒ぎ、
  無限の前に腕を振る。

そのかん、小さなくれなゐの花が見えはするが、
  それもやがては潰れてしまふ。

風が立ち、浪が騒ぎ、
  無限のまへに腕を振る。

もう永遠に帰らないことを思つて
  酷白こくはくな嘆息するのも幾たびであらう……

私の青春はもはや堅い血管となり、
  その中を曼珠沙華ひがんばなと夕陽とがゆきすぎる。

それはしづかで、きらびやかで、なみなみとたたへ、
  去りゆく女が最後にくれるゑまひのやうに、
  
おごそかで、ゆたかで、それでゐてわびしく
  異様で、温かで、きらめいて胸に残る……

      あゝ、胸に残る……

風が立ち、浪が騒ぎ、
  無限のまへに腕を振る。


※(ローマ数字2、1-13-22)


これがどうならうと、あれがどうならうと、
そんなことはどうでもいいのだ。

これがどういふことであらうと、それがどういふことであらうと、
そんなことはなほさらどうだつていいのだ。

人には自恃じじがあればよい!
その余はすべてなるまゝだ……

自恃だ、自恃だ、自恃だ、自恃だ、
ただそれだけが人の行ひを罪としない。

平気で、陽気で、藁束わらたばのやうにしむみりと、
朝霧を煮釜にめて、跳起きられればよい!


※(ローマ数字3、1-13-23)


私の聖母サンタ・マリヤ
  とにかく私は血を吐いた! ……
おまへが情けをうけてくれないので、
  とにかく私はまゐつてしまつた……

それといふのも私が素直でなかつたからでもあるが、
  それといふのも私に意気地がなかつたからでもあるが、
私がおまへを愛することがごく自然だつたので、
  おまへもわたしを愛してゐたのだが……

おゝ! 私の聖母サンタ・マリヤ
  いまさらどうしやうもないことではあるが、
せめてこれだけ知るがいい――

ごく自然に、だが自然に愛せるといふことは、
  そんなにたびたびあることでなく、
そしてこのことを知ることが、さう誰にでも許されてはゐないのだ。




せめて死の時には、
あの女が私の上に胸をひらいてくれるでせうか。
  その時は白粧おしろいをつけてゐてはいや、
  その時は白粧をつけてゐてはいや。

ただ静かにその胸を披いて、
私の眼に輻射してゐて下さい。
  何にも考へてくれてはいや、
  たとへ私のために考へてくれるのでもいや。

ただはららかにはららかに涙を含み、
あたたかく息づいてゐて下さい。
――もしも涙がながれてきたら、

いきなり私の上にうつ俯して、
それで私を殺してしまつてもいい。
すれば私は心地よく、うねうねの暝土よみぢの径を昇りゆく。

2015年8月8日土曜日

ランか

明日は大学で仕事なので,今日は休み。
午前中テニスと畑仕事で,いつものとおり。
大好きなトマトスパゲッティを食べてから,買い物へ。
めっちゃリフレッシュするんだけど,結構最近週末のルーティンになっちゃっているんで,ちょっとアクセントが欲しいなって気もする。
結構いろんな人に,ランをしないかって誘われる。
最近もある人に。
始めてみようかな。
もともと長距離は得意な方だったんだよね。
小学生の頃の少年野球で,とにかく走らされたせいで,早い方だった。
でも,東急線の多摩川園駅近くの多摩川べりから,多摩川沿いに第三京浜までの往復は,小学生にとってきつかったなぁ。
でも,徐々に短い距離から始めてみるか。

