これは面白い。
Do Evaluations Rise With Experience?
https://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/0956797617744517
逐次評価(Sequential evaluation)は,すべての評価対象に対して評価者と判断基準が安定しているため,公正な評価の基準となると考えられている。
例えば,評価対象がダンス競技者の場合,審査員が標準的な基準で評価することになっているが,20シーズンを経て評価は一貫して行われていただろうか?
評価対象が学生の場合は,大学教授が評価者だが,10年間同じ授業を担当したとして,評価はどうだったか?
評価対象が短編小説の場合,審査員が評価するわけだが,2週間かけて毎日評価した場合,そこに違いがあったか?
分析の結果,評価の順番が後になるほど,よりポジティブな評価になっていった。
意思決定のプロセスに慣れてくると,そのプロセスをより流暢に感じられるようになる。
このメタ認知的な経験は,問題となっている領域に特有のポジティブな反応の可能性を高める。
これは新しい認知バイアスの存在の発見だなぁ。
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