2022年11月1日火曜日

プロデュース論6回目!!

本日のプロデュース論の講師は毎日放送の売れっ子プロデューサーの水野雅之氏。

地上波の人間は,そこにとどまらず面白い企画を思いついたら,どこのプラットフォームでもそれを創ってしまおう!という時代。

志望動機「どんなことがやりたいのか?」が大切な時代。

凡人は「何をやりたいのか?」「何になりたいのか}」の答えが…名詞になりがち。

名詞だとものすごい薄っぺらい内容になりがち。

それたの答えは動詞であるべき!

世の中の9割は名詞で考える。

会議は名詞ばっかりが飛び交う。

「プロデューサーになりたい」「ヒット企画のプロデューサーになりたい」これら名詞(たまたまなれることもある)。

「プロデューサーとして検印紙,企画をヒットさせたい」これは動詞(自分が企画をドライブしているという感じが出ている)。


Ⅰ天才はいない!

有名な制作者もフツー。

世に有名なカリスマ・プロデューサーも全然発想は普通な人。

プロデュースが関わる局面は…「総合力が強い人」が勝つ。

ひらめき,街ブラ,読書,人付き合い,ネット情報,映画,失敗の経験…等々

勝った人は,負けた人と比べて,どの程度勝てたのか分かる。

天才だから勝てるということではなく,日々総合力をあげる取り組みをしていることが大事。

「プロデュース」とは,自分の総合力から最適な要素を抽出すること。

脳みその中にあるいくつかの要素を組み合わせることが大事。

プロデュースの総合力とは,①インプットと②容量と③抽出する能力によって決まる。

インプットはアプリのインストールのイメージ,容量と抽出能力はOSのアップグレードのイメージ。

OSの性能を上げることがとても大事。

でもどうやって?

人脈を創ろうとしなくてよい。

では,大学生は何か取り掛かればよいですか?

目の前のことを頑張ってT字型を目指してください。

何か一つを深く深く掘り下げることが大事!

勉強でもよい,スポーツでもよい。

何かを深める(すごい色々と知っているよね,すごいスキルを持っているよね)と,周りから人が寄ってくるようになる。

その結果,プロデュースにおいて…「知り合い」×「知り合い」を組み合わせることができる。


Ⅱ良い企画とは?

「プロはモノや技術を変える。一流は制度を変える。超一流は価値観を変える。by 林修」

メジャーリーグの大谷は制度を変えたが,野茂英雄は価値観を変えた。

超一流の企画は価値観を変える。

価値観を変えた企画「トリビアの泉」

最初に結論を述べた初めての企画。

それまではできるだけ引っ張って最後に結論を述べていた。

今では最初に結論を言わないと,視聴者がついてこないようになった。

結論は最初に言うべきものと,価値観を変えた。

その他に…

「あなたの番です」

良い企画であれば,通常3000ツイートを超えればばずったことになるが(ジャニーズを使えば大丈夫的な発想),100万ツイートまでいく。

「有吉の壁」

19時台でもお笑いで成功する!


Ⅲ企画はゼロから考えなくてもいい。

プレバト!!は…「ダウンタウン浜田」×「知のビフォーアフター」

広告にも掛け合わせの型がある。

RIZAPは…「結果」×「コミットする」両者は本来は相矛盾するもの

ニュースZERO…辻愛紗子,大学時代にバズル広告を創っていた。掛け合わせて創っていた。デジタルネイティブの若者は規則性がないものを掛け合わせることができる。

企画は3つを掛け合わせたら特色が出てくる。

アメートーク…芸人×ひな壇×くくりトーク

ポツンと一軒家…Googleアース×過疎地の一軒家×生活の覗き見

チコちゃんに叱られる…雑学×知らないと恥×5歳の女の子

初耳学…雑学×知らないと恥×林修

企画とは…素数×素数×素数

素数とは1とその数でしか割れない数。

人間の基本的な欲求を満たすもの,人間が面白いと思うものをかけ合わせればよい。


Ⅳコンテンツの強さは?

プレバト!!は全番組で最も出演者が頑張る時間が多い。

出演者にとって,この番組で本気を出すことで自分を高めることができるというプラスアルファがあるから。

なるべく多くの出演者ができるだけ本気になってくれるようにするのが,プロデューサーの大事な仕事!!

ちょっと前まではプロデューサー本人が誰よりも頑張ればよいと思っていた。

しかし,やっても24時間。

他の出演者にも時間をかけてもらえば,もっと番組は強くなる。


No.1以外は類似コンテンツに成り下がる。

何かに似ているといわれた段階で,番組はもう見てもらえない。

①できる,やりたい

②できる,やりたくない

③できない,やりたくない

④できない,やりたい

①ができるばかりではない。

その場合…②に飛び込んでみるとよい。

②で成功すると達成感があったりする。実はやりたい,やりたくないっていう気持ちはフワフワしたもの。

②からだんだん①に近づいていく。

④をやろうとすると,できないので達成感が得られなさすぎるし,周りもついてこない。

自分でできる企画でNo.1を目指す!!



0 件のコメント:

コメントを投稿