2024年10月25日金曜日

大事なこと

3年生でインター大会予選に出場した3つのグループのうち1つのグループは決勝に進めなかった。

決勝に進むことは、強豪ぞろいのインターではそれ自体凄いことであり、予選で敗退することは渡辺ゼミでも珍しいことではなかった。

しかし、今年の3年生は、全力で研究に打ち込み、そしてグループの垣根を超えて互いに切磋琢磨し、支えあってきた。

私から見ても、3つのグループ間に研究水準に差があるわけではない。

それなのに、自分たちのグループだけが決勝に進めなかった…

彼ら彼女らの悲嘆はそれは大きかった。

壊れそうになりそうな子もいた。

でも、私は信じていた。

きっと、前を向き、今自分たちにできることに取り組み始めることを。

昨日は、来年のゼミ生の面接試験を実施後、その予選敗退したグループだけとご飯を食べに行った。

色々とたくさんのことを話した。

彼ら彼女らは前を向き始めている。

彼ら彼女らは勝利からは学べない、とても大事なことを学んだ。

いまや、勝者の心中を慮るところにまで至っている。

それでこそ渡辺ゼミのゼミ生だ!!

ユミ!ハヤト!シュンスケ!カナコ!リナ!

私は諸君の苦悩を心から支持する。

君らの心の襞に今回の経験は決して消えずに残るだろう。

そして、時にそれは痛むかもしれない。

しかし、その痛みの分だけ、他の人に優しくなれるだろう。

想いやることができるだろう。

その想いは巡り巡って、必ず何かの時に諸君を助けることになるであろう。

さぁ、笑顔で前を向き、歩を進めよう!!



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