本日は, ユースアカデミーのダイレクターであるFrank Schaefer氏からご講演いただいた。
これまで3つのクラブを経験してきた(例えば,バイエルンやレバークーゼン)。
U9からプロのトップチームまですべてのカテゴリーでダイレクターを務めてきた。
日本の槇野選手とも一緒に仕事をしたことがある。
5年前に試合のために日本に行ったことがあり,日本が大好きになった。
■NLZ(ユースアカデミー・センター:プロのチームしか保有できない:単なる下部組織ではない)
厳しい条件をクリアしないとNLZと認めてもらえない。
ドイツで59チームがNLZを保有(1部から4部までで)。
NFLとは,DFBの育成プロジェクトの最高峰。特に優秀な選手が集う場所。プロフェッショナルな環境の下で育成が行われる
現在,選手は210名所属(U9~U23まで),スタッフの数は132名。
ダイレクター1名(U17~23までの担当)。
チーフ2名(U9~16まで担当)。
トレーナー・コーチは45名(12名が正社員)。
フィットネス・トレーナーは14名(2名が正社員)。
NLZのオーガナイズ(移籍,ドライバー管理,選手管理)をしているのが4名。
家庭教師のような教育的スタッフが11名(勉強が遅れている子供のサポート,パートナー学校がいくつかあり,そこと連携)。
ビデオ分析が2名。
バスドライバーが33名。
ユースのスカウトが19名(2名が正社員)。
Q1月謝などは発生するのか?
会費を年に30€を支払うだけで,他にアカデミーの子供からは費用を徴収していない。
Q2なぜバスで送り迎えをするのか?
サービスを充実させて他クラブと差別化するためや,親の負担を低減するため
Q3内訳210名の?定員は?
U 14からは20~24名ぐらい,その下は10~14人ぐらい。
上限はないが,所属選手が試合に十分に参加できる規模を保つ。
選手は基本的にスカウトされて所属する。
NZLはドイツ全体で59しかないが,そのうち11チームが,フォルトナから北に27㌔,西に52㌔,東に28㌔,南に32㌔の範囲内にあり,選手の獲得競争は激しい。
U9からその競争は始まっている。
U14や15で代理人がついて大きな問題も生じつつある。
信頼のあるクラブで,継続的な努力をすることが,成功の近道だと信じている。
現在のフォルトナのNZLの施設は2019年に完成した。
この施設は他クラブのマイルストーンになっている。
NZLの業務は実に多様。
□U8~U11は基礎年代:フォルトナへの想いを深めることが大事。この年代は産まれた月(ドイツは1月から12月で区切られる)が体格を大きく左右するので,その点に対する配慮をスカウティングに対しては大事にする。
□U12~U15の途中までは発展段階
□U15の途中~U19の途中までは結果が求められる段階
□U19の途中~U23まではプロ段階
ここ数年で,NZL出身の11名がフォル
フォルトナのトップチームに所属。
フェイズ1,フェイズ2,フェイズ3,フェイズ4と段階に分けて,フォルトナのプレーとはこういうものだというフィロソフィーを植え付けるようにしている(子供たちにはメタファーを使って説明することも)。
スピード,判断力,深い位置をとっていく,以上を徹底していく。
廣岡氏から,Schaefer氏退出後,OSG(教育サポート)について説明がなされた。
■OSG(U9と10のみ,月謝は安い)
栄養管理,プロジェクト・デー(サッカー以外のことに皆で取り組む,柔道,芸術),トレーニング,バスでの送迎
トレーニングは火木金のみ。
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