松下幸之助翁の名言は,定期的に想いだし,自己の行動に活かしている。
「熱意がものを生み出す」
私はもういままですいぶん人にも働いてもらっていますが,なるほど偉い人,というとおかしいが,本当に間に合う人というものは熱心ですな,熱意のある人ですな。
まあ早く言えば,この2階に上がりたいと,こういうときに,なんとかして2階に上がりたいという熱意のある人は,これは考えますよ,ハシゴを考えますよ,実際は。
この2階へ上がりたいなということが非常にもう熱烈やと,「どないして上がるか」と,こうなるんですな。
するとハシゴというようなものを考えるやろうと私思うんですよ。
「この2階に上がってみたいなぁ」ではハシゴは考えられませんわ。
「なんとしてもこの2階へ上がる。おれの唯一の目的はこの2階に上がることだ」というような熱意があれば,私はハシゴを考えると思うんですよね。
その人が,非常に才能がすぐれているからハシゴを考えるという場合もありましょうけれど,もう「あまり2階に上がりたくないんや,まぁ上がってもいいけども,上がりたくないんや」というのやったら,これはなんぼ賢こうてもハシゴを考えるところまでいきませんわ。
私はそう思うんですよ。
だから,やってみたいという熱意ですね。
仕事の上に熱意がなかったらもうお豆腐みたいなものですな,人間は。
熱意があれば才能といいますか習った知識といいますか,そういうものがぐんぐんと生きてきますよ。
だからみなさんが仕事にあたって,熱意がなければいかんですね。
熱意さえあれば,皆さんは,どうしたらいいか,こうしたらいいかということは,もう自分で考えつくと,私思うんです。
そして多くの人から信頼される。
どうぞひとつよろしくお願いいたします。
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