Project Based Learning(PBL)型の授業において,もっとも重要な心理的な概念は,効力感だと認識している。
簡単に言えば,「自分はやればできる」という信念である。
これを促進するためには,随伴的経験が最も重要だと言われている。
簡単に言えば,自分がしたことが,したことの程度に応じて,環境を変えることができたという経験のこと。
この経験により,そののちの活動においても,自分は成功できるかもと思える。
教育に限らず,実は企業においても,この効力感の促進が実は何よりも大事。
自分たちがそれなりの努力を傾注して,それに対して現実の社会が会社が動いてくれた時の学生の表情。
それはそれはイキイキとしている。
効力感を促進するためには,代理体験(自分と同じくらいのレベルの人間が成功している姿を観察すること)や言語的説得(他者から君ならできる伝えられること)等も,それなりに有効だが,やはり何よりも重要なのは「随伴的経験」。
これができる環境を与えるのが,教師の役割。
舞台装置を整えること。
これである。
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