2021年7月15日木曜日

Jリーグビジネス論Ⅰの最終回

 現在,最終回が進行中。

ご登壇いただいているのは,Jリーグのチェアマンの村井満氏。

コロナ禍のなかで非常に難しいかじ取りをなさっておられる。

とても参考になる。

「ぶれない判断軸」

プライオリティをJリーグの理念から決定。

①国民の健康を第一に考える。

②スポーツ文化を守り抜く。

③ファン,サポーターと共に。


「窮すればFactを掘る」

マスク着用率を把握(試合中,平均95.2%,ハーフタイム,平均85.6%)

コンコース等の人間の位置および入場者間の平均距離

観客席の非意図的な歓声などを把握(集音マイクを設置,一斉に歓声をあげる頻度は平均4.8%)

密の程度の評価(400~500ppmで密な状況は確認されず)

換気の必要性情報の提供(個室,トイレ等にリアルタイムCo2計を設置)

直帰率(モバイル空間統計,54.8~67%)

試合後の飲食率(アンケート,家族以外と外食した割合は6~8%)

対策効果のリスク評価の結果,感染リスクを94%削減!


「窮すれば通ず」

5/22 専門家からスポーツ選手にもPCR検査の実施が望ましい。

5/27 リクルート時代の知り合いからPCR検査をサポートできるという連絡あり。


「三方よし」

ダゾーンと再契約

これまで2017年から10年間でミニマム2100億円

しかし2019と2020で急激に新規加入者落ち込む

そこで再契約…年間の入金額を減らしていいから契約期間を延ばしてほしいと交渉

12年総額2239億円へ!

2024年以降,アップサイドがあれば新たなレベニューシェアも!


サッカーはミスのスポーツ。

ミスをしても前を向き,闘っていくのがサッカー。

村井さんが好きな本「セレンディップと3人の王子様」

なりわい文化論 PDMCA

半径10m(職場を辞める理由は半径10m以内にある!)

スポーツの価値,スポーツの語源はデポルターレ。港を出るという意味。

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