2015年8月7日金曜日

2016年度演習Ⅰのシラバス

【ゼミのテーマ】
組織における人間心理や行動は,何に影響を受け,何をもたらしているのかを考える 
―心理学,管理会計論,組織論の学際的研究―


Ⅰ 科目の目的・到達目標
 このゼミでは,企業などの組織で働く人の心理や行動が,何によって影響を受け,そして何をもたらしているのかについて研究をします。働く人の中には,毎日イキイキと職場で過ごすことができる人もいれば,残念ながら心身の健康を害してしまう人もいます。何がそのような違いを産むのでしょう?どうしたら,働きがいがあり,働きやすい職場環境を創ることができるのでしょう?このゼミでは,それらの問いに対するアンサーを追究することを目的とします。
 渡辺ゼミのゼミ生は,最初は皆,普通の学生です。むしろ,2年生までの2年間で何も成し遂げることができず,このまま大学生活を終えてしまうことに不安を抱え,何かを成し遂げたい,自分を変えたいと強く願って入ゼミしてくる学生も少なくありません。渡辺ゼミは,優秀な人間だけが集い,高いパフォーマンスを実現する場所ではないのです。
 渡辺ゼミの真骨頂は,普通の人間でも,全員が高い目標にコミットし,互いに助け合い,切磋琢磨し,ゼミ生一人ひとりがゼミにおいて唯一無二の存在になれば,ゼミとして必ず最高のパフォーマンスを実現できることを経験してもらうことです。そうした経験を通じて,たとえ自分の事ではなくても,仲間のために悔しくても泣き,嬉しくても泣くことができる,そんな人間関係が構築されていきます。
 これまでプレゼンをしたこともない,パワーポイントを触ったことすらない,文献の探し方や読み方も分からない,そんな人も心配しないでください。渡辺ゼミでは,新ゼミ生に対して,3年生と4年生の二人がチューターとして割り当てられ,皆さんを支援します。

Ⅱ 授業の概要
 働く人の心理や行動は,例えば,次のようなことに影響をうけます。①彼ら彼女らの業績をどのように評価し,その評価の結果に対してどのように報いるのか,あるいは罰するのか。②彼ら彼女らの働き方に対する希望に配慮した人事政策が行われているのか。③上司との関係は良好に保たれているのか。④彼ら彼女らの仕事をするうえでの目標はどのように設定されているのか。⑤組織内の文化や風土はどのようなものか。⑥どのようなリーダーシップやフォロワーシップが,どのように発揮されているのか。
 以上の要素は研究対象の一部に過ぎません。ゼミ生は自己の興味関心に最も近い対象を選択し,人間心理や行動への影響を探索していきます。以下に,研究テーマの一部を列挙しましょう。これらの研究は,何らかの大会で優勝あるいは準優勝しているものです。

以下,4年次の卒論研究の例
「心理的契約の不履行が従業員に及ぼす影響に関する実証的研究」
「場の生成に関する実証的研究」
「従業員による株式保有が企業に与える影響に関する実証的研究」
「モラル・ライセンシングの発生メカニズムの解明」
「ビッグ・バスが長期株価に与える影響」

以下,3年次のグループ研究の例
「インターンシップの実施が組織成員の内発的動機づけに及ぼす影響に関する実証研究」
「マテリアルフローコスト会計が従業員の心理に及ぼす影響に関する実証的研究」
「組織市民行動に関する実証研究」
「LMXと人脈の構築の関係に関する実証研究」
「サービス業における職務満足と顧客満足に関する実証研究」
「会計情報の開示が貢献の実感に及ぼす影響」
「達成プライミングとポジティブ・フレーミングの効果に関する実証的研究」

 上述したタイトルからも分かるように,渡辺ゼミでは基本的にすべて実証研究をしてもらいます。
「Knowing is not enough; We must apply. Willing is not enough; We must do.」
 この言葉はゲーテによるものですが,これを渡辺ゼミでは大事にしています。働く人の心理や行動のメカニズムを文献から明らかにするだけでは十分ではありません。渡辺ゼミでは,どうすればその心理や行動を望ましい方向に導くことができるのかを,実際に企業等からデータを収集し,実証的に解明するところまでを目指します。
 渡辺ゼミでは,3年次に学内のプレゼン大会に出場するようになってから7年になりますが,出場した3つのグループがコンスタントに素晴らしい成果をあげています。
 2009年度:経営部門で優勝・準優勝
 2010年度:会計部門で優勝・社会問題部門で優勝
 2011年度:会計部門で優勝・労働雇用部門で優勝
 2012年度:会計部門で優勝・経営部門で優勝・社会問題部門で優勝
 2013年度:経営部門Ⅰで優勝・経営部門Ⅱで優勝
 2014年度:社会問題部門で優勝・会計部門で準優勝
 なお,毎年2000人以上の学生が参加する約60年の伝統を有する全国経済ゼミナール大会において,3年生のグループが,2014年度は最優秀賞,2012年度は優秀賞を受賞しています。
 4年生の優秀な卒業論文に授与される商学部長賞へのエントリーも4年前から行っていますが,やはり素晴らしい成績をおさめています。2011年度は会計部門で,2012年度も会計部門で,2013年度は会計部門,総合人間部門,金融部門の3部門で,2014年度は経営部門と総合人間部門で,商学部長賞を受賞しています。なお,4年次には卒業研究のプレゼン大会もあるのですが,2012年度は優勝と準優勝を,2014年度は奨励賞を受賞しています。
 賞という結果もさることながら,このゼミではゼミ生一人ひとりが,2年余りのゼミ活動を通じて,それぞれ圧倒的な成長を経験します。問題発見能力,問題解決能力,実行力,プレゼン力,そして人間関係構築能力が,ゼミ生によって得意分野に違いはあるものの,非常に高い水準に到達します。
 このゼミの活動は,未踏の山を登るようなものです。辛いこともあれば,苦しいこともあるかもしれません。しかし,その山を踏破することができた時,とてつもない達成感を感じつつ,今まで見たことがない素晴らしい光景を目の当たりにすることができるでしょう。山登りに必要な技術や知識は,踏破したいという願望があれば,自ずと体得されるものです。
 大学を卒業後,諸君は,必然的に,未踏の山を登らなければならないのです。高尾山のような山しか登った経験がなければ,果たして未踏の山を踏破できるでしょうか。しかし,既にそのような山の踏破経験がある,渡辺ゼミの卒業生ならば,きっとどんなに峻険な山も登りきることできるでしょう。

