2021年3月13日土曜日

マインドフルネス

 今日は書類作りで朝から大学。

だいぶ捗ったかな。

午後に2時間ほど,産業組織心理学会の研究会に参加。

テーマはマインドフルネス。

とても面白かった。

人間の苦しみの根源とは?

人間は無意識のうちに死や脅威を畏れ,意識的に社会の現象は首尾一貫しており,思い通りになると思い込むようになる。

例えば,家から外に出る時に,外界はコントロールできないことにまみれていると思ったら,怖くてとても外に出られない。

また,今普通の状態なら,これが首尾一貫として続くと意識的に思いこむ。

もし外出したら雷に打たれるかもと思ったら,外になど出られない。

こういった自己観/価値観が苦しみや不満足の源泉となる。

自然の摂理は,言うまでもなく無常つまり変化し続けるし,無我つまり思い通りにならない,というものだ。

例えば,体のどこかが痛いとする。

思いどおりになると思っていたら,が思い通りに実際にはならないのだから,イライラするし,不満がたまる。

つまりややもすると自然に身につけてしまう自己観と,実際の自然の摂理の間の乖離が苦しみを産むということ。

うむ,なるほど。

無常と無我を受け容れる,ということか。

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