本年度の会計学科の入学生316名。
そのフレッシュな面々の前で、本日ガイダンスを行ってきた。
会計学科の履修モデルやら履修系統図のこと、資格の取得について話す前に…
授業にでることの大切さを語る。
渡辺ゼミ2期生のHGWR君とのことを引き合いに出して。
彼は私が中大に赴任して2年目のゼミ生。
当時、私は夜間部の担当が多かった。
HGWR君も夜間部の学生だった。
頭を金髪にしておったてて、ドカジャン来て、身長もでかく、ヤ〇キーそのものって風体だった。
でも…私の授業に毎回遅刻もせずに休みもせずに出てくる。
昼間の仕事が終わった後に。
そんな彼が私のゼミに入ってきた。
で、ゼミのコンパの時に彼に聞いた。
「俺の授業に欠席も遅刻もせずに毎回出席し続けたけど、俺の授業は面白かった?」
「先生の授業、確かに面白かったけど、でも俺、全ての授業に出席してるんすよね」
「分かりにくい、眠たくなる授業も多いだろ?そんなのも」
「そんなのも、です。でもね、先生、そんな授業でも、そんな先生でも1年間授業受けていれば、ちょっとは良いこと、言うんすね」
「…その、いつ言うか分からない、良いこと、のために毎回遅刻もせず出席してたわけ?」
「ま、そういうことになるっすかね」
金髪のスーパーサイヤ人みたいな奴のその言葉に、その時、鳥肌がたった。
そして、痛烈に自分の自堕落な大学時代を後悔した。
今の商学部の教育は、私が学生時代より数倍良い授業が行われていると思う。
だから、私のように後悔しないよう、大学の授業には出ろよ!って。
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