2022年7月4日月曜日

星新一の書物

『きまぐれ星のメモ』という書物がある。

その一節。


無から有をうみだすインスピレーションなど、そうつごうよく簡単にわいてくるわけがない。

メモの山をひっかきまわし、腕組みをして歩きまわり、溜息をつき、無為に過ぎてゆく時間を気にし、焼き直しの誘惑と戦い、思いつきをいくつかメモし、そのいずれにも不満を感じ、コーヒーを飲み、自己の才能がつきたらしいと絶望し、目薬をさし、石けんで手を洗い、またメモを読み返す。

けっして気力をゆるめてはならない。


論文を書いているとき,こういった状態になることが多い。

分かるなぁ。

気力をゆるめてはならない。

まさに,これ。

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