2024年12月8日日曜日

これが最後のチャンス

今年の渡辺ゼミの募集は,変なレピュテーションのため,一次募集と二次募集であまり人数が集まらず,三次募集を実施中。

今晩がエントリーの期限かな。

ということで,渡辺ゼミが求めている人材像について,少し語りたい。

ところで,本日開催されたインター大会の決勝で,渡辺ゼミの3年生の2つのグループが最優秀賞を獲得した。

渡辺ゼミの歴史を塗り替える快挙!!

では,今年の3年生は皆,2年生まで意識高く勉強をしたり,修学上の目標をもって何かに取り組んできた学生ばかりかというと,そんなことない。

むしろ,逆だ。

ナツミはバイトやサークルばかり。

チカコはアイドルの推しに熱中。

ユノは体育会のソフトボール部で練習三昧。

アヤネはサッカー部のマネジャーみたいなのと,Jリーグのクラブのバイトで超多忙。

ユウヤ…が一番意識高い系だったか。

管理会計のグループだって,皆,なにか劣等感をかかえて2年生まで過ごしてきた学生ばかり。

タクマなんて,私のベーシック演習を最後はばっくれたぐらい。

バイトばっか。


でも,皆,学生時代,何も成し遂げられずに終わるのは絶対に嫌だという意思は持っていた。

だから,私はそれを後押ししてあげた。

研究は山登りに似ている。

それも単独行ではなく,グループ登山。

皆,腰の紐でつながりながら,頂を目指す。

山登りだから辛い時も,もう下山したいと思う時も,たくさんある。

しかし,仲間がいる。

そして,皆,てっぺんを,今まで見たことのない風景を見たいという願望を抱いた。

私は決して引っ張ってはあげない。

支え,見守るだけ。

登るのは自分たち。

私が手助けして登っても,達成感はないだろう。


さて,今,ゼミの三次募集に臨もうとしている2年生。

二次募集も落ちて,自分なんてダメな人間だと,ひょっとしたら無能力感に苛まれているかもしれない。

しかし,そんな無能力感や劣等感は吹き飛ばしてほしい。

私もずっと劣等生だった。

家族からも見放されていた。

でも,それを支えてくれる先生がいて,ここまで遠くまで歩いてくることができた。

私は山登りをし続ける学生を決して見放さない。

支え続ける。

高い山の麓で会おう。

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