Ⅲ 授業計画
● 2年次の春休み(2016年3月)の春合宿
 ・工場見学を2ヵ所
 ・組織心理学,組織論,管理会計論に関する論文についての分担発表
 ・上級生の卒業論文発表の聴講

● 2年次の春休み(2016年3月)の春ゼミ
 新ゼミ生の皆さんに,3年次に取り組むグループ研究のテーマを決定してもらいます。各自が興味のあるテーマについて発表し,その後,投票を通じて,相対的に多くの人が興味のあるテーマが選択されます。

● 3年次の春学期(2016.4.1~2016.9.20)
 3年次は主としてグループ研究を行います。
 具体的には,①文献収集,②文献の読み込み,③問題意識と研究目的の確定,④解明したい仮説の立案までを行います。

● 3年次の夏休み(2016年9月)の夏合宿
 主としてグループ研究の途中経過の発表

● 3年次の秋学期(2016.9.20~2017.3.31)
  グループ研究の続きを行います。
 具体的には,①質問票を完成させ,データを収集,②収集したデータに基づき仮説を統計的に検証,③インター大会,インナー大会,商学部プレゼン大会,および横浜国立大学・青山学院大学との合同ゼミなどにおいて,その成果を発表,④そして,最後に研究成果を論文にまとめます。

● 3年次の春休み(2017年3月)の春合宿
 ・工場見学を2ヵ所
 ・卒業論文のテーマ・概略の発表

● 4年次の春・秋学期(2017.4.1~2017.3.25)と夏合宿(2017年9月)
 ・卒業論文の研究発表

Ⅳ 授業外の学習活動
 課外活動として下記のような活動を行うことを予定しています。
①研究活動関連
 ・実務家の講演会(年2回)
 ②研究活動以外の活動関連
 ・合宿における読書会
 ・合宿におけるレクリエーション(主としてテニス)
 ・ゼミ対抗のバレーボール大会やフットサル大会への出場とそのための練習試合
 ・OBとの交流会(渡辺会総会,渡辺会研究会)
 ・節目でのコンパ

Ⅴ その他特記事項
〔募集人数〕
 15名程度

〔注意事項〕
 本ゼミの活動は,上述したように研究活動ならびにそれ以外の行事と,盛りだくさんです。それらに費やした時間に見合う能力・知識・スキルを諸君が身につけることができるよう,渡辺も全力でゼミに向かい合います。
 とはいえ,ゼミ生の中には,ゼミ以外にも主たる活動に従事している人が何人もいます。大事なことは,オンとオフをしっかりと切り換えることです。ゼミに集中するときは,それに没入し,議論も発表も真剣勝負。わがゼミが,何年も連続で各種の研究プレゼン大会で優勝できているのは,その取り組みのおかげなのです。
 さて,本ゼミの内容に興味を持った学生は,遠慮せずに直接,渡辺研究室(2号館12階21269号室)までアポをとったうえで質問に来てください。「渡辺」という人物の下見でも結構です。連絡は,wtakeo@tamacc.chuo-u.ac.jpもしくは042-674-3614まで。応募者多数の場合は,事前に質問や顔合わせに来てくれた学生を優先したいと考えています。本担当教員あるいは本ゼミについて,より詳細な情報を得たい方は,http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~wtakeo/を参照してください。

〔募集方法〕
(1)リポート
 ①当ゼミを志望した理由(教員個人,ゼミの研究内容,ゼミの雰囲気,その他に分けて記述してください),②自己のプロフィール,③現在の自分を形成した過去における重要な出来事・経験,④あなたのやる気の源泉として最も大事なもの,⑤自分が逆境下にある時に心掛けたいこと,⑥卒業後の進路希望とその理由,以上6点を2000字以上にまとめ,400字詰原稿用紙に手書きしたうえで提出してください。

