2023年9月1日金曜日

フィナンシェのクラブトークンとは?

8月8日から,中央大学バスケットボールを支援する一般社団法人CHUO BASKETBALL CLUB(以下,CBC)と,同サッカー部を支援する一般社団法人CHUO SOCCER GROUP(以下,CSG)では,2023年8月8日からクラブトークンというデジタルの権利証の販売を,株式会社フィナンシェというプラットフォーム上で行っています。

(トークン購入ページ。サッカー部:https://financie.jp/users/csg/cards,バスケ部:https://financie.jp/users/cbc/cards)


しかし,多くの方から寄せられるのは…で,つまり,クラブトークンって何?

なかなか,その性質が理解してもらえない。

それもやむを得ない。

なので,ここで一度その性質を簡単に説明をしたいと思います。

クラブトークンを購入していただいた方々には,様々な権利が与えられます。

例えば,バスケ部の場合,新しく創ろうとしている同部のロゴを決める権利や,部員たちとのコミュニティに参加する権利等が与えられ,サッカー部の場合,選手が履くシューズのデザインを決定する権利や,部員のトレーニングメニューを考案する権利等が与えられます。

部の意思決定や運営に参画してもらっているともいえるような,それらの権利を行使してもらい,各部の成長を後押ししてもらいます。

そういった後押しを受け,バスケ部やサッカー部が成長し,魅力のあるクラブになり,それぞれを応援してくれる人が増えれば,購入していただいたクラブトークンの価値が上昇します。クラブトークンは,フィナンシェのプラットフォーム上で売却も可能ですので,早くから購入・支援していただいた方には,経済的なメリットも生じますし,それが部の意思決定や運営に参画してもらうためのインセンティブとしても機能するともいえます。

ファンクラブや後援会のメンバーになり会費を定期的に収めている場合も支援をすることはできますが,初期のメンバーと後から入会したメンバーとを比較して,早くから支援していたメンバーにあまりメリットがないのとは,対照的だと言えます。

初期のメンバーが経済的なメリットを得ることができる可能性があるという点では,ゴルフ場の会員権などと似ている部分もあります。

しかし,会員権を有しているからといって,ゴルフ場の意思決定や運営に関与できるわけではありませんし,したがってその経済的価値の向上をゴルフ場の構成員たちと一緒に目指すという動機づけが働くわけでもありません。

意思決定や運営に参画し,ともに経済的価値の向上を目指すという点では,既存の組織形態である株式会社などの経営者や株主とも類似している点があるといえます。

しかし,経営者になれる人は限られていますし,株主となり実質的に当該の組織意思決定に影響を与えるためには多くの資金的な裏付けが必要ですし,そうなるとやはり一部の金持ちの方に限定されることになります。

そして,そういった限られた方たちに,経済的価値向上による恩恵の多くが集中することになります。クラブトークンの場合は,組織というくびきから解放されて広く多くの人々に,トークンの発行主体の意思決定や運営に実質的に参画してもらい,相対的にそれらの方々が体感できるレベルで向上した価値がシェアされることになります。


おっとそろそろ搭乗が始まる。

いざ,これから松山へ!!

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