(2)面接試験

一段落

お盆前に予定されていた最後の会議が終わった。
全学の会議で,中大の将来を検討する会議。
5月から議論を積み重ねてきて,今日でようやっと終了(たぶん・・・)。
まぁ良くやったと思う。
あとは,大学のより上層部の方たちの議論を経て,そっから教授会か・・・。
さ,どうなるか。

今日は,秋に募集するゼミの講義要項を完成させた。
別の記事で,全文を掲載することにするが,昨年までと大幅に変更した。
キャリアや人事採用について研究している4年生の意見も取り入れ,ちょと実験してみることにした。
その4年生によれば,うちのゼミを志望するような学生は3つのタイプに分類することができるという。

①研究への興味型
②-a 成長欲求型(自信あり)
②-b 成長欲求型(自信なし)
 
①は、心理学や会計学といった研究内容に興味があったり、研究が楽しいから頑張るというタイプ。このタイプには具体的な研究内容や研究のプロセス、どんなことが知れるのかといったメッセージに惹かれる。
 
②-aは、成長したいというモチベーションで入ってきているものの、設定している目標が高く、成長に繋がると感じれる高い負荷を求めるタイプ。このタイプは、優勝や高いパフォーマンスなどの大きな目標や、毎回の発表では高い水準の準備が求められるといった厳しさに惹かれる。
②-bは、成長したい・変わりたいというモチベーションであるものの、なべぜみの研究についていけるか自信がなく、不安を抱えているタイプ。このタイプは、これまで何もできなかった人でも今は高いパフォーマンスが出せる、ゼミ内ではお互いがサポートして助け合っているといった成長と安心をバランスよく伝える必要がある。
 
いやー,思わずうなった。
よく分析できている。
参考にして,シラバスを書いてみました。

2015年8月5日水曜日

渡辺ゼミの風土

渡辺ゼミがここ数年,非常に高いパフォーマンスを継続的にあげ続けることができているのには理由がある。
3年生の時に行うグループワークの進め方がポイント。
毎年3つのグループが組成されるが,グループワークを長期にわたって実践する場合に陥りがちなのは,自分のグループの研究にばかりに意識がいってしまい,他のグループの研究報告はただ聞いているだけになってしまうこと。
たとえグループに分かれても,互いに互いの研究をより良くしてあげたいとの想いから,助け合い,厳しい意見をぶつけあい,切磋琢磨することが非常に大事なのである。
ゼミ生一人ひとりが,ゼミのなかで唯一無二の存在になれば,ゼミのパフォーマンスは自ずとあがっていく。
渡辺ゼミの場合,ここ数年,同じ学年内はもちろん,学年を越えたところでも,互助的な関係,切磋琢磨する関係が成立してきた。
仲良しクラブではない,真の優しさは激烈な厳しさのなかにあることを理解した関係。
そんな関係が,である。
3年のグループワークを経て,4年生の個人による卒論研究の段階に至っても,同様である。
渡辺ゼミの卒論の研究は,個人の名のもとに行われるが,一人ひとりの卒業論文はゼミ生全員による合作と言ってもよい。
ゼミ生全員が妥協せずに良い研究を成し遂げるために,厳しい意見も厭わずに,時に自分の研究時間を犠牲にしてでも他の人の研究を支援する。
渡辺ゼミでは,そんな風土を維持し続けていきたい。
大事なのは,利他的な行動である。
強いられるのではない。
自発的に助けたい,他の人(グループ)の研究をより良くしたい,という気持ちが醸成されることが,大事なのである。
どうすればいい?
組織市民行動や文脈的パフォーマンス,向社会的行動などについて研究を積み重ねてきた,渡辺ゼミの知見をもってすれば,分るだろ。

2015年8月4日火曜日

さて募集要項

しなければならない仕事がなくなることはないけれど,春学期中に比べれば,時間的にずいぶん楽になった。
ということで,今月中旬までにゼミの講義要項の原稿を提出しなければならないこともあり,ちょっと今度のゼミ募集につい考えてみたい。
まずは開講時限について。
今年は金曜日の2限に4年のゼミ,4限に3年のゼミを開講した。
3限に原価計算論の講義があるため,4年と3年を連続で開講できなかった。
それはそれで良い面もあるのだけれど,やはり連続していた方が落ちついてゼミができる。
来年も月曜日3限,火曜日1限,金曜日3限は今年同様の固定コマで,講義があるのは確定。
ゼミを置くことができる可能性のあるのは,今年と同じコマか,木曜日の3限,4限かなぁ。
木曜日の場合,3限に4年のゼミ,4限以降に3年のゼミを置くことになると思うが,ゼミ生たちの都合はどうだろう?
とりたい講義科目が重なってはいないだろうか?
そこが気になるところだね。

次にゼミのテーマの表現だけど,ここんとこ「心理学的・会計学的アプローチによるマネジメント・コントロール」としてきた。
しかし,どうも最近のゼミ生の研究テーマを見ると,どうもあまり当てはまっていないような気もする。
うちのゼミ生たちの研究テーマは多様だからね・・・。
どうすっかなぁ。
明日,考えよ。

2015年8月3日月曜日

カレッジカラープロジェクト打ち上げ

今日は春学期ラストのサッカークラブ経営チャレンジ講座。
こいつらどこまで伸びるんだってくらい,この4ヵ月で成長している。
ついにパンサー尾形さんにご協力いただけることに!
これも粘り強い交渉のおかげ。
今の君らは,そんじょそこらの営業マンより,力強く東京23FCを支えている。
来週には,ついにナオト・インティライミさんの事務所に訪問することも決定!
ナオトさんとミスチルの桜井さんが創った事務所。
ノブトシとユーダイならきっとやってくれる。
最高の成果を仲間たちに持ち帰ってもらいたい。
君らの情熱をぶつければきっと大丈夫さ。

明日西葛西に訪問するユーキとシオリも,情熱をぶつけてきてほしい。
屋台の数をもっと増やしても良いと思う。
ノブトシとユーダイ次第では,バックスタンドもマンパンになり,足りなくなるぜ,お店がさ。
ここまでやるとは正直,思っていなかった。
でも,ここまで来たら,もっとやれる。
もっと凄いことをやり遂げてみせよう!

2015年8月2日日曜日

これから これから

昨晩は体が悲鳴を上げるぐらいまで筋トレ。
精神が下がり気味の時は,体を動かすに限る。
今朝は早朝から2時間,息子とテニス。
何リットル汗かいたか分らん。
その後,2時間畑作業。
死ぬほど汗をかき,昼寝したら,もうあとは前進するだけ。
午後から始めてようやっと残りのレポートの採点を終えた。

さ,明日はサッカークラブチャレンジ講座。
いよいよ9.12が近づいてきた。
学生と一緒に前を向いて頑張りたい。

2015年8月1日土曜日

顔向け

子どもの頃,陰で悪さをすると,良く大人にお天道様が見てるぞ,と言われたものだ。
子ども心ながら,なにやら神様や仏様の怒りが恐ろしく感じたものだ。

曲がりなりにも教育者の末席を汚すようになった今,私を陰に陽に見つめていてくれるのは,お天道様ではなく,10年以上前に亡くなった高校教師だった「伯父の眼」である。
教師としてまっとうな道を歩んでいることができているか,常にその眼を意識してきたはずだった。
だが,やはりまだまだ駄目だ・・・
どうして,子どもたち次第で,自分の努力量を変えてしまおうなんて思ったんだろう。
そんなもん教育でも何でもなかろう。
忙しさとかなんてのは理由にならない。
いつになったら,私はあの眼に真正面から向かいあうことができるのだろう。
今はまだ顔向けできない。
でも,いつか,きっと・・・

3年生夏ゼミ!

第一報告グループは会計情報班。
アンカーの提示方法も多様だよね。
そのタイプごとにモデルを構築するのは面白いと思う。
多母集団の同時分析をしちゃおうか。
高目標値,自己設定度,フィードフォワードによる差異の認知,ダイナミックテンション,モチベーション,譲歩の認知,インタラクションらで構成されるモデルができそうだね。
ちょっと進んだよね。
しかもちょっと面白そう。

第二報告グループは非正規雇用班。
正社員登用制度を軸にしたモデルの「たたき台」のようなものはできました。
制度を過去に利用した人数(ロールモデルでもいいかな),LMX,キャリアパースペクティブ,情緒的コミットメント,キャリア展開モチベーションらで構成されるモデル。
もうちょい,ひとひねりが欲しいかも。
がんばろう。

第三報告グループは健康経営班。
健康経営の測度が欲しいね。
その上で,健康経営度→働きやすさ・働きがい→ワークエンゲイジメントの流れは,面白いかもね。
一番遅れているように感じるかもしれないけど,ここもうひと踏ん張りです。

今,終了!
今日は6時間30分!
二日間で,ゼミ18時間。
お疲